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保育士・幼稚園教諭として日々お仕事を頑張っていらっしゃる皆様、こんにちは!
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保育士くらぶでは、保育士・幼稚園教諭の方にとって役立つ転職・キャリアノウハウ記事を配信しています。
誰だって怒られたくないもの
日々の子育てや保育活動で子供をどうやって叱ったらいいか…と悩んでいませんか?
大人だって怒られるのは小さい頃から嫌だったはず。
叱っても一向に治らなくて自分の叱り方が良くないのではないか…と思ったり
反対に子供が可哀想で叱れない…とお悩みの方もいらっしゃるのではないかと思います。
時には言う事を聞かなすぎてつい感情的になってしまって子供に大声を荒げてしまった…なんてこともありますよね。
上手く叱ることができないと何気ない一言で子供達が傷ついてしまうかもしれません。
子供をうまく叱るには「怒る」と「叱る」の違いに隠されています。
では、子供が間違ってることに対して適切に上手く対応するにはどうしたら良いのでしょうか?
本記事では、子供の叱り方について以下の内容をまとめました。
- 子供を叱らないといけない理由
- 「怒る」と「叱る」の違い
- 絶対やってはダメなNGな叱り方🆖
- 子供の上手な叱り方
保育士さんはもちろん、子供の叱り方で悩む保護者の方もご家庭で役立つ部分もあります。
本記事を参考することで、叱ることについての苦手意識をなくすことができるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください!
叱らないといけない理由とは
子供の安全を守るため
子供の身に何かがあってからでは遅いです。
保育士さんは子供の身を守りながら安心安全に通うことができる環境を整えなければいけません。
そのため、危険なことをしていたらすぐに注意して叱ってあげなければなりません。
叱られないと子供は今やってることや今やろうとしてることがダメなことだと認識ができないことがあります。
叱っても言うことを聞いてくれないこともあると思いますが、子供達のことを思って叱ってあげましょう。
社会のルールを守らせるため
子供は間違ったことを叱られて、社会のルールを認識していきます。
誰かが叱ってあげないと社会のルールが守れない子供に育ってしまいます。
将来にも大変悪影響です。
他の子を傷つけないようにするため
他の子を傷つけてしまうことで、野蛮な子だと周りに思われて避けられてしまう原因になるかもしれません。
例えば、お友達を怪我させるような行為をしていた場合やはりきちんと叱って
喧嘩にも何か理由があって喧嘩してしまったと思いますので子供に寄り添ってきちんと話を聞いてあげることが大切です。
その際に、子供がウソをついてくる可能性もあります。
なるべくウソを見極められるようにしっかり判断をつけましょう。
子供のウソについてはこちらから
「怒る」と「叱る」は違う?
「怒る」とは
「怒る」ことは感情をむき出しに怒鳴ったり、子供に当たったりしてしまうことを「怒る」と言います。
感情的に怒っているところを子供に見せると、とても怖がってしまいます。その様子を見ている怒られてない他の子も怖がってしまう可能性があります。
そして恐怖が先行してしまい、言いたかったことが伝わらずまた繰り返しやってしまうかもしれません。
「叱る」とは
「叱る」ことは相手の気持ちを思って、間違いを正してあげることです。
子供の気持ちを思ってより良い解決方法を促してあげるのです。
似てるようで全然違うのがこの2つです。叱るの方がポジティブな意味合いがあります。
絶対やってはダメ!NGな叱り方❌
大声で怒る
大声で怒るのは怖がられるだけなのでやめましょう。
言いたいことが伝わりづらいです。
恐怖心を与えるような叱り方は避けてくださいね。
無理に謝らせる
無理矢理謝らせるのはやめましょう。
子供も子供なりに理由があって間違ったことをしてしまったのかもしれません。
子供が謝りたいと思った時に自然と”ごめん”の一言がでてくるのが理想です。子供のペースで間違いを理解させることが重要になってきます。
子供のことを否定するようなことを言う
否定越しに怒鳴ってしまうのはNGです。
子供にも何か理由があるはずです。きちんと話を聞いてあげてください。
「なんでこれができないの?」「いつも同じことで怒られてるね」など否定されるような言葉を聞くと自己肯定感が下がり、自分に自信がなくなってしまう原因になるかもしれないからです。
また、叱った後の行動が自己肯定感を育てるのです。
きちんとフォローしてあげましょうね。
時間をおいて叱らない
間違ってやってしまったことを見つけたら、なるべくその場で叱ってあげましょう。
時間をおいて叱っても子供には響きませんし、時間が経つにつれてなんで怒られてるか分からなくなってくるからです。
すぐにやったことなのでなんでダメなのかというのが伝わりやすいのです。
