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お弁当も保育園における大切な要素の1つ!
お弁当は子どもたちの元気で快適な保育園ライフを支える重要な役割をもっていますね。
お子さん一人一人の好みや年齢にあった、また栄養バランスの取れたお弁当を朝の短い時間で作るためにご家庭でも日々奮闘されていると思います。
また、「お子さんが最近お弁当を食べていない」あるいは「子供たちにつきっきりで自分の昼食がおろそかになってしまっている」といったお悩みをかかえていらっしゃる保育士さんも多いのではないでしょうか。
保育士さんにとっても、保育園に通う子どもたちのお弁当事情を知っておくことはとても大切なことです。
保育園でのお弁当のお悩みを解決!
子どもの年齢にあったお弁当ってどんなの?
遠足の日のお弁当はどんなのにすればいいの?
夏場のお弁当で意識しないといけないことって?
こうした保育園におけるお弁当の疑問・お悩みを解消して、保育園ライフをより豊かなものにしましょう!
保育園に通うお子さんをお持ちのお母さん、お父さん、そして保育士さんも必見です!
◎年齢別のお弁当のポイント
子どもの各年齢にあったお弁当作りのポイント、おすすめの例をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
・1~2歳児向けのお弁当
小さな口にも入るように、食べやすい大きさにするということが大事です。栄養バランスも食事には大事ですが、まずは食べ切ることができる量や食材で作ることを心がけましょう。食事を楽しいものにしてあげることが大事です。
手づかみで食べることができる小さめのおにぎりと小さめのおかずを数種類詰め合わせてあげるとよいですね。
小さなお子さんに合わせたかわいらしいお弁当がとても魅力的ですね。彩豊かで食欲が倍増しちゃいます。
・3歳児向けのお弁当
3歳くらいになると、食事の際もフォークやスプーンといった道具をうまく使いこなせるようになってきますね。手づかみではなくそうしたカトラリー類を使って簡単に食べることができるようなお弁当にしてみましょう。おにぎりでないご飯にしてみたり、パスタを入れてみるといいですね。
かわいらしいスヌーピーをモチーフにしたお弁当。焼きそばもフォークを使って食べられるかな?
・4歳児向けのお弁当
4歳くらいになると、だんだん一回の食事で食べる量も増えてきてもりもり食べてくれますね。お子さんの食欲に応じてボリュームを調節してあげましょう。
いろんな食材を使って見た目も彩り豊かなお弁当にすれば、楽しいお弁当タイムになります。
おにぎりに海苔でほどこされたお馬さんの飾りや、具材で作られたお花にワクワクしちゃいますね。一工夫が子ども心をくすぐります。
とってもかわいい二匹のイノシシのお弁当。門松の再現度は圧巻です。和風でお正月の雰囲気を感じることのできるお弁当ですね。
・5歳児向けのお弁当
5歳くらいになると、自分の好みのメニューや見た目というものが明確になってきます。お子さんにリクエストしてもらって、それに合ったお弁当にしてみるというのもよいでしょう。また、ピックやカップといったものの扱いももうお手の物です。それらをうまく活用すればより多彩なお弁当になることでしょう。
かわいらしいキャラクターが再現されていて食べるのがもったいないくらい。お弁当の時間が楽しくなりますね。
✳︎インスタグラムを活用しましょう!
今やティーンたちの必需ツールとなったインスタグラム。本記事でもご紹介させていただいたようなお弁当作成例の共有の場として利用されているユーザーも数多くいらっしゃいます。ぜひ活用してみましょう。
小さなお子さんも安心して食べることができる幼児食のアイデアを発信されているインスタグラマーさん。お弁当のおかず作りでもぜひ参考にしたいです。
◎行事別のお弁当のポイント
保育園には1年を通して様々な行事やイベントがありますね。そうした行事の日のお弁当はどのようなものを作ればよいのでしょうか。
・遠足
遠足は子どもたちにとって特別な日です。もちろん遠足の途中でみんなで食べるお弁当は、普段よりも特別なはずです。そんな遠足の日のお弁当には、お子さんの好きな食材を入れてあげましょう。また、かわいいキャラクター弁当にしてあげることで、楽しい遠足をさらに楽しいものにできるでしょう。
アイデアの詰まったキュートなキャラクターのお弁当。遠足中にお友達に自慢したくなっちゃいますね。
・運動会
運動会も子どもたちにとって大切なイベントの一つですね。楽しく、そして全力で運動に励むためにもお弁当は欠かせません。そんな運動会の日のお弁当には、唐揚げやウインナーなど人気でエネルギーの湧くような食材を入れたり、喜んで食べたくなるような装飾を施してみましょう。
平面にとどまらない立体アートのお弁当。海苔やチーズを効果的に使って運動会の一コマを見事に再現しています。
◎夏場のお弁当作りで注意すること
夏場は食材が傷みやすく、お弁当作りの際はなにかと気を遣うものですよね。子どもたちの健康的な食生活のためには、お弁当作りで気をつけなくてはならないことがあります。
正しい知識を身に着ければ、夏場のお弁当作りで悩むこともありません。ここでは夏場のお弁当作りのポイントをまとめました。
・調理前の注意事項
●お弁当箱は清潔に!夏場は特にきれいに保つことを心がけたいですね。また、お酢には殺菌作用があります。キッチンペーパーに適度な量のお酢を含ませてお弁当箱を拭いておくことで、抗菌効果を高めることができます。
●お弁当を作る前には必ず手洗いをしましょう。基本ですが怠らないようにしましょう。そのうえで、なるべく素手で食材に触れずに調理することを心がけましょう。おにぎりを作るときはラップに包んで握るなどするとよいですね。
・調理時の注意事項
●食材は新鮮なものを使用しましょう。また、食材は十分に火が通っている状態で詰めるようにしましょう。
●水気をしっかり切りましょう。水分は細菌の繁殖を促進させてしまいます。汁気を含むおかずや生野菜などは、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ってから詰めるようにしましょう。
●夏場の味付けは濃いめに!塩には殺菌・抗菌効果があります。過度な塩分摂取はよくありませんが、普段の調理よりも気持ち濃いめの味付けにするとよいでしょう。
●ご飯は温かいまま入れないようにしましょう。温かい状態のままで食材をお弁当箱に詰めてしまうと、水蒸気によって細菌が発生する原因になってしまいます。ご飯は冷めにくいため、時間がないからといって十分に冷め切ることなく詰めてしまいがちです。何か別のお皿にご飯を広げて冷ましておくなど、時短の工夫をしてみましょう。
・夏場に避けたほうがよい食材5選!
