皆さんこんにちは。「保育」「横浜」と言えば最近はタイムリーな話題で持ちきりな
横浜支店の笹岡です。

このところ安部首相の掲げるアベノミクス成長戦略のひとつとして保育に関するニュースが連日テレビ、ネットなどで取り上げられていますね。
ニュースにもなっていましたが先日、安部首相も横浜市内の保育所に視察に来ていました。

なぜ横浜の保育所に？というと、
この成長戦略の中に「待機児童解消加速化プラン」というものがあります。
これは、主に待機児童数全国ワーストナンバーワンで呼び声高い横浜市の待機児童数をわずか3年でゼロにした横浜市の取り組みを全国的に広げようというものです。

ではこの、いわゆる横浜方式と呼ばれる「待機児童解消加速化プラン」
具体的に横浜市は何をしたのでしょうか？？

ニュースなどでも出てきますが、今回は横浜市で保育に携わる仕事をさせてもらっているものとして直接、横浜市こども青少年局にてお話を伺ってきました！
（※あくまでも、お話を聴いた上での個人的な見解も含まれていますので、ご批判等はご容赦ください・・。）


「待機児童数を減らす」素人考えでパッと思いつくのは、
・新しく保育所を増やせばいい！
・今ある保育所でもっと預かってもらえばいい！
こんな感じですよね。なにも知らなければ私もそう思うと思います。

そんな疑問にお答え頂いたのは保育運営担当課の本間氏。

まず始めに、横浜に必要だったのはただ単に増やす訳ではなく、その地域のニーズにあった保育所の開設が不可欠だったとの事。

横浜市内で待機児童が多いような場所だと、土地の問題もありなかなか大規模な保育園の開園は難しく、いろいろな預け方のパターン、場所に応じた開設が必要だったため、
結果的に横浜ではより多くのニーズに答えるには小規模保育所の開設が多くなったと言うわけです。幼稚園での預かり保育を拡充させたのもその施策の一つだったというわけですね。

確かに、小さくても色々な預かり方や、場所を選べれば預けるお母さん達にはより自分にあったいい場所を選べますもんね。当たり前の事ですが納得です。


そしてその数を増やす取り組みの為に、保育所に適した場所が見つからない、あるいは保育所を運営する団体や保育士が確保できない、といった苦労も多かったそう。こういった課題を克服するため、土地の所有者と保育運営事業者のマッチング事業や保育士さんの確保のための就職、復職セミナーなどを行ったそうです。

この就職・復職セミナーはアスカも毎回チラシ配りなどで参加させてもらいましたが、
横浜市では24年度に計6回開催してブランクがある保育士さんなどに向けに就職説明会、就労支援講座を行い、85名の保育士さんが就職・復職されたそうです。

求職中や復職を目指している保育士さんにも、市で積極的にやってくれるとありがたいですよね。日頃から保育士さんの求人を出している我々から見てもこれは凄い数です！


一方では、色々な形での預け先が増えてどんなところに預けたらいいのか？
そんな疑問やミスマッチを解消するためにそれぞれのニーズや状況に最も合った保育サービスの情報提供をしてくれる「保育コンシェルジュ」これも面白い取り組みです。


つまりは、受け入れをする園の新設や幼稚園の預かり保育や一時保育などの多様な保育サービスを拡充するいわゆるハード面の取り組みと、保育コンシェルジュの様なそれを使うためのソフト面のサービスの拡充した取り組みがうまく一体となって現在の状況を作り上げたとの事でした。

同じ神奈川県内でもまだ待機児童が多い近隣の地域や、その他の自治体についても同じような取り組みを目指していこうという自治体については、可能であれば互いに連携して
今後も保育士さんの確保や待機児童の解消に取り組んでいけるのが理想的だとも語っていただきました。

待機児童が解消した反面、保育所としての質の問題や、依然として続く保育士の確保・定着の問題などが不安視されている面も忘れてはいけません。
我々も、横浜でお仕事する以上、少しでも保育士さん、働くお母さんのためにも
どんどんお仕事のご紹介をせねばと改めて考えさせられました。

年度の途中ではありますが、派遣社員の求人や正職員の求人などもまだまだ沢山ありますので、保育士のお仕事をお探しの方はアスカへお任せください！



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