1歳児向け!秋の製作アイディア集【保育・ちぎり絵・9月・10月・11月】

1歳児と日々の保育で何をしようかお困りではありませんか。1歳児は、色んなことができるようになってくる年頃ですがまだどんなことが危険な行為かが理解できていません。そのため、製作のやり方にも気をつけて選ぶことが大切です。今回は、1歳児と楽しめる秋の製作についてまとめてみました。子どもたちとどんな製作をしようかお悩みの保育士さん必見です!難易度も考えて1歳児でも作れる製作方法を記載しましたので、子どもたちの発達に合わせて楽しみましょう。

1歳児の特徴

自我が芽生える

心と体の発育に伴って自分の意志が強くなり、自我が芽生え始めるのが1歳児の時期。日常の様々なことに喜怒哀楽を示すようになります。自我の芽生えによって自分がやりたいことが明確になってくるのです。子どもに色んなことを積極的にチャレンジさせましょう。1歳児はまだ自分の身を脅かす危険な行為について理解することが難しいです。そのため、保育士さんがしっかり見守ってから子供がやりたいことにチャレンジさせることが大事になってきます。

言語能力の発達

1歳になると少しずつ言葉を知り、話せるようになります。相手の言葉を理解し、真似をすることや返答できるようになり始めるのもこの頃ですね。「ママ」「パパ」「わんわん」などといった簡単な言葉を話せるようになります。1歳になりたての頃は、1語で簡単な言葉しか話せなくても、1歳後半には2語話せるようになる子どもも多いです。子供の言葉の発達には、周囲の大人が積極的に話しかけてあげることが重要です。子どもの口調に合わせて簡単な言葉でゆっくり話しかけてあげましょう。

成長スピードが早い

1歳児は、年月を重ねていくことでやれることがたくさん増えてくる時期です。成長のスピードがとても著しいですね。しかし、生まれてからまもない頃は自分から体を動かすことが難しいです。ですが、徐々に運動能力や脳など発達で少しずつ自分で動けるようになりますよ。しかし、危険な行動がどのようなものだかまだ乳児さんはわかっていません。そのため、保育士さんはとてもサポートに苦労する時期だと思います。また、生後半年後になると、座ることもできるようになりますよ。乳児クラスで保育をしていると、子どもの発達の速さにとてもびっくりしますね

ハイハイの卒業

ハイハイ歩きを卒業し、いよいよ2足歩行が出来るようになり始めるようになります。最初はよちよち歩きや伝い歩きですが、1歳後半になるにつれ徐々に1人で歩けるようになります。歩行が安定していない頃は、よく転んでしまったり出来なくて泣いてしまうこともよくあるかもしれません。1人歩きの練習には危険も伴うので、周囲の大人がきちんと見守りサポートしてあげることが大切です。子どもたちが安全に歩けるような環境作りも意識しましょう。

1日3食食べるようになる

1歳になると、母乳やミルクを卒業し、離乳食が食べられるようになります。1歳児の食事では、1日3食が基本です。食事の時は、無理やり食べさせるのではなく食べることの楽しさを子どもに感じてもらえるように促しましょう。お友達や先生と食べる喜びを感じてもらえるとなおいいですね。発育の状況によって食べられるものが子ども1人1人違います。また、お家で食べたことはないけれど実はアレルギーだったという事もあるので子どものアレルギーの有無は入念に保護者の方に確認しておくようにしましょうね。

手先が器用になる

歳児は脳の発達により、手先を使った細かい動きが出来るようになってきます。

食事の時にスプーンやフォークを使って自分でご飯を食べられるようになる

ドアノブを回してドアを開ける

ペンやクレヨンで器用に線や絵を描けるようになる

などといった上記に挙げたことが徐々に1人で、できるようになります。1歳児の発育には個人差があるため、うまくスプーンやフォークを動かせないという子もいます。まだ手先を動かすことに慣れない1歳児には、手先が器用になるためのおもちゃを取り入れてみてもいいかもしれませんね。

保育士くらぶ

【乳児】1歳児におすすめの秋の製作

タンボでイチョウ製作

【用意するもの】木の描かれた画用紙・ガーゼ 1枚・脱脂綿 1枚・絵の具・輪ゴム

1脱脂綿を丸めてガーゼを輪ゴムでとめる 

2木の絵を描いた画用紙と水で溶いた絵の具を用意する 

3丸い方にさっき(1)で作ったのを画用紙にポンポンして行くとイチョウの樹が完成 

4色々なものを作ってみよう!

