スポーツの日はいつから始まったの?スポーツの日の過ごし方アイディア【2022・体育の日・由来・祝日】

スポーツの日はスポーツをすることを楽しみながら、生き生きとした社会を作ることを目的としています。10月の第2月曜日を対象にした国民の祝祭日の一つであり、今年は10月10日に行われます。子どもたちにスポーツに関する絵本を読み聞かせたり、分かりやすい言葉で説明してスポーツの日を学んでもらいましょう。他にも鬼ごっこやボール遊びを通してスポーツをする楽しさを改めて感じることができると良いですね。今回の記事ではスポーツの日にちなんだ遊び方をたくさんご紹介しているのでぜひ参考にしてください。

2022年のスポーツの日はいつ?

10月10日月曜日

スポーツの日は

スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う

内閣府

日として定められた国民の祝日です。昨年はオリンピック及びパラリンピックの開催に合わせて7月に移動されましたが、本来は10月の第2月曜日を対象にしています。そのため2022年の国民の祝日の移動はなく、例年通りの10月10日月曜日に行われます。土日休みの方は3連休になりますね。

保育士くらぶ

スポーツの日とは?

スポーツの日の目的

スポーツの日は、スポーツの意味や有効性を改めて認識する日でもあります。今までは「体育」との関連性が強く授業の一環のように捉えられてきましたが、現在は年齢問わずスポーツを通して楽しむことを目的としています。子どもたちとも日頃触れているスポーツが、どのような効果を持っているか話し合うのも良いですね。かけっこをするようになって足が速くなったやドッチボールで〇〇くんと仲良くなったなど子どもたちが持つエピソードも引き出しましょう。

スポーツの日の由来

スポーツの日に名称が変わる前は体育の日として親しまれてきましたね。体育の日は1964年10月10日に東京オリンピックの開会式が行われたことを記念して1966年に制定されました。東京オリンピックは日本で初めて開催されたオリンピックです。輝かしい成績を称えるために、そしてオリンピックに込められた想いを残すためにも毎年10月10日を国民の祝日にしました。しかし2000年に導入されたハッピーマンデー制度により、体育の日は毎年10月の第2月曜日に変更されました。ハッピーマンデー制度とは祝日と休日をつなげて3連休にすることで、観光産業やレジャー業界を活性化させることを目的としています。

スポーツの日を英語で何という?

スポーツの日を英語でSports Dayと言います。体育の日はHealth-Sports DayまたはNational Sports Dayと呼びました。近年さらにグローバル化が進んでいるため、オリンピックを説明する機会があるかもしれません。その時にスポーツの日も合わせて説明できると良いですね。また在日外国人の増加に伴い、外国籍の子どもを受け入れる保育園も増えつつあります。簡単な単語を事前に覚えておくと安心ですね。

体育の日がスポーツの日になった理由

運動を楽しむ要素を追加した

体育の日は、

スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう

衆議院「法律第八十六号(昭四一・六・二五)」

ことを目的としています。スポーツについて理解や意識を高めることでより健康を意識して生活をすることを目指しています。2020年に開催を予定していた東京オリンピックに伴い、「体育」ではなく世界的に使用されるスポーツという単語に変えました。スポーツを通して多くの人との関わりを持ち、スポーツの価値や意味を改めて見つめる日であると言えますね。2018年6月20日に国民の祝日に関する法律が改正されたことで、2020年1月1日に体育の日がスポーツの日に変更されました。

スポーツの日を子どもたちに説明する方法

絵本の読み聞かせを行う

スポーツの日を子どもたちに説明する時にお勧めな方法は、絵本の読み聞かせです。絵本の読み聞かせは知識が増える以外にも、感情が豊かになることや想像力が豊かになるメリットがあります。保育士さんは、子どもたちの顔を見ながらペースを合わせることを意識して話しましょう。アドリブを入れすぎたり反応がオーバーすぎると想像力も集中力も欠けてしますので、アドリブよりも楽しそうに読むことが大切ですね。今回はスポーツの日にまつわる人気な作品をピックアップしたのでぜひ参考にしてください。

