布おもちゃを手作りしよう!【簡単・0歳・1歳・人気】

手作りおもちゃは自分で作った達成感や満足感を得れるだけではなく、作った後も遊ぶことができます。特に布おもちゃは洗うことができたり、手の感覚を楽しむことができるので乳児にもお勧めですよ。今回は年齢別の布おもちゃアイディアと、縫う作業が必要な保育士さん向けのアイディアを紹介しています。子ども達と一緒に作れるおもちゃは、布を縫わないでボンドなどを用いて作ります。製作のアイディアに悩んでいる保育士さんや実習生さんはぜひ参考にしてください。

【0〜3歳】布おもちゃの手作りアイディア

無限ティッシュ

乳児はティッシュ箱からティッシュを引き出す動作を好みます。しかし実際にティッシュを引き出されてしまうと大惨事になってしまいますね。そこで繰り返し遊べる無限ティッシュボックスを作ってみましょう。紙とは違う布の柔らかい手触りが楽しめます。

    主な材料
    ティッシュの空き箱・手ぬぐいや布・ハンカチや布(ガーゼでも可)
    作り方
    ①手ぬぐいで空ティッシュ箱を包む。
    ②好きな色の布を用意し、角を結びできるだけ多く繋げる。
    ③最後にティッシュ箱に入れて布の先端を出しておく。

サイコロ

    主な材料
    牛乳パック・フェルト・数字(印刷する)ハサミ・ものさし・マジックペン・のり・新聞紙・カッター
    作り方
    ①牛乳パックの底から7cmのところに線を引き、一面を残して全て切る。
    ②牛乳パックの一面を切り抜き、全体を開く。
    ③牛乳パックの開いた部分に、展開図を書いて切る。(1辺7cm、のりしろ部分も作る)
    ④牛乳パックの中に新聞紙を丸めて入れる。
    ⑤牛乳パックを蓋して糊付けする。
    ⑥フェルトを7.5cmの正方形に切る×6
    ⑦フェルトを牛乳パックの面に貼り付ける。
    ⑧印刷した数字に沿ってフェルトを切る。
    ⑨数字のフェルトを貼るとサイコロの完成!
保育士くらぶ

帽子

    主な材料
    紙皿・フェルト×2・両面テープ・グルーガン・鉛筆
    作り方
    ①紙皿を半分に切り、円錐になるように丸めて目印をつける。
    ②紙皿の目印に合わせてフェルトを切る。
    ③丸めた紙皿を両面テープでとめ、周りにも両面テープを貼る。
    ④両面テープを剥がしてフェルトを貼る。
    ⑤もう一枚のフェルトを丸く切る。
    ⑥フェルトを折り畳んで中央を丸く切り抜き、外側にも切り込みを入れる。
    ⑦4で作った帽子の内側に両面テープを貼り、6のフェルトを内側に織り込んで貼り付ける。
    ⑧余ったフェルトでお花を作ってグルーガンで帽子に取り付ける。

【4〜5歳】布おもちゃの手作りアイディア

海苔巻き

    主な材料
    フェルト(黒・白・茶色)・粘着式のマジックテープ×6・両面テープ
    作り方
    ①黒いフェルトを縦18cm×横14cmで切る。
    ②粘着式のマジックテープをフェルトの縦に3箇所貼る。
    ③フェルトを裏返して同じようにマジックテープを貼る(位置を定める)
    ④白いフェルトを縦18cm×横10cm、縦18cm×横9.5cm、縦18cm×横9cmに3枚切る。
    ⑤白いフェルトに3箇所両面テープを貼り、上にフェルトを貼る(3枚重ねる)
    ⑥茶色いフェルトを縦8cm×横18cmに切り、両面テープを3枚貼る。
    ⑦テープを剥がして、茶色いフェルトを5mmずつたたむように巻く。
    ⑧他にも好きな色で6と7の工程をして具材を作る。
    のり(黒いフェルト)の上にご飯(白いフェルト)、具材を乗せてマジックテープを止めて遊ぼう。

    主な材料
    コピー用紙・フェルト2色・針金・糸・グルーガン(ボンド)・ペン・定規・コンパス・はさみ
    作り方
    ①コピー用紙に定規で6cmの線を引く。
    ②線上の中心を決めて、コンパスで半円を描く。
    ③線に沿ってはさみで切る。
    ④半円の紙をフェルトの上に置き、紙に合わせてフェルトを切る×12(2色)
    ⑤フェルトの直線部分にグルーガンをつけて半分に折る×12
    ⑥5で作ったパーツの直線部分にグルーガンをつけて、異なる色のパーツと繋げる×12
    ⑦針金を7cmに、白い糸を30~35cmのところで切る。
    ⑧針金にボンドをつけて、白い糸を巻きつける。
    ⑨針金を傘の柄のように曲げる。
    ⑩6で作ったパーツの中央にグルーガンをつけて、針金と余った白い糸を載せる。
    ⑪傘の形を整えて、糸にビースを入れて装飾を施したら完成!

