前橋市にある 前橋東保育園 園長先生にお話を伺いました。
園児数は90名定員の103名。駅や官公庁・大病院などの近くにある、市街地の保育園です。
すぐお隣の天王寺さんの寺子屋がもともとの始まりとのこと。
明治時代(!)から、長年地域の子ども達とかかわっていらっしゃったそうです。
その後、昭和18年に託児所を開設、昭和27年に保育園として開園されました。
現在は保育士2名が勤務されています。
保育目標
保育に欠ける乳幼児に、過程に代わる安定し充実した生活の場を与え、健全で調和のとれた豊かな人間性を持った子供を育成するために、
年齢・発達段階に応じた適切な保育を行い、児童福祉の増進を図る。
「『体験こそ無言の教育』をテーマに、健康・環境・言葉・表現・人間関係など
保育方針にそった内容をバランスよく組み合わせ、おこさんの個性や発達、心の育ちを大切に受け止め、一人ひとりに寄り添う、細やかな対応を心がけています」
●保育園の運営にあたって大事にされていることを教えてください
なによりも「こどもを安全にお返しすること」を考えています。
今回の震災で見直されていると思いますが、以前から安全対策には重点を置いていました。
避難訓練や防犯訓練、交通安全講習やAED操作などなど、毎月プログラムを組んでいます。
何が起きても対応できるように、いざというときに素早い対応ができるように、子供の安全を守るためには日頃の取り組みが重要です。
●市街地の中の園ということでの工夫やご苦労などはありますか?
交通量が多く、敷地も広くはないので、駐車場の確保や交通安全教育などは色々工夫しています。
働くお母さんが利用しやすい地域の園なので、延長保育や休日保育は早い時期から対応してきました。
最近になって人数が増えてきた印象です。
●アスカでもスタッフ教育に力をいれたセミナーなどに取り組んでいます。 保育士の育成についてアドバイスをお願いします。
新卒の職員はだいたい毎年2~3名入ってきます。
園の方針を理解してもらうまでの時間で考えると「育成には数年かかる」と考えています。
前橋東保育園ではなによりも最初に、社会人としてのマナーを身に着けてもらいます。
保育士が子供に与える影響力はとても大きいので、身だしなみから本人の食生活など、保育以外の基本的な社会人教育が大切なんです。
こどもに食の大切さを伝えるために、まず先生が食事の大切さを楽しんで理解できれば、それは自然と子供たちに伝わっていくものです。そのための研修にも力を入れていますし、時間をかけて取り組むことだと考えています。
お忙しい中ご協力ありがとうございました。
アスカグループでも、保育士さんのスキルアップはもちろん、基本的な社会人としてのマナーが身につく講習会など、もっと積極的に取り入れたいです。
ちょうどお昼寝の時間におじゃましてしまいました
先生達は翌日のイベント準備中です
これは3月の原発事故の後に導入した浄水型ウォーターサーバーです
99.9㌫の放射性物質をカットする優れものだそうです
このAEDは子ども用と大人用が入っています。全員が操作できるように研修もたくさん行われています。