保育士・幼稚園教諭として日々お仕事を頑張っていらっしゃる皆様、こんにちは!
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退職も重要な決断
保育士の仕事に憧れて勤めてみたものの、さまざまな理由で退職または転職を決意される方も多いことでしょう。
転職先の保育園が決まっている方は、新しい園での仕事への希望に胸がふくらむのと同時に、退職をどのように伝えたらよいかと迷うものですよね。
今回は、保育士さんが円満退職するために知っておきたい3つの注意点についてお話します。
注意点3つを時系列で列挙すると…
- 退職を決めるまで
なぜ辞めたいのか?転職先は?など「退職の意思確認」 - 退職を決意した後
誰に、いつ伝えるのか?退職後の準備は?「辞めるタイミング・伝え方」 - 退職承認から退職まで
書類や手続きは?挨拶やお礼は?「円満退職のために出来ること」
時系列に沿ってポイントを見ていきましょう。
①保育園退職を決めるまで
・退職理由をもう一度じっくりと考える
保育士さんが退職・転職を考える理由をいくつかご紹介します。
- 人間関係
女性の職場である保育園、そりが合わなかったり周囲から浮いてしまったりすると厳しいものがあります。 - 保護者とのトラブル
大事な子どもの事で感情的になるのはよくあることですし、中には理不尽な事でクレームを付ける人もいます。 - 労働環境
サービス残業や長時間労働、持ち帰り仕事など過酷すぎる労働環境は立派な退職理由です。 - 保育方針
自分が思っていた、描いていた理想の保育とは違っていたということもよくあるようです。
なぜ辞めたいと思ったのかをもう一度落ち着いて考えてみましょう。一時的な感情で、あまり深く考えずに辞めることを決めてしまうと、後悔する場合もあります。
大切なことは、転職先を決めてから辞めるかどうかで大きな違いがあることです。転職先がすでに決まっているのならば、収入の増減はあっても、収入が途絶えないので、今まで通りの生活ができるでしょう。
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・事前の相談も大切
自分ひとりで抱え込んでしまい、結論を急いで後悔するといったこともよくあることです。まずは誰かに相談してみるのも大切です。
その際、同じ職場の同僚や先輩に相談するとただの悪口や陰口のようになってしまうこともあります。
退職の話が職場内で公然の秘密になってしまったり、園長の耳に入ってしまっていたたまれなくなってしまったりといったことも充分考えられます。
そういった事態を避けるために、職場以外の人、例えば家族や友人に相談してみてはいかがでしょうか?
学生時代の友人や先輩で同じ保育士の人などが適任かもしれません。
第三者の客観的な意見で冷静に考えてみて気持ちが変わる場合も無いとは言えませんので、相談してみても損はないと思います。
・転職の準備は早めに
転職先が決まっていないとなると、決まるまでの間は収入がないので、家賃や携帯電話代の支払いなどができなくなる可能性もあります。
そのようなことを避けるためにも、現在の職場にいる間に転職活動をした方がよいでしょう。
忙しくて転職活動ができないという人も多いかもしれませんが、インターネットで求人の情報を集めて、平日の休みなどに面接できるように予定をたてるとよいです。情報収集には、転職サイトに登録をして、コンサルタントに相談すると、希望の条件に近い求人を紹介してくれるので、時間を有効に使えます。
今すぐに転職という場合でなくても、保育業界に詳しく、また、さまざまなケースを知っているコンサルタントは、転職についての相談にものってくれますし、的確なアドバイスもしてくれます。
結婚や引っ越しなどで、現在の職場を辞める場合は、引越し先の保育園を探してみたり、正社員からパートタイムへと働き方を変えたりなど、自分のライフスタイルに合った職場探しを始めましょう。
②退職を決意した後
・現職の保育園への退職意思の伝え方
退職は1ヶ月前に伝える
基本的には、卒園で子どもが入れ替わる年度末に辞める場合が多いです。
秋口から年末・年明けになると来年度の予定を聞いてくる園が多いので、退職意思を伝えるには最適なタイミングです。
しかし、どうしても我慢できないような事情があり、早く辞めたいのであれば、年度途中でももちろんOKですが、その際には少なくとも1ヶ月前、できれば2.~3ヶ月前に伝えましょう。
引き継ぎも2~3ヶ月あれば大丈夫です。
だれに伝えるか
退職届をいきなり提出するのはNGです。
本来ならば保育園の責任者である園長に伝えるべきですが、組織の順番としては、直属の主任に伝えるのが良いでしょう。
また、園によっては、運営する本部に伝える場合もあり、または、同じクラスを受け持つ保育士に伝えてから、主任に報告する方が良い場合もあります。
園内の人間関係により、伝える相手は異なりますから、だれに伝えるかは大切なポイントです。
伝えるのは口頭で
退職の意思を伝えるには必ず口頭で伝えましょう。
間違ってもLINEやメール、電話などで伝えるのは失礼に当たるのでやめましょう。
そのうえで、退職願や退職届を提出するのがいいかも知れませんね。
・現職に引き止められてなかなかやめられないときは
退職の意思を伝えたときに、引き止められてなかなかやめられないケースがあります。
引き止める以上、これまでの仕事を評価してくれる言葉が出てくるはずですが、実際は、人手不足の保育業界ですから、園側の運営的な問題で引き止める場合がほとんどです。
人員不足を回避するために、言葉巧みに誘導してくるかもしれません。そのようなときの対処方法を考えておきましょう!
