3月の壁面飾りのアイデア集【かわいい・保育園・花・つくし・たんぽぽ】

3月は春の訪れとともに、ひな祭りや卒園式などの行事もあるとても忙しい時期です。そんな3月だからこそ、壁面制作で何を作ろうか悩んでいる方は多いのではないでしょうか?今回は、そのような方たちのために3月の壁面制作のアイデアをまとめました。行事の壁面制作も大事ですが、春らしい壁面制作もとても大事です。また、この時期になると流行る風邪や感染症予防の壁面アイデアもご紹介しています。壁面制作がより華やかになるよう、今回の記事を参考にしていただけたら幸いです。

保育園で3月の壁面を制作するねらい

春を感じて今年度を締めくくる

保育園で3月の壁面を制作する理由は、春の訪れを感じながら一年間を締めくくることにあります。3月になると気温が少しずつ上がり始め、つぼみやちょうちょが見られるようになりますよね。そんな春の訪れを実感するとともに、本年度何があったかを振り返ってみてください。きっと様々なことがあったかと思います。3月の壁面制作は、そんな思い出を振り返りながら、本年度を締めくくる最後の壁面制作です。

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保育園での3月の壁面のアイデア

かわいいひな人形

3月といえば、3月3日にひな祭りがやってきますね。壁面飾りとして、ひな人形を制作してみてはいかがでしょうか?お内裏様とお雛様の他にも、三人官女や五人囃子といった人形も制作して飾れば、とても豪華な壁面飾りになるでしょう。制作には時間がかかることが予想されるため、2月中から制作に取り掛かることをおすすめします。3月のなかでも大きな行事の一つですので、この機会にぜひ制作してみてください。

ぼんぼり

ひな人形を制作するだけでは、きっと何か物足りないと感じるかもしれません。そんなときは、ぼんぼりも制作することをおすすめします。みなさんのほとんどが、一度は「あかりをつけましょ、ぼんぼりに〜」と歌ったことがあるかと思います。それほど、ひな祭りにはぼんぼりが欠かせません。また、ぼんぼりは元々、結婚式が夜間に行われていた江戸時代に、新郎新婦を照らすためにあったとされています。ぼんぼりをセットで制作することで、ひな人形はより輝いて見えるでしょう。

ひしもち

そして、もう一つ忘れてはいけないものがあります。それはひしもちです。ひな人形を飾る時、お内裏様とお雛様の前にひしもちを置きますよね。せっかくひな人形を制作するのですから、ぜひひしもちもセットで制作してはいかがでしょうか。また、ひしもちには魔除けや清浄、健康などの意味が込められていると言われています。子供たちの健康を願う意味でも、壁面飾りとして制作することをおすすめしますよ。

てんとうむし

みなさんは春の虫と聞いて何を思い浮かべますか?ここでは、春の代表的な虫のひとつとして、てんとうむしを制作することをおすすめします。てんとうむしは、春先頃から活動を始め、秋頃まで見ることが出来る虫です。ナナホシテントウやナミテントウなど、てんとうむしには様々な種類がありますよね。色や模様が違うてんとうむしをたくさん作れば、壁面飾りはより賑やかで豪華になるでしょう。

ちょうちょ

また、春先に外を歩いていると、花の周りにちょうちょが飛んでいるのを見たことがあると思います。ちょうちょを見ると、春が来た感じがして気分が上がりますよね。そのためちょうちょは、3月の壁面制作として春を表現するとてもよい制作になりますよ。モンシロチョウやアゲハチョウなど、ちょうちょは沢山の種類がいます。沢山の種類のちょうちょを作り、壁面飾りをより華やかにしましょう。

たんぽぽ

春先になると、道端にたんぽぽが咲き始めます。道端にあの黄色いたんぽぽが咲いているだけで、いつもより道が華やかに感じますよね。あの独特な葉っぱの形も、たんぽぽ特有のものです。たんぽぽは、春を感じる花として壁面飾りに最適の花といえます。また、春が過ぎたあとの壁面制作ではつづけて綿毛を制作することで、壁面飾りにストーリー性を持たせることも出来ますよ。ぜひ作ってみてください。

梅の花とうぐいす

梅の花を見ると、どこか懐かしさを感じながら無意識に春を感じることはありませんか?梅の花は、奈良時代よりも前に中国から日本に来たという説があるくらい昔からある花です。日本の情景にとても似合っており、咲いているのを見ると自然と気分が上がりますよね。そして梅の花にとまっているウグイスも、春の情景をより良いものにしてくれています。壁面飾りの例として、梅の花とウグイスを制作してみるのもよいですね。

桃の花

梅の花と似ていますが、桃の花も春の花として有名ですね。桃の花は梅の花よりも花弁の先端がとがっており、とても綺麗な形をしています。梅の花だけでは物足りないという場合は、桃の花も制作すると壁面飾りの豪華さが増しますよ。また、梅の花と同様に、桃の花も薄いピンクから濃いピンク、白など複数の色があります。バランスよくそれぞれの色の花を制作すれば、壁飾りは絢爛になるでしょう。

