幼稚園教諭の給料は安い!?【手取り・公立の場合・上がるには】

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「幼稚園教諭」の給料事情

待機児童解消が叫ばれる昨今、保育士の処遇改善が国政の場でも議論されています。では、保育士とよく似た職種ともいえる「幼稚園教諭」の年収・給与はどうなのでしょうか?

幼稚園教諭として活躍中の人、これから幼稚園教諭デビューする人、幼稚園教諭に転職を考えている人…

そんな方たちのために、幼稚園教諭の年収・給与がいくらぐらいなのか?をリサーチしました。

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そもそも幼稚園教諭の仕事とは?

まずは幼稚園教諭の基本情報をおさらいしておきましょう。俗に幼稚園の先生と呼ばれる幼稚園教諭、勤務するのは幼稚園です。

幼稚園は文部科学省が管轄する施設で、3~6歳までの未就学児が対象です。児童福祉施設である保育園とは違い、いわば幼児のための学校です。

(ちなみに保育園の管轄は厚生労働省であり、仕事内容も教育ではなく「保育」が中心となります。)

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・免許は3種類

幼稚園教諭の免許には、1種・2種・専修と、学んだ学校によって3種類の免許があります。

  1. 1種
    4年制大学で所定の過程を終了し、卒業した場合
  2. 2種
    短期大学や専門学校、養成学校で所定の仮定を終了し、卒業した場合
  3. 専修
    大学卒業後、大学院や専攻科を卒業した場合

種類は3つありますが、業務内容や、就職の際に優劣が付けられるわけではありません。初任給など給与面で差が付く場合はあります。

・仕事内容

子どもと接する時間は保育園と比べると短く、平均約4時間となっています。

仕事の具体的な内容は勤務する幼稚園によって多少違いますが、保育園では生活全般を保育するのに対し、幼稚園では教育を主眼にするところが多いように思います。

音楽やお絵かきといった芸術的な分野に特化した設定保育を行っている幼稚園も多いですが、子どもらしく生活するスキルを学ぶといったところもあるので一概に「教育」のみとは言えません。

幼稚園教諭の平均年収

では、今回の主題である幼稚園教諭の年収・給与について詳しくご説明します。

平成27年賃金構造基本統計調査 – 統計表一覧 政府統計の総合窓口 …によると、幼稚園教諭平均月額給与は229,800円です。ボーナスを合わせた年間給与額は3,401,600円となります。

初任給は150,000~180,000円と一般企業とさほど変わらないのですが、昇給率の低さと離職率の高さで平均年収は低水準と言えそうですね。

・保育士との差

保育士(年収平均3,233,400円)との比較では幼稚園教諭の方がやや高給ですが、その差はほんの少しです。平均額を見るだけでは保育士より幼稚園教諭が高給だということは言えませんし、園によるとしか言うほかありません。

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・私立と公立の差

年収3,401,600円というのは、実は私立幼稚園の教諭の平均給与です。公立幼稚園の教諭は公務員となるためその平均年収は約2倍となります。

ただ、都市部などでは一部の裕福な家庭の子どもが通う有名私立が人気を集めていたりするので、私立=薄給とは言い切れないかも知れません。

【年齢別】幼稚園教諭の平均年収

先程ご紹介した幼稚園教諭の年収・給与は全調査対象の平均で、その年齢の平均は32.3歳です。新卒のルーキー幼稚園教諭から、ベテラン主任さんや園長クラスまでが全部含まれています。

そこで、年齢別の幼稚園教諭の平均年収を見ていきましょう。ここでのデータはすべて女性幼稚園教諭のものとなっています。

54歳まではさほど昇給していないようですが、55歳以上から急に昇給率が上がっています。この年齢ぐらいから管理職になるということでしょうか?

【都道府県別】幼稚園教諭の年収平均

続いては、都道府県別の平均年収をご紹介します。

全幼稚園教諭の平均収入と比べて、あなたがお住まいの地域はいかがでしたか?

東京都の幼稚園教諭が最も高給で、沖縄県がその半分という結果になりましたが、地価・物価や世帯収入も違う上、調査対象者数もまちまちなのであくまで参考程度にとどめておいてください。

高給・厚待遇の幼稚園を探すコツ

これまで見てきたように、幼稚園教諭の給料とはいっても「年代別」「都道府県別」「施設別」でまちまちですから、就職や転職の際は事前に施設の待遇を細かく見ておくことが必要そうですね。

どうやって条件に合った幼稚園効率よく探すことができるでしょうか?

もちろん、大学で学んでいる場合はそこから情報を得るのが信頼できると思います。他にも保育士や幼稚園教諭の求人を専門に扱っている転職サイトや転職エージェントを活用することもおすすめです。

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・プロに頼って効率的に!

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幼稚園教諭の年収についてのまとめ

幼稚園教諭の年収・給与について、いかがでしたでしょうか?

保育士の収入を上げよう!という機運は高まっていますが、同じように低水準の給与で頑張っている幼稚園教諭の処遇改善についてはあまり議論されていないのが現状です。

やはり薄給では厳しいという方は、公立幼稚園や公立保育園の求人を探してみるという選択肢もあります。高給と言われる有名私立幼稚園の求人に応募するのも一手です。

子どもが好きで、子どもに関わる仕事がしたくて幼稚園教諭になった人は多いと思います。現在の幼稚園教諭の処遇をちゃんと把握して、ずっと続けるのも転職するのもあなたの決断次第です。

よくある質問

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