言われたら嬉しい!子供達が自信をつく褒め方【効果・間違った褒め方・上手な褒め方など】

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褒め方次第で子供は変わる!

「褒めて伸ばす」ってよく聞きますよね。

子供が成長をサポートする上で褒めることは特に大事なこと。
褒めることは子供でも大人でもどんな人でも嬉しいもの。
しかし、闇雲に褒めようとして間違った褒め方をしていませんか?
子供が自信がつくのかそれとも自信がなくなってしまうかは保育士さんの褒め方次第でもあります。

本記事では、言われたら嬉しい!子供への褒め方について以下の内容をまとめました!

  • 褒めることによる効果
  • 間違った褒め方
  • 上手な褒め方
  • 年齢別の褒め方

もちろん保育士さんだけでなく保護者の方も参考になる内容です。ぜひ最後までご覧ください!

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子供を褒めるとどんな効果がある?

自己肯定感が上がる

「自己肯定感」とは、「ありのままの自分を素直に受け入れられることができる。自分の価値観や存在を肯定できる感覚」の事です。
自己肯定感は大人だけでなく、子どもの成長にも大きく関係します。
「自己肯定感」が上がる事は、交友関係や学力にも良い影響を及ぼし、自信を持って行動ができる子になったり

子供との信頼関係が築ける

褒めてあげることで、存在を認めてくれた!と存在意義が芽生えて認めてくれたことに対して信頼度が高まります。
特に大人に褒められると子どもは、安心感を得るものなのです。

自主性や責任感が育つ

自主性が育つことで自分で身の回りのことをするようになります。
さらに身の回りだけじゃなく、自分からこれをやってみよう!と挑戦する意欲も起こりやすくなるのです。
子供に任せることで一人でやり遂げる“責任感”も身につけることができます。
自分からやろうと思ったところに指示を出されると途端にやる気が出なくなることもあるので、子供達のペースでゆっくりでいいのでやらせてあげることが大事です。

他の子にも優しくできる

褒めて育った子供は、相手の頼みごとに対して聞き入れやすくなります。
そのため、他の子に思いやりを持って接して困っていたら助けてあげようと自主的にするようになるのです。

間違った褒め方をしてるかも?

褒めすぎてしまう

些細なことで褒めてしまってはいませんか?
下手に褒めすぎることはNGです🙅🏻‍♀️

褒められまくって育った子供は、褒められてる状態がデフォルトになってしまい褒められないとやる気が低下してしまうかもしれないからです。

これを「外発的動機づけ」と呼び、誰かから称賛やご褒美を貰うことでやる気が引き出されるといったことになります。
反対に、自分からやる気を出して物事に取り組めることを「内発的動機づけ」と言います。

褒められなくても自分からやる気を出して物事に取り組めるようになるには後者の「内発的動機づけ」を育てることが重要です。
些細なことで褒めたり、無理やり褒めるポイントを見つけて褒めるのではなく素直にポロっと口に出して褒めてあげれば良いのです。

才能や能力を褒める

才能や能力を褒められると自分にとって難しい場面に差し掛かった時にそれ以上の努力をしなくなる場合があります。
「生まれつき」という言葉を使うのはNGワードです。
努力や工夫したことを褒める方が、努力をした続け自信に結びつけやすいですよ。

他の子と比較してる

ときに、子供同士で競わせることもあると思いますが他の子と比較して褒めることはあまりおすすめしません。

これは、子供の性格にもよります。
他の子と競わせた方が、モチベーションが上がる子供もいます。

しかし、競わせることで他人の評価を気にして常に他人の顔色を伺うようになり他人に依存して生きるようになってしまう子供もいます。
ついつい「◯◯ちゃんができたから〜」と言いがちかもしれませんが、比べる対象を過去の子ども自身に変更してマイペースに頑張る子を見守ってあげましょう。

「他人と比較しない事」は幼児教育で大事なことの一つでもあります。
他の子と競争させる教育はNGです。
他の子との比較をしない褒め方をすることで他人を卑下せずに尊重できて良好な人間関係が築ける子どもに育ちます。
コミュニケーション能力の向上にも繋がります。

上手な褒め方

褒める時は本音で

自分では頑張ってないと感じるときに、褒められるとわざとらしく感じ、不信感を覚えてしまいます。
無理に褒めるところを見つけるのではなく、素直に口に出してあげましょう。

