【年齢別】ペープサート(紙人形劇)のねらいと題材!簡単な作り方も解説

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保育士くらぶ編集部

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紙芝居や人形劇と並んで子どもたちに大人気のペープサート。
保育士さんのアイデアや演技力で子どもたちの盛り上がり方も違ってきます。
それだけに難しい…という保育士さんも多いのではないでしょうか?

今回は、ペープサートについての記事です。
ペープサートの作り方やねらい、年齢別の題材などを紹介します。

ペープサートとは?

保育園や幼稚園ではおなじみのペープサートですが、一般的によく知られているわけではありません。

そもそもペープサートは和製英語。正しい英語表記はPaper Puppet Theaterで直訳すれば紙人形劇です。
江戸時代からあった「立ち絵」をもとに永柴孝堂氏が考案したものと言われています。うちわ型の厚紙2枚に登場人物を描き、割りばしなどの棒に貼り合わせたものを使って人形劇を行うものです。

日本アニメの原点とも言われるペープサートは日本で生まれ、保育教材として広く普及しています。エプロンシアターやパネルシアターは、このペープサートの発展型と考えられます。


ペープサートが使える場面

ペープサートは園児の注目を集めるとき、今までやっていたことと違うことをするとき(場面転換)に最適です。

また、イベントや園内行事で季節にあった題材を演じれば、盛り上がりそうですね。

また、他の遊びとの違いは

  • ペープサートの作成が簡単。幅広いアレンジができ、より園児の興味にあった題材を選べ注目を集められる
  • 背景などが必要なく場所を選ばずに演じられるので、野外でのイベントにも適している

といった点があります。

【年齢別】ペープサートのねらいと題材

指導案や日報などを描く際はもちろん、イベントや遊びをするとなったときに何かと必要なのがねらいですね。
ペープサートの年齢別のねらいと、ねらいに則った題材をチェックしておきましょう。

ペープサートは、絵本の読み聞かせや紙芝居、パネルシアターなどの室内遊びと同じく、そのねらいが園児の発達段階によって異なります。

  • 1歳
  • 自分が知っている事物(乗り物や動物)がわかる、確かめられる

  • 2歳
  • ごく簡単なストーリー、因果関係を理解できる

  • 3歳
  • 簡単なストーリーを理解できる
    空想力が広がる

  • 4歳
  • 身の回りの日常生活に興味をもつ
    場面ごとの事物の名前や人物の行動へ興味をもつ

  • 5歳
  • 科学絵本や図鑑など事物の詳しい情報を知ろうとする
    想像力が広がる
    (登場人物の心の動きなどをとらえることができる)
    言葉の意味やその使い方を覚えようとする

  • 6歳
  • 言語化能力や表現力が広がる
    (感じとった内容を自分の言葉で表現できる)

参考:子どもの発達と絵本 (佐藤公代、平成16年)

次の項では、園児の発達段階にそったねらいと題材をまとめていきます!

ペープサートのねらい・題材①1~2歳

1~2歳のペープサートのねらいは、

  • 想像力を育てるきっかけづくり
  • 知っている事象を確かめること、知識が増えることを楽しむこと

 

このようになります。

1~2歳の時期におすすめなペープサートの題材は、

  • シルエットクイズ
  • わらべうた

です!

シルエットクイズは、子どもたちに当ててもらいたいものを真っ黒なシルエットで見せ、当ててもらうといったもので、「風船のペープサート」が人気です。
他にも「だるまさん」のペープサートは、だるまさんの表情の変化を楽しめる定番の題材です。

ペープサートのねらい・題材②3~4歳

3~4歳のペープサートのねらいは、このようになります。

  • 空想力、知的好奇心を養う
  • 身の回りの日常生活について理解を深める

特に、この年齢は身の回りの日常生活について興味を持ち始める時期なので、生活習慣について学ぶのにもってこいです。

3~4歳の時期におすすめなペープサートの題材は以下のものです。

  • 食育、栄養指導
  • 歯磨き、着替えなど日常生活の指導
  • アンデルセン童話やイソップ物語、グリム童話等の童話・日本昔話

童話は、赤ずきんや3匹のこぶた、うさぎとかめなど定番の物語がおすすめです。
登場人物が少なめなので紙人形がつくりやすく、展開も簡単なため背景用の装置がなくてもわかりやすく演じることができます。

ペープサートのねらい・題材③5~6歳

5~6歳のペープサートのねらいです。
物語のストーリーの理解はできるようになり、登場人物の心情や場面の状況について考えることができるようになるのがポイントです。

  • 想像力、言語化能力を養う
  • 言葉の意味や使い方を知る

 

5~6歳におすすめのペープサートの題材は、以下のようなものです。

  • より複雑なストーリー展開のある童話
  • アニメ作品

先生が演じるだけでなく、アニメ作品のキャラクターの紙人形をつくり、ストーリーは園児に考えてもらう遊びも盛り上がりそうですね!


