ペットボトル水遊びを保育で楽しもう!【手作り・2リットル・水鉄砲など】

子どもたちが大好きな水遊び。市販のもので遊ぶのもいいですが、自分たちで遊ぶ道具を作って水遊びをするのも楽しいですよ。ペットボトルで作る製作はエコになったり、お金があまりかからないというメリットもあります。子どもたちと一緒につくることで、手先を使う訓練になる上に、協力することや物を大事にする気持ちも芽生えます。では、そんなペットボトル水遊びにはどのようなものがあるのでしょうか。今回は、簡単にできるペットボトル水遊びのアイディアについて年齢別に紹介していきます。子どもたちとどんな水遊びをしようかお悩みの保育士さん必見です!

ペットボトル水遊びのねらいは?

感覚や感触を楽しむ

子どもは徐々に手をうまく動かすことができるようになり、手の動かし方が器用になってきます。子どもたちにとってペットボトル水遊びの製作はペットボトルの素材に触れて感覚や感触を得ることが出来るものです。ペットボトルの素材に触れて、「ツルツル」やキャップ部分が「ざらざらしてる」などどんな感触かを実際に声に出してみるのも面白いでしょう。

集中力が身につく

集中力とは一つの物事に集中して取り組むことができる力のことです。製作は作る過程がわかりやすくゴールも見えるため集中して取り組むことができます。同じ作業を繰り返すのなら、集中力が高い方が効率よくできますよね。子どもの集中力が続くには保育士さんの声かけも重要ですよ。子どもが製作に集中してるところに「何を作っているの?」とちょっとした声かけをするだけで集中力が削ぎれてしてしまう原因になりかねます。大人でも何かに集中してる時に話しかけられると集中力が削ぎれてしまうことありますよね。製作に没頭しているときは、子どもにできるだけ話しかけないようにしてあげましょう。

保育士くらぶ

0歳~1歳児におすすめのペットボトル水遊び

ペットボトル水鉄砲

https://www.youtube.com/shorts/fUl3WPZqGqY

【用意するもの】ペットボトル キリ ビニールテープ ストロー

①ペットボトルの蓋にキリで穴を開ける

②穴を開けたところにストローを入れる

③ビニールテープで四回まく

④水を入れたらペットボトル水鉄砲の完成

キリを使う場面では、子どもが使うのは危ないので保育士さんがやってあげましょう。

2歳児におすすめのペットボトル水遊び

水の色が変わるペットボトル

【用意するもの】ペットボトル 水彩絵の具

①空のペットボトルを用意します

②水をたっぷり入れておきます

③キャップの裏側に絵の具を入れる

④フタをしめれば完成です

水の色が変わる不思議なペットボトル水遊びです。絵の具を子どもが舐めないように気をつけて遊びましょう。

3歳児におすすめのペットボトル水遊び

ペットボトルでお魚ボトル

【用意するもの】ペットボトル 水 ラメ 台所用洗剤 画用紙

①水の入ったペットボトル一本に台所洗剤を三、四滴入れる

②キャップをしめて水と洗剤を混ぜる

③ラメをペットボトルの中に入れていく

④ペットボトルを振ってラメを混ぜる

⑤お魚さんを画用紙に描いてその書いたお魚さんを飾り付けたら完成”

4歳児におすすめのペットボトル水遊び

ペットボトルで噴水シャワー

【用意するもの】ペットボトル ビニールテープ マジック キリ

①ペットボトルにビニールテープを巻く

②ペンで顔を書く 

③そこにキリで8つの穴をあける 

④水を入れて水圧がかかり水が出る噴水シャワーの出来上がり!

キリを使う場面では、子どもが使うのは危ないので保育士さんがやってあげましょう。

5歳~6歳児におすすめのペットボトル水遊び

ペットボトルでジョウロとスコップ

【用意するもの】ペットボトル PEテープ カッター アイロン ペン

①ペットボトルを半分ぐらいのところでカットします。

②切り口をアイロンに当てて丸くします。

③PEテープの束を、上に少し余裕を持たせてたばねます。

④PEテープを細かくさいていきます。

⑤ペットボトルをあけ、PEテープの余らせた部分を飲み口部分に挟まるようにしてキャップを閉めます。

⑥くらげの目を付けたら完成です!

