保育園で簡単スノードームの作り方【年齢別・材料・100均・工作・キット紹介】

段々と寒くなり本格的に冬を迎える時期、子どもたちは外よりも中で遊ぶ機会が増えますよね。室内で出来る冬ならではの制作に、スノードーム作りはいかがですか?手作りのスノードームは、年齢に合わせて材料やデザインを選ぶことが出来るので個性あふれる制作物になるでしょう。オリジナルのスノードームを作って、冬の気分を盛り上げませんか?今回はスノードーム作りの基本的な作り方やコツをご紹介します。より簡単なアレンジもご紹介しますので、是非参考にしてくださいね。

スノードームとは?

容器のなかに広がる雪景色

スノードームとは、主にドーム状の透明な容器の中にミニチュアのモチーフがある、雪景色を表した置物。容器の中は水で満たされており、動かすことで雪のような粒が舞い上がる仕組みになっています。スノードームの起源は、1889年のパリ万国博覧会で、シンボルのエッフェル塔をミニチュア化してドームに入れたものでした。インテリアとして人気のスノードームは、現在でも冬に定番の飾りです。ラメが入っているものも多く、キラキラした綺麗なものが好きな子供におすすめです。

保育士くらぶ

基本的なスノードーム

スノードーム作りに必要な材料

スノードームを作るうえで、揃えるものをご紹介します。
【用意する材料】
・水または精製水
・液体のり(洗濯のりやグリセリンなど。透明度が高いものを選ぶとよい)
・水に強い接着剤(グルーガンなど)
・蓋がついている透明な空き瓶 (ジャムの瓶やお菓子の瓶など)
・中に飾るモチーフ(小さなフィギュアや小物などの、水に溶けず色が落ちないもの)
・スノーパウダーやラメ(ビーズ、スパンコール、ホログラム、ポンポンなど)

水に入れても大丈夫なものなら中の飾りにすることが出来るので、アイデアは様々です。ガチャガチャのミニチュアや自然のものなど、モチーフ探しも楽しめます。飾りを選ぶ際は、容器に入る大きさかどうかを事前に確認しましょう。

スノードームの作り方

1.飾りの土台となるスポンジを作る

容器の蓋を取り外し、蓋の内側に飾りのモチーフを接着剤を使って貼り付けます。この時、蓋を閉めたときをイメージして取り付けることがポイント。蓋を上にしたい場合は、容器の底にモチーフを取り付けても◎。接着剤の使用は、大人の方が行うようにしましょう。蓋を閉めたとき、飾りの高さが足りない場合は、スポンジを使用してモチーフの高さを調節することが出来ます。スポンジを使用する方法は後ほどご紹介します。

2.液を入れる

水と液体のりを約7:3の割合で混ぜ、容器の中に入れます。両方の分量を正確に測らなくても失敗しません。液体のりの分量を増やすことでスノーパウダーやラメの落ちるスピードがゆっくりになりますので、お好みで調節してみてください。モチーフを蓋に取り付ける場合は、モチーフの体積を考慮して液を入れましょう。仕上がりを綺麗にするポイントは、空気が残らないように液を容器のギリギリまで入れることです。

3.容器にスノーパウダーやラメを入れて完成!

用意したスノーパウダーやラメなどを液に入れていきます。入れる量が多すぎると、中のモチーフが見えづらくなってしまうので、少しづつ入れて調節してくださいね。また、子どもと一緒に作業する際は粉が目や口に入らないよう、注意しましょう。スノードームに入れるものとして一般的なのはスノーパウダーですが、他にもカラーパウダーやホログラムを入れることでカラフルなスノードームに仕上がります。スパンコールやビーズなど、粒の大きなものを入れても個性が出ますよね。色や形の種類が豊富なので好みに合わせて選ぶことが出来ます。その後モチーフを取り付けた蓋を裏返し、容器を閉めます。この時、容器内の液が溢れる可能性がありますので、下に洗面器やタオルを置いて作業することをおすすめします。容器をひっくり返して完成です。