ペープサートの作り方①材料

実際にペープサートを作ってみよう!ということで、手作りペープサートの作り方をまとめてみました。

ペープサートの材料

  • 厚紙
  • 画用紙やケント紙など厚めの紙

  • 色画用紙

  • 持ち手になる棒
  • 割り箸や竹串、ストローなどが使いやすいです

 

厚紙、色画用紙と持ち手用の棒だけで作ることができるのが良い点ですね!

ペープサート作成で使用する文房具

  • のり
  • 接着剤
  • はさみ
  • セロハンテープ
  • ガムテープ
  • クレヨン
  • マジックペン
  • 色鉛筆

 

製作遊びとして子どもたちと一緒に作る場合は、持ち手の棒は先端が鋭利なものを避ける、はさみは子どもでも使いやすく安全性が高いものを選ぶなどに気をつける必要があります。

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ペープサートの作り方②作業

ペープサートの題材でも、簡単で定番の「風船のペープサート」を例に作り方を紹介します。

作業内容と画像は、【保育系YouTuber】 mocaちゃんTimeから引用しています。

1.型紙をつくる

厚紙に風船の形を下書きし、切り取ります。

2. 色画用紙を2枚分カットする

同じキャラクターのものを表裏1ペアでいくつか作るため、同じ形の厚紙が2枚できるようにカットしましょう。

3. 絵を描く

題材に登場するキャラクター、昔話や童話の主人公、オリジナルのキャラクターを厚紙に描きます。

画力に自信がない保育士さんは、絵柄を薄紙に写して厚紙に貼り付けたり、カラーコピーしたりしてもOKです。

絵柄は、表は普通の表情、裏はシルエットや泣き顔、怒り顔にするなどバリエーションをつけましょう。

4. 持ち手の棒を接着する

色画用紙の一枚の裏に持ち手となる棒をセロハンテープやガムテープでしっかり貼り付けます。

5. ペアとなる色画用紙を貼り合わせる

ペアとなる厚紙をのりや接着剤で貼り合わせます。

紙の縁が剥がれやすいので、透明なテープで補強するなど工夫すると良いですね。

ペープサートの作り方を動画で作り方をおさらい!

【保育園・幼稚園】風船のペープサート【作り方・実演】

【保育系YouTuber】 mocaちゃんTime

引用元の動画では、風船のペープサートの演じ方から作り方までわかりやすく紹介しています。

園児との製作遊びや、製作に不慣れな実習生でも簡単に作れて演じることができる題材なので、ぜひ挑戦してみては。


ペープサートの演じ方のポイント!

最後に、子どもたちがひきつけられてワクワクするようなペープサートの演じ方や注意するポイントを紹介します。

【ペープサートの演じ方】準備編

まずは入念に計画することが大事です。

見る人にちゃんと特徴が伝わる紙人形に仕上がっているか他の人に見てもらって確認しましょう。

本番までに何回か練習するのが望ましいですし、子ども目線で誰かに見てもらえば、よりいいものが出来上がるのではないでしょうか?

本番前に以下のチェックリストで確認するとより安心ですね。

  • 使用する紙人形は、使う順番に並べてある?
  • BGMや効果音の準備はできている?
  • 舞台の高さや子どもからの距離は適切?

 

【ペープサートの演じ方】本番編

  • 紙人形の動かし方

見せ場でもある紙人形の反転は、手首は使わず親指と人差し指の動きだけで素早く動かすのがコツです。
また、セリフをしゃべっている紙人形を動かし、しゃべっていないキャラクターは静止させておきましょう。

怒ったり、泣いたりといった感情表現の場合、紙人形を大きく動かすことでより伝わりやすいようです。

  • 声量

後ろの子どもにも聞こえるように、ハッキリ大きな声でしゃべりましょう。場面ごとで声の強弱・大小を変えると子どもたちが飽きずに楽しめます。

子どもたちが大好きなペープサート。

それだけに、少しでも面白いもの、ワクワク・ドキドキできる楽しいペープサートにしたいですね。


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