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保育園の製作では季節に合わせた製作を行うことが大事です。7月は保育園で七夕の製作を行うことで、子どもが季節感を味わうことが出来たり、行事を知るきっかけにもなりますよ。七夕とは、大元は中国から伝来したものです。五節句の一つであり、縁起の良い陽数とされる奇数が連なる7月7日に行われるのが七夕です。では、そんな七夕の製作にはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、乳児クラスにぴったりの七夕の製作についてまとめてみました。
0歳児と1歳児の特徴
成長のスピードが速い

0歳児と1歳児は、年月を重ねていくことでやれることがたくさん増えてくる時期です。成長のスピードがとても著しいですね。しかし、生まれてからまもない頃は自分から体を動かすことが難しいです。ですが、徐々に運動能力や脳など発達で少しずつ自分で動けるようになりますよ。しかし、危険な行動がどのようなものだかまだ乳児さんはわかっていません。そのため、保育士さんはとてもサポートに苦労する時期だと思います。また、生後半年後になると、座ることもできるようになりますよ。乳児クラスで保育をしていると、子どもの発達の速さにとてもびっくりしますね。
徐々に自我が芽生える
子どもは心と体の発育に伴って自分の意志が強くなり、自我が芽生え始めます。大体1歳を超えると徐々に自我が芽生え始めるでしょう。日常の様々なことに喜怒哀楽を示すようになります。自我の芽生えによって自分がやりたいことが明確になってくるのです。子どもに色んなことを積極的にチャレンジさせましょう。乳児はまだ自分の身を脅かす危険な行為について理解することが難しいです。そのため、保育士さんがしっかり見守理ながら製作にチャレンジさせることが大事になってきます。
0歳児と1歳児の七夕製作のねらい
季節感を感じられる

七夕の製作は製作をしながら夏という季節感を味わうことが出来たり、行事を知ったりすることができますよ。行事ごとを認識して、季節感を感じることは0歳児と1歳児の子たちがこれから生きていく上で大切なこと。七夕の製作を行うときは、行事についての紹介も合わせて行いましょう。そうすることでより乳児が行事に対して親近感が湧いたり、興味や関心が出るといった効果がありますよ。季節感を感じられる七夕製作をぜひ0歳児と1歳児の子どもたちと取り組んでみましょう。
製作を通して素材に興味を持つ
子どもが製作を通して素材に興味を持つこともねらいの一つです。子どもたちにとって製作は手で何かを掴むことにより感覚や感触を得ることが出来るものです。保育士さんが感覚を言葉にして伝えると乳児の子たちは更に興味を持ってくれますよ。多感な時期に積極的にいろいろなものに触れてみることはとても大切なことです。製作を通して素材に興味を持つことは子どもたちがものを触って楽しめるだけではなく、発育効果も期待できますよ。
0歳児と1歳児におすすめ七夕製作
紙コップで織姫と彦星
【用意するもの】紙コップ 2個 折り紙 モール 不織布、ペン テープ はさみ
作り方
①黒とベージュの折り紙をカットして、紙コップに貼り付けます。
②ペンで織姫と彦星の顔を描きます。
③紙コップの空いた部分にペンで模様を描きます。
④モールをリボンの形にします。
⑤黒い折り紙を丸くカットして紙コップの底に貼り付けます。
⑥モールをテープで貼りつけます。
⑦不織布を紙コップに巻きつけます。
⑧余った部分を紙コップの中に入れてテープで固定して完成です。
ハサミを使う場面では、子どもが使うのが難しいようであれば保育士さんでやってあげるようにしましょう。
鳴らしてみよう!七夕の星のベル
【用意するもの】紙コップ2個、モール、鈴、画用紙、クレヨン、はさみ、キリ、のり、えんぴつ
①紙コップの側面部分をカットします。
②画用紙に側面部分の型紙を合わせて型を取ります。
③画用紙をカットします。
④吹き流しなどをイメージしてクレヨンで模様を描きます。
⑤紙コップの側面に画用紙を貼り付けます。
⑥キリで紙コップの底面に2カ所穴をあけます。
⑦鈴をモールに通します。
⑧モールを穴に通し、鈴が紙コップの内側に来るようにして固定します。
⑨星を貼り付けたら完成。
こちらの製作は実際にベルを鳴らして遊ぶことができますよ。ハサミを使う場面では、子どもが使うのが難しいようであれば保育士さんでやってあげるようにしましょう。キリは子どもが使うのは危ないので保育士さんがやってあげましょう。
紙皿で簡単!七夕製作
【用意するもの】紙皿 色画用紙 モール 10cm はさみ テープ メッキテープ 10cm シール ペン 折り紙 9cm
①紙皿の真ん中の部分を切り抜く
②上の部分を一箇所穴をあける
③9cmの折り紙を星の形に切る
④星型の折り紙にペンで顔を書く
⑤10cmのモールを星の折り紙に貼り付ける
⑥モールを紙皿のふちの内側に貼り付けて星がぶら下がるようにする
⑦紙皿の淵をデコレーションシールで装飾する
⑧5cmのメッキテープを紙皿の下側の淵に貼り付けて完成
ハサミを使う場面では、子どもが使うのが難しいようであれば保育士さんでやってあげるようにしましょう。
飾れる七夕製作
【用意するもの】織姫 彦星 画用紙 天の川 白い画用紙 折り紙 タコ糸 はさみ のり クレパス カッターナイフ コンパス
土台づくり ※土台作りは保育士さんがやりましょう
①肌色の画用紙をまるく切って織姫と彦星の顔を作ります
②黒の画用紙で髪のパーツを作ります
③顔の大きさに合わせて体のパーツを作ります
④天の川は白の画用紙を虹のような形に切ります
⑤これで土台は完成です
①頭の部分は髪パーツを裏面にのりを貼ります
②顔パーツに張り合わせます
③もう一つの顔パーツと髪パーツを張り合わせます
④クレパスで彦星の顔をと織姫の顔を書きます
⑤彦星と織姫の顔が完成
⑥指でポンポンと体を色付けていきます
⑦二色の絵の具を用意して少し水を含ませてといておいたものを指につける
⑧指に絵の具をつけたら体のパーツにポンポンと色を乗せていきます
⑨もう一つの体のパーツにも指でポンポンと色を乗せていきます
⑩スポンジでポンポンと天の川を色付けていきます
⑪紺や青などのブルーの絵の具でスポンジで天の川のパーツにポンポンと色を乗せていきます
※水分が多すぎると紙がベチャベチャになるので気をつけましょう。机が汚れないように工夫をしましょう。
⑫それぞれのパーツを糊付けして行きます
⑬それぞれの頭と体のパーツをのりで貼り合わせていきます
⑭彦星にはかんむり織姫には髪飾りを作ってたして糊付けしてもいいですね
⑮願い事を書いた短冊を用意して上部にのりをつけます
⑯天の川のパーツの中心に短冊を張り合わせます
⑰天の川の端に彦星と織姫を糊付けします
⑱最後に引っ掛けて飾るための紐をつければ完成です。 紐づけは保育士さんで行いましょう。
マーブリングで七夕製作
マーブリングとのりづけと顔を書くところを乳児さんはおこないましょう
刃物を使う作業はは乳児さんたちには難しいので保育士さんたちがやりましょう
【用意するもの】画用紙 マーブリング用の紙 はさみ コンパス のり マーカー
①下準備として 画用紙を切る 乳児さんたちにマーブリングをさせる
②はさみでマーブリング部分を切っていきます
③ノリを付けて画用紙に貼っていきます
④ノリを付けて保育士さんたちが切った織姫と彦星を乳児さんたちは好きなところに貼りましょう
⑤ペンで顔を書いたら完成です
紙コップと折り紙で七夕飾り
【用意するもの】紙コップ 1個 千枚通し ビニールテープ テープ 折り紙 1枚 穴あけパンチ タコ糸
①紙コップ用意して紙コップの底に穴をあける
②紙コップに色を付けて飾りつけ
③ビニールテープの真ん中に結び目を作る結び目でおる
④同じものを八本作る
⑤紙コップの内側にテープで貼り付けていく
⑥折り紙一枚を用意する
⑦半分にはさみでカット
⑧半分に折る
⑨1cm感覚で切り込みを入れる
⑩折り紙を広げて端と端を合わせる
⑪テープで留める
⑫橋を潰してパンチで穴をあける
⑬たこ糸を用意して吹流しと提灯をタコ糸でつなげる
⑭吹流しの出来上がり
※子どもが難しい作業は保育士さんが行うこと
0歳児と1歳児の七夕製作ポイント
誤飲などに気をつける