パスタ

    主な材料
    フェルト(ベージュ・ピンク・薄黄色・黄緑)・茶色のポンポン・糸・強力両面テープ・ボンド・はさみ・ジグザグのピンキングばさみ
    作り方
    ①ベージュのフェルトを約30cmに切ってパスタを作る。
    ②ピンクのフェルトを切ってハムを作る。
    ③薄黄色のフェルトを縦3cm×横5cmに切って、裏に両面テープを貼る。
    ④両面テープを剥がしてくるくると巻く。
    ⑤黄緑のフェルトを縦3cm×横5cmに切って、黄色のフェルトを中心に置いて巻く。
    ⑥余った黄緑のフェルトで三角形を作り、5で作ったパーツに貼り付けるとアスパラガスの完成。
    ⑦ベージュのフェルトを2cmの正方形に切って、くるくると巻く。
    ⑧7のパーツの上にポンポンをつけてきのこの完成
    ⑨リボン型のパスタは、ピンキングばさみを使って5cmの正方形に切る。
    ⑩フェルトの両端を真ん中に集めて、真ん中を糸で縛る。

切れる野菜

    主な材料
    カプセル・紙粘土・小さな磁石・ビニールテープ・緑色のフェルト
    トマトの作り方
    ①カプセルを開けて、紙粘土を詰める。
    ②紙粘土の中に磁石のくっつく部分を上にして埋める。
    ③赤いビニールテープでカプセル全体を覆う
    ④緑のフェルトでヘタを作って、カプセルに貼ると完成
    様々な色のフェルトを使用したり、カプセルの断面に装飾を施して他の野菜や果物も作ってみましょう。

https://www.youtube.com/shorts/KBEZi99bXuE

ハンバーガー

    主な材料
    パズルマット(薄い茶色と濃い茶色)・茶色のフェルト×2(18cmの正方形)・その他フェルト(赤・オレンジ・白・黄色・黄緑)・綿・強力な両面テープ・ペン・手芸用ボンド・手芸用ボンド・お茶碗・鉛筆・はさみ(刃が太く大きめだと◎)
    作り方
    ①パズルマットをお茶碗など使って丸く型どる×2
    ②型取った線に沿ってはさみで切る×2
    ③綿をパズルマットの上に載せて、フェルトで包みこむ。
    ④パズルマットをフェルトの中央に置く。
    ⑤パズルマットに両面テープを貼ってフェルトの4辺を折り込む。
    ⑥余分なフェルトを細かく切る。
    ⑦別のフェルトを用意して、パズルマットと同じ大きさの丸型に切る。
    ⑧6のパズルマットに両面テープを貼り、7のフェルトを貼る(隙間を手芸用ボンドで埋める)
    ⑨マジックペンで表面に胡麻を描く。
    ⑩赤とオレンジのフェルトでトマトを作る。
    ⑪黄色と白いフェルトで目玉焼きを作る。
    ⑫黄緑色のフェルトでレタスときゅうりを作り、線を描く。
    ⑬濃い茶色のパズルマットで丸く型取りハンバーグを作る。

マカロン

    主な材料
    フェルト(薄手と厚手)・マグネット(直径約4cm)・液状のり・小さなカップ・はさみ
    作り方
    ①フェルトで直径6.5cmの円と直径4.5cmの円を切り抜く。
    ②液状のりを水で溶き、フェルトに塗る。
    ③マグネットの上に②のフェルトを置き、小さなカップを上から重ねて跡をつける。
    ④カップからはみ出たフェルトのシワが均等になるように伸ばす。
    ⑤カップを乗せたままフェルトをしばらく乾かす。
    ⑥乾燥したことを確認した後、カップとマグネットを外して余分な部分を切る。
    ⑦⑥のフェルトの中に、細かく刻んだフェルトを入れて直径4.5cmのフェルトを貼る。
    ⑧1~7の課程でもう一つ同じものを作る。
    ⑨厚手のフェルトで直径4.5cmの円を切り抜き、マカロンの生地に挟むと完成