競技の名前を挙げて説明する

3〜5歳児の保護者に向けて子どもの好きなスポーツのアンケートを集計したところ、1位がサッカー2位が水泳3位が野球になりました。子どもたちが好きなスポーツの名前をあげて説明することで、スポーツの日を身近に感じてもらうことができますね。スポーツにまつわるビデオを一緒に見たり、昨年開催されたオリンピックを振り返るのも良いですね。スポーツのルールを再確認したり、団体競技では協力が必要なことなど楽しく学ぶ機会を作りましょう。

スポーツの日の過ごし方

好きなスポーツを発表する

スポーツの日は子どもたちに好きなスポーツを発表してもらいましょう。好きなスポーツ名と好きなところ、これからどのようなスポーツに挑戦したいか質問すると良いですね。お友達の発表が知らないスポーツを知る良い機会になるかもしれません。他にも好きなスポーツをきっかけに、今度一緒に遊ぼうと話が広がることもありますね。クラス全体で子どもたちの好きな競技を順番に行うことも楽しそうですよ。

スポーツの意味を考える

多くのメリットがある運動を改めて考える日にしましょう。1つ目のメリットは、乳児期から適切な運動をすると筋肉が発達して丈夫な体つきになることです。またこの時期に培った運動習慣は、健康的な生活習慣の土台となりますよ。2つ目のメリットは、勇気、自信、行動力の心の成長が促されることです。スポーツから得る成功体験や失敗体験を通して、子どもたちは多くのことを考えるかもしれません。次はこのような工夫をしようと自分で考える力が育まれ、そして行動に繋がりますね。3つ目のメリットは社会性が身につくことが挙げられるでしょう。団体で行う運動は、周りのお友達とコミュニケーションを取りながら協力することが求められます。他にも多くのメリットやスポーツをする意味があるので、子どもたちと一緒に考えてみましょう。

スポーツの日の遊び方アイディア

鬼ごっこ

スポーツの日の遊び方アイディアをご紹介します。

    ①鬼ごっこ
    遊び方:鬼をじゃんけんで1人決める。鬼が10を数えた後に逃げている子を追いかける。鬼にタッチされた子が鬼になり交代する。再び新しく鬼になった子が逃げている子を追いかける。
    ポイント:遊ぶ人数を増やすとより面白くなる。鬼がわかりにくい時は、ハチマキや帽子の色で区別をつける。
    ②色鬼
    遊び方:鬼をじゃんけんで1人決める。参加者が「いろ、いろ、何色?」と鬼に尋ね、鬼が色を伝えて10秒待つ。参加者は指定された色を探し、色が見つけられない人が鬼に捕まる。
    ポイント:私物から色を見つけるのはだめなどと難易度を高めると面白い。
    ③氷鬼
    遊び方:鬼をじゃんけんで1人決める。鬼が10を数えた後に逃げている子を追いかける。鬼にタッチされた子は凍りその場から動けなくなる。凍った子は他の参加者にタッチしてもらうことで溶けて動けるようになる。鬼が参加者全員を凍らせることができたら勝ち。
    ポイント:勝敗をつけるのに時間がかかるため、1回のゲーム時間を予め決める。タッチされるとバナナになるバナナ鬼も同じようなルール。
    ④尻尾取り
    遊び方:ハチマキや紙テープなど細長いものを用意し、尻尾に見立ててズボンに挟む。予め走って良い範囲を決めて、範囲内を参加者同士追いかける。尻尾を多く取った子どもの勝ち。
    ポイント:チーム戦や最後まで残った人が勝ちなどルールを変えながら遊ぶ。

だるまさんが転んだ

    遊び方:鬼をじゃんけんで1人決める。鬼は木や壁の前など定位置に立ち、参加者は鬼から離れた場所に線を引いて一列に並ぶ。鬼は「初めのいっぽ」と合図をして、参加者は大きく一歩前進する。
    鬼は定位置に立ち目をつぶりながら「だるまさんが転んだ」と唱えて後ろを振り向く。
    参加者は鬼が振り返ると同時に静止する。静止できず動いてしまった参加者は、鬼の元へ行き手を繋ぐ。他の参加者は鬼が唱えている間に、鬼に辿り着き捕まった子の手を「切った」と言って触る。
    参加者はスタートラインに向かって走り、鬼はタイミングを見計らって「ストップ」と言う。
    鬼が参加者に何歩進むか尋ね、指定された歩数分進む。進んだ先にいた子にタッチをして鬼を交代する。
    ポイント:掛け声に強弱や緩急をつけて、鬼がいつ振り返るかわからないようタイミングを計る。