スノードーム作りのコツ

より見栄えを良くするには

中に取りつける飾りが小さくて見えづらい時、スポンジを使用してモチーフに高さを出すことが出来ます。やり方はとても簡単。蓋の大きさに合わせてスポンジをカットし、接着剤で蓋の内側に貼り付けます。そのスポンジの上にモチーフを接着剤で貼り付けることで、小さな飾りも見えるようになりますよ。また、スポンジの色を工夫することで、様々なスノードームの世界を表現することが出来ます。
白色のメラミンスポンジを使用すると、雪が積もった地面を表すことが出来ますね。

劣化を防ぐには

劣化を防ぐには、精製水を使用するのがおすすめ。中に入れる水は水道水でもよいですが、水道水には不純物が含まれているので変色する可能性があります。より透明な状態を長持ちさせたい場合は、精製水で作成してみてください。精製水はドラッグストアで購入することが出来ます。同じように、液体のりはグリセリンを代用することで透明度を上げることが出来ますよ。洗濯のりの場合でも、透明度の高いものを選ぶようにしましょう。また、保管する際に直射日光を避けることでスノードーム事態の劣化を防ぐことが出来ます。

手作りスノードームの簡単アレンジ

水に色をつける

入浴剤を少量溶かすことで、水に色をつけることが出来ます。無色の透明なスノードームもよいですが、着色すればアレンジの幅がより広がります。おもちゃの入った入浴剤であれば、モチーフとしてそのまま中の飾りにするのもよいですね。他にも、水彩の透明絵の具を使用する例もあります。しかし、絵の具の顔料は粒が大きいため沈殿しやすいです。代わりに、食品用色素やカラーインクを使用すると綺麗に染色することが出来ますよ。

水なしで作るスノードーム

こちらは容器に水と液体のりを入れない、モチーフのみを飾るスノードームです。
【用意する材料】
・プラスチックカップ
・画用紙
・中に飾るモチーフ
他にも粒状の発泡スチロールや塩を入れるとスノーパウダーの代わりに雪を表現することが出来ます。飾りに松ぼっくりを使用すると、木のようになりますよね。松ぼっくりは色をつけても◎。カップの外側にマーカーペンで絵や文字を入れると個性が出ます。液体や接着剤を使わないので、幼児クラスにも最適です。

ペットボトルで作るスノードーム

ペットボトルを使用したスノードームは、水を使用しますが材料が少なく、気軽に挑戦することが出来ます。
【用意する材料】
・小さいサイズのペットボトル(R-1やヤクルトなど、200~350mlほどの大きさ)
・ビニールテープ
・水または精製水
・液体のり
・ビーズやスパンコール、ラメ、ポンポンなど
【作り方】
1.容器に水と液体のりを入れる(割合はお好み)
2.ビーズなどを入れる
3.キャップを閉め、ビニールテープで巻いて完成!
ペットボトルは乳酸菌飲料などの小さめのものを使用することで、小さな年齢の子どもでも簡単にシャカシャカ振って遊べます。
大粒のビーズなどを入れることで、ゆっくり落ちていく様子を楽しむことが出来ますよ。

プラバンを使うスノードーム

プラバンは自分でイラストを描いて飾りにすることが出来るので、オリジナリティあふれるスノードームになります。
【用意する材料】
・蓋つきの空き瓶
・接着剤
・プラバン
・カラーマーカー(油性)
・カッター
・スポンジ
・スノーパウダーやラメ
・水または精製水
・液体のり
【作り方】
1.プラバンを作る(容器に入る大きさ)
2.スポンジを瓶に合わせて切る
3.スポンジを接着剤で蓋の内側に貼り付ける
4.スポンジのプラバン接着部分に切り込みを入れる
5.接着剤を付けたプラバンを、スポンジの切り込み部分に差し込む。
6.瓶に水と液体のりを入れる(割合はお好み)
7.スノーパウダーやラメを入れる
8.蓋を閉めて完成!
手順は基本的なスノードームの作り方とほとんど変わりません。絵を描くのが好きな子どもにおすすめです。

