保育士必見!膝の黒ずみの治療法・予防法【サポーター・色素沈着・薬用クリーム・皮膚科】

子供たちと話をする時など、膝をつく場面が多くある保育士のお仕事。膝をつくことで圧力や摩擦などの負担がかかり、膝に黒ずみができてしまうこともありますよね。膝の黒ずみによって日常生活に支障をきたすことはないものの、見た目の面において悩みの種になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、できてしまった膝の黒ずみの対処法について詳しく解説しています。また予防法についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

保育士の膝の黒ずみを治す方法

角質のケアをする

少しでも早く見た目を改善したい場合は、角質のケアを行うのがおすすめです。角質は、肌の表面にある角質層の細胞。この角質の過剰な蓄積が、黒ずみの要因の一つになります。スクラブやピーリングジェルを使用して角質をケアすることで、黒ずみの改善に繋がりますよ。一方で、角質ケアは肌への刺激が大きいのも事実。日常使いは避け、週1回〜月1回程度の特別ケアとして用いるようにしましょう。

薬用クリームを塗る

市販されている薬用クリームを、黒ずみへの応急処置に使うのもおすすめです。薬用クリームは医薬部外品や、第3類医薬品に分類されるものがほとんど。薬局やネットショップなどで簡単に手に入れることができます。一方で、様々な有効成分が含まれている薬用クリーム。角質のケアだけではなく、美白や保湿等の役割も担ってくれますよ。一般の化粧品よりも高い効果が期待できます。

おすすめの薬用クリーム①薬用シミ―ポロン

指先で塗布したシミーポロンを擦ると、角質がポロポロと剥がれ落ちます。汚れや角質が落ちているのが目に見えてわかるのが快感ですね。主な有効成分としては、アラントインとプラセンタエキス-1が挙げられます。これらの有効成分が、黒色の色素であるメラニンの生成を防いでくれますよ。日焼けによるしみやそばかすを防ぐことが主な目的になっていますが、膝の黒ずみのケアにも用いることができます。

おすすめの薬用クリーム②クロキュアEX

こちらは、数少ないひじ・ひざの黒ずみに特化した医薬品。抗炎症成分で肌の炎症を静めた上で、黒ずんだ角質を取り除くことができます。また代謝促進成分と保湿成分も含まれているため、角質を取り除いたあとの肌の再生も促進してくれますよ。2週間以上の継続が推奨されています。
各成分と効能は以下の通りです。

  • 角質除去成分:尿素
  • 抗炎症成分:グリチルリチン酸一アンモニウム
  • 代謝促進成分:トコフェロール酢酸エステル
  • 保湿成分:ガンマ-オリザノール

ひどい場合は皮膚科の受診も検討

黒ずみが悪化して広い範囲に及んだ場合や、その他の皮膚トラブルを併発した場合には、皮膚科の受診も検討しましょう。また黒ずみをできるだけ早く改善したいという場合も、効果的な治療が受けられる皮膚科を利用するのがおすすめです。一般皮膚科と美容皮膚科の2種類に分けられる皮膚科。どちらを受診するべきか分からないという方のために、それぞれの皮膚科の特徴を下記で紹介していますよ。

一般皮膚科で受けられる治療

皮膚病や皮膚疾患などを保険適応で治療する一般皮膚科。では、膝の黒ずみを一般皮膚科で治療してもらうことはできるのでしょうか。

『老人性色素斑・そばかす・肝斑(かんぱん)・炎症後色素沈着など、薄くしたり消したりするのが美容目的だと判断されるような場合は、保険の適用外になります。』
-Must Beauty Clinic 麻布十番(皮膚科・美容皮膚科) 「気になるシミにも保険が適用?!医療クリニックでのシミ治療のあれこれ」

上記のように、膝の黒ずみが一次的な炎症による炎症後色素沈着だと判断される場合は、治療は保険の適応外になるようです。一方で、けがが原因の色素沈着である場合や、その他の症状が併発している場合は、保険の適応になる場合もあります。いずれにしても一度皮膚科で診てもらい、症状について正確に把握するのが良いでしょう。