サンドイッチ

    主な材料
    大きなメラミンスポンジ×2・フェルト(白色・茶色・ピンク・黄色・黄緑)・定規・ペン・ボンド
    作り方
    ①メラミンスポンジの表面に合わせて白いフェルトを切る×4
    ②メラミンスポンジの側面に合わせて茶色いフェルトを切る(食パンの耳)
    ③白いフェルトと茶色いフェルトをスポンジに貼り付ける。
    ④ピンク、黄色、黄緑色のフェルトを使って、ハム(半円×4)・チーズ(長方形×2)・レタス(雲形×2)を作る。
    ⑤具材を食パンの上に載せて、挟むと完成

【保育士さん向け】布おもちゃの手作りアイディア

ボタンかけ

    主な材料
    フェルト(白・赤)、シールフェルト・はさみ・針・刺繍糸・ランチョンマット
    作り方
    ①ランチョンマットを半分に折りたたみ、その上に白いフェルトを置いて大きさの目安を立てる。
    ②白いフェルトをお皿に見立てて丸く切る。
    ③ボタンを止める位置を定めて、フェルトにボタンを縫い付ける(間隔を開けてボタンを止める)
    ④ボタンが付いたフェルトをマットの上に載せて、端を縫い付ける。
    ⑤マットの両端を縫って袋状にする。
    ⑥好きな色のフェルトで袋の取っ手を作り、マットに貼り付ける。
    ⑦シールタイプのフェルトで、スプーンとフォークを作って貼る。
    ⑧赤いフェルトでりんごの形に切り抜き、シールフェルトで葉っぱと枝を作る。
    ⑨葉っぱと枝を赤いフェルトに縫い付ける。
    ⑩りんごの真ん中に切り込みを入れてボタンホールを作る(切り込み部分を縫うと強度が増す)
    ⑪ボタンにりんごのパーツをかけて完成!

ドーナッツ

    主な材料
    布2枚(7cm×27cm)・安全ピン・綿・鈴・裁縫道具
    作り方
    ①好きな柄の布を縦7cm×横27cmに2枚切る。
    ②2枚の布を中表になるように重ねる。
    ③布の両端(長辺)を筒状になるように縫う。
    ④布の片方の口に安全ピンをつける。
    ⑤安全ピンを手で抑えながら、引っ張るようにして布を裏返す。
    ⑥綿を適量と鈴を布の中に入れる。
    ⑦布の口同士を合わせて縫い合わせると完成

パペット

    主な材料
    フェルト・ボンド・はさみ・ペン・両面テープ・綿・動物の型紙
    作り方
    ①紙に好きな動物の絵を描いて、厚紙に動物の型をとる(顔×2・体×2・服・目・耳・口)
    ②型紙に描いた線に沿って切る。
    ③2で作った動物の型紙に沿ってフェルトを切る。
    ④出来上がったパーツをボンドや両面テープで貼り合わせる。
    ⑤手を入れる部分はボンドで塞がないように、端にだけつける。

布おもちゃを手作りするメリット

安全性が高い

布おもちゃは柔らかく、軽いため安全性が高いです。特に乳児は様々な物に興味を持つため、おもちゃを投げたり掴んだり転がすなど手の感覚や動作を楽しみます。他にも歯が生えてくる1歳前後では歯がむず痒くおもちゃを口に入れてしまうこともありますが、そのような時でも布おもちゃは比較的安心ですね。また手洗いをすることができるので、衛生的ですね。ぜひ手触りがフェルトのようにふわふわなものや、ツルツル、ザラザラな布などをおもちゃに使って、布の感触を楽しんでもらいましょう。

集中力と忍耐力が身に付く

手作りおもちゃを作ることで、集中力と忍耐力が身につきますよ。製作は作る過程がわかりやすくゴールも見えるため集中して取り組むことができます。難易度が高い製作では製作手順も多く、複雑な工程もあるため、飽きずに最後まで挑戦できるか忍耐力が求められます。キリなど危険が伴う道具を使用する時など場面に合わせて手助けをすると、飽きることなく最後まで自分でできたという達成感を味わうこともできますよ。

まとめ

布おもちゃは安全性が高く子どものおもちゃに最適です

布おもちゃは安全性が高く、水洗いもできるため衛生面でも安心なおもちゃです。好奇心が旺盛な乳児にも向いているため、ぜひ布おもちゃを作って一緒に遊びましょう。今回紹介したおもちゃでは特に、無限ティッシュ、傘、サンドウィッチが人気です。布の色やモチーフを変えると、オリジナルな布おもちゃを作ることができますね。また布おもちゃを作る際に布用はさみや安全ピンを用いることがあるので、安全を確認しながら作りましょう。

※本サイトは全国の保育園・幼稚園で働いてる人、これから保育士を目指す方への情報提供を目的としています。掲載された情報をご利用いただいた結果、万一、ご利用者が何らかのトラブル、被害、損失、損害等が発生したとしても、当社は一切責任を負いませんのでご了承ください。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/