造花でハーバリウム風スノードーム

手作りスノードームを応用編として、ハーバリウム風にするのはいかがでしょうか。モチーフを造花を使用するだけで、簡単ハーバリウムの出来上がりです。
【用意する材料】
・ペットボトルや高さのある瓶
・プラスチック製の造花
・水または精製水
・液体のり
・ラメやビーズ、スパンコールなど
土台にスポンジを使用すれば、造花を固定することが出来ます。
ハーバリウムの材料は100均で購入可能なので、様々なアレンジを楽しめます。華やかで、インテリアとしてもオシャレですね。

手作りスノードームキットの紹介

100均でも入手可能!

低予算でスノードーム作りに挑戦したい方に、ダイソーのスノードームキットはいかがでしょうか。こちらのキットでは、ひと箱で2つのオリジナルスノードームを作ることが出来ます。セットには容器が付属していないので、自分で用意する必要があります。カラーセロハンはシールになっているので、アイデア次第で様々な世界観のスノードームに。対象年齢は6歳以上です。店舗で見当たらない場合も、オンラインストアで購入することが出来ます。

すみっコぐらしの世界観を楽しむ

すみっコぐらしのミニサイズのスノードームを6個作ることが出来る、手作りキットです。5種+シークレット1種のセットになっています。ドームの背景パネルがオリジナルのイラストになっているので、すみっコぐらしの世界観を存分に楽しむことが出来ます。グッズとして飾っておきたい方にもおすすめ。組み立て式なので、手軽に手作り感を味わうことが出来ますよ。メーカー対象年齢は5歳以上です。

ユニークで癒されるスノードーム作りに

すみっコぐらしの様々な種類のスノードームが作れる手作りキットです。こちらはAmazonのベストセラー1位を獲得している人気商品。ドーム型の容器だけではなく、ゆびわやブレスレット、ネックレス、ドリンク型などのユニークなスノードームを作ることが出来ます。作った後はアクセサリーパーツを付けると身に着けることが出来るのも魅力。一味違うスノードームを作ってみたい子どもにいかがでしょうか。メーカー対象年齢は5歳以上です。

低年齢の子どもでも簡単!

付属のボトルに材料を入れるだけの簡単な手作りスノードームキットです。土台に小さなLEDライトが付いているので、暗闇でほんのり光らせることが出来ます。筒状のため子どもが握りやすいのも魅力。スノードームキットの対象年齢は5歳以上が多いですが、こちらのメーカー推奨年齢は6か月~8歳となっています。乳児クラス~幼児クラスに所属する3.4歳の小さな子どもでも一緒に楽しむことが出来ますよ。

アイデア次第でアレンジができる

こちらは4色のカラーセロハンを好きな形に切って容器に入れることが出来ます。短冊状に細かく切るだけでも、簡単にカラフルなスノードームに。ラメパウダーが付属しているため、キラキラした仕上がりになります。セット自体はシンプルなので、ビーズなど他の飾りを追加しても個性が出ますよね。モチーフを探すところから楽しむことが出来ます。保育園だけはでなく、小学校の夏休みの自由研究にもいかがでしょうか。

まとめ

スノードーム制作で創造力を育てよう!

手作りスノードームは、材料によってオリジナリティあふれる作品になります。容器を変えることで、幅広い年齢の子どもが工作出来ますよね。危険が伴う作業は大人の方が担当するなど、分担して安全に制作しましょう。スノードームは作る楽しさだけではなく、完成後は見て楽しむことも出来ます。材料も低コストで揃えられるものばかりなので、寒い時期の制作遊びにいかがでしょうか。保育でスノードーム制作を行う際は、今回の記事を是非参考にしてみてください。

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