縄跳び遊び

    ①電車ごっこ
    電車ごっこはまだ縄跳びを飛べない3歳以下の子どもたちにお勧めです。 遊び方:縄跳びの端と端を合わせて大きな輪を作る。複数人で縄を持ちながら、音楽に合わせて前進する。足元にレールの絵を描いたダンボールや色紙を敷いて楽しむ。
    ポイント:先頭の子が早く走ると後ろの子が怪我をする可能性があるため、ゆっくりと行う。縄跳びが絡んでいないか時々保育士さんが確認をする。
    ②郵便屋さんの落とし物
    遊び方:まずは大縄を用意し、縄を回す人と跳ぶ人に分かれる。縄が止まっている状態から始めて、「ゆうびん屋さんの落としもの ひろってあげましょ1枚、2枚、3枚…」と歌いながら縄を回す。
    ゆうびん屋さんでは縄を左右に揺らし、数を数える時は1回回す。最後に縄を回す子が「ありがとう 」で縄を止めて、参加者が縄を両足で跨いで止める。
    ポイント:歌の途中で引っかかってしまった場合は、跳ぶ人と回す人で交代をする。

リトミック

リトミックとは音楽に合わせて体を動かす音楽教育方法です。リトミックは年齢問わず行うことができ、表現方法を広げるためにもお勧めの取り組みですよ。0歳〜1歳児は保育士さんのピアノに合わせて身体をゆらすことから始めましょう。3歳になると曲のリズムに合わせてタンバリンやカスタネットなどの楽器を使って音を奏でることができますね。4歳〜5歳は少し難易度を上げて複雑な動きをしたり、使用する楽器の種類を増やしましょう。音楽に合わせて動物ごっこをすることも楽しいですよ。同じ動物であっても目が大きいや首が長いなど子どもによって着眼点は異なります。好きなように身体を使って表現することの楽しさを知ってもらえると良いですね。

マット遊び

転がったり跳んだりするマット遊びは、子どもたちに大人気の遊びと言えますね。1歳児はマットのふわふわとした感覚を楽しめる遊びを行いましょう。いもむしになりきってマットの上をころころと転がるいもむし遊びがお勧めです。2歳児は運動能力が少しずつ育まれる時期なので、マットに座って身体を大きく揺らしてみましょう。3歳児は少しずつバランスが取れる年齢なので、グラグラ遊びがお勧めですよ。グラグラ遊びとは保育士がマットを少し揺らしてマットの中央に立った子どもが、両腕を伸ばしてバランスを取る遊びです。4児児は難易度を上げて手押し相撲、5歳児は逆立ちに挑戦してみましょう。

ボール遊び

ボール遊びをする時は、子どもの年齢や体格に合わせたボールを選びましょう。1〜2歳児は軽くボールを投げたり、蹴ったりして遊びます。この時にボールがどこに飛ぶのかなや上手にボールが取れたねなどコミニュケーションを取ると良いですね。3歳児はダンボールやかごの中に、少し離れた場所から投げてシュートする球入れをしましょう。4~5歳児はドッチボールやアメリカンドッチなど勝敗が決まるゲームをすると楽しいですね。

まとめ

スポーツの日は運動の楽しさを知る日です

スポーツを幼少期から行うことで、健康的な生活習慣の土台を作ることができます。他にもお友達と一緒に行うスポーツでは、協調性や社会性が身につくなど多くのメリットがありますね。子どもたちとスポーツについてどのような思い出があるか聞いてみるのも楽しそうですよ。そしてスポーツの日は絵本を読んだり、好きな競技を発表したりしてスポーツに関する知識を深めましょう。また改めスポーツの楽しさを感じるために今回紹介した遊びをぜひ取り入れてください。

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