子供に自信をつける方法6選!今日から実践しよう【メリット・NG行動・NGワード・日頃の接し方】

いつも自信がなさげに見える、新しい事に挑戦しない、やる気があまり感じられないなどと言った子供に対しての悩みを持つ保護者は少なくありません。自信がないと新しいことにチャレンジしにくく、その子自身の能力や個性を伸ばすことは難しいですよね。そこで子供に自信をつける方法やメリット、NGワードなどもご紹介します。日頃のちょっとした声掛けや行動を変えることで子供の自己肯定感を伸ばし、成長に繋げましょう。ぜひ参考にしてみてください。

子供に自信をつける方法6選

1.たくさん褒める

子供に自信をつける上で大切なことは、褒める事です。大人も子供も関係なく、褒められて嫌な気持ちになる人はいませんよね。褒めることで自己肯定感を高め、物事に前向きに取り組むことができます。日頃の些細なことでもたくさん褒めてあげることを心がけましょう。子供が頑張ったことや、できたことを真っ先に認めてあげると、根拠のない自信につながります。自分に目を向けてくれている、愛情に包まれている安心感を持たせてることが大切です。

2.コミュニケーションをとる

仕事や家事に追われていると、子供とのコミュニケーションがおろそかになりがちですよね。子供は想像以上に大人の行動を見ています。忙しい様子を察して自分から話しづらいと感じ、寂しい思いをしているかもしれません。コミュニケーション不足は、子供が自信をなくしてしまう原因にもなります。忙しい中でも、子供との会話の時間を作りたくさん質問してあげましょう。夜寝る前や、洗濯物を畳む合間など、ちょっとした時間から始めてみてはいかかでしょうか。

3.失敗や苦手に固執しない

子供が失敗をした時や、苦手から逃げてしまった時に怒ったりしていませんか?叱りすぎてしまうと子供は「また失敗してしまった」「また怒られてしまう」と気にしすぎることで、新しいチャレンジを恐れてしまいます。苦手なことを克服することで学ぶことは多く、失敗することはとても大切なことですよね。ですが、大人が失敗や苦手に固執しすぎると子供が劣等感を感じ、追い詰めていまう可能性があるでしょう。また、怒鳴ったり不機嫌な態度でいると、子供はトラウマになってしまいます。

4.聞き手になり最後まで話を聞く

子供と話をするときは、聞き手にまわって耳を傾けてあげましょう。「うんうん」「そうなんだ」「それで?」など、たくさん相槌を打ってあげてください。また、かがんだり座って目線を合わせ、話すスピードも合わせて上げると良いでしょう。どんなことでも聞き手にまわり、話を聞いてあげる姿勢を見せることで子供は安心し、自信に繋げることができます。一方で悪口やネガティブな話をしてきた時は、さらっと聞き流し別の話題をふって上げると良いですよ。

5.結果にこだわらない

子供に対する期待から、結果にこだわりすぎてはいませんか?1番になれなかった、良い点数を取れなかったなど、結果にこだわりすぎないようにしましょう。どれだけ頑張ったのか、努力の過程をしっかり評価してあげることが重要です。できていたこと、成長していたことを1つでも見つけ、そこを最大限に褒めてあげてください。すぐに結果に繋がらなくても、徐々にできたことを増やすことで子供の挑戦心を育てることができますよ。

6.指示をしない

日々家事をこなしたり忙しいと、つい子供に指示をしてしまいがちですよね。そんな中でも、できるだけ子供に考える時間を与え、自ら行動できる機会を作ってサポートしてあげましょう。指示をされ言われた通りに行動することに慣れてしまうと、考えることがなくなり1人ではできなくなってしまいます。子供の積極性を育て、一生懸命考える姿を見守って上げることを心がけると良いですね。自ら行動できたことで、より子供の自信を育てることができます。

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子供が自信を持つことのメリット

失敗を恐れずチャレンジできる

子供に自信がつくことでチャレンジ精神が旺盛になります。失敗してもまた次に活かせる自己肯定感を育むことで、新しいことに積極的に挑戦していきます。学年や学期などが変わり、生活環境が変わる中で失敗経験が増えていくでしょう。しかし自信を持ち自己肯定感を高めることで、失敗しても前向きな姿勢で考えることができます。落ち込んでもどうしたら良いのか、自分で考える自主性や、立ち直る力をつけていく姿を見ることができるでしょう。

自ら行動できる

自信を持てると、自己肯定感の高さにつながります。自己肯定感が高いと、周囲からの評価や視線を気にせず自ら行動しチャレンジしていくことがきます。壁にぶつかっても、成功に向かって前向きに考え、挑んでいくことができるでしょう。また、行動を起こすことによって人との関わりが多くなるため、他者や環境の変化を受け入れ良好な人間関係を築いていくことができますよ。子供が自信を持って行動できるように、日頃から積極的に選択肢を与えていくと良いです。