最後に、春を代表する花といえば桜を忘れてはいけませんね。桜は日本の国家と言われるほど日本を象徴する花です。せっかく春を感じるならば、ぜひ桜を制作しましょう。桜は3月中旬から5月中旬に咲きますが、気がつくとすでに散ってしまっているなんてことはありませんか?何気なく日常を過ごしていると、桜が咲いていることも忘れ、春を感じそびれる人は少なくないと思います。子供だけでなく、保育士のみなさんも春をこの目で感じることが出来るよう、桜を制作して壁面に飾ることをおすすめしますよ。

つくし

春になると、たくさんの花だけでなくつくしといった植物も見ることが出来ます。道を歩いているとき、コンクリートの間からつくしが生えているのを見たことはありませんか?つくしは、鑑賞以外にも春の食材として利用されることがあります。春にしか見られず、春にしか食べられない食材のつくしは、春の風物詩ともいえますね。たんぽぽや桜の花と一緒に制作し、壁飾りをより賑やかにしましょう。

イースターエッグ

イースターとは、イエス・キリストが亡くなったあと、3日後に復活したことを祝った祭りのことを言います。毎年イースターの時期になると、カラフルな卵やうさぎを並べる家や店が見られるようになります。といいつつも、日本ではイースターはクリスマスほどの知名度はないため、壁面制作のなかでも新しい部類になるでしょう。しかし、イースターの装飾はカラフルな卵やうさぎというとてもかわいい装飾です。自由な色で塗ることができるため、子供たちと一緒に制作もできますね。ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

卒業を祝う壁飾り

3月は春の訪れとともに別れの季節でもあり、保育園では卒園式を行います。別れが寂しい行事ですが、卒園を祝う壁面飾りを作ることで、子供たちはきっと喜んでくれるでしょう。「卒園おめでとう」というメッセージと共に、今までの思い出を振り返るオリジナルな装飾をするとよいです。また、在園生の子供たちからのメッセージを貼ったり、先生たちからのメッセージを貼ったりすれば、卒園生や保護者の皆さんも喜んでくれることでしょう。

入園を祝う壁飾り

3月は卒園式がありますが、4月になれば新しい子供たちが保育園にやってきます。4月になるまえに、3月末あたりには入園を祝う壁飾りを準備しておきましょう。新しくやってくる子供たちはまだ幼いです。文字を読むことが出来ない年齢の子供が多いため、イラストや装飾で楽しませる工夫をすることが重要ですね。カラフルな色使いをしたり、笑顔の子供を飾ったりし、視覚的に子供を楽しませるようにしましょう。

風邪や感染症予防の壁面飾り

3月は、2月に引き続き風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症が流行ります。マスクや手洗い、ソーシャルディスタンスなどを呼びかける壁面制作は、そういった感染症の予防に効果的ですよ。口頭で予防について教えても、すべての子供が理解しきれるわけではありません。イラストを使うことで、子供は無意識に感染症予防の意識を持つようになるはずです。一度作った制作物は、来年の冬から春にかけて再利用できるため、作っておいて損はありませんね。

保育園での壁面制作の工夫点

補強して長持ちするようにする

壁面制作において工夫する点は、補強をして長持ちするようにすることです。季節の壁面制作は、その年だけでなく来年以降も再利用出来ることが多いです。来年以降も長く使えるようにするために、裏にテープを貼って補強をしておきましょう。長く使えれば、来年新しく作る労力が削減できますよね。制作物一つ一つに対して補強作業を行うことは大変ですが、今後のためにもやっておいて損はありませんよ。

子供が楽しめるレイアウトを考える

壁面制作は、ただ季節のものを作って飾るだけでは意味がありません。どうしたら子供が楽しんでくれるかをしっかり考え、レイアウトを組みましょう。例えば、同じ花だけでなく様々な種類の花やちょうちょを一緒に飾ることで、装飾の豪華さが変わります。また、壁面装飾を見てストーリーを感じれるような飾りもよいですね。子供が壁を見て楽しめるよう、レイアウトはしっかり考えましょう。

時間を逆算して計画的に制作する

壁面制作は折り紙や切り絵のようにすぐに出来るものではありません。ひな祭りや卒園式の装飾は特に、沢山のものを制作する必要がありますね。時間がかかる制作物は、時間を逆算して計画的に制作していきましょう。また、保育士たちで作業を分担し、効率的に制作する工夫をすることも大切です。壁面制作は季節によりコロコロと変わり大変ですが、子供たちを楽しませるためにも時間をかけて制作することが重要ですね。

まとめ

3月の壁面を作成して新年度へつなげよう

いかがでしたでしょうか。今回は3月の壁面制作についてご紹介しましたが、なにか参考になったアイデアはあったでしょうか?3月は春が訪れ始め、ちょうちょや花が辺りで見られるようになります。壁面も春仕様にし、子供たちと一緒に春を感じましょう。またひな祭りや卒園式など、春の訪れとともに沢山の行事があり、とても忙しい月です。制作時間はかなり絞られてきますので、時間を逆算して計画的に制作しましょう!今回のアイデアを参考にしていただき、子供たちに楽しんでもらえれば幸いです。

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/