派遣の保育士で働くメリットとデメリットとは？

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派遣の保育士って？

派遣社員の保育士といっても、イメージが沸かない方も多くいらっしゃるでしょう。

派遣社員という雇用形態は以前からありましたが、ひと昔前までは“派遣＝製造業”というイメージがありました。

しかし、経済状況が変化していくなか、多種多様な働き方を選べるようになった現在。保育士が派遣社員としても働ける時代になったのです。では、派遣社員は他の雇用形態とどう違うのでしょうか？大きな違いが２つあります。

雇用主の違い

まず、最初に挙げられるのは雇用主が違う点です。
派遣社員と正社員・パート・アルバイトでは雇用主が違います。正社員は雇用主である会社と直接雇用契約を結びますが、派遣社員の場合、人材派遣会社と雇用契約を結びます。実際に働く保育園とは雇用契約を結ばず、雇い主は人材派遣会社になります。

雇用期間の違い

次に雇用期間の違いがあります。
正社員は入社した時から長期間その会社に勤めることを前提に、会社と雇用契約を結びます。
契約期間については定められておらず、定年になるまで働き続けることができます。
しかし派遣社員の場合、最初から人材派遣会社との間で雇用期間を決めます。
例えば、雇用期間が2年だった場合、入社から2年後、継続して働くか、雇用契約を終了するかは、本人と職場のそれぞれの希望で決まります。

大きく違うのは、雇用契約と雇用期間の２つ。この違いが果たしてどんなメリット・デメリットを生み出すのか？徹底的に解説していきます！

派遣の保育士はメリットがたくさん！

人材派遣会社からの派遣社員としてお仕事をする場合、正社員と比べてお給料や待遇はどうなるのだろう…？と不安に感じている方も少なくないのではないでしょうか？
気になる派遣社員の保育士のメリットについて、確認してみましょう！

正社員より高い！？気になるお給料

派遣社員のお給料は、実は、「正社員の保育士さんより高くなることがある…！」という事実をご存知ですか？
保育園から直接雇われている正社員より派遣社員の方が高くなるのはなぜなのか、その理由は、お給料が時給換算で支払われることにあります。
派遣社員として働く保育士のお給料は、全国的に見ても時給1000円程度から1600円程度までの幅がありますが、概ね正社員の給与を時給換算した場合よりも高くなっています。

未だに保育士の仕事量は多く、退勤後も家に持ち帰って仕事をする…といった実態も変わらずにあります。
家に持ち帰っての仕事というのは当然、給与には反映されません。
このようなサービス残業の常態化は、保育業界が敬遠される理由の一つになっており、持ち帰りのサービス残業を理由に復職を拒む元保育士さんも少なくありません。
しかし、派遣社員としての保育士の場合、残業があった場合は、人材派遣会社がきちんと時間給を保障してくれるのです。

「持ち帰りのサービス残業なし」
「残業が発生した場合には、きちんとその分の残業代が支払われる」

このことによって、正社員と派遣社員のお給料を時給換算してみると、実質的な時給には目には見えない開きがあると思っていいでしょう。

好きな時間に働くことができる！

そして、派遣で働くことによっての一番のメリットはやはり「働く時間を選べる」ということでしょうか。
「できるだけ自分の子どもと一緒に過ごしてあげたい」という思いから、保育士の仕事をやむを得ず辞めることになってしまった…。しかし、本当は少しの時間でもいいから働きたい！
そんな自分のライフスタイルに合わせた働き方が、派遣であれば可能になります。

保育士の資格を既に持っていて、これから復職しようと思っている方にとって、派遣という選択肢はメリットが多いことがわかりますね！

派遣の保育士のデメリットは？

保育士に限りませんが、派遣社員として働く上ではデメリットもあります。
デメリットをしっかり理解した上で、派遣社員として働くことは自分に合っているのか、考えてみましょう。

雇用は期限付き

派遣社員という雇用形態の場合、入社した時から退職時期が定められた雇用契約が存在します。
そのため、契約期間が終了した後も継続して働き続けたい！と思った時はどうすればよいのか？という問題が発生します。

もし、職場が自分の思ったような環境ではなかった場合、契約終了に合わせて辞めることができるのはメリットですが、継続して働きたい場合は、雇用主である人材派遣会社と保育園側との交渉を経て、雇用継続が決まることになります。
但し、保育園側が継続しないと決めた場合は、原則として契約はそこで終了ということになります。