年末の大行事!子供たちと楽しく大掃除をしよう!🧽【ねらい・掃除の大切さ・手遊び歌など】

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年末の大掃除が楽しく捗るには?🧹🎶

今年もあと2ヶ月を切りました!
冬休みが近づくと、園でも大掃除の時期に入ると思います。

子供達は、お掃除に対してやる気がなかったり、なんでお掃除をしなければならないのか理由がわからない子が多いと思います。
中にはお掃除が好きで積極的にやってくれる子供もいますが、全員が全員お掃除が好きとは限りません。

子供達が楽しく大掃除をやってくれるには、保育士さんの指導次第で大きく変わります。
保育士さんが楽しくお掃除をしていたり、お掃除を楽しみながらできる工夫をすることで子供達のやる気が変わってきますよ。

今回は、保育園・幼稚園の大掃除について以下の内容をまとめました!

  • 大掃除のねらい
  • 掃除がやる気になるコツ
  • 大掃除の注意事項
  • 大掃除を楽しんでやれるアイディア

本記事は、保育士さんだけでなくご家庭でも子供と大掃除するときの参考になると思いますのでぜひ保護者の方も参考にしてみてください!

保育士くらぶ

大掃除のねらい

新年を気持ちよく迎えられる

平安時代ではお正月の神様である歳神様(新年にきてくれる幸せの神様)を迎えるために失礼がないようにと大掃除をしていました。
「新年を気持ちよく迎えられる」ことは大掃除の一番のねらいです。
新年、心機一転みんなが頑張れるためにも大掃除はとても必要なことなのです。

学力アップにもつながる

実は大掃除は学力のアップにもつながっているのです。
散らかっていたり、汚い部屋は、認知能力と集中力を妨げる原因にもなります。
お掃除をすることで、物の把握がしやすくなり、集中力の妨げも無くなることから学力の向上に繋がります。

いろんな力が育つ

お掃除をすることでいろんな力を伸ばすことができます。

【掃除をさせることで育つ力】
・責任感
・忍耐力
・巧緻性
・自立心
・自己肯定感
・集中力

引用:子どもの成長に合わせたお手伝い【掃除編】 – Chiik!(チーク) -乳幼児

大掃除は総合的に力を伸ばすことができる大切な行事なのです。

みんなでやることによって得られる達成感

みんなで普段使ってる園、ご家庭なら家を綺麗にすることで終わった後に達成感を感じられることでしょう。
子供たちは達成感の積み重ねで日々成長し、自信をつけていくのです。
1つやり遂げると次に進みたくなるもの。
達成感を味わうことで、子供たちのやる気を引き出すことができます。
幼少期に達成感を育てることはとても大切なことです。

掃除がやる気になるコツ

まねっこからはじめる

まずは先生やお父さん・お母さんのまねっこから。
特に小さい1歳〜2歳の子達はまねっこをすることからお掃除を始めてみましょう。
ただし、誤飲には注意してしっかり先生や保護者の方が見守りながら行いましょう!

自主性を重んじる

3歳になると身の回りのことは自分である程度できるようになります。
子供達の自主性をある程度は尊重してあげましょう。
自分から動かない場合は、指示出ししても良いですが自分からやってくれることもあるので命令や指示を出しすぎないように。
子供に任せることで一人でやり遂げる“責任感”も身につけることができます。

自分からやろうと思ったところに指示を出されると途端にやる気が出なくなることも…!
子供達のペースでゆっくりでいいのでやらせてあげることが大事です。

手間を減らしてあげる

掃除のやり方がわかりにくいと子供たちはやる気になりません。
単純作業を子供達にやってもらい、難しいと感じる作業※1に関しては保育士さんや保護者の方が行うようにしましょう。
ボックスを用意したり、手順が分かりやすく書いたものを用意すると子供達もお掃除がやりやすくなりますよ。

※1 掃除機などの重いものを持ったり、届かない場所の作業等は子供達にとって難しいと感じるものでしょう。

完璧は目指さないでOK!🙆🏻‍♀️

完璧を望まないようにしましょう。
ダメな部分を指摘したい気持ちはグッと堪えましょう。
少し雑であっても後で保育士さんが気になるところはやっておけば問題ありません。
掃除が上手くできることより、子供がお掃除に対して積極的になれるように促すことが大事なのです。
まずは、子供達ができることから始めてみましょう!

