保育士採用面接の質問でよく聞かれる質問は?【質問例・答え方・逆質問・マナーなど】

書類面接を通過した後、いよいよ面接の準備です。保育士での面接は、人間性が最も見極められる場。ここで自分の事をうまくアピールしなければいけません。面接官に良い印象を与えるには自分の魅力を面接の中で最大限に伝えることが求められます。保育士面接ではどんなことを質問されて、その質問に対して答えればいいのだろうと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、保育士面接での質問への対策についてご紹介します。新卒の方はもちろん、転職の準備をしてる方も必見ですよ。本記事で、保育士面接に対しての不安な気持ちを解消しましょう。

面接での質問例と答え方

貴園を選んだ理由はなんですか?

この質問の意図は、数ある中からどうして我が園を選んだのかを知りたいために面接官は聞きます。その意図に合う理由を答えましょう。その園についてしっかり調べてしっかり検討したことをアピールすることが大切です。ただホームページなどに書かれている理念などをそのまま述べるのではなく、自分の言葉もプラスするとなおいいですね。また、福利厚生が良いなどの理由は自分のことをアピールできませんし、園の待遇に興味があり志望したと思われてしまいますので絶対に避けましょう。

自分の長所と短所を教えてください

この質問では、志望者の強みと弱みを聞かれています。長所と短所を卒なく答えられる人は自分のことを客観視できていると思われます。長所を言う時は仕事で活かせる長所を挙げましょう。保育士さんですと、コミュニケーション能力や協調性があるといった長所が理想でしょう。また、短所を言うときはポジティブに変換できる言葉に変換して伝えるのです。言い換えると強みになる言葉を答えましょう。長所と短所がわからないという方は、周りの方に聞いて参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

保育士になりたい理由を教えてください

保育士になりたい理由として子どもが好きなことや保育士に憧れがあったといった理由があると思います。しかし、ありきたりな理由は誰でも持っているものです。子どもが好きという気持ちは大事ですが、それだけでは面接を突破することは難しいでしょう。理想の回答は、自分の経験を交えてオリジナリティがある理由を答えることで面接を合格へと導きます。子どもの頃の経験であったり、子育てを通じての経験であったり、保育実習での経験などを自分なりに理由を考えてみましょう。

他の園にも応募していますか?

この質問では、応募者の自分の園に対しての志望度と自分の園に入職してくれる可能性を知りたいために園は聞いています。正直、素直に答えてもいいかを迷うかもしれません。一応、園側も他の園を受けていることは想定の範囲内です。それでも志望度の低い人を積極的に採用する可能性は低いため、他の園が第一希望であっても貴園が第一希望です。と言うことが一般的な回答です。

採用後はどのような保育士になりたいですか?

この質問をする意図は、入職後にミスマッチがないようにするためです。採用後にどんな保育士になりたいか、自分の理想の保育士像を伝えましょう。また、理想の保育士像が応募する園の方針と食い違っていないかどうかも答えるときは気をつけなければいけません。面接を受ける園の情報をしっかりと確認しておくことが、何よりも大切です。園の保育の方針や園児たちの一日の過ごし方を把握しておくと、食い違うことも減ると思います。

自己PRをしてください

自己PRは、あなたがいかに魅力ある人かをアピールできるチャンスです。新卒の場合は、未経験ですから特別なスキルよりかは人柄や意欲をアピールできる自己PRをしましょう。学生時代のエピソードなど実際にあったエピソードを自己PRに盛り込むとさらに説得力が増しますよ。転職や復職の場合は、経験値やスキルを前面に打ち出す自己PRが求められます。子どもがいる方は、子育てでの経験を自己PRに盛り込むとなおいいですね。また、休職期間が長かった人は体力面が心配されるかもしれません。健康で体力もやる気も問題ないといったこともさりげなく伝えられるといいですね。

学生時代はどのように過ごしましたか?

この質問では、学生時代に頑張ったことに繋げて回答するのが理想です。結果だけでなく過程もきちんと伝えることで面接官に伝わりやすくなります。学生時代にありきたりな経験しかなく、うまく話せないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自己分析が足りてないだけで何かしら伝えられることがあるはずです。学校での話だけでなく、アルバイトやボランティアで頑張ったことでも構いません。面接前までにうまく伝えられるように考えておきましょう。また、エピソードを話すときは自慢話になってしまうことがないようにすることを注意しましょう。

前職を辞めた理由を教えてください

転職で面接を受ける時によく聞かれる質問です。前職を辞めた理由が履歴書に記載してあっても改めて聞かれることもあります。うまく伝えられないと、履歴書に書いてる理由が偽りだと思われるかもしれませんので急に振られてもきちんと言えるようにしときたいですね。退職理由は前向きな転職だということをアピールできる伝え方をしましょう。例えば、待遇面で合わずに退職してしまったという場合は働きを正当に評価していただける職場に就きたいという意思を伝えると言葉の印象が良くなりますね。前職が問題のある園や会社だったとしても、前の職場のことを悪く言うのは控えるようにしましょう。

保育士くらぶ

逆質問にはどう答える?

