保育士のための「保護者会」の心得、司会進行のポイントとは?

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保護者会の目的とは?

多くの保育園では、新年度の保護者総会を開く目的として、子供と親、そして先生が一体となって保育園の運営をしていくために保護者会の役員を選出するところが多いです。

役員は避けて通りたいと保護者も思っているでしょう。しかし、最近、多くの保育園では不公平感をなくすために、必ず何かの役員をやらなければいけないところも増えてきました。保護者会に全く参加しなくても良いという時代ではなくなってきたのす。

・保護者の結束と役員決め

その保護者総会では役員決め、そして旧役員からの引き継ぎがあります。少ないところでは、年に一回の保護者総会のみとしている保育園もありますが、運動会や行事のイベントの度に保護者会長と役員が集まり、色々なことを決めていく園も多いようです。

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保護者会の内容

保護者総会といっても、そう難しく考える必要はありません。毎年やっていることなので、流れはだいたい決まっています。

多くの保育園では議長と司会、書記を選出し、その中で前年度の活動報告、決算報告、監査報告をしていきます。その後、新役員の挨拶と自己紹介、最後に旧役員が挨拶をして終了というのが一般的な保護者総会の流れです。

保護者総会も何事もなくスムーズに進む時もあれば、予算の使いみちや、保護者会の運営に関しての意見や要望などが入ったり、役員や保護者会長が決まらないといった事も多々あります。

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スムーズな司会進行のポイント

基本的には保護者総会は、保護者のみがやるものであって、園側はノータッチの方針となっています。しかし、司会を任されることが多い、保護者会長などは、昨年度の流れを知っている人も少ないので、そこは園長や主任に事前に司会の流れを聞いておくべきです。

保護者総会の司会といっても、出席された保護者へのお礼の挨拶、そして円滑に総会を進めるための進行役となり、仕切っていく役割を担います。

多くの保育園では、司会進行の事前の打ち合わせを設けてくれます。保育士が司会を任されるようになった時には、事前に進行の順番と内容を整理してまとめて書いておき、時間配分も決めておけると良いでしょう。

ココだけは気を付けて

・室温にまで気を配る

会場作りといっても、保護者がやれることは、椅子の設置、そして大きい画面を使って説明する場合は、プロジェクターとパソコンを使用する為の準備くらいですが、3月や4月の肌寒い時期に体育館などでやる場合には、室温に気を使うべきです。事前に空調を使い、快適な温度にしておくことが必要です。

・起こり得ることを想定しておく

保護者総会といっても、多くはスムーズに進行することがほとんどですが、たまに保護者会運営に不満を持っている保護者がいることもあるので、事前に質問を想定したり、議題にしたいことをアンケート用紙に書いてもらっておけば、回答に困ることはないでしょう。

・わからなくなったときには

また、質問されて、その場で分からないなら曖昧に答えない方が得策です。分からないことは後で打ち合わせして決める、また判断に迷ったときは多数決で決めるということもスムーズに保護者総会を進めるコツとも言えます。

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もっと有意義な時間にしたい!

保護者会では多くは、旧役員の挨拶、そして新役員の挨拶、会計報告で終わることが一般的ですが、年に1度集まるこの機会をもっと有意義に使うべきです。

例えば、総会が終わった後、役員が集まり、今後の行事やイベントをより良いものとするために意見を募ったり、定期的な懇親会を開く旨の宣言をしたりと、報告のためだけに集まるのではなく、保護者同士が一体となるべく、コミュニケーションを積極的に持つべきだと思います。

・保護者同士のコミュニケーションを図る

保護者同士が仲良くなることは、グループができたりと良いことばかりではありませんが、子供同士が喧嘩しても、親同士が仲が良いとトラブルに発展しにくい為、子供の為とも言えるのです。

最初の保護者総会での難関は新役員の選出です。それが決まってしまえば、保育園生活をより良いものとするために、役員のみならず会場に来た保護者と打ち解け合うことも重要です。

保護者総会は今後1年間、子供と親が楽しく、そして仲良く園生活を送っていけるかどうかの最初の打ち合わせと言っても過言ではありません。

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