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ハロウィンやクリスマスの間に挟まれた11月は陰に隠れ気味で、イベントも少ないな、、と感じる方も多いのではないでしょうか?実は11月30日に「絵本の日」という日が存在するのです。今回はそんな、「絵本の日」について紹介していきます!知らなかった方、何かイベントを考えていた保育士さん必見です!
絵本の日とは?
絵本の日について
みなさんは絵本の日についてご存じですか?実は11月30日に「絵本の日」というものが存在するのです。絵本と図鑑の親子ライブラリービブリオが制定した記念日として知られています。社会活動の一環として制定され、絵本の日の他に「図鑑の日」(10月22日)というものもあります。絵本の力を通じて子どもを育み、想像力や感受性などが豊かになることが目的ですね。
絵本の日の由来
絵本の日の由来は、医療事業と文化事業を展開することで、子どもたちの心と体の健康を創造していくことを目的とし制定されました。【公式】絵本の日|絵本と図鑑の親子ライブラリービブリオ-医療法人元気が湧く (bibliokids.jp)
絵本の世界を通じて、子どもたちがより広いコミュニティに繋がりを持てるような社会の活性化のために作られた日ということですね。有名な翻訳者でも児童文学作家の瀬田貞二氏が、世界に大きな影響を与えた「絵本論」を出版した日が11月30日ということでこの日に制定されたとのことです。
保育園で過ごす絵本の日のねらい
それでは、そんな保育園で過ごす絵本の日にはどのようなねらいがあるでしょうか。絵本は、子どもたちに想像力や感受性、言語力など様々な力を与えることから、そうした豊かさを育むねらいがあります。それだけでなく、絵本を読んでいる時間は子どもたちにとって大切かつ楽しい時間であり、忘れられない思い出ともなります。保育士さんや他の子どもたちと一緒に読むことで、時間を共にする尊い時間にもなります。想像力や感性の面だけでなく、子どもたちにとって楽しい時間としての思い出を作るねらいもあるのです。
【年齢別】絵本の日におすすめの絵本
☆【0歳~】うるしーボードブック
かわいいくまさんがポイントのこの絵本は、「赤ちゃんのための絵本」として広く知られています。8万部突破の大ヒット絵本のボードブック版でよりコンパクトになりました。
☆【1歳~】おしくら・まんじゅう
大人気絵本シリーズ「だるまさん」のおまんじゅうバージョンの絵本です。紅白まんじゅうに可愛いお顔があり、ふんわりとしたイラストがたまらないですね。
☆【2歳~】くれよんのくろくん
くれよん遊びが楽しくなりそうな一冊ですよね。大人にとっては懐かしさも感じられるということで、子どもたちと一緒に読むのに最適かもしれません。
☆【3歳~】ボードブック おやすみ、はたらくくるまたち
働くくるまがたくさん登場するのでわくわくしそうですね。くるま=男の子のイメージが強いかもしれませんが、かわいいイラストとキュートなキャラクターたちの登場は男女問わず楽しめることかと思います。
☆【4歳~】4さいのやさしい心をはぐくむ9のお話 考える力が育つ絵本
4歳にピッタリのお話が詰まった一冊です。4歳児向けに作られた内容なので、分量や文字数などがすべて年齢適応した構成となっているのがポイントです。
☆【5歳~】さかさことばで うんどうかい【新版】 (こどものとも絵本)
上から読んでも下から読んでも変わらない言葉ってありますよね。そうした逆さ言葉で思いっきり楽しめるのがこの絵本です。少し難しい言い回しに挑戦できる5歳児~となっています。
☆【6歳~】手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)
キツネの柔らかいタッチのイラストが印象的ですよね。絵本の日は11月30日ということで寒さも深まりますが、この一冊で心温まることが出来そうです。
読み聞かせのポイント
わかりやすい口調や速度で読む
子どもたちに読み聞かせをする際に大切なこととして、はっきりとした口調で程度な速度で読むことが挙げられます。幼い子どもたちにとって、絵本の読み聞かせで耳にする言葉は、言語力の発達に繋がります。また、スピードも速すぎては、子どもたちが理解できません。子どもたちが理解できているか、速すぎないかを確認しながら読むとよいかと思います。特に今は、マスクやフェイスシールドの着用などで声がこもりやすいこともあり、よりはっきりとした口調で読むことを意識するとよいでしょう。