美容皮膚科で受けられる治療

美容皮膚科は、審美目的での治療を行う場所。そのため美容皮膚科の治療は、保険適応で受けることができません。一方で専門医への相談は必要になるものの、基本的には自らの意志で治療を受けることができます。膝の黒ずみに対するアプローチとしては、以下のような治療が用意されていますよ。

ハイドロキノンクリーム…美白作用のあるクリームです。市販の物よりも濃度が濃く、高い効果が期待できます。
ケミカルピーリング…肌の表面の角質を除去する治療法。グリコール酸などの薬剤が用いられます。
レーザートーニング…レーザーによってメラニン色素を砕く治療法。肌質を改善するレーザーと併用されることもあります。
光治療…光によって、肌代謝を促進します。

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膝の黒ずみの根本治療は肌のターンオーバーに注目

肌のターンオーバーとは

肌のターンオーバーは、人の身体に備わった仕組みの一つ。具体的には、肌の細胞が一定の周期で生まれ変わることを指します。表皮・真皮・皮下組織の3つの層によって構成されている私たちの皮膚。一番外側にある表皮は、さらに4つの層に分けられます。この表皮の4層がターンオーバーの役割を担っており、ここでは以下のような働きが見られます。

  1. 表皮の一番深くにある基底層で新しい細胞が作られる。
  2. 基底層でできた新しい細胞が徐々に上層へと押し上げられる。上層に上がるにつれ、細胞は分裂していく。
  3. 角層にたどり着いた細胞が、垢となって剥がれ落ちる。

上記の1~3の過程を1周期とし、これを繰り返す肌のターンオーバー。この働きによって、私たちの皮膚は健康に保たれています。

肌のターンオーバーと膝の黒ずみの関係

正常な肌の場合、ターンオーバーの1周期は4週間程度。一方でターンオーバーの1周期が、4週間よりも大幅に長引いている場合は要注意。角質層が分厚くなり肌トラブルを招く可能性が高くなるためです。つまりターンオーバーの乱れは、膝の黒ずみの原因の一つでもあります。さらに、年齢を重ねるごとに、ターンオーバーの1周期は長くなっていきます。年齢層が高いほど、代謝の促進に力をいれる必要があります。

肌のターンオーバーを正常に保つためには

一周期に4週間以上の時間を要する肌のターンオーバー。焦らずに、長期的な改善を図っていく必要があります。とはいえ、特別なことをする必要はありません。肌も体のパーツのひとつ。健康的な生活を続けていくと、ターンオーバーも正常に戻っていきますよ。具体的には、以下のような取り組みが挙げられます。

  • 十分な睡眠時間を確保する
  • 皮膚のもととなる、たんぱく質・ビタミンを摂取する
  • 適度に運動をする
  • たばこ・アルコールを控える
  • ストレスをためない

保育士の膝の黒ずみの予防法

保湿をこまめにする

膝の乾燥は、膝に黒ずみが生じてしまう原因の一つ。クリーム等を使用してこまめに保湿することで、膝の黒ずみを改善することができますよ。加えて膝が適度に保湿されていることは、黒ずみの悪化予防にもつながります。また膝の黒ずみには、保湿力の高いクリームタイプの保湿剤を用いるのがおすすめ。香りに対して敏感な子供たちへの配慮として、無香料タイプの保湿剤を用いるのがいいでしょう。

膝の洗い方を見直す

膝の黒ずみを予防するためには、膝の洗い方にも気を付ける必要があります。膝を洗う際、ボディタオル等でゴシゴシと擦っていませんか?この摩擦は肌にとって大きな刺激であり、炎症やメラニン生成の原因になります。ボディタオルで泡を作ってから、手で優しく撫でるようにして洗いましょう。また、ボディソープも低刺激のものを用いるといいでしょう。無添加のものや、弱酸性のものは、肌への刺激が少なくおすすめですよ。

紫外線対策をする

紫外線による日焼けも、肌に対する刺激の1つ。黒ずみを悪化させないために、紫外線対策をしっかり行いましょう。特に園外保育や出勤の際など、直接日差しを浴びる場面には要注意。SPF(紫外線防御効果)の高い日焼け止めを塗って対策することが必要です。また屋内活動がメインの場合も、紫外線からは逃れられません。SPFの低い日焼け止めで対策するのがおすすめですよ。日傘や長袖の服もあわせて使うと、より効果的に予防することができます。

