保育ニュース
認可保育所:入所不承諾、母ら異議 さいたま市に申し立てへ /埼玉 【求人ニュース】
2013年04月17日
2013年03月20日 |毎日新聞 地方版
認可保育所に子供を預けられなかった母親らが、さいたま市に対し、行政不服審査法に基づく異議申し立ての準備を進めている。待機児童問題を巡っては、東京都杉並区などで異議申し立てが相次いでおり、今回準備を進めている母親らは認可保育所の増設も併せて要望する考えだ。
19日に市内で行われた話し合いには、4月からの入所を申し込み、1次不承諾の通知を受けた母親ら6人が集まり、「朝早い時間に子供を預けられる保育所がなく仕事を辞めた」などと、切実な声が相次いだ。
4月から1歳の長男を預けて会社に復帰する予定のさいたま市緑区、阿部一美さん(34)は数日前に急きょ承諾をもらえたが、「他にも困っているお母さんがいる」と、認可保育所の増設を一緒に要望する。
長女美月ちゃんは11年に市の認可外保育所で昼寝中に死亡した。当時1歳7カ月で、認可保育所への入所許可通知をもらった5日後だった。阿部さんは「安心して子供を預けられる保育施設を増やしてほしい」と訴える。
市は10〜13年度に認可保育所定員を2480人増やしたが、入所希望者も増加。今年2月には申し込んだ5052人のうち1673人が1次不承諾となった。【西田真季子】
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20130320ddlk11040211000c.html