疲れない子どものあやし方教えます!子育てママに話題!おしゃれなララコチェア!!

赤ちゃんをあやす椅子があったら便利だと思いませんか?

そんな便利でユニークなおしゃれな椅子があるんです。
その名も”ララコチェア”開発者に魅力を聞いてみました。


株式会社 AH Products 代表取締役 原田 暁 さん

ララコチェア誕生のアイディアは子育て中に

寝かしつけのアイディアから生まれました

[記者]よろしくお願いいたします。まず、AH Productsの設立や経緯など、会社概要を教えてください。

[原田さん]もともと私は別の会社をしていましたが、自分の子どもが生まれてから、子どもをあやすのが非常に大変でしたので、何か良いアイデアはないかと思い、いろいろ試しました。そこで、バスに乗っている際に子どもが寝るということから、バスの揺れを採用した商品を作ろうと思い立ち、新たにこのAH Productsという会社を設立しました。

[記者] 今は何年目ですか。

[原田さん] 2013年からなので、6年くらいです。ララコチェア開発には、5年かかりました 。

開発会議の様子

[記者] では、販売は去年くらいからですか。

[原田さん] やっと発売できたのが2、3年くらい前です。

[記者] 具体的な販売物としては、このLaLaCoチェアが主要な製品ということでいいですか。

[原田さん]そうですね。子育て経験を生かして決めました。

保育士くらぶ

ララコチェアが売れているところは

[記者] 今、一番、売れている先はどこですか。

[原田さん] 今は個人の家庭が多く、その次が保育園です。

[記者]ウェブサイトを拝見したのですが、通信販売もしていますね。自社通販での販売が一番多いですか。

[原田さん] そうですね。いろいろと東京都の施設に入っています。ここの台東館にも入っていますし、しごとセンターや防災館などにも入っています。

[記者]お子さんが来て、あやす場面があるような、プレールームなどのような所に置いているのですね。

[原田さん] 少し変わった所だと、特別支援学校の多動症の生徒が座る椅子などにも使われています。先生が抱っこしてあやす場面もあるみたいなので、その際に使ってもらっています。

[記者]それは少しユニークな使い方かもしれませんね。今、LaLaCoチェアの概要について、バスの揺れを再現したと伺いました。あとは、ずれるということですね。

[原田さん]背筋が伸びて、軽く動かすことで有酸素運動にもなります。

[記者] そうですね。ずっとしていると、腰の辺りの筋肉を結構、使っている感じがしますね。

[原田さん]お尻の位置をいろいろ変えて試すと、良い位置があります。

[記者] 人や姿勢によって違うのですね。

[原田さん]そうです。

[記者]場所によって動きが変わりますね。

[原田さん]これはサンプルなので、10年分くらいは使っています。

[記者]10年くらいは全然、問題ないのですね。

[原田さん]ずっと使えますが、ガイドの部分に広がりが出てしまうので、その分、中心を見つけるのにこつが要るようになります。

ララコチェアのこだわりの想いとは

インタビュー中もララコチェア活躍中です

[記者] ちなみに、開発で一番、苦労した点はどのような点ですか。

[原田さん] いろいろなところに苦労しましたが、このようなものが世の中にないので、まず、ばねの揺れをつくらないといけません。しかし、ばねの業者に言ってもそれが通じないので、自分でばね屋に行きました。在庫を全て出してもらって、片っ端から踏んでいき、専門家に頼んでも駄目でしたので、最終的に自分で、ばね定数で何とかしました。

[記者]感覚で、一つ一つ試したのですか。

[原田さん]そうです。あとは裏の部分です。動きがあるので、手が挟まる部分ができてしまいました。上下に動きがあるので、隙間が空いてましたが、そうすると、子どもの手は小さいので挟まる、逆転の発想で広げて、手が入っても危なくないようにしました。その中に黒いばねカバーがあって、隠しています。これで手が入りません。入っても、カバーで保護します。最後の抜けるところで挟まる場面がありますので。安全面や、本当にいろいろな面で壁がありました。