ムダ毛処理を見直す

ムダ毛の処理は、肌にとって大きな負担になることも。適切にケアをして、肌の炎症が悪化することを防ぎましょう。例えばカミソリよりも電動シェーバーを使用する方が、肌への負担が少なくなります。またお金に余裕のある場合は、家庭用光脱毛機や医療脱毛を利用して自己処理の頻度を減らすのがいいでしょう。一方でワックスや毛抜きを使った自己処理は、肌への負担が大きいためおすすめできません。

サポーターをつける

膝に対する圧力や摩擦も、肌に対する刺激に。特に膝の一点に圧力が集中する膝立ちは、皮膚にとっても大きな負担になります。保育士さんは子供と目線を合わせて話すために、膝立ちをすることが多いですよね。膝立ちの摩擦による黒ずみを防ぐために、サポーターをつけるのがおすすめです。下記では型や素材、厚さからみた、サポーターの選び方を紹介しています。サポーター選びの際の参考にしてくださいね。

保育士向けサポーターの選び方

サポーターの型で選ぶ

①筒型サポーター

筒型サポーターは名前の通り筒状になってるサポーターのこと。レッグウォーマーのように足を通して使うことができ、着脱をしやすいのが特徴です。またストレッチ素材でできているため、膝の形にぴったりフィットしてくれるのも嬉しい点。膝にかかる圧力を軽減するために、膝の部分にマットの入ったタイプを使用するのがおすすめですよ。

②ベルト型サポーター

マジックテープ等で両端を固定するタイプのサポーターがこちらにあたります。自身の足の太さに合わせてベルトの長さを調節することができるので、筒型サポーターよりも頑丈にサポートしてくれるのが特徴です。膝の黒ずみ対策以外に、膝の痛みの緩和などの目的で併用することができますよ。

生地の素材や厚さで選ぶ

サポーターの型が決まったら、生地の素材や厚さをチェックしましょう。季節によって素材違いのサポーターを使い分けるのも一つの手です。特に夏場、保育士の方は子供たちと遊ぶ中でたくさん汗をかきますよね。この時期には汗をかいても蒸れない吸水速乾素材のものを使用するのがおすすめです。冬場には、保温効果がある素材のサポーターを使うことができますよ。加えて膝の黒ずみ対策のためには、生地の厚みのチェックも必要不可欠。膝小僧の部分に厚みのある生地を使用したサポーターを選びましょう。

まとめ

適切なケアで膝の黒ずみを改善・予防しよう!

今回の記事では膝の黒ずみの治療法や予防法について詳しく解説しました。見た目が気になる膝の黒ずみですが、ゴシゴシ洗ったり、頻繁に角質ケアを行ったりするのはNG。皮膚に過剰な刺激を加えると、黒ずみが余計に悪化してしまうこともあります。まずは、薬用クリームや皮膚科を利用して適切な角質ケアを行いましょう。また黒ずみを含めた肌荒れの根本的な原因は、肌のターンオーバーの乱れにあります。忙しい保育士生活の中でも、生活習慣の改善をすることで肌のターンオーバーを正常に保つことを心がけましょう。今回の記事で紹介した膝の黒ずみに対する正しい予防と治療を行って、綺麗な膝を手に入れて下さいね!

参考文献

 メディプラス乾燥予防研究所「角質の意味と役割は?代表的なトラブルとスキンケアの基本」メディプラス〈https://mediplus-orders.jp/media/153keratin/〉 メディプラス 
 Arouge「肌のターンオーバーとは?ターンオーバー周期を整えて肌荒れを予防しよう!」全薬工業〈https://www.arouge.com/labo/basic/turnover.html〉 
 360LiFE「膝サポーターのおすすめランキング13選 | プロトレーナーが徹底比較」晋遊舎〈https://360life.shinyusha.co.jp/articles/-/7145〉  
 Must Beauty Clinic 麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)「気になるシミにも保険が適用?!医療クリニックでのシミ治療のあれこれ」〈https://mbcl.co.jp/article/036/〉Must Beauty Clinic 麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)

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