妊娠中の正社員の働き方は?対応方法や転職のコツも!【パート・時短・辛い】

妊娠はいつするかわからないもの。予期しないタイミングの妊娠は驚いてしまいますよね。特に、正社員として働いている女性の方は、仕事が続けられるのかどうか、産休や育休は取れるのか、など悩みは尽きないと思います。ここでは、正社員の女性が妊娠した場合の対応方法を紹介します。転職を考えている人にも向けて、妊娠中の転職のポイントもまとめました。これから妊娠を予定している人、現在妊娠中で悩んでいる人は是非参考にしてみてください。

正社員で妊娠したら

園に報告する

正社員で働いている女性が妊娠した場合、まず初めにすることは園への報告です。妊娠が発覚してすぐに行う必要はないですが、遅くとも産休を取りたい時期の1か月前には報告を行うようにしましょう。妊娠初期は流産の可能性もあるため、妊娠してから約5か月後の安定期に入ってから報告を行う人も多いようです。しかし、つわりがひどい場合や、仕事内容を早めに変えてもらいたい場合などは、安定期を待たずに報告を行っても良いでしょう。

働き方を考える

妊娠が発覚したら、自分の体調と相談しながら、現在行っている業務内容を見直しましょう。体力勝負の重労働である場合や、長時間労働を行っている場合は、園に業務変更のお願いをしてみるのがおすすめです。座ったままできる仕事をする、体調が優れないときは早めに帰宅させてもらう、など働き方を変えられると良いですね。正社員でありながら仕事内容の変更を申し出るのは難しい、と思う人もいるかもしれません。しかし、妊娠中は自分の体が第一であることを意識して、出来る範囲の働き方で仕事を行うようにしてください。

保育士くらぶ

妊娠中の働き方

重労働は避ける

保育の現場だと、子供を抱っこしたり、机や椅子を運んだりなど、重労働もありますよね。しかし、妊娠中にこのような重労働を行うことはおすすめしません。妊娠初期はまだ体が動くかもしれませんが、その時期に重労働を行うと流産の恐れもあります。また、妊娠期間が進むにつれて、立ったり歩いたりするだけでも大変だと感じるようになります。立ち仕事や重いものを運ぶことは控え、なるべく安静な状態で行える仕事を行ってください。また、適度に休憩を取ることも大切です。周囲の人の助けを借りながら、無理のない範囲での仕事を行いましょう。

時短で働く

妊娠中は、普段より短い時間で働くのもおすすめです。長時間仕事をしていると、たとえそれが立ち仕事ではなくても体に負担はかかりますよね。体にストレスを溜めないためにも、勤務時間を短くすることは大切です。法律上、医師から妊婦に時短勤務をするようにとの指導があった場合は、会社はそれに応じなければならないと決まっています。従って、医師から時短勤務の指示が出た場合は、迷わず園にその旨を申請してください。また、保育園によっては、独自に妊娠中の時短勤務制度を設けているところもあります。そのため、医師からの指示が無くても時短勤務をしたい場合は、ぜひ先輩や園長先生に相談してみて下さいね。

産休を取って休む

産休を取って休むのも、妊娠中の働き方として大切です。法律上、出産予定日の6週間前からは誰でも産休を取ることができます。しかし、園によっては、それ以前でも産休を認めてくれる場合もあるので、希望がある人は相談してみるのもいいですね。また、法律では、出産予定日の6週間以降であれば休業開始日を自分で決められる、とも決まっています。そのため、長く働きたい場合は休業開始日を遅らせることも可能です。自分の体調の様子を見ながら、適切な時期に産休が取れるといいですね。

妊娠中に転職する場合の選択肢

正社員として転職する場合

妊娠中に転職する場合、まず初めに考えられるのは正社員としての転職です。正社員として転職することができれば、妊娠中の手当はもちろん、出産後や子育て中の手当もしっかり受けることができますね。その分、内定獲得の難易度は上がりますが、アピールできるスキルや即戦力がある人にはおすすめです。女性の妊娠や出産に理解がある保育園であれば、妊娠中であっても採用してもらえることもありますよ。

パートとして転職する場合

次に考えられる選択肢としては、パートとして転職することです。妊娠中の転職を考えている人にとっては最も多い選択肢ではないでしょうか。正社員と比べて、受けることができる手当や給与は少ないと言えます。しかし、時短勤務をしやすい点などはメリットでしょう。また、パートであれば1年を通して募集している保育園も多く、資格や経験が無くても保育補助として採用してもらえることもあります。求人数が多いため、自宅の近くで働きたいなどの希望も叶えやすいと言えますね。

派遣社員として転職する場合

3つ目の選択肢としては、派遣社員として転職するケースです。正社員と比べると福利厚生の充実度は低いでしょう。しかし、パートよりも給与が高く、正社員よりも自由度が高い働き方ができる点が魅力です。一方、職場が変わる頻度が高いことや、雇用の安定がないことから、妊娠中に派遣会社で働くのは難しいと感じる人もいます。派遣会社ならではの働き方に慣れている人には、おすすめの選択肢です。

妊娠中の転職で気を付けること

育休・産休が取れる保育園を選ぶ

妊娠中の転職で気を付けることの1点目は、育休と産休が取れる保育園を選ぶことです。妊娠中に転職を行うということは、出産前後にそこの保育園で働くということになります。その場合、産休と育休の制度が充実している保育園でないと、働くのは難しいでしょう。産休は、出産予定日の6週間前から取れることが法律で決まっています。しかし、育休に関しては誰でも取得できるものではありません。保育園によっては、入社から1年未満の場合は取得できないと定めているところもあるので、しっかりと確認するようにしましょう。