カッターを使う場面では、子どもが使うのは危ないので保育士さんがやってあげましょう。

ペットボトル水遊び製作の導入の仕方

まずは保育士さんがお手本を見せよう

まずは保育士さんがお手本を見せてあげましょう。子どもたちに製作物の見本を作ってあげることから始めるのです。子どもたちは、保育士さんや周りの大人の真似をすることで成長していきますよ。小さい子どもたちは意思疎通や頭で考えて自ら行動を取ることがうまくできない子も多いです。したがって子どもの成長にとって真似をすることは重要かつ保育士さんはそれを意識した行動を取る必要があります。

ペットボトル水遊びの製作のポイント

誤飲などに気をつける

子どもはまだどんな行動をしたら危険かということがまだはっきりわかっていません。製作をしていく中でどれだけ保育士さんが気をつけていてもヒヤリハットは時に起きてしまうもの。そのため、子どもたちが安心して遊べる場を作ってあげましょう。製作の中には、細かい部品を使う時もあります。子どもは細かい部品を口に入れてしまう恐れがありますので十分に注意しましょう。

子どもが使って安全な道具を使おう

はさみと折り紙

はさみやカッターなどの刃物は特に0歳から2歳ごろの子どもが使うのは難しいです。子どもが難しいと思う作業は先生たちで行うなどといった工夫を行いましょう。子どもが危険な行為をしそうだと気づいた時にすぐに言葉かけを行うことが大事です。また、子どもが使って安全な道具を使うことも大切です。例えば、とうもろこしのでんぷんで作っていて舐めてもOKなフエキのりや洗濯で落とせるサインペンなどといった子どもが安心して使えるものを用意しましょう。

年齢やレベルに沿った水遊びをしよう

子どもは特に発達の差が著しいです。そのため、年齢や各個人のレベルに合わないことをしてしまうことは子どもたちがうまく楽しむことができません。0歳から2歳ぐらいは簡単すぎるくらいでOKです。難しくなりすぎないように子どもの反応や様子をよく見て遊ぶことが大事です。遊びの種類によっては反応が悪くて積極的に参加できないこともあるかもしれません。また、発育効果が薄れてしまうデメリットもあります。まずは、保育士さんがお手本を見せて、子どもたちみんなが楽しめるような工夫をしましょう。どの子もレベルに合わせて楽しめるペットボトル水遊びをしましょうね。 

みんなが楽しく製作できてるか気を配る

保育士さんは、子どもたちがみんなで楽しく製作できているかを気を配ることが大切です。子どもの中には製作遊びが苦手な子もいると思います。子ども一人一人に合わせてどんな遊びをするかということも考慮して遊びを選ぶことが大事ですよ。子どもの発達状況によってハサミを使った器用な製作遊びなどの高度な製作は難しいですし、危険が更に伴います。なるべくどの子も公平に楽しめるような製作ができるようにしましょう。発育に合わせた製作をすることで上記で挙げた製作のねらいが適切に発揮されますよ。

コミュニケーションを忘れずに

笑顔の子ども

子どもの年齢によっては、上手く言葉を伝えることが出来ないことや周囲の言葉の意味も理解することが出来ません。そのため、製作中に手順を間違ってしまうこともあります。手順を間違ってしまうと製作物はうまくできません。まだ幼い子どもは意思疎通が難しいですが、なるべくゆっくりとした口調で話しかけたり、表情で示したりといったコミュニケーションを取るようにしましょう。子どもたちが上手に出来た際は、ぜひ褒めてあげましょう。ジェスチャーやボディーランゲージでのコミュニケーションもおすすめです。

いろんな水遊びを取り入れる

同じ遊びばかりではマンネリ化してしまい、子ども達は飽きてしまいます。定期的にペットボトルでできる新しい水遊びを取り入れましょう。今回ご紹介したペットボトルで作る水遊びの製作アイディアはどれも子どもたちが簡単にできるものばかりです。ぜひ保育園や幼稚園で取り入れてみてください。出来るだけ多くの水遊びを取り入れることで子どもたちは様々な能力を身につけることができます。例を挙げると、材料や道具、作業工程がいつもと異なることでマンネリ化が薄れます。子どもたちは新鮮な気持ちで製作に取り組むことができるでしょう。製作をする際は、準備品や製作過程にも注目して、取り入れるようにしましょう。

まとめ

ペットボトル水遊びで暑い夏をしのごう

本記事では、ペットボトル水遊びのアイディアについてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。今回は、年齢ごとに製作の動画や製作手順をまとめました。難易度も考えて年齢ごとに製作方法を記載しましたので、保育園や幼稚園で簡単に実践することが出来ますよ。子どもたちの発達に合わせた製作を行って水遊びを豊かなものにしましょう。製作を行うときは誤飲や怪我に注意したり、みんなが楽しく製作できてるか気を配ることが大切です。今回ご紹介したペットボトル水遊びのアイディアを参考に子どもたちと暑い夏をしのぎましょう!

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