工程が少ないので0歳~1歳の子どもでも簡単に製作を行うことができますよ。

まだまだ手先が器用に扱えない子どもでもこの製作は簡単に絵の具でお絵描きできます。

落ち葉でお絵描き

【用意するもの】落ち葉・半紙(薄い紙)・クレヨン 

1葉っぱを適量用意します。 

2紙を葉っぱの上に乗せます。 

3好きな色のクレヨン用意して紙を抑えながらこすっていきます。 

4葉っぱの形が浮き出てきます。 

5色んな色で塗ったらできあがりです。

お絵描きには、想像力や認知能力、色彩感覚、脳の発達、情緒を安定させる効果があると言われていますよ。ぜひ、色んなものを使ってこすって遊んでみましょう!

落ち葉のちぎり絵

【用意するもの】折り紙・画用紙・のり 

事前準備として木の幹を画用紙に描きましょう。 

1色の異なった折り紙を用意して、折り紙をちぎっていきます。 

2木の幹がかいてある画用紙にちぎります。 

3ちぎったものを貼ります。 

4落ち葉のちぎり絵の完成! 

ちぎり絵とは、手でちぎった紙を台紙に貼って表現する絵のことです。はさみやカッターを使わずに簡単に製作することができますよ。

ハロウィン製作!おばけ絵画

【用意するもの】画用紙 スポンジ 割り箸 輪ゴム お化けのパーツ 両面テープ 絵の具

1割り箸にスポンジをつけたものを準備します。

2スポンジに絵の具をつけて画用紙にお化けを書きます。

3次に目を書きます 目口手のパーツに両面テープを貼る。

4 両面テープを剥がして子供に渡してあげて目口手を自由にはったら完成です。

筆でなくスポンジで描くことで1歳児でも楽しめる製作ですよ!ぜひハロウィンの時期に活用してみてくださいね!

お月見スタンプ製作

【用意するもの】布(ガーゼがおすすめ)、スポンジ(食器洗い用でOK)、輪ゴム、絵の具(白/団子用)、色画用紙  

1色画用紙で台(三方)を作ります

2黒色の背景に貼り付けます

3スポンジを適当な大きさにカットします

4ガーゼでスポンジを包みます

5根元を輪ゴムで留めてスタンプにします

6白の絵の具をスポンジにつけます

7スタンプのようにピラミッド型になるように押していきます

8黄色の画用紙を丸く切り出します

9背景に貼り付けます

10完成です!

秋と言えば、秋の夜空に浮かぶ美しい月を眺めるお月見の時期です。お月見は日本の秋の風物詩ともいえるのではないでしょうか。この動画では、ポンポンとスタンプを押して製作を楽しむことができます。お月見団子は、丸いお団子の形を満月に見立てて供えることで月に収穫の感謝を表しているとされていますよ。

ひらひらトンボ

【用意するもの】ラップの芯・画用紙・スズランテープ(30cmx2本)・セロハンテープ

1色画用紙一枚とラップの芯一本を用意します

2ラップの芯を画用紙で巻いてテープでとめる 

3スズランテープ30cm二本を用意します 

4画用紙に結びテープでとめる   

5トンボの目を描く    

6描いたトンボの目を(4)に付けたら出来上がり!