●たまご
たまご焼きなど、たまごを使ったおかずはお弁当の定番ですよね。しかし、たまごに含まれるサルモネラ菌によって食中毒が起きやすいため、夏場はなるべく避けたい食材です。
●マヨネーズ
マヨネーズも夏場のお弁当には不向きです。油を多く含んでいるため、他の食材と混ざると水分が出やすくなってしまうためです。お弁当の定番メニューであるポテトサラダは、次に紹介するジャガイモも含むため避けたほうがよいでしょう。
●ジャガイモ
ジャガイモは水分の含有量が多い食材です。そのため細菌が繁殖しやすくなってしまいます。また、でんぷんを多く含むため痛みが早いです。さらに、火の通りが遅いため十分に加熱されずに詰めてしまうこともリスクになります。
●練り物
ちくわやかまぼこなどの加工食品も痛むのが早い食材です。お弁当に入れるならば、よく火が通っている状態にすることを心がけましょう。
●具入りのご飯
チャーハンや炊き込みご飯といった具入りのご飯は、加熱してあっても痛みやすいので夏場は避けたいところです。
・夏場にお弁当に入れておくとよい食材5選!
●梅干し
日の丸弁当のイメージの強い梅干しにはクエン酸が多く含まれており、抗菌・殺菌作用があります。ただし一つ入れただけでは大きな効果は期待できないので、ご飯全体に効果が行き渡るように混ぜ込んだり散らしたりするのがよいです。
●わさび
アリルイソチオシアネートという辛味成分を含み、抗菌効果を持っています。お子さんがわさびを使った食材が苦手でなければ、そういった食材を入れるとよいでしょう。しかし、わさびが苦手なお子さんは少なくないですよね。この場合はお弁当箱の蓋にわさびを塗っておくという手段があります。
●お酢
お酢には強い防腐・抗菌作用があります。梅干し同様ご飯に混ぜ込んだり、マリネなどの酢を使ったおかずを入れることで効果を発揮してくれます。
●生姜
生姜には、ショウガオールとジンゲロールという殺菌成分が含まれています。また、食欲増進効果もあるので、夏場のお弁当との相性は抜群です。
●大葉
こちらも強い防腐・抗菌効果を持っています。お肉や野菜など他の食材をくるんだり仕切りにするなどして活用してみてください。
◎夏場のお弁当作りに使える便利グッズ
●保冷剤
夏場のお弁当には必須の保冷剤。
温かいお弁当だとすぐに溶けてしまうので、お弁当そのものをなるべく冷ましてから使用するのが◎。保冷剤のバンドと言った便利グッズもあるので、チェックしてみて下さい!
●保冷バッグ
保冷バッグは保冷剤と合わせて使用すると内部を15℃前後に保ってくれるため、お弁当を傷ませる原因となる細菌の繁殖を抑えてくれます。
荷物がかさばってしまうというデメリットはありますが、夏場はなるべく使用したいところですね。
●抗菌シート
抗菌シートは完成したお弁当の上に乗せるだけで菌の繁殖を抑えることができるという大変便利なグッズです。
●シリコンカップ
お弁当のおかずの作り置きを小分けにしたり、冷凍したりして使える便利なシリコンカップ。汁が他のおかずに移ることを防いでくれるのでお弁当が傷みにくくなります。
いかがでしたか?
今回は年齢別や行事別、また夏場のお弁当作りの際のポイントをご紹介しました。
毎日お弁当作りをするのは非常に大変ですし悩むことも多いとは思いますが、「美味しかった!」と子どもたちに言ってもらえることでその苦労も報われますよね☺️
ぜひ参考にしてお弁当作りを楽しんで下さいね!