もし保育園に不審者が入ってきたら…?しっかりした対策を

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保育園の危機管理、見直しませんか

警察庁の「平成26年、27年の犯罪情勢」によると平成27年の少年被害、いわゆる被害者が19歳以下の犯罪は151,644件でそのうち未就学児が被害者となったのは494件。前年より減少してはいますが、これだけの数の子どもを狙った卑劣な犯罪が起こっているということです。

ただ、この数は犯罪として警察が正式に捜査した件数です。事件として扱われない「不審者」の目撃情報などはむしろ増加しているのだそうです。

例えば、「声をかける」「体に触る」「写真を撮る」といった痴漢や不審者で検挙に至っていない、もしくは警察が把握していないものはこの数字以上にたくさんあると思われます。

今回は保育園の危機管理についてリサーチしてみました。
もし保育園に不審者が入ってきたら…その時あなたならどうしますか?

どこでもあり得る…保育園への不審者侵入

2017年3月31日午後3時頃、大分県宇佐市の認定子ども園に刃物を持った男が侵入し、学童保育の小学3年生の男児と女性職員2人がケガをさせられる事件が発生しました。
逮捕されたのは近くに住む32歳の無職の男。出典:産経WEST

2006年には鹿児島県鹿児島市の市立保育園にカッターナイフを持った男が侵入しましたが、園児や保育士にはケガはなかったという事件も起こっています。この時侵入した27歳の無職の男は、近くの病院の場所を尋ねて入り込んだとのことで、現実問題として保育園への不審者の侵入はどこでも起こり得るリアルな危機と言えます。

例えば、送り迎えの保護者に紛れてだったり、園庭の柵や塀を乗り越えてであったり…。

侵入しようとするものが本気になれば比較的容易く侵入されてしまいかねません。だからこそ、そういった場合に備えて危機管理を徹底しておくことが非常に重要です。

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不審者訓練①子供たちの対応

イカのキャラクター

例え大人たちが不審者に対して気を配っていても、子どもにその意識が無ければ守ることは難しくなってしまいます。そこで、子どもたちにも防犯や自分を守る意識を持たせることが必要になります。

それにはどういったことを教えればよいでしょうか?

・「いかのおすし」を覚えさせよう

平成16年度に警視庁少年育成課と東京都教育庁指導企画課が考え出した防犯標語、「いかのおすし」は有名ですね。

  • いか…知らない人についていかない
  •  …知らない人の車にらない
  •  …危ないと思ったらおきな声で叫ぶ
  •  …ぐに逃げる
  •  …すぐにらせる

ただ、不審者を見極めることは容易ではありません。

近隣の顔見知りに子どもが殺されるという事件も多発している昨今、知らない人にだけ注意しても万全ではないということかもしれません。

不審者訓練をおこなう際には…

  1. 保育士の指示に従う
  2. できるだけ落ち着いて行動する
  3. 単独行動をしない

といったことを子どもに分かりやすく説明し、とても大事なことだと認識させることが必要です。


不審者訓練②保育士の対応

次に、不審者が侵入した際に保育士が取るべき行動を「不審者訓練」で確認しましょう。
保育園で定めている「マニュアル」にのっとって行動することは言うまでもありませんが、いざ侵入者があったときに落ち着いて行動できるかどうかがカギになります。
先生が動揺して取り乱したら、園児たちは不安になってしまいます。

もちろん保育士といえども「か弱い女性」ですから、怖いのは当たり前です。

マニュアルで決められた役割があれば、それを遂行する努力をするのが第一ですが、不審者はいつ、どこから来るか分かりません。臨機応変に対応できるよう、様々なシチュエーションを想定して訓練しておきましょう。

具体的な対応としては…

  1. 園児を指定された避難場所に誘導する
  2. 警察などに通報する
  3. 近隣に助けを求める
  4. 不審者を刺激しないようにしながら対処する(武器などを持っていない場合)
  5. 園児の安全が何より最優先
  6. 不審者が外にいる場合には室内に避難しカーテンなどを閉め不審者から見えないようにする

といったことを心がけるのが一般的な保育士の対処法です。

子供たちを守るための不審者対策

不審者対策はまず、マニュアルを作って職員全員がそれを熟知しておくことが大切です。
そして、日頃から訓練などを通して実際に不審者の侵入があった場合に備えておくことです。

・毎日するべき不審者対策とは

例えば、不審者の侵入が確認された時点で保育園内の全部に情報が行きわたるように放送などを行う必要があります。

しかし、「不審者が侵入しました」と放送してしまってはいたずらに不審者を刺激してしまいかねませんので、通常の業務連絡の体で知らせるのが良いとされています。

不審者の侵入があった場合には「○○先生、職員室へお越しください」(○○先生は勤務していない)、「保育園へうさぎさんが遊びにきました」など、決めておいた合言葉を放送する方法が主流のようです。

他にも…

  • 門扉を施錠する
  • 園舎は柵や塀で囲う
  • インターホンで確認してから開錠(送迎なども)
  • 防犯カメラの設置
  • 職員室から出入り口が見える
  • 各部屋につながる通信設備
  • 警察や警備会社への通報設備
  • 近隣との協力体制
  • 防犯ブザー・ホイッスル・さすまた・催涙スプレー(メースなど)の設置

といった対策が考えられます。


備えあれば憂いなし

保育園の不審者対策、いかがでしたでしょうか?

備えあれば憂いなし…ではありますが、防犯カメラやインターホン、門扉の施錠などは施設によって実現が難しいこともありますし、老朽化した園舎や小規模施設では万全なセキュリティーなど望むべくもありません。

それでも出来る限りの対策は園児のために必要です。

カワイイ園児を守るのは保育園とあなたたち保育士さんです!

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