アスカお仕事情報

保育の現場インタビュー

「こどもを安全にお返しすること」が大切

2011年07月16日

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前橋市にある 前橋東保育園 園長先生にお話を伺いました。
園児数は90名定員の103名。駅や官公庁・大病院などの近くにある、市街地の保育園です。





すぐお隣の天王寺さんの寺子屋がもともとの始まりとのこと。

明治時代(!)から、長年地域の子ども達とかかわっていらっしゃったそうです。

その後、昭和18年に託児所を開設、昭和27年に保育園として開園されました。

現在は保育士2名が勤務されています。





保育目標

保育に欠ける乳幼児に、過程に代わる安定し充実した生活の場を与え、健全で調和のとれた豊かな人間性を持った子供を育成するために、

年齢・発達段階に応じた適切な保育を行い、児童福祉の増進を図る。 





「『体験こそ無言の教育』をテーマに、健康・環境・言葉・表現・人間関係など

保育方針にそった内容をバランスよく組み合わせ、おこさんの個性や発達、心の育ちを大切に受け止め、一人ひとりに寄り添う、細やかな対応を心がけています」







●保育園の運営にあたって大事にされていることを教えてください

なによりも「こどもを安全にお返しすること」を考えています。

今回の震災で見直されていると思いますが、以前から安全対策には重点を置いていました。

避難訓練や防犯訓練、交通安全講習やAED操作などなど、毎月プログラムを組んでいます。

何が起きても対応できるように、いざというときに素早い対応ができるように、子供の安全を守るためには日頃の取り組みが重要です。







●市街地の中の園ということでの工夫やご苦労などはありますか?

交通量が多く、敷地も広くはないので、駐車場の確保や交通安全教育などは色々工夫しています。

働くお母さんが利用しやすい地域の園なので、延長保育や休日保育は早い時期から対応してきました。

最近になって人数が増えてきた印象です。







●アスカでもスタッフ教育に力をいれたセミナーなどに取り組んでいます。 保育士の育成についてアドバイスをお願いします。

新卒の職員はだいたい毎年2~3名入ってきます。

園の方針を理解してもらうまでの時間で考えると「育成には数年かかる」と考えています。

前橋東保育園ではなによりも最初に、社会人としてのマナーを身に着けてもらいます。

保育士が子供に与える影響力はとても大きいので、身だしなみから本人の食生活など、保育以外の基本的な社会人教育が大切なんです。

こどもに食の大切さを伝えるために、まず先生が食事の大切さを楽しんで理解できれば、それは自然と子供たちに伝わっていくものです。そのための研修にも力を入れていますし、時間をかけて取り組むことだと考えています。







お忙しい中ご協力ありがとうございました。

アスカグループでも、保育士さんのスキルアップはもちろん、基本的な社会人としてのマナーが身につく講習会など、もっと積極的に取り入れたいです。



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ちょうどお昼寝の時間におじゃましてしまいました

先生達は翌日のイベント準備中です



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これは3月の原発事故の後に導入した浄水型ウォーターサーバーです

99.9㌫の放射性物質をカットする優れものだそうです





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このAEDは子ども用と大人用が入っています。全員が操作できるように研修もたくさん行われています。