裏面もシンプル構造

[記者]確かに、赤ちゃんが使うもので、配慮が一番大変なのは安全面かもしれませんね。

[原田さん]そうですね。根幹部分も、脚が折れたら大変なことになりますので。

[記者]もともと、例えば曲がって座ってしまうと動かないとか、転倒防止になっていると言っていましたが、これは狙ったのですか。

[原田さん]最初、動く椅子を作ったら、試作段階で座った瞬間に転んだので、必ず、自分の軸ができていないところでは動かないようにしないといけないと思いました。

[記者]転ばないようにするために、このような作りになったのですか。

[原田さん]まず、軸をしっかりすることが重要でした。

詳しく説明してくれてます

[記者]いろいろな施設や家庭にも販売しているということですが、お客さまの声で、一番、良かったという点や、逆にクレームがあった点などはありますか。

ララコチェア最大の魅力と実用性とは

[原田さん]良かったのは、本当に子どもが寝てくれるということです。今までなかなか寝てくれない子が簡単に寝てくれるとか、そういった声は多いです。保育園だと、一時保育で預かると延々泣いている子どももいます。そのような子がいる所にこの椅子があると、座ったまま、あやすことができます。どこでも座って、これなら簡単です。

[記者]そうですね。両手も空くので、そのまま抱っこしてあやすことができますね。

[原田さん]立って抱っこしていると腕も疲れるし、子どもが暴れた際に体重もかかるので、体への負担が非常に大きいです。座ってあやしていると、負担が全然違います。子どもを持つ負担も減るし、立ってするより目線が下がっているので、他の子にも目が配りやすくなります。

[記者]確かに保育園だと、1人の子だけを見るわけではないので、その点ではいいかもしれませんね。変わった関わり方といえば、そのような支援学校などですか。

[原田さん]そうですね。あとは、このような会でよく言われるのが、お年寄りの方の運動です。姿勢も分かるので転倒の危険性もなく、ちょっとした運動になります。例えば、猫背でしても動きません。

[記者]確かに駄目ですね。私も猫背なのですが、動きません。胸を張らないといけません。

[原田さん]手を動かすと姿勢が良くなります。

[記者]背筋を使いますね。

[原田さん]なので、お年寄りの施設などで医療用に売ってほしいという話はよく聞きます。

ララコチェアを体感するには

[記者]保育園や幼稚園で購入されると、保育士たちの負担が減るのではないかと思いますね。

[原田さん]そうですね。保育園用にレンタル制度を弊社でしています。3カ月2万円でレンタルし、3カ月後に購入するならその2万円を購入代金から引いて購入できるという制度です。

[記者]いいですね。お試しで3カ月間使えるのですね。

[原田さん]そのまま延長だと毎月1万円なのですが、延長してくれる園もあります。

[記者]よかったですね。車のリースと同じような感じですね。確かにそのほうが、最初の導入のハードルも下がりますしね。もちろん、メード・イン・ジャパンですよね。

[原田さん]そうです。

[記者]ばねなども日本のメーカーのものですか。

[原田さん]そうです。木の素材が、集成材という、木を固めているものだと強度が落ちるので、一本の削り出しになっています。

[記者]すごいですね。一本木なのですね。

[原田さん]日本だと、これだけで非常にコストが高くなるので、木の脚の部分だけ、タイで作って持ってきています。ゴムの木です。ゴムの木は細いので、削るのにはちょうどよいです。

[記者]生木というか、集成材でないものを使うと、コストがかかりますよね。

ララコチェアであやしてみましょう[動画]

ララコチェア使ってみた

ララコチェアのさらなる魅力はデザイン性が高い

[原田さん]そこにあるように、インテリアとしてリビングに置いてあっても何の問題もありません。

[記者]おっしゃるとおり、すごくデザイン性が高い商品だと思いますが、このデザインはどうされたのですか。

[原田さん]デザインは、プロダクトデザインの会社のデザイナーを何社か見て、よくデザインしてくれた人を見つけてお願いしました。

[記者]すごいですね。どうしても、子ども向けになると、いかにも子どもっぽくなってしまう商品が多い中、本当に、リビングやおしゃれなカフェなどに置いてあってもなじむようなデザインですね。

[原田さん]子連れの客が来るカフェで、コーヒーテーブルがあって、ここで子どもを抱いて、少しぐずりだしたら、ここであやすことができます。

[記者]素晴らしいです。テレビなどでも結構、取り上げられていますよね。

[原田さん]そうですね。今までは、『ワールドビジネスサテライト』の『トレンドたまご』や、今は終わっていますが、『クイズやさしいね』という、8チャンネルで放送していたクイズ番組で、この椅子は何でしょうという、優しいポイントがあるということで一度取り上げられました。あとは、『おはよう日本』の『まちかど情報室』でも取り上げられました。

[記者]たくさんのメディアで取り上げられ注目されているのですね。ララコチェアのお話ありがとうございました。

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