いよいよ学期末となる3月に突入しますね。そして年度最後である3月号のおたよりも作成しなければなりません。イベントが豊富な3月ですが、その一方で、年度末の忙しさが重なり作成に悩んでいる保育士さんも多いのではないでしょうか。今回はそんな保育園で発行される3月のおたよりについて、書き出しから内容の文例集、ポイントまで一挙紹介します!おたより作成にお悩みの保育士さん、新人保育士さん必見です。
【書き出し・挨拶】文例集
文例①
季節を感じさせる特徴のある書き出し。この時期ならではの子どもたちの様子にも触れることがポイントです。
文例②
子どもたちの日々の成長にフォーカスした書き出しとなっている他、イベントを楽しみにする保護者へさらなるわくわく感を与えられますね。
【季節感】文例集
文例①
3月ならではのイベントの忙しさに触れており、賑やかな様子が伝わってきますね。ひなまつりや卒園式などの製作、練習に言及すると季節感を感じさせる文になるでしょう。
文例②
”春”や”暖かさ”などに触れた季節感あふれる文章。春の自然に触れ、喜びを味わっている様子を記載する際には、子どもたちの様子を映した写真を載せてもいいかもしれません。
【子どもたちの様子】文例集
【乳児】0歳児クラス
0歳児は身体面の成長に触れるとベストです。これまで取り組んだ製作に触れながら、子どもたちの成長を実感させるような文でまとめましょう。
【乳児】1歳児クラス
さまざまなことが出来るようになる1歳児は言葉や身体面の成長に触れると良いでしょう。一方、子どもたちの成長には個人差があるので、おたよりを読む保護者に配慮した言い回しにすることも大切です。
【乳児】2歳児クラス
こちらは、4月頃と比較し対人面での成長を感じさせる1文となっています。2歳児と言えば、イヤイヤ期の訪れもあり、保育園に行きたがらない子どもたちもいることから保護者を安心させる内容としても良いですよね。
【幼児】3歳児クラス
3月らしく春の陽気に触れながら、残りの期間にも言及しています。子どもたちが出来るようになったこと、現在取り組んでいることについて述べると、子どもたちの成長を感じやすいかもしれません。
【幼児】4歳児クラス
”お兄さん” ”お姉さん”などという言い回しにすることで、春から年長クラスになるという実感がわきます。子どもたちのよりしっかりとした成長を実感できる文ではないでしょうか。
【幼児】5歳児・6歳児クラス
卒園することに言及し、寂しさや喜びを感じさせる文にすると良いでしょう。また、これまでを振り返り、乳児期からの子どもたちの成長の過程や担任を担ってきた保育士さんたちのコメントがあってもいいかもしれません。
【行事・イベント】文例集
文例①
3月ならではの行事に取り組む様子を伝えてみましょう。園の装飾に言及すると、保護者が来園する際の楽しみにもつながりますよね。
文例②
○○製作、○○発表会など子どもたちが懸命に取り組んでいることに言及しましょう。上記の例文のように、どのような様子で励んでいるのかがわかるような1文を入れることがポイントです。
【健康】文例集
文例①
相変わらず収まる気配のない新型コロナウイルス。安心して登園してもらえるように園での取り組みに言及しましょう。新たに取り入れる対策についても、具体的に述べることが大切です。
文例②
コロナだけでなく、冬や季節の変わり目は体調を崩しやすいので各家庭に向けた体調管理を促す文も大切です。保育園側だけでの予防や管理では防ぐことが出来ないので、協力を呼び掛ける意味でも重要と言えます。
【3月に使いたい】イラスト集
春の自然

【イラストを載せる】春と言えば、桜やタンポポ、チューリップなどの花が思い浮かびますよね。また、うぐいす、てんとう虫、蝶々などの生き物も挙げることが出来ます。春ならではの自然や生き物をイラストとして取り入れることで、春の訪れを感じさせることが出来ますね。フリー画像でも探しやすい類だと思うので、積極的に取り入れて見ましょう。保育士さんの手書きイラストを取り入れてみても可愛いかもしれません。
ひなまつり