擬音語などの強弱をつけながら読む
絵本の中でよく登場する擬音語ですが、ただ読むだけでは面白みがありません。「もぐもぐ」「ごくごく」「どんどん」など、強弱をつけることでよりイメージが湧きやすくなります。その際、ジェスチャーなどを取り入れることも、具体的になり楽しめそうです。絵本の世界を体感できるように、擬音語の多い本をあえて選ぶことも大切ですね。
子どもたちが楽しんでいるか様子を見ながら読む
絵本を読んでいる際、子どもたちの様子を見ながら進めることがとても大切です。中には、内容が理解できずつまらなそうにいている子どもがいたり、友だちと遊んでいて集中していない子どもがいるなんてこともあるかと思います。子どもの様子をきちんと伺いながら読み進めることで、保育士さんが途中で読み方のスタイルを変更することが出来ます。また、多くの子どもたちと読み聞かせを行う際は、持ち方や見せ方が重要になってきます。見えにくそうにしている子がいないか、陰に隠れてしまっている子がいないかなど確認をしながら進めましょう。
子どもたちと受け答えをしながら読む
読み聞かせの際には、子どもたちと受け答えをしながら読むことを大切にしましょう。一方的に読むのではなく、子どもたちから質問を受けたり感想を交えながらといった対話形式で読むことがおすすめです。そうした形式の読み聞かせにすることで、子どもたちも気軽に質問をしやすくなり、内容への理解度も上がります。また、保育士さんと子どもたちで、共に考えたり意見交換をすることでさらなる想像力の活性化やコミュニケーションの場ともなります。
保育園での絵本の日の過ごし方
絵本の読み聞かせ会
上記でも紹介しているように読み聞かせは、みんなで絵本の楽しさを共有できる場なのでとてもおすすめです。園全体で開いてもいいですし、各クラスごとに行っても楽しいかもしれません。絵本の日当日は、普段は園に置いていないような本や子どもたちに日頃人気な絵本を用いると良いですね。
これまで読んだ絵本の感想を伝え合う
子どもたちとこれまで読んだ絵本の感想を伝え合うこともとても大切です。日頃、保育園では絵本を読む機会が沢山あると思います。どの本が面白かったか、どのような場面が印象的だったかなどの感想を共有することで、より多くの本に興味を持つことが出来ます。その際、コミュニケーション形式や紙に書いて発表するなど様々な伝え合う方法があります。いずれにせよ、絵本を読んで抱いた感想を、自分の言葉で人に伝えるという力を養うことにもつながります。子どもたちの絵本の感想を共有することで、さらなる興味関心や想像力などを刺激しましょう。
絵本に出てきたキャラクターの絵を描く
絵本にはたくさんのキャラクターやイラストが描かれています。そのイラストを見ることが絵本の楽しみの一つともいえますよね。絵を描くことで、登場人物に関心を持ったりなど絵本の楽しみを味わえるほか、他者の気持ちを理解する心なども育まれます。クレヨンや鉛筆などを手に持つことで手先を動かす練習にも効果的です。完成した作品は、園内に飾ることもいいですね。多くの絵本を読み、登場人物のイラストや場面をたくさん描きましょう。
各自好きな絵本の紹介会
1人1人の子どもたちが自分が好きな絵本をみんなに紹介する会です。保育園以外にも、家庭、図書館など様々な場所で絵本を手にする機会があるかと思います。そうした場で出会ってきた数々の絵本の中から子どもたちがお気に入りの絵本を他の子どもたちや保育士さんに紹介すると新たな世界観が構築され輪が広がります。その際、どの点が面白かったか、なぜお気に入りなのか、みんなに読んで欲しい理由などを子どもたち自身の言葉で紹介してもらうと楽しいかもしれません。また、保育園にも置くことで他の子どもたちがより多くの絵本に出会える機会ともなります。
絵本の日を理解して子どもたちに本の楽しさを教えよう
絵本の日についてまとめてきましたがいかがでしたか?意外と知られていない絵本の日ですが、意味が込められており、保育活動の一環に取り入れることの重要性も知ることが出来たと思います。読み聞かせや絵本の紹介など普段は時間を設けて出来ないことを積極的に取り入れていくことが大切です。
イベントごとが少ない11月ですが、11月30日の絵本の日を利用して子どもたちにとって特別な一日にしましょう。
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