自分にプラスになる逆質問をしよう

面接の中では、ほとんどの場合面接の終わる前に何か質問はありますか?と逆質問をされることがあります。その際に質問を用意してないと面接官に仕事に対する熱意がないと思われてしまう可能性があります。そのため、自分にプラスになるような逆質問を考えておきましょう。以下に例を記載しますのでよかったら参考にしてみてください。

幼い頃からピアノを習っており、過去にはコンクールに入賞した経験もあります。この経験を貴園でも活かせたらと考えているのですが、音楽にはどのくらい力を入れていますか。

このように自分の事を積極的にアピールできる質問を用意するといいでしょう。

特にありませんはNG回答

特にありませんという回答はあまりいい印象ではありません。逆質問の場を設けてくれた相手に対して失礼にあたるのでなるべく逆質問をしないということは避けたいですね。どうしても逆質問が思いつかないという方は、面接内で丁寧にご説明いただいたので、不明な点はございません。と伝えるようにしましょう。また、面接の際に質問が思いつかなかったからといって後日、メールや電話などで質問することも印象がよくありません。質問したい内容は、面接内で済ませるようにしましょう。

事前に調べたらわかる内容は聞かない

ネットが使えて今は当たり前の時代です。ホームページや求人、パンフレットに載っている内容は聞かないようにしましょう。事前に調べたら分かることです。こういった質問の内容は、園に対する志望度が低いと思われてしまいます。園についての情報は一通り調べてから面接に挑みましょう。また、面接で既に面接官が話した内容を繰り返し質問してしまうことも話を聞いてないと相手に不快感を与えてしまいますので注意したいところです。

面接の流れとは

面接までのスケジュール

それでは、面接がどのような流れで進んでいくかを理解しておきましょう。面接の流れは以下の通りです。


ホームページや求人から園へ応募する

書類選考

書類選考の通過と面接日程の相談のメールが届く

面接の日程を担当者と相談する

日程が決まり、園から面接の日程のメールが送られてくる

当日に面接に参加する

面接開始

面接の基本的なマナー

時間を守る

面接では時間厳守です。園へ向かう道中に何があるかわかりません。交通機関が遅れたり、道に迷ってしまったといった予期せぬトラブルがあるかもしれません。交通機関が遅れたりといったトラブルはある程度見逃してくれますが、道に迷ってしまい遅れてしまうことは自己都合なので印象がよくありません。時間には余裕を持って面接会場へと向かいましょう。もし、遅れてしまうときは遅刻しそうだと分かった時点で、遅れてしまう理由と到着予定の時間をあらかじめ伝えておくようにしましょう。

入室前からマナーを意識して

面接の部屋に入室する前から面接は始まってることを意識しましょう。スマホの電源も園に入る前にオフします。控え室で待っている時もスマホをいじるのは厳禁です。姿勢良く静かに待機しましょう。
入室時は、ドアをゆっくり3回程度ノックして失礼しますと言って入ります。

面接が始まったら、まず

○○と申します。本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。よろしくお願い致します。

と挨拶すると印象よく面接がスタートできますね。

退室時は、 ありがとうございました と言い
失礼しますと一言言って退室するのがマナーです。しっかり守りましょう。

服装やメイクはTPOに合わせる

TPOに合わせた服装やメイクで面接に挑みましょう。ジャケットやシャツ、ズボンはアイロンがけをして、シワがないように。服や靴に汚れがないか、匂いもチェックしておきたいポイントですね。保育士の面接ではアクセサリーは基本的には控えましょう。ヘアピンで髪の毛を止める際は、黒で目立たないものを使うようにしましょうね。髪が長い人は、邪魔にならないように1つに髪をまとめてメイクはナチュラルメイクが基本です。念のため、面接の前に付近のトイレなどで必ず鏡を見て身なりを整えてから、面接に挑むようにするとなお良いですね!

web面接でも気を抜かない

web面接は、通話サービスを使ったオンラインで行う面接のことです。web面接は昨今のコロナウイルスの流行で一気に需要が増えました。web面接で主に使われるツールは、Zoom・Skype・GoogleMeetです。この3つは絶対使えるように準備しておきましょう。web面接でも対面面接と同様に気を抜いてはいけません。下に履いているものが見えないからといって上はスーツ、下はパジャマや部屋着といった格好は絶対にNGです。また、時間に余裕を持って招待URLに入りましょう。開始5分前にはスタンバイしておくのが無難です。

まとめ

質問対策をバッチリして面接を突破しよう!

今回は、保育士面接での質問対策についてまとめてみました。いかがでしたでしょうか。面接では、限られた時間で自分のことを最大限にアピールしなければいけません。面接の大前提として、面接官があなたのどこを見ているのかについてよく知っておきましょう。今回ご紹介した面接官の質問の意図を意識して受け答えをすることで、自分のことをより強くアピールをすることができますよ。どのような受け答えをすれば相手の心に刺さるかを考えて受け答えをしましょう。本記事で、あなたの面接への不安が少しでも解消されると幸いです!

※本サイトは全国の保育園・幼稚園で働いてる人、これから保育士を目指す方への情報提供を目的としています。
掲載された情報をご利用いただいた結果、万一、ご利用者が何らかのトラブル、被害、損失、損害等が発生したとしても、当社は一切責任を負いませんのでご了承ください。

よくある質問

保育士くらぶにはどんな記事がありますか?

保育士くらぶには現役の保育士・幼稚園教諭や保育士を目指す学生さんにとって手遊びや保育内容など今日から役立つ保育のネタをご紹介しています。こちらのトップページより色々な記事をお楽しみください。

保育士くらぶの最新の記事はどこから見られますか?

最新の記事はこちらの保育士くらぶトップページよりご覧ください。月間12本~15本の記事をアップしています。保育で使える季節の遊びや歌、連絡帳の書き方などもご紹介しています。

保育士くらぶのオリジナル動画はどこから見られますか?

保育士くらぶのオリジナル動画はこちらの保育士くらぶyoutubeチャンネルでまとめて見ることが出来ます。保育士くらぶyoutubeチャンネルでは保育で使える歌や遊び、制作以外にも転職のコツや求人の探し方も解説しています

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/