株式会社こどもの森のイイところ聞いてきました‼～保育士採用編～

子どもをしっかりと保育して保護者の方に安心で安全に思ってもらいお預かりすることが一番大事だと思っています。“自分の子どもを本当に入れたい園にしたい”ということですね

転職2回目、3回目の方も何人もいます。幾つか経験してやり方が人によっては分からなくなってしまったり、自分の本質的なところに目が向けられていなかったりするケースがあるので、転職回数は少ないほうがいいケースもあります。
技術や経験、能力よりも一番大事にしたいのは素直に感じ、一緒に子育てをしていく考え方や自分の子どもを入れたい園ということを本当に理解してくれる方です

他業種に関しては、保育関係の仕事と全く違うところの大変さや、人間関係の難しさなどの経験を活かして、保育園で他の保育にどっぷりと漬かっていないほうが、いろいろな柔軟性を持って受け止めていただける可能性もあると思っているので、大歓迎してます。
10年、15年、他の業種でやっていてうちで活躍している方、例えば園長先生になった方や主任になっている方もいます。

うちは性格によって合う合わないよりは、法人に入ったときに合わせようと思っていただければ、基本的には合っていくと思います。一番大事にしたいのは、転職をしてくると、前の園で少し嫌な経験をしたり、考え方が合わないなど、お話をして出てきます。受け止められることがとても大事で、スキルや経験などであまり判断はしたくないと考えています。

同じ園でうまくいかず続かなくても勤務可能な園に勤務するという選択肢もあります。家から近い所で幾つか、沿線でどこかしら合う所があると思います。やはり合わないとなったときに、私なども面談しますが、その人がどういうところに合わなかったなど、そういう話を聞いた上で次の異動先を決めるので、1回異動するとその後ずっと長く続くケースもあります。

ここ最近だと退職率の平均が、首都圏だけでも2.5割～3割くらいというお話を、学校の先生からも人材紹介会社からもよく聞きます。昔は、10年近く前まではうちも2.5割～3割近い退職を出していましたが、年々減っていて今では退職率1割です。ここ数年は1割未満と、だいぶ定着は進んでいると思います。やはり相性や、あとは人によってはそこの園にどうしても合わない方もいます。それは辞めてしまうとその方の経験として残念ですので、異動を促したりなどもしているのが一つの要因と考えています。

自分がこのまま続けていいのか？自分はどこに向かっているのか？保育を見失ってしまって、お金ばかりが見えてしまったり、待遇面ばかりが気になってしまったりする方は多いようです。しかし原点に返ると就職するタイミングではほとんどの保育士さんは“子どもが好き”で保育を通して社会貢献したくてなどが第一歩のスタートだったはずなのです。

辞めたいと思う人は、保育の先行きというか、仕事が、この先ここでしていてもあまり意味がないのではないか、あとお給料に関しても、同じ時間を過ごすのであれば少しでも高いほうがいいなど、そのように考えがちなのです。ですが、新卒の方々で最初に就職するとき最初に考えているのはそこではないはずです。

すれていってしまうと言うとあれですが、保育に対する想いに目が向かなくなって、同じ時間働くならば、家からもっと近くて自分の時間をより大切にとなったりします。もちろんそれが悪いわけではないのです。しかしそちらばかりにいってしまうと、もともとの仕事の楽しさなどを感じるのが難しくなってしまうともったいないと思います。お金だけを選ぶなら、全く他の仕事のほうがいいケースももしかしたらあるかもしれないのです。

保育施設の面では、子どもがワクワクして、毎日遊びに来たいと思えるような保育園は、うちの代表が特に考えて実践しているところではあります。職員さんたちのモチベーションにもつながっていると思います。

保護者の方々にも喜んでくれますし、保護者の方が、ここの保育園へ預けて良かったという満足度が高まると、それは職員さんたちも肌で感じるので、より一層、もっと頑張ろうかと、いいサイクルになっていきます。

1人は8年間うちの会社で勤めていて、私も面談し「他の業界へ行きたい」と言っていました。他の業界は大変だという話をして結局、去年1年間は子ども関係のアパレルの仕事に行きました。しかし、4カ月くらいしたときに、私もよく知っている職員でしたが、もともといた園の園長に声が掛かって「思っていたのとやっぱり違う」ということでした。子ども服を扱う会社だから子どもとも関わるのですが「もっと関われると思っていた」という話でした。保育園では運動会、発表会など、感動があったのにという職員もいました。

本人は、保育士だったときのほうが心が燃えていたようで、3～4カ月した頃に「ちょっとやっぱり戻ってきたくて」と話がありました。ですが、急に辞めたら相手も困るから年度いっぱいすればという話で、お食事に行って一緒に話しました。そしてやはり戻ってきたいという感じだったので、年度いっぱい経ち、戻って今、園長をしています。

産休・育休取得率はもう100パーセント取ってもらっています。復帰ということで毎年20～30人ぐらいは戻ってきてくれます。年度の途中で戻ってくるケースもありますし、4月1日に戻ってくるケースもあります。

手遊びの研修、あとは実技的な、紙芝居の読み聞かせ、運動会や発表会の研修、あとはメンタル的なカウンセリングに近い研修などもしています。人間関係はとても大事なので、考え方の研修をしたり、七つの習慣といって、よくビジネスマンが受けたりする研修ですが、考え方なので、保育士さんたちも全く無駄ではなく、むしろとても有用的で、職員同士の関わりはもちろんですし、保護者の相談業務でもかなり役立つような、そのような研修をしています。
あとは福岡に行ったり、鹿児島に行ったり、地域の評判園で研修を受けさせたり、あとは海外研修で、ドイツが一番多いです。教育委員会さんと提携を結んでいて、現地の保育園、幼稚園を見てという研修です。あとはフィンランドへ行ったり、オーストラリアへ行ったり、アメリカへ行ったり、ニュージーランドへ行ったり、いろいろな地域の海外研修に行きます。5日間ぐらい行きますが、半分は学ぶための研修、現地の視察メインですが、夜と、もう半分は自由時間です

本当に保育の仕事はとてもすてきな仕事です。転職すると最初どうしてもウッとなってしまうと思いますが、それぞれの良さが本当に感じられるまでは少し耐えてみるのもとても大事です。それから、本当に新しい就職先のことをしっかりと学んでいただいたり、体験していただいたり、じっくりと考えて選んでいただくのがとても大事ではないかと思っています。
あまり転々としないように！転々とするたびにつらい思いをしています。何より多分ご自身が一番つらいと思うので、そこはしっかりと相談できる所に相談してください。アスカさんなど紹介会社さんでも、しっかりと聞いてくれる所、よく分かっている所など。就職へは焦らず、早ければいいわけではないというところは考えていただきたいと思っています。本当に楽しみながら、この仕事を自分の人生の一番大きなポイントとして据えてほしいと思います。頑張っていただきたいと思います。