【イラストを載せる】3月といえばひなまつりが真っ先に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。ひなまつりと言えば、お雛様や桜餅、桃の花、菱餅、金平糖など多くの物が思い浮かびます。また、ひなまつりの素材はどれも様々な場面でイラストとして使われやすいので、取り入れやすいことかと思います。子どもたちの製作物の写真や保育士さん、子どもたちの手書きイラストを載せてみても可愛いかもしれません。
卒園式

【イラストを載せる】3月には卒園式やお別れ会など、少々寂しいイベントも待っていますよね。よく見られるイラストの中には、子どもたちが卒園証書を手に持った姿、桜の木、子どもたちが歌を歌っている様子、などではないでしょうか。寂しくはありますが、保育園の3月らしさを表すために取り入れてみると良いかもしれません。
3月のおたよりポイントは?
季節感に触れる
3月と言えば、寒さも和らぎ春の訪れを感じる時期ですよね。桜やタンポポ、チューリップなどの春の花が咲き始める他、草木も緑に変わり始める季節です。また、花粉が飛び始める時期でもあるので、花粉症に関する話に触れてみることも良いでしょう。そのほか、春に連想できるカラーにはピンク、黄色、緑などが挙げられます。季節感を意識して、おたよりの配色として積極的に取り入れてみてもいいかもしれませんね。
行事・イベント関連
3月は行事などのイベントが豊富な季節でもありますよね。3日のひなまつり、中下旬に行われやすいお別れ会や卒園式などさまざまです。バレンタイン製作に取り組んだところでは、14日のホワイトデーに関するイベントもあることかと思います。イベントのお知らせや連絡事項だけでなく、イベントに向けた子どもたちの製作・練習風景を載せてみてもいいかもしれません。様子を記した文章や写真で載せると良いでしょう。
子どもたちの様子
この時期ならではの子どもたちの様子をおたよりを通して伝えましょう。3月・4月で行われるイベントに向けた製作、練習の様子を伝えられるほか、1年間を通しての成長を伝えられる機会でもあります。1年間のうち、最も子どもたちの様子を伝えやすい月かもしれませんね。4月に掲げていた園目標やクラス目標に触れ、達成できたことを伝えることも良いでしょう。年度末ということで、保育士さんから子どもたちに向けたメッセージを添えることもおすすめです。
年度まとめ・感謝
年度末のおたよりということで、1年間のまとめや保護者への感謝を記しましょう。4月からの出来事を振り返ることで、思い出としても残り子どもたちの成長も実感することが出来ます。また、1年間を通しての保護者の協力に対する感謝の気持ちを伝えることも忘れてはいけません。感謝の気持ちを述べることで、気持ちよく年度末を迎えることが出来ますね。文頭や文末、感謝の気持ちを伝えるコーナーなどを設け、きちんとポイントを押さえたおたよりにしましょう。
3月・4月の連絡事項
3月は年度終わり、4月は年度初めということで必然的に連絡事項が多くなります。保護者に向けた行事関連、提出書類の手続きのお知らせなど少々情報量の多い月と言えるでしょう。保護者向けだけでなく、子どもたちに伝えておいて欲しいことも少なくありません。連絡やお知らせ、変更事項などで溢れる3月は、そうした情報を整理し正確に伝えるためにもおたよりできちんと載せる必要があります。年度の変わり目でもあるので問い合わせや連絡方法についての記載も大切です。
コロナ等感染症関連
昨年に引き続き、コロナ関連の情報も日々多くなっていますよね。春先は、季節の変わり目で体調に変化が表れやすいこともあり特に注意が必要な時でもあります。手洗いうがい、アルコール消毒など日常で当たり前にしている対策をより強化するよう促しましょう。また、家庭での感染対策や保育園への報連相などもおたよりを通じて改めて呼びかけると良いです。ここ最近では、保育園児たちのマスク着用に関する問題が議論されていることもあり、情報の共有を徹底する必要があります。
まとめ
春らしさを取り入れて年度末にふさわしいおたよりにしよう
いかがでしたでしょうか。今回は、3月のおたよりについて、書き出しや内容の文例を始めとしポイントやイラストまで幅広く紹介してきました。年齢別やテーマ別にも紹介したので活用できる幅がより広がったのではないかと思います。季節感を取り入れるだけでなく、子どもの成長を実感したり、この先の成長も楽しみである様子を上手く表現できると良いですね。また、3月は1年のまとめの月でもあるので、仕上げのおたよりとしてきちんと締めくくれる内容にしましょう!
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