今年の十五夜はいつ?保育園でお月見を楽しもう!【子供向け・由来・遊び・製作】

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はじめに

お月見を楽しむ

真夏の時期も過ぎ去り、あっという間に9月に突入しました。

9月と言えば、秋の夜空に浮かぶ美しい月を眺める「お月見(十五夜)🎑」。

日本の秋の風物詩ともいえるのではないでしょうか❓

2021年の十五夜は、9月21日(火)です。

今回は、お月見の由来やお供物、過ごし方のアイディアについて紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください!

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由来から歴史まで!お月見とは

由来

お月見の日と言えば、綺麗な満月を眺めて楽しみますよね。

そのような月を愛でる風習は古来の日本にもありました。

しかし、十五夜のお月見が広まったのは「平安時代」と言われています。

貞観年間(859~877年)に中国から日本へ伝わり、貴族の間に広がったのがはじまりです。

当時の貴族たちは、月を眺めながらお酒を飲んだり、船の上で詩歌や管弦を楽しんでいたとされています。

歴史

庶民の間にまで十五夜の風習が広まったのは、江戸時代に入ってからとされています。

しかし、平安時代の貴族とは異なり、無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日という意味合いが強かったそうです。

そして現在では、十五夜に満月を観賞したり、お団子やすすきを供えたりしてお月見を楽しむようになりました。

十五夜とは

十五夜は、別名「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)🌕」とも呼ばれ、秋の真ん中に出る月という意味があります。

これは旧暦では7月~9月が秋とされていたことに由来します。

旧暦の8月15日が秋の真ん中にあたるため、十五夜が中秋の名月と呼ばれるようになりました。

そして現在用いられている新暦は旧暦から1カ月程度ずれがあるため、9月7日~10月8日の間の満月の夜を十五夜、または中秋の名月と呼ぶようになったと言われています。

本当の意味とは?!お月見のお供え物について

ここでは、お月見のお供えものであるススキ月見団子、の意味について、それぞれ見ていきます。

ススキ

かつて農民の間で行われていたお月見には秋の豊作に感謝するという意味合いがあったことを上記で説明しました。

その感謝をする際に、その年に採れた農作物を供えるという習慣があったそうです。

しかしお月見の時期は稲穂が実る前の時期であったことから、ススキを稲穂に見立てて飾るようになったと言われています。

鋭い切り口を持つススキは、魔除けや作物や子孫の繁栄を見守る月の神様の依り代としても考えられており、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味も込められています。

お団子

お月見団子は、丸いお団子の形を満月に見立てて供えることで月に収穫の感謝を表しているとされています。

十五夜では15個、十三夜では13個を、ピラミッドのように積んでお供えします。

お月見を終えた後に食べることで健康や幸せを得ることができると考えられており、

これは、満月が何度でも満ち欠けを繰り返すことから、古来より愛や不死の象徴として考えられてきたためとされいます。

お月見について子供たちにどう伝えるか

お月見の意味合いはさまざまありますが、分かりやすく端的に伝えた方が良いでしょう。

例①

「お月見はお月様がとってもきれいに見える日なんだよ。だから今日の夜はお空を見てみてね。」

例②

「お月見の日は、みんなが食べているおいしい食べ物にありがとうを伝える日だよ」

「おいしい食べ物をたくさん食べれて幸せだね。みんなで分けあおうね。」

例③

「お月様をみながらお団子を食べて、お願い事をしてみよう」

などなど。

お月見はどんな日であり、どうしてお供え物をするのかなどを伝えてみましょう。

お月見は月を見るだけではなく、他にも意味があるということを子どもたちに伝えることが出来ると理解が深まるでしょう。

お月見の過ごし方・遊びのアイディア

絵本の読み聞かせ

お月見がテーマとなっている絵本の読み聞かせをしてみましょう。

お月見が何をする日なのか、どうしてお団子やすすきを供えるのかなど、物語を通して説明することで子どもたちもイメージしやすくなるかもしれません。

また、月の満ち欠けや満月に関する絵本を読んでみてもよさそうです。

お月見だけでなく、月そのものにも興味を持ってくれるかもしれませんね。

紙芝居

お月見について紙芝居を使って説明してみるのもよさそうです。

お月見の由来について紙芝居を用いてお話してみるとより伝わるかもしれません。

また、満月にうさぎがいるように見えることから言い伝えられている伝説について説明するのもいいかもしれません。

クイズ

満月の模様の見え方は国によって異なります。

そこを使って、シルエットクイズにしても面白いでしょう。

日本では餅をつくうさぎのように見えますが、中国では大きなはさみを持つカニに見えていたり、インドではワニに見えていたりと、様々です。

国によって見え方が違うことを伝えれば、子どもたちが満月について興味を持ってくれるかもしれません。

ペープサート

ペープサートを作ってお月見について子どもたちに説明してみましょう。

満月やお団子、うさぎやすすきなど、お月見に関わるものをキャラクターにしてオリジナルストーリーを作ってみると面白そうです。

ペープサートを使えば、子どもたちは視覚的に楽しみながらお月見の由来や意味について知ることができるでしょう。

お散歩

いつもの散歩コースに生えているススキをとって飾ってみたりするとよりお月見を体感できるかもしれません。

大きなお月様を作っておけばお月見体験がみんなでできます。

お団子作り

みんなでお団子作りも楽しそうです。

なぜお団子を食べるのか意味を伝えるとお月見の理解も深まるでしょう。

最後に

お月見で秋の行事を満喫しよう

今回は、お月見の由来やお供え物の意味、過ごし方のアイディアを紹介しました。

子どもたちに伝える時には、紙芝居やペープサートなど、視覚的に楽しめる物やお団子作りなど実際に体を使いながら教えてあげると子どもたちも楽しみながらお月見について知ることが出来るでしょう。

今回紹介したお月見の由来や意味を分かりやすく説明しながら、子どもたちとお月見を楽しんで下さいね。

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