工程が少ないので0歳~1歳の子どもでも簡単に製作を行うことができますよ。

【乳児】1歳児の秋の製作のねらい

秋の季節感を感じることができる

秋といえば、十五夜やハロウィンなどといった行事があると思います。製作をしながら自然と行事についての理解が深まり、季節感を感じることができます。季節感を感じることは子どもたちがこれから生きていく上で大切な感性です。そのため、製作をすることだけではなく、行事についても理解が深まるように指導を行いましょう。また、おうちに保育園で作ったおりがみを子どもが持ち帰ることで家でも季節を感じることができますね。

子どもの成長に良い効果がある

製作を行うことで、子どもたちは集中力やコミュニケーション能力、社会性、想像力、色彩感覚などといった様々な能力を開花することができます。また、自分で一から考えて物を作るといった工程はできたときにとても達成感を得ることができますよ。最後まで製作物を作りあげたときに子どもは達成感や失敗してもやり遂げるようになります。このように製作は、子どもたちの成長に良いとされている効果がたくさんありますね。

【乳児】1歳児の秋の製作のポイント

安全に作業できる場にしよう

1歳児は、危険な行動がまだ理解できない年齢です。1歳児が遊びをするときは特に安全面は気をつけましょう。子どもが誤って口に入れてしまいそうなものは使用を避けたり、誤飲すると特に危険なものは極力扱わないようにしましょう。また、目を離さないといった基本的なことも意識することが大切です。扱うものによっては子供のアレルギーチェックもきちんと行いましょう。外で遊ぶときは虫刺されにも注意したいですね。保育士さんが常に子ども達の遊び場の安全管理を怠らないようにしましょうね。

自然のものを使うときは消毒してから使う

秋は、どんぐりや落ち葉、松ぼっくりなどを用いることでより季節感あふれる製作ができます。しかし、それらの外に落ちていたものを使う時はまずは消毒を行ってから使うようにしましょう。消毒のやり方はどんぐりは鍋の中に水とどんぐりを入れて火をつけて割れない程度に10分ほど火にかけて粗熱を取って乾燥させてから使いましょう。落ち葉の消毒の仕方は、水洗いを行って落ち葉を乾かして日光消毒を行います。落ち葉を保存するときは、紙袋などに入れることでカビが生えづらくなりますよ。また、1歳児は拾う際から誤飲に注意して、子どものことを目を離さないようにしましょうね。

まずはお手本を見せよう

乳児さんたちがみんな楽しく制作できてるか見て回ることも大切です。製作がうまくできない子やみんなの輪に入って製作ができてない子どもには保育士さんがサポートを欠かさず行いましょう。また、子どもたちの発達段階で出来ることが変わってきます。例えば、1歳ごろは物を想像して描くというよりかはなぐり描きをする傾向があります。年齢に合わせた製作をしないと子どもたちは楽しく製作ができないのでその点も気をつけたいですね。

まとめ

1歳児と秋の製作を楽しもう!

1歳児の子どもたちはまだ刃物の使用が難しいです。ハサミの使用が1歳児の子達には色だけ塗ることや折り紙をちぎって貼るなどといった簡単な作業をさせて、難しいところは保育士さんがやってあげましょう。そうすることで1歳児の子たちも気軽に製作を楽しむことができるでしょう。今回ご紹介した秋の製作はそのまま作ってもいいですし、アレンジもできます。ぜひ素敵な製作を作って1歳児の子どもたちと秋を楽しんでくださいね!

※本サイトは全国の保育園・幼稚園で働いてる人、これから保育士を目指す方への情報提供を目的としています。掲載された情報をご利用いただいた結果、万一、ご利用者が何らかのトラブル、被害、損失、損害等が発生したとしても、当社は一切責任を負いませんのでご了承ください。

よくある質問

保育士くらぶにはどんな記事がありますか?

保育士くらぶには現役の保育士・幼稚園教諭や保育士を目指す学生さんにとって手遊びや保育内容など今日から役立つ保育のネタをご紹介しています。こちらのトップページより色々な記事をお楽しみください。

保育士くらぶの最新の記事はどこから見られますか?

最新の記事はこちらの保育士くらぶトップページよりご覧ください。月間12本~15本の記事をアップしています。保育で使える季節の遊びや歌、連絡帳の書き方などもご紹介しています。

保育士くらぶのオリジナル動画はどこから見られますか?

保育士くらぶのオリジナル動画はこちらの保育士くらぶyoutubeチャンネルでまとめて見ることが出来ます。保育士くらぶyoutubeチャンネルでは保育で使える歌や遊び、制作以外にも転職のコツや求人の探し方も解説しています。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/