製作には道具などの準備するものが多いですよね。そのため、誤飲には十分に注意する必要があります。子どもが誤って口に入れてしまいそうなものは使用を避けましょう。また、乳児が使って危ないものは極力扱わないようにしましょう。子どもたちの様子を見て、行う製作や使う道具を変えることも考えて取り組むことで誤飲や怪我を事前に防ぐことができます。乳児には、汚れても落としやすいペンや手が汚れないクーピーの使用がおすすめです。
乳児が楽しく製作できているか気を配る

乳児さんたちがみんな楽しく制作できてるか見て回ることも大切です。製作がうまくできない子やみんなの輪に入って製作ができてない子どもには保育士さんがサポートを欠かさず行いましょう。また、子どもたちの発達段階で出来ることが変わってきます。例えば、1歳ごろは物を想像して描くというよりかはなぐり描きをする傾向があります。年齢に合わせた製作をしないと子どもたちは楽しく製作ができないのでその点も気をつけたいですね。
保育士がお手本を見せる
まずは保育士さんでお手本を乳児の子たちに見せてあげましょう。乳児の子たちがわからないことがあったらどんどん手助けをしてあげることも大切ですよ。ある程度年齢の上の子は自主性を高めるためにあえて手助けを行わないことも多いです。しかし、乳児さんたちはまだまだできることが限られていますよね。そのためどんどん手助けしたり、製作のヒントを出してあげましょう。
まとめ
七夕製作で季節を感じよう

今回は、保育で行う七夕の製作についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。乳児さんたちと楽しい七夕の製作はできそうですか。今回は乳児用にまとめたのでどれも簡単なものばかりです。刃物を使う場面など一部、保育士さんがサポートして初めて完成するものもあります。そういったものは子どもにやらせず、必ず保育士さんでやるまたは下準備を欠かさずに行いましょう。製作で季節を感じて子どもたちと七夕を楽しみましょう。
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