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待機児童増加と新設保育園
今、待機児童の問題がクローズアップされ、保育士への注目が高まり、もう一度保育士として復帰しようと思う方もいらっしゃると思います。
今は保育園も何処も保育士不足で探すのにそれ程困らないかも知れませんが、一度保育士をした方にはとっては、この業界独特の大変さを知っているからこそ、中々復職に踏み切れないという方もたくさんいるかと思います。
そういった方は、新設の保育園で働くことを検討してみてはいかがでしょうか?
気持ちも心もリフレッシュできる新設の保育園なら、きっと新卒で入った頃の夢や希望に溢れていたあの時の気持ちに戻れるかも知れません。
そんな新設保育園には一体どういったところがメリットとしてあるのでしょうか?
新設保育園で働くメリット
・良好な人間関係
最大のメリットとして挙げられるのは、やはり人間関係を一から構築できるということにあります。
保育園というのは女性が多く働いていることから、とても人間関係が難しい職場と言われています。保育園を長く運営していれば、当然そこで働く人も色々な世代の先生がいることになり、複雑でやっかいな人間関係が出来上がっていきます。また、簡単に出世できるポストもなく、派閥もできやすい。
しかし、新設保育園にはそれがありません。確かに一からの人間関係構築の大変さもあるでしょうが、複雑な人間関係が出来上がった状態のところに溶け込んでいく大変さの比ではないはずです。
・保護者の理解が大きい
それは保護者に関しても同じで、歴史ある保育園になると、先生に対する目も厳しくなるために、保護者との信頼関係を作るまでが非常に大変です。
しかし、新設保育園になると、保育園独自のカラーが定まっていない、先輩と思える保育士さんも、四苦八苦している状態の為、先生に協力してあげようという気持ちが芽生えている保護者さんが非常に多いのです。
・キャリアを積める
また、保育士としてキャリアを積み上げたい方にも新設保育園はとてもメリットがあります。
確かに新しくできたばかりの保育園だと一から全てを作りあげていかなければならない大変さもあるのですが、一緒に働く先生たちはほとんど同期の様な存在。重要な仕事を任せてもらえることもたくさんあるので、様々な経験を積むことができます。
保育園は出世できるポストが少なく、誰かが退職したり定年を迎えたりしない限り、目に見える出世はすることができません。
しかし、新設保育園なら保育士みんな横並び。重要なポストに大抜擢される可能性も高まります。
新設保育園で働くデメリット
これまで新設保育園で働くことのメリットを書いてきましたが、実はこのメリットは人によってはデメリットと感じてしまうこともあります。
・運次第の人間関係
先ほど人間関係が良好だといいました。もちろん、一から保育園を作り上げていくということは、それだけ団結力も強まります。
しかし、何せこれまで働いていた保育士というのが新設保育園では存在しません。就職する際、人間関係の雰囲気を見て決めることができないのです。集まった保育士の中でやはり年功序列的に新しくヒエラルキーが形成されることになります。
ということは、年上の保育士の方針や態度によってこれからの人間関係は左右されます。良い上司であればいいですが、どんな保育士が上司になるか働き始めるまで分かりません。新設保育園といえど、年下の保育士が調子に乗りすぎることは危険でしょう。
・とにかく多忙…
一から全てを作り上げていける満足感がありますが、それ以上に多忙過ぎて心休まる時がないと感じてしまう人もいるでしょう。
何せ今まで作りあげたものがありません。飾りつけやお手紙にしてもそうです。今までなら前年度作った物を使いまわすこともできたかも知れませんが、新設保育園ではそうもいきません。
また、比較的に職員をまとめる主任クラスの先生も若く、経験も少ないために仕事の割り振りが上手くいかずに、膨大な仕事の量を振られることがあります。
そこをキャリアアップの為のメリットと取るのかデメリットと取るのかはあなた次第と言うわけです。
でも新設保育園で働きたい!志望動機はどうする?
新しい施設で働きたい、家から近いところで働きたいなど、志望の動機は人それぞれで、色々あります。
しかし、新設保育園で働きたい時の志望動機はやはり、新設保育園だからこそのメリットを活かした志望動機にした方が分かりやすいです。
例えば、「一から作りあげることができる保育園に携わりたい」という志望動機。
新設保育園は仕事がたくさんあるんだということを理解しているということでもあり、雇用する側からすれば、たくさんの仕事をこなしてくれると期待してくれるはずです。
逆に保育園というのものは出世しにくい業界とも言われていますが、新設保育園は重要なポストも任せられる可能性が高いです。メリットとして申し分ないですが、ここを志望動機にすることは差し控えた方がいいでしょう。
こんな新設保育園に就職したい!
新設保育園のことについてメリットとデメリットを見てきました。少し興味がわいたあなた、それでは実際就職する際には他にどの様な点に注目すればよいと思いますか?
現実的なチェックポイントをまとめてみました。新設とは言わず、どんな保育園選びであっても共通する事ですが…。
・保育理念
「新しい環境で、一から保育園を作り上げたい」と新設を希望するのですから、保育理念や方向性が一致していなければそのやる気はどうにも持続しません。
また、周りの保育士と方向性がぶつかっても、それはいずれ人間関係悪化の原因ともなります。皆で共有できる思いがあっての団結力ですから、保育理念は必ず検討しましょう。
・給料と福利厚生
これは生きていく上でどうしても欠かせませんよね。新設保育園の場合、運営元にもよりますが事業が進むうちに保育士の要望が吸収されていく場合もあります。
かといって、給与体系や福利厚生が曖昧なまま運営を始めようとしている保育園は少々心配です。経験者の体験談も聞けませんから、事前にしっかりと募集要項を確認しておくべきでしょう。
・園の周辺環境
たまにニュースで、保育園の開設にあたって「近隣住民のクレームが相次ぐ」といったことが言われていますよね。このような保育園は、特に都会では住宅街に作った新設の園であったりします。
保育園にクレームをつける近隣住民の是非はともかく、新設保育園では周辺住民との関係構築に気を遣う可能性があります。
他にも働きやすさを決めるポイントはたくさんあります。詳しくは関連記事も読んでみてくださいね。
効率よく求人を探す方法
・東京の求人が充実
東京都では待機児童問題が深刻化していることもあって、保育士の成り手を増やす為に給料を増やしたり、住宅支援制度で住宅手当や家賃補助などで保育士を政策によってバックアップしています。
そして、その保育士が活躍できる場所を増やすために新設の保育園が増えているのです。
そういった背景もあることから今、東京都での新設の保育園の求人がとても充実しています。たくさんの優良な人材を確保するために、新設保育園は給料も高く、住宅手当て、家賃補助が付くところがたくさんあります。
・転職サイトやエージェントの活用法
東京だけではなく、とりあえずたくさんの求人情報を比較したい場合には、「保育情報どっとこむ」など保育士専門の転職・求人サイトで検索してみることをお勧めします。
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