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食物アレルギー急激な重症化に注意【保育士ニュース】

2013年02月25日

1月29日(火)11時56分配信 |読売新聞(ヨミドクター) - Y!ニュース

 昨年12月に東京都調布市の小学校で5年生の児童(11)が給食を食べた後に亡くなった問題で、食物アレルギーの深刻さが改めて注目された。緊急時の注射薬の使用をめぐって学校現場には戸惑いもある。教職員や周囲の大人もアナフィラキシーへの対処法を知っておきたい。

■緊急用注射薬 取り扱いに差

 「アナフィラキシーはいずれの学校でも起こりうる。事故を繰り返さないために、特別なことと思わず、日頃から学校全体で準備してほしい」

 文部科学省と厚生労働省が合同で今月11日に東京都内で開いた「アレルギー疾患に対する普及啓発講習会」。集まった教職員や保育関係者を前に、両省の担当官らが再発防止を強く呼びかけた。

 食物アレルギーを持つ子どもは珍しくない。文科省が2004~05年に児童生徒約1280万人に行った調査では、食物アレルギーを持つ割合は2・6%だった。

 このため、文科省が監修して08年に「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」がまとめられた。子どものアレルギーの情報を教職員全員で共有し、緊急時には、ショック症状を和らげる自己注射薬(商品名「エピペン」)を、児童・生徒に代わって教職員が使用するなどの対応策を促している。

 学校給食に関する著書がある東京農大学術研究員の牧下圭貴さんは「教育現場ではアレルギー対応について問題意識がやっと高まってきたところ。自治体や学校によって対応に差がある」と話す。

 特に問題なのがエピペンの取り扱いだ。文科省が10年に全国の教育委員会などに聞き取り調査をしたところ、教職員向けにエピペンの講習会を実施しているのは47都道府県のうち37にとどまった。

 教職員からは「注射をするのは怖い」という声があり、文科省は09年7月には、教職員が緊急時にエピペンを使用するのは「医師法違反にならない」と全国の都道府県教委などに通知している。しかし、依然として、「どう使っていいのかわからない」「負担になる」など戸惑う声が根強いという。

 学校での取り組みを広げるため、NPO法人「アレルギーを考える母の会」(横浜市)では、09年から神奈川県と連携し、小児アレルギーの専門医を講師に、学校でのエピペンの使い方などの研修を実施している。これまでに教職員ら3460人が参加した。

 同会代表の園部まり子さんは「自己注射薬は命を守る道具だということが、現場の先生や管理職に伝わっていない」と話す。アナフィラキシーの症状は瞬く間に進むため、救急車の到着を待っていると治療が手遅れになる可能性があることなどを専門医が具体的に説明し、自己注射薬の必要性を理解してもらっているという。

 園部さんは、「エピペンがどこに置いてあるかなどは、みんなが知っておく必要があるのに、養護教諭任せにするなど、危機感が薄い学校も多い。いざという時の備えは十分ではない」と話す。

 地域の消防との連携も欠かせない。千葉市や大阪府大阪狭山市では、エピペンを処方されている児童・生徒について、保護者の同意を得て、地域の消防機関とも子どもの情報を共有し、緊急時には迅速に対応できる救急搬送システムを作っている。

 全国養護教諭サークル協議会の舟見久子さんは、「子どもの命を守るために、日頃から二重、三重のチェックをし、緊急時に誰もが対応できるよう情報共有することが欠かせない」と話す。

■目を離さず 周囲に応援頼む

 アナフィラキシーを起こすと、命に関わる場合もある。患者や家族だけでなく、周囲も正しく理解して、適切な対処法を身に着けておきたい。

 Q 食物アレルギーでは、どんな症状が表れるのか。

 A 昭和大学医学部小児科講師の今井孝成さんが学校給食で食物アレルギーを起こした637例を調べたところ、皮膚症状が一番多く68%、粘膜症状42%、呼吸器症状30%、消化器症状11%、ショック症状が7%だった。

 Q 症状を起こさないための注意点は。

 A 祖父母らが「少量なら大丈夫」「食べられないのはかわいそう」などと、孫に原因食材を食べさせ、起こることがある。少量でも厳禁だ。原因食材を食べないだけでなく、接触にも注意したい。牛乳アレルギーの子どもが牛乳パックを使った工作で発症したケースもある。

 Q アナフィラキシーへの対応は、どうすればいいか。

 A 食物アレルギーを持つ子を預かる時は、事前に緊急連絡先や注意点を聞くなど、事故への備えをしておきたい。

 万が一、症状=表=が複数出てきたら、子どもの状態を見つつ、保護者や主治医などに連絡を取ること。アナフィラキシーは、様々な症状が出る。瞬く間に悪化することが多いので「そのうち落ち着くだろう」などと考えて一人で休ませておくと、手遅れになる可能性がある。子どもから決して目を離さず、すぐ周りに応援を頼むこと。

 「今まで症状が表れた経験がない子が急にアナフィラキシーを起こす可能性もあり、表のような症状が出たら注意してほしい」と今井さんは話す。

 Q エピペンはいつどう使うのか。

 A エピペンは、ショック症状を抑えるための注射薬。表の重症の症状などに当てはまる場合に、携帯用ケースから取り出して、太ももに打つ。効き目はすぐに表れるが10~15分しか持続しないので、すぐ救急車を呼ぶことも必要だ。

 厚生労働省は、エピペンの使い方などの対応をインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信している。(大森亜紀、月野美帆子)

アナフィラキシー:食物や薬物、ハチ毒などが原因で起こるアレルギー反応。皮膚や呼吸器など全身の様々な臓器に症状が表れ、急速に悪化するのが特徴。血圧が低下してショック症状(アナフィラキシーショック)を引き起こす場合があり、命を落とすこともある。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130129-00000303-yomidr-soci

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