松ぼっくりの工作8選!おしゃれで簡単【保育園・夏休み・処理・幼児・ハリネズミ・リース・花】

秋冬の工作に大活躍の自然の植物といえばなにが思いつきますか?一つとして松ぼっくりが挙げられるのでないでしょうか。リースやクリスマスツリーに使われることが多いですよね。そんな松ぼっくりですが、他にも季節問わず様々な工作を楽しめます。そこで今回は、松ぼっくりの工作アイデアをまとめてみました。松ぼっくりを使用するときの注意点もあわせてまとめたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。松ぼっくりの工作で自然を楽しみましょう!

松ぼっくりの工作をする注意点

下処理をすること

工作をする際、野外で松ぼっくりを拾ってくることもあるでしょう。そんな時は拾ってきた松ぼっくりを下処理する必要があります。なぜ下処理が必要なのでしょうか?松ぼっくりの表面についている砂や土をサッとふくだけで良いのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、ベトベトしていたり土や砂などが付いていたりなどの目で見てすぐ分かる汚れ以外に、虫が潜んでいる可能性があるのです。松ぼっくりの奥に入り込んで見えないようなところに虫がいたり、虫が卵を産みつけているなんてことも。そんな下処理をしていない松ぼっくりを使えば、工作後の作品から虫の幼虫が生まれて出てくる可能性があります。綺麗に飾った松ぼっくりの作品から虫が出てくるなんてゾッとしますよね。そのため、下処理が必要なのです。

保育士くらぶ

松ぼっくりの下処理のやり方

鍋で煮る

ではどのように松ぼっくりを下処理すればよいのでしょうか。まず一つ目のやり方は鍋で煮るという方法です。

①松ぼっくりの汚れを軽くふく
②お鍋で松ぼっくりを煮る(5分〜10分位)
③乾燥させる(1日から2日位)

 

お部屋に松の匂いが充満するので換気を十分に行ってください。中に虫がいたり卵が産みつけられている場合があるため、穴があいているものは事前に除外し使用しないようにすることも大切なポイントかもしれませんね。

電子レンジで加熱

二つ目のやり方は電子レンジで加熱する方法です。松ぼっくりを煮るお鍋がない場合に役立つやり方ですよ。

①松ぼっくりにラップをかける(松ヤニが飛び出す可能性があるのでラップは必須です)
②1分程度電子レンジで温める 

 

こちらも松の匂いがお部屋に充満するので換気を行ってくださいね。しかし、こちらの方法は、大量の松ぼっくりを一気に下処理するには適していません。お鍋がなく、大量に下処理したい場合は冷凍するやり方を利用しても良さそうですね。

下処理済みの松ぼっくりを購入もできる

下処理方法は分かったけど、下処理するのがめんどくさいなんて方もおられるかもしれません。また、そもそも松ぼっくりが手に入らないという方もおられるかもしれませんね。そんな方には下処理済みの松ぼっくりアソートセットの購入をおすすめします。既製品なので形の綺麗なものが多いです。工作にはもってこいの品ですね。また、ドライ加工されているので虫の処理をしなくても良いメリットがあります。金銭面に余裕があれば購入しても良いでしょう。時短になりますよ。

松ぼっくり工作へのおすすめの導入とは?

絵本

松ぼっくり工作に入る前に導入を行うと子供たちはスムーズに工作を楽しんでくれます。そんな導入におすすめなのが絵本です。松ぼっくりを題材とした絵本を読むことで、子供たちの想像は膨らみ、早く作りたい!という工作の欲求が溢れることでしょう。また、物語の中で松ぼっくりについての知識を沢山学ぶことができ、楽しく勉強することもできますよ。読み終わった後、子どもたちと松ぼっくりを改めて観察してみるのも良いですね。おすすめの本を何冊かのせておきます。参考にしてみて下さい。

おすすめの絵本

びっくり まつぼっくり

まつぼっくりには、ふしぎがいっぱい。そんなまつぼっくりを楽しみながら知ることが出来る一冊です。晴れの日、雨の日で、開いたり閉じたり、大変身するのを知っていましたか?この本を読むときっとまつぼっくりの工作をしたくなりますよ。文章は易しく、短いので幼児向きの絵本となっています。