ですが、周りにお友達などがいる時に叱ってしまうとその子が可哀想で不憫に見えてきますし、子供のプライドが傷つくかもしれません。
そのときは別室に行き、人のいないところでしっかり叱ってあげるのが良いでしょう。
そうするとあの部屋に行って叱られたくないから…と子供の行動も変わってくると思います。
感情を引きずらない
感情を引きずらないことは先生もそうですし、子供もそうです。
もう終わって反省したのであれば、あまり引きずらないように促しましょう。引きずってるとその日一日が楽しくなくなってしまいます。
子供をうまく「叱る」には
怒ることより気持ちを伝えることを優先して
怒るより、「◯◯したらダメだよね」「◯◯したら怪我してしまうよ」などその気持ちを伝えることを優先しましょう。
子供達が簡単に伝わる言い方で伝えてあげましょう。
話をしっかり聞いてあげる
しっかり目をみて話を聞いてあげることが大事です。
くれぐれも怒ってる怖い顔はしないように。子供が嫌になってしまって話をしなくなってしまうかもしれないからです。
子供と考えてる時間を設ける
何がダメだったのか?どうしてやってしまったのか?きちんと子供と考えてみましょう。
これをしてはダメ。あれをしてはダメ。だけだと子供に伝わりづらいのです。
こうしようって答えを出してあげるのではなく自分で答えに導かせて、どうしたらよかったのかを振り返る時間を設けましょう。
自分で考えることで、次に同じことをするのを防ぐことができますよ。
間違いを理解できたらちゃんと褒める
間違いをきちんと理解できた後はちゃんと褒めてフォローしてあげてください。
気持ちを一気にリセットさせることができます。
泣いてしまったら子供が落ち着くまで待つ
叱った際に子供が泣いてしまったり、感情が落ち着かないときは一回時間を置いて待って話を聞いてあげられる状態にしましょう。
感情的になっててもなかなか話ができないですし、通じません。一旦落ち着くまで待ってあげてくださいね。
子供が怒られないように行動できるようになるには?
なるべく叱るのは控えたい
なるべく叱るのは控えたいですし、何度も何度も同じことで叱ってもお互いあまりいい気分じゃありませんよね。
なるべく叱るのを控えるには、保育士さんや保護者の方が促すことが大事です。以下に叱らず行動で示せるものを載せましたのでご覧ください。
正しい行動を褒めてあげる
正しくない行動をした時に叱ることも大事ですが、反対に自分から正しく行動をしたときは褒めてあげましょう。そうすることによって正しい行動をしたら褒めてもらえることを認識して間違った行動を予防することができます。
ルールを具体的にわかりやすく設ける
子供たちでもわかりやすいように設けることで叱ることを減らすことができるでしょう。
イラストを添えてあげるとわかりやすいと思います。
また、してはいけないことはあえて載せないように。
子供はしてはいけないことが書いてあるとかえってやりたくなってしまうものです。
もし、ダメなことをしてしまったらその時に注意するようにしましょう。
嫌われないように好かれる先生を目指す
あまりに怒っていると、あの先生はよく怒ってて苦手…と子供に苦手意識や嫌われてしまうかもしれませんし、もしかしたら子供が保護者の方にもそのことを話してしまい、保護者の方にも嫌われてしまう可能性があります。
子供は嫌いな先生のことへ逆に反発して、叱られるようなことをしてしまうことがあります。
嫌われないように好かれる先生を目指してみましょう。
親近感が湧く先生を演じていれば、きっと子供も心を開いて先生の言うことを聞いてくれることでしょう。
動画で見る子どもに「伝わる」叱り方
動画で子どもの叱り方を理解しよう!
ここまで子どもの叱り方についてご紹介していきましたが、保育士くらぶのYoutubeチャンネルでは子どもの叱り方について動画でもポイントごとにわかりやすくまとめています。ぜひ動画も合わせて見て日々の保育の参考にしましょう!
まとめ
叱り方に”正解はない!”
叱り方は人によって様々。正解はありません。
自分が叱りやすいようにすれば良いのです。
叱らないといけない理由の中に
- 子供の安全を守るため
- 社会のルールを守らせるため
といった2つがありましたね。
この2つは生きていく上でとても大切なことです。
自分の安全が守れないと最悪命を落としてしまうことがありますし、社会のルールが守れないと将来がとても不安です。
叱るのが苦手…という方でもいざと言うときは叱ってあげないと子供たちが危険です。
子供が叱った時に泣いてしまっても、後にフォローしたりなんでいけなかったのかを考える時間を設けてあげれば良いのです。
叱ることはとても難しいことですが、“叱る”ということは子供達を守ることに直結しています。
子供達ひとりひとりにきちんと向き合い、叱るべきところは叱って子供達のことを守れるようにしましょう!
本記事が役立ち、みなさんの保育士生活が豊かになれば幸いです。
最後までご覧いただき、まことにありがとうございました🌷
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