妊娠中であることを伝える

妊娠中の転職時には、応募先の保育園に妊娠中であることを伝えることも大切です。中には、妊娠中であることを伝えたら不採用となるのでは…と心配する人もいますよね。しかし、妊娠中に園からの理解や配慮を得るためにも、事前に伝えておくことがベストです。園側も、採用後に急に伝えられたことで対応に困ることもあるかもしれません。後々のトラブルを避けるためにも、妊娠中であることは正直に伝えるようにしましょう。

身体を第一に気づかう

妊娠中の転職で最も気を付けるべきことの1つが、身体を第一に気づかうということです。妊娠中の転職は、少なからず心身にストレスを与えます。履歴書の準備や提出、面接会場までの移動や細かく決まったスケジュールなど、妊娠中の女性には負担に感じることも多いでしょう。転職のために忙しくなってしまうこともありますが、まずは自分の体調を優先させてください。無理をするとお腹の赤ちゃんや自分の身体に悪影響が出ることもあります。あまり思いつめ過ぎずに、自分の身体と相談しながら転職活動ができるといいですね。

自分が持っているスキルは何かを考える

妊娠中の転職活動では、自分の持っているスキルが何かを考えることが大切です。これは転職中の人は誰でも考えることですが、妊娠中であれば特に大切です。保育園側は、妊娠中の女性に対して、すぐに休みを取ってしまうのではないか、仕事が中々始められないのではないか、などの不安を抱えています。従って、自分の持っているスキルを考え、出産後はしっかりと働けることをアピールしましょう。そうすることで、妊娠中のハンディキャップを補うことができます。

保育士は妊娠中でも働ける?

保育士は重労働なので無理は厳禁

保育士さんの中には、妊娠中でも仕事が続けられるのか不安に思う人も多いですよね。結論から言うと、妊娠中でも保育士の仕事は続けることができます。しかし、一般的に保育士の仕事は重労働と言えるので、無理をしてはいけません。保育士さんは、1人で何人もの子供を気にかけなければいけないため、仕事中には多くのエネルギーを使います。仕事量も多く、子供を持ち上げたり、重い備品を運んだりと、体力的にもきついと感じる人が多いです。妊娠中は、なるべく体力仕事は避け、こまめに休憩を取って働けると良いですね。

妊娠8か月前後までは働く人もいる

それでは、妊娠中の保育士さんはいつまで働くことができるのでしょうか。中には、妊娠8か月前後までは働く人もいますが、いつまで働けるかは人それぞれです。体調が優れなかったり、お腹の子供が心配だったりする人は、早めに産休を取ることも必要です。また、保育園は季節ごとのイベントが多いため、きりの良い年度末や夏休み前など、時期に合わせて休みを取る人もいるでしょう。保育園によっては、忙しくてなかなか休みのタイミングが図れないこともあるので、そんなときは先輩や園長先生に相談してみてくださいね。

妊娠中の保育士が注意すること

保護者に配慮する

妊娠中に保育士として働く際は、保護者への配慮を忘れないようにしましょう。クラス担当の保育士さんが妊娠すると、産休によって担当の先生が途中で変わることもありますよね。そのため、中には保育士さんの妊娠に対して、不安を感じる保護者の方もいます。伝える際は、産休を取るタイミングや、その後の対応も含めて伝えることがおすすめです。また、妊活中の保護者の方がいる場合、伝え方にも気を配る必要があります。全面的に喜ぶのは避け、遠慮がちに伝えた方が良いかもしれませんね。保護者に妊娠を伝えるタイミングとしては、保育園によって方針も異なるので、よく確認してから報告を行うようにしましょう。

行事の際の働き方を考える

妊娠中の保育士さんを悩ますのが、行事の際の働き方です。普段から重労働の保育士ですが、保育園の行事がある際は特に大変です。行事の計画や準備はもちろん、当日も朝から忙しく、片付けが終わるまで気を緩めることができません。普段よりも多くの体力を必要とするので、妊娠中の保育士さんにとってはきついと感じることが多いです。力仕事は避けたり、準備や片付けは他の人に任せたりするなど、妊娠前とは違う働き方を考えてみましょう。

周りの人の理解を得る

妊娠中に保育士として働くには、周りの人の理解を得ることも大切です。重労働かつ子供や保護者との接触が多い保育士の仕事は、周りの人の協力が無ければ続けることができません。女性が多い職場なので、場合によっては嫌な顔をされることもあるでしょう。しかし、適切な対応を取って理解してもらうことが大切です。ポイントとしては、なるべく早く相談する、職場に迷惑をかけてしまうことを謝る姿勢などが大切です。気持ちよく出産を迎えるためにも、良い人間関係の中で仕事が続けられると良いですね。

まとめ

正社員で妊娠すると、様々な不安を抱えると思います。仕事と妊娠、出産の両立は難しいこともありますが、まずは自分の身体を大切にしてください。時にはパートナーや家族と話し合うことも大切です。職場によっても、妊娠した正社員に対する対応方法は異なるので、事前に確認しておくと安心ですよ。妊娠中のストレスを少しでも減らすためにも、上司や同僚に相談しながら仕事ができるといいですね。

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