しゃがんで子供の目線になる

褒める時はしゃがんで子供の目線になって褒めてあげましょう。
しゃがむことで上から言ってるように聞こえず、子供も安心して褒め言葉を素直に受け取ることができます。

褒めると叱るをバランスよく

褒めることはメリットもありますが、「褒めないと機嫌が悪い」「褒められないとやる気がでない」といったデメリットもつきもの。
たまには叱ってあげないとナイーブで繊細な子に育ってしまいます。
褒めることと叱ることはバランスよく行うことでそのようなデメリットが起こることが減らせるでしょう。

よかった部分を具体的に褒める

褒めるときは具体的に褒めてあげる事を意識しましょう。
頑張ったね!などだけでは言葉足らずになってしまいます。
子どもの行動で褒められそうなポイントを見つけてあげて、補足説明をするように褒めると良いです。
そうして褒められた子供はどう行動することで褒めてもらえるか学ぶことができます。
最終的に、褒められなくても頑張れる子供に育つとなおいいですね◎

結果だけでなく過程や努力にも目を向けて褒める

結果も大事ですが、過程にも目を向けて褒めてあげることが大事です。
家庭にも目を向けて褒めることで、子ども達は「自分のやった事をちゃんと認めてもらえた!」と思い存在意義が芽生えます。

頑張ったことを振り返させる

「自分が頑張ったことは何か?」「できたことは何か?」など子供達に振り返させてみるのも大事です。
子供は保育士さんや保護者の方が気づかない隠れた努力や工夫をしてることがあります。
その隠れた努力を理解してあげるために、子供達に聞いてみましょう。

例えば、なわとびの時間でしたら
「あやとび飛べるようになったのすごいね!なんで飛べるようになったの?」など具体的に褒められるように聞いてみてください。
そしたら子供たちは笑顔で頑張ったことを報告してくれると思いますのでその頑張った部分に対して褒めてあげましょう。

そうすることによって
子供たちは次は自ら頑張ったことを報告してきてくれて、それをまた褒めて、やる気が出て…と良いループが出来上がると思います👍

連絡帳にも褒められる部分をしっかり記入する

連絡帳も抜かりなく。
子供達に直接言うことも大事ですが、保護者の方に伝えてあげることも大事です。
もちろんこちらも無理矢理褒められるポイントを引き出すのではなく、書きたいと思ったことを書いてあげれば良いのです。
保護者の方が連絡帳を見た時に、自分の子供が褒められているのはとても嬉しいことでしょう。

年齢別の褒め方

0歳から2歳の子供

前述で無理矢理褒めることはおすすめしないとは書きましたが、0歳〜2歳の場合はまずはどんなことでもいいのでたくさん褒めてあげましょう。
時間が経つとなんで褒められたかがわからなくなってしまうことが多いことと、言葉がまだ伝わりづらい部分があるためです。
表情や仕草の方が分かりやすいので多少オーバーでも◯
自分から頑張ったことを褒めてもらいたい!とアピールしてきてくれることもあると思いますので、そこも逃さずに思いっきり褒めてあげましょう!

3歳から5歳の子供

段々と言葉がわかるようになってきて語彙力がついてくるこの年代は頑張ったことを具体的に褒めてあげましょう。
規則をちゃんと守ることも意識してくるようになるので、プラス感謝の言葉もつけて褒めてあげると気持ちが伝わりやすいと思います。
もちろん、前述にも書いたように結果だけでなく過程も目を向けて褒めてあげることも大事です。

まとめ

褒め上手になることで子供がすくすく育つ!

子供がすくすく育つ褒め方を身につけるには、保育士さんや保護者の方が褒め上手になることです。
他の子が褒められてるのをみることで自分も褒められたいから頑張ろう!と努力し始めるきっかけも作れます。
ただし、無理に褒めるのではなく素直に褒めたいところを声に出してあげましょう。

一方で、怒ることが多いと人の顔を気にして生活するようになってしまいますので気をつけましょう。
幼少期に褒められることが少ないと、大人になったときに自分に対して自信がなく、誰かに褒められても過度に謙遜するようになってしまうかもしれません。

いくら褒めても子供に気持ちが伝わらないと意味がありません。
本記事を参考にして、気持ちが伝わるような褒め方をしましょうね!

本記事が役立ち、みなさんの保育士生活が豊かになれば幸いです。
最後までご覧いただき、まことにありがとうございました🌷

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