保育ニュース
「保育士の確保に向けた総合的取組」の公表
平成25年10月15日|厚生労働省
厚生労働省は「保育を支える保育士の確保に向けた総合的取組」を公表しました。その中で平成27年度から施行される「認定こども園制度」へのスムーズな移行を目的とした「幼稚園教諭免許状をお持ちの方の保育士資格取得特例」も公表されました。「認定こども園制度」では「保育教諭」が働くことになりますが、「保育教諭」には「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方必要になります。 法律の施行後5年間はいずれかの資格のみで「保育教諭」として働くことができますが、この間に足りない資格を取得しなければなりません。今回の特例ではこの中で「幼稚園教諭免許状」だけを持っていて実務経験が有る方を対象としています。
経過措置期間中は、幼稚園教諭免許状を有し幼稚園等において一定の実務経験を有する者を対象として、保育士資格の取得に必要な単位数等の特例が設けられます。
ハローワークによる「保育士マッチング強化プロジェクト」と合わせて、平成26年度に予測されている大量の保育士不足への対策・認定こども園への移行・待機児童問題の解消をすすめる事を目的としています。
■「保育を支える保育士の確保に向けた総合的取組」の公表
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11907000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Hoikuka/0000026218.pdf
■保育士資格はあるが、幼稚園教諭免許状はない方向けには、文部科学省から以下のような特例が公表されています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/1339596.htm