まつぼっくりノート

様々な大きさや形になる松ぼっくりの木が約60種類紹介されています。手作りアイデアが載っている“つくってあそぼう”もありますよ。どのイラストも丁寧に描かれているため、松ぼっくりを知らない子どもでも楽しみながら学べる一冊です。

ぐりとぐらの1ねんかん

ぐりとぐらの一年間の生活が描かれています。それぞれの月や季節でできることを楽しんでいるぐりとぐら。そんなぐりとぐらがいる部屋には、可愛い松ぼっくりがたくさん登場します。シンプルな話と楽しいイラストで面白い一冊です。

はやしでひろったよ

秋になると落ち葉や松ぼっくり、どんぐりをたくさん拾うことができますよね。それらがどうやって出来たのかの過程を写真で解説してくれる一冊です。読んだ後は、みんなで拾いにいったり、松ぼっくりの工作がしたくなる絵本となっています。

まつぼっくりのぼうけん

松ぼっくりたちを通して、自然の神秘さや美しさを見ることができる一冊です。5つの松ぼっくりが川の流れにのって旅に出ます。川はだんだんおおきくなり、やがて海へ。旅をしながら、ひとつ、またひとつと自分たちの居場所を見つけ、仲間たちとお別れをします。果たして松ぼっくりはどこへ行くのか。想像を膨らませながら楽しめる絵本です。

松ぼっくりの工作アイデア

松ぼっくりのふくろう

ではさっそく松ぼっくりの工作にはいっていきましょう。まずは、松ぼっくりのふくろうを作っていきます。

(必要なもの)松ぼっくり、フェルト、紙、ボンド、目玉シール(フェルトで代用可)、その他デコレーションできるもの

作り方

①顔や体のパーツを作る(目、鼻、羽があればOK)
②フェルトや紙を重ねて色鮮やかに
③松ぼっくりにつけていく
④好きにデコレーションして完成!
★乳児クラスの子ども達には顔のパーツを保育士さんが事前に準備しておくと良いでしょう。一方で、幼児クラスの子ども達には好きなように顔のパーツを作らせてあげると個性豊かなふくろうになり楽しいかもしれません。

 

松ぼっくりのハリネズミ

次に松ぼっくりのハリネズミを作っていきます。出来上がったハリネズミは置物にするととてもかわいいですよ。パーツを作るところが少し難しいので保育士さんが手伝ってあげながら、工作を楽しんでみて下さい。

(必要なもの)松ぼっくり、紙ねんど、黒の絵の具、筆、ボンド、ピンクの色鉛筆、新聞紙、ビニール

作り方

①顔の大きさ分の紙ねんどをとり顔のパーツをつくっていく
②紙ねんどで足をつくってく(この時新聞紙だとねんどがひっつくためビニールをしくと良い)
③絵具で鼻と目を描く
④紙ねんどを乾かす
⑤顔パーツと足パーツにボンドを付け松ぼっくりにくっつける
⑥ピンクの色鉛筆でほっぺをかいて完成!

 

松ぼっくりのお花

次に松ぼっくりのお花を作っていきます。

小さな花のイラスト「ピンク」

(必要なもの)松ぼっくり、絵の具、筆、ヤットコ、ニッパー

作り方

①残したいところの上から松ぼっくりの房をはいでいく
②ニッパーで残っている中心部分もはいでいく(若い松ぼっくりは固く、古い松ぼっくりは割れやすいです。力加減を調節しながら少しずつ行いましょう)
③切れたら中心部分を整える
④好きな色を松ぼっくりに塗っていく
⑤乾かして完成!房をはぐところは力が要ります。
★危ないので保育士さんが行いましょう。色を塗るだけでなく、デコレーションしても楽しそうですね。

 

松ぼっくりの人形

次に松ぼっくりの人形を作っていきます。使う自然のものによっていろんな人形が出来上がります。自然を楽しみながら、工作も楽しめるアイデアです。

デッサン人形のイラスト

(必要なもの)松ぼっくり、どんぐり、葉っぱ、木の枝(体のパーツになりそうなものならなんでもOK)、ボンドもしくはグルーガン、はさみ

作り方

①松ぼっくりを体にみたてて、好きなように体のパーツをくっつけていく。
★さまざまな自然のものを使うと、より秋を感じられるかもしれませんね。また、体のパーツだけではなく、なにかに見立ててものを作り人形が持っているようにしても面白そうです。

 

松ぼっくりツリー

次に松ぼっくりツリーを作っていきます。ツリーというと冬、特にクリスマスを想像しますが、秋らしいツリーにすれば秋でも十分楽しめます。もちろん冬にはクリスマスツリーのようにしても楽しめる工作アイデアですよ。

(必要なもの)松ぼっくり、絵の具orポスカ、お好みの装飾品(モール、ビーズ、スパンコールなど)、ボンド、はさみ

作り方

①松ぼっくりを絵の具やポスカで塗る
②ボンドでお好みの飾りを自由につけていく。飾りつけができたら完成!