子供が自信をなくすNG行動

他の人と比べる

「〇〇君は、こんなこともできるんだって」「〇〇ちゃんはテストで良い点数とってるね」といった内容は、よく言ってしまうこともありますよね。しかし、こういった内容は“他の人と比べること”になってしまいます。悪気がなかったとしても、周りと比べてしまうことで自分はできない子だと思ってしまうこともあるため注意しましょう。比べた先に優劣をつけるのではなく、その子の頑張った過程や成長に気づきたくさん褒めてあげてください。

目標を高くしすぎる

子供が成長するにつれて、子供に対する期待が膨らんできますよね。しかし、大人からの過度な期待から目標を高く持ちすぎることは、子供の自信を無くしてしまいます。子供は親の期待に応えたいという気持ちがとっても大きいです。その中で、目標を達成することができないと、自分自身を責め罪悪感を持ってしまうこともあるでしょう。その子自身の成長段階に合わせ、目標値が高くなりすぎていないかを少し立ち止まって考え直すと良いです。

思い込みや決めつけをする

”きっと苦手だから” “どうせできないでしょ” などと思い込んでしまってはいませんか?また、”男の子だから、女の子だから” “昔はこうだった” と決めつけたりはしていませんか?思い込みや決めつけは、子供たちの取り組む意欲を無くしてしまいます。さらに、思い込みや決めつけからくる言葉が、子供を深く傷つけてしまうこともあるでしょう。興味を持てるものや、子供たちの成長の機会を逃してしまうかもしれません。子供たちの個性を育てるためにも、思い込みや決めつけから頭ごなしに否定するのはやめましょう。

子供に言ってはいけないNGワード

1.「ダメ!」

子供が危ないことをしている時、やってはいけないことをしている時など、子供の行動を制限するために使うことが多い“ダメ”。子供の行動を頭ごなしに“ダメ”と言ってしまうと、返って反発してしまったり行動がエスカレートしてしまったりします。また、子供の興味や好奇心を潰してしまう可能性もあるので、注意が必要ですね。子供の行動をまずは受け取り、なぜいけないことなのか、やめてほしいことなのか理由を伝えてあげましょう。

2.その子自信を否定する言葉

子供にとって親の存在は大きく、とても大きな影響を受けます。「男の子/女の子だったら、、、」と言ったその子の存在を否定する言葉は絶対に言ってはいけません。努力では解決できないことを言われると、自分を否定されたと感じるため十分に注意しましょう。その子自身を否定するような言葉は“心理的虐待”とも言われています。何気なく言っている言葉も、子供にとっては深く傷つくこともあるでしょう。子供のありのままの姿を受け入れ、認めてあげることが大切です。

3.子供の能力を否定する言葉

「いつも遊んでばかりで宿題してない」「ちっともできてない」と言った言葉はどうでしょうか。言うことを聞いてくれない、宿題を後回しにしているとつい言ってしまいますよね。しかし、こういった“いつも”“ちっとも”と言った強調は、子供にとっては逆効果です。「宿題をしてから遊びなさい」の様に不必要な強調は避け、ストレートに言いたいことを子供にわかりやすく伝えましょう。そうすることで、反発も抑えられ素直に取り組んでくれます。

自信をつけるために日頃から行えること

スキンシップを積極的にとる

言葉でたくさん褒める以外にも、スキンシップによって心を満たし子供に自信を持たせることも大切です。手を繋ぐ、頭を撫でる、ハグをするといったスキンシップは日頃から行えますよね。特にハグは、“オキシトシン”と言われるホルモンが分泌され、リラックス効果があると言われています。どんなに忙しくても普段の生活から積極的にスキンシップを取る習慣をつけましょう。愛情を行動で伝えることで、さらに子供に自信を与えることができます。

やりたいことをやらせる

子供は成長するにつれて好奇心が旺盛になり、やりたいことが増えてきますよね。遊びやスポーツと言った成功体験ができることは、子供の意思を尊重し進んで挑戦させてあげましょう。やりたいことに取り組みできる事が増えることで、自信につながります。子供自身がやりたいと思うものがあれば、見学や体験に行きやりたい子にチャレンジできる機会を作ってあげることが大切です。うまくできない事があっても、挑戦した過程や努力を褒めることで成功体験として蓄積されます。

ポジティブに自信を持って接する

仕事が立て込んでいたり、忙しいと子供に接する余裕がない時もありますよね。しかし、大人が想像している以上に子供は敏感でストレスを感じとってしまいます。周囲の大人に自信がなかったりポジティブでないと、子供は不安になり自信を持って行動できなくなります。つらい時や休みたい時は、頼れる人に相談し、リフレッシュする時間を作りましょう。育児のサポート施設などを利用して1人の時間を作ってみることもおすすめします。

まとめ

褒めて認めることで子供に自信を持たせる

今回は、子供に自信をつける方法やメリットをご紹介しました。周囲の大人の接し方や言葉遣いによって、子供の自信につなげる事ができます。日頃から簡単にできるスキンシップや会話を少しずつ取り入れながら、子供の気持ちに寄り添い接し方を変えて行ってみてください。焦らずゆっくりと、子供と一緒に自信を持てる行動をおこなっていきましょう!子供のやりたいを伸ばし、チャレンジをたくさん褒めて全力でサポートしてあげましょう。

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