子供と大掃除するときに注意したいこと

怪我をさせないように

水拭きやワックスかけをした後など滑りやすいところも出てくると思います。
滑って転んで怪我をしないように予め注意しておきましょう。
危険が伴う作業は子供たちが「やりたい!」と言っても絶対にさせないように。
例えば、台を使う作業であったり、子供たちの力では持つのが大変な重たいものを運んだり使う作業は保育士さんや保護者の方が行いましょう。
また、自分が台を使う際も子供たちが登らないように、使用後は速やかに片付けるようにしましょうね!

アレルギーに注意

ハウスダストなどのアレルギーを持ってる子供もいます。換気をしたりマスクをさせたりなど子供達がほこりをなるべく吸わない対策を行いましょう。
もし掃除機をかける場合でしたら、床を拭く前に掃除機を使用すると、ほこりが舞い上がってしまうことがあります。
そのため、先に水拭きをしてから掃除機をすることでほこりを吸うことを防ぐことができますよ。

ご褒美は用意しない

ご褒美を用意してしまうと、そのご褒美のために頑張る!と目的が変わってしまいます。
子供が大掃除をすることは「綺麗にすること」はもちろん。
「自主性」や「責任感」などを育てることが目的です。
ご褒美を出してしまうと次にご褒美がないときにやる気が削がれてしまう可能性があるからです。
本当の意味で「自主性」などが育たないのでご褒美を与えることはおすすめしません。
「ご褒美が出るからやる」ではなく「掃除をするときれいになるのが嬉しいからやりたい!」と自主的にやるように育てたいですね。

大掃除を楽しくするアイディア💡

手遊び歌で楽しく

手遊び歌を用いて子供たちと大掃除を楽しく行うと導入がスムーズにいくと思います。
以下におすすめの動画を載せておきますのでぜひ子供達とやってみてはいかがでしょうか。

♪グーチョキパーでおそうじ

♪らららぞうきん

♪まどふき

指示は具体的に行い怒らないこと

指示は具体的に行いましょう。
曖昧な表現で子供に指示するとわかりにくいかもしれません。
また、間違ったことをしても絶対に怒らないようにしましょう。
例えばわざと何かを壊してしまったというときは怒ってもいいかもしれません。
故意的に何かをしてしまったというとき以外はなるべく叱らないように。
悪気のないことで怒られたら子供達のやる気が下がってしまいます。
前述でも書きましたが、掃除が上手くできることより、子供がお掃除に対して積極的になれるように促すことが大事です。

一人が怒られることで周りの子供たちも怒られたくない…とビクビクしながら掃除をするようになってしまい雰囲気が悪くなって楽しくないです。
もし、どうしても怒るようなことがあったらその後は前述の手遊び歌などを用いて明るく掃除ができる雰囲気に持ち直すようにしてくださいね。

できたことを褒めたり共感してあげる

子供達ができたことを素直に褒めたり共感してあげてください。
どんな事が頑張れたかな?など振り返ってみるのも大事です。
褒められることで、自己肯定感が上がったり、やる気が上がったりとメリットだらけです。

✨自己肯定感についての詳しい記事はこちらから⬇️

まとめ

お掃除は楽しく指導しよう!

子供がお掃除が苦手な理由として、「使ったものを元に戻すことができない」「要るものと要らないものの分別ができない」「ものを大切に扱うことをしない」といったことが挙げられます。

ゲームや手遊び歌で楽しくできるように工夫することで子供達が掃除に対して分かりやすくやる気を見せて、ご家庭でも積極的に掃除をやるようになるかもしれません。

なによりみんなで頑張っていつも使ってる園内をお掃除することによって達成感が出ますし、新年を気持ちよく迎え入れる事ができます。
それはもちろんご家庭でも一緒です。

今回ご紹介した掃除の大切さを伝える導入や楽しく指導する方法を用いて、子供達が怪我をせず楽しく積極的にお掃除に取り組める環境作りをしたいですね。
まずは、子供達が夢中になってお掃除ができるように全力でサポートしてあげましょう!

本記事が役立ち、みなさんの保育士生活が豊かになれば幸いです。
最後までご覧いただき、まことにありがとうございました🌷

参考文献

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