 

松ぼっくりリース

次に松ぼっくりリースを作っていきます。リースも冬、特にクリスマスが想像されますが、秋らしいリースを作ってみても楽しいですよ。自然のものをたくさん使って、自然を楽しみましょう。

白いばらのリースのイラスト

(必要なもの)松ぼっくりやどんぐりなど自然のもの、木粉ねんど、お好みの装飾品、はさみ、絵具、筆

作り方

①粘土でリースの土台を「大きいドーナッツ」のような形に作ります。
(シートに円が描いてあるものがあると、縁になぞって成形すればきれいなかたちに整えられるため便利ですよ。とはいうものの、リースの形にこだわる必要もありません。好きに作らせてあげて下さい!)

②土台が出来たら、松ぼっくりやどんぐりなどをしっかりと押し込みデザインしていく
③ねんどを乾かす
④土台に色を塗ったり、リボンを巻いたりお好みで装飾したら完成!
★乾燥したあとに、どんぐりなど表面がつるつるしたものは、土台から剥がれ落ちる場合があります。その時はグルーガンなどで貼り付けましょう。

 

松ぼっくりのけん玉

次は松ぼっくりのけん玉を作っていきます。作った後に実際に遊べる工作は二倍楽しめますよね。子ども達も夢中になること間違いなしです。

けん玉のイラスト(おもちゃ)

(必要なもの)松ぼっくり、タコ糸70cm1本、紙コップ3個、トイレットペーパーの芯1個、セロハンテープ、装飾品、はさみ はさみ

作り方

①松ぼっくりにタコ糸を結ぶ
②紙コップ二個の底と底を合わせてテープで止める
③合わせた底の部分にタコ糸を結ぶ
④もう一つの紙コップを用意して底を切り抜く
⑤切り抜いた底から横の部分をカーブするように切り込む
⑥二個繋げた紙コップに⑤の紙コップをくっつけテープではる
⑦トイレットペーパーの芯に3センチくらいの切り込みを入れて六等分する
⑧切り込みを広げる
⑨二個の紙コップにトイレットペーパーの芯をくっつけてテープではる
⑩お好みで装飾したら完成!
★硬めのトイレットペーパーの芯を用意しておくと、握った時につぶれにくいですよ。

 

松ぼっくりの首飾り

次は松ぼっくりの首飾りを作っていきます。紐を短くすれば、カバンにつけられるストラップにもなります。可愛く仕上がるのでぜひ作ってみてください。

プルメリアのレイのイラスト

(必要なもの)毛糸1m、松ぼっくり、いろんな色のストロー数本、はさみ

作り方

①松ぼっくりが中心になるように毛糸を結ぶ
②ストローをビーズ状にはさみできる(保育士さんが事前にストローを細かく切っておくと良いでしょう)
③松ぼっくりが真ん中になるようにストローを毛糸に通していく
(ストローの誤飲に注意しましょう。また、毛糸をストローに通す作業は少し細かいので3歳児くらいからチャレンジすると良いです)
④通し終えたら糸を結んで完成!

 

まとめ

松ぼっくりの工作で自然を体感しよう

いかがでしたでしょうか。松ぼっくりの工作は自由にデザインできるものが多いので、子ども達の個性を伸ばすことができるでしょう。また、手先を動かし何かを作る楽しさを味わうと共に、自然を体感することもできます。秋でも冬でも季節問わず、簡単に取り入れることが出来ておすすめですよ。取り入れる際は、子ども達一人一人が自由にのびのびと工作ができる環境を整えましょう。松ぼっくりを拾ってくる場合は使用するときの注意点をしっかりと守ったうえで、ぜひ子ども達と一緒に工作を楽しんでみて下さいね。

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