具体的な退職理由は厳禁
一身上の都合や、健康上の理由、家庭の都合など当たり障りのない理由を用意しておき、退職理由を聞かれたらしっかりと答えることです。
本当の退職理由が保育園での人間関係などの問題であっても、そのことについて具体的な話をしてしまうと、「その点は改善するから、まだ働けるよね」という話になりかねません。
理由については、なるべくポジティブな言い方で、理由を説明できるように心がけましょう。
感情論で説得してきても、割り切って無視する
「他の先生が困る」、「子どもたちが寂しがる」など、感情で訴えてきても、あなたの意思はもう固まっているのですから、園側がどう迫ってきても無視していいのです。
明確に退職の意思を伝えることが大切です。
給与面で好条件を提示してきても退職の意思は貫く
引き止めの話がだんだん長引いてくると、給与面で多少良い条件を提示してくる場合があります。しかし、毎月の給与額がひとりの保育士だけ上がるということは、現実には厳しいですし、仮に上がったとしても、この先ずっと続くという保証はありません。
給与面で条件提示されても、退職の決意が揺らがないことが大切です。
次の仕事を決めてしまう
新しい仕事を決めてから、辞めることを伝える方法が最も有効です。
つぎの職場が決まっているあなた自身の辞める意思が強いのですから、何を言われても揺るがないでしょう。
③退職承認から退職まで
・保護者と子どもへの伝え方
担任を持っているのなら、できれば年度末までは頑張りたいところです。
子どもたちにとっては大好きな先生がいなくなってしまうわけですし、保護者にとっても、ここまで子どもをみてもらったのに、急に放り出してしまわれるといい気持ちはしないでしょうから。
辞めることを保護者や子どもにもちゃんと伝えておきたいところですが、保護者や子どもに伝えるかどうかは園の意向を聞いたうえで決めましょう。
どちらにしても、子どもたちには変わらず笑顔で接してあげましょう。
・挨拶、お礼はしっかりと
いよいよ退職ですが、お世話になった園長・主任・先輩・同僚・後輩といった職場の人達にはちゃんと退職の挨拶をしましょう。
例えば、人間関係が原因で退職するとしても、一緒に仕事をした人には感謝を伝えましょう。
職員にお詫びや感謝の印としてお菓子などのお礼の品を持参するのもいいかも知れません。
・引継ぎはしっかりと
やはりひとつのけじめとして「立つ鳥跡を濁さず」といった対応を心がけたいですね。最後までやり抜く姿勢は、自分にとっても相手にとっても非常に大切です。
後に残る方のためにも、きちんと自分の担当していた業務内容について整理して引き継いでから、退職の日を迎えましょう。
・書類や確認事項
退職を了承してもらったら、退職後にトラブルがないように、退職願等の書類をきちんと確認・準備しておきましょう。
- 退職願いの提出
園指定の退職届用紙があるか確認。(記入事項は、施設名、代表者の氏名(宛名)、退職予定日、退職理由、提出日、署名・押印)なお、退職理由は「一身上の都合」と記します。 - 引き継ぎ事項
後任に引き継ぐことをきちんとまとめておく - 園に返却する書類の確認
健康保険被保険者証や園の備品など - 園から受け取る書類の確認
離職票、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票
退職後、転職するなら必ず知っておくべきこと
退職のポイントはわかっていただけましたでしょうか?
上でも転職について触れました。今ではインターネットで多くの求人を探すことができるのですが、もしあなたがほかの保育園や保育施設への転職を考えているならば、一般の大手サイトを使うよりもおすすめしたい方法があります。
それは、保育士専門の転職支援サイトや転職エージェントを活用することです。
保育士専門であれば、その分野に特化したより細かい情報を得ることができますし、専門のアドバイザーが丁寧に最後まで就職をサポートしてくれるのです。
また、このページからも保育士さん向けに完全無料・プロのアドバイザーのサポート付きの転職相談を受け付けておりますので、困ったときにはぜひお気軽にこちらをご利用ください!
さいごに
退職の際の注意点についてご紹介してきました、いかがでしたでしょうか?
今回は時系列に沿って円満退職のポイントを整理してきました。退職理由・その伝え方・タイミングなど注意すべき点が整理できたでしょうか。
止むを得ず退職することになった時の参考になれば幸いです。
退職は一つの区切りであると同時に新たなスタートでもあります。
円満な退職をして、新しい職場で気持ちよく再スタートを切ってくださいね。
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よくある質問
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