いろんな能力も伸びる?!保育園で盛り上がる【ジェスチャーゲーム】のねらいや導入、年齢別お題例まで

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ジェスチャーゲームとは

ジェスチャーゲームは、出題者が声を出さずに身振り手振りだけでお題を表現し、回答者は何を表しているのかを当てるというシンプルかつ楽しいゲームです。

ジェスチャー側は「どんなお題なのか」「どう表現するか」ドキドキしながら考えることで楽しくなり、回答する側もおもしろい動作に思わず笑ってしまうといったみんなで盛り上がれる遊びの一つといえます。

大人数でも少人数でも遊べ、お題が書かれた紙を用意すれば簡単に始められるので、急な雨の日などの室内遊びやバスレクなどの遊びとしても活用できます。

子ども自身が身振り手振りしながら思いのままに表現できたり、頭を使って回答することから、想像力表現力コミュニケーション能力を育むことができるのが魅力です。

また、お題によって難易度を変えることができるので、幅広い年齢の保育に取り入れやすいのも魅力といえるでしょう。

ぜひ参考にしてみてください!

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ジェスチャーゲームを取り入れるねらいと導入

保育園の活動にただ盛り上がるからという理由だけでジェスチャーゲームを行ってしまうと、子供たちにうまく伝わらなかったり、うまく進められない可能性があります。

行う場合は、ねらいや導入を事前にしっかりと計画しておきましょう。

・ねらい

ジェスチャーゲームのねらいとしては次のようなことがあります。

・体を使って自分のイメージを表現することを楽しむ
・友だちとコミュニケーションを取りながら遊ぶ楽しさを味わう
・ルールを守りながら遊ぶことを学べる

 

きっと、子どもたちがお題を自分なりに解釈して、思い思いにイメージを表現することを楽しむ姿がみられることでしょう。

また、言葉を使わずにお題を相手に伝えなければならないため、より深いコミュニケーションで遊ぶことが出来ます。

・導入

導入としては、真似っこ遊びをしてみましょう。

例えば、「ゾウさんの動きを一緒にしてみよう」と、保育士さん自身の動きを真似してもらったり、子どもたちに思い思いのゾウの動きを自由に真似を楽しんでもらったりします。

「ウサギさんはどんな動き?」「バナナを食べているゴリラさんの真似をしてみて」とお題を何個かだして子どもと一緒に体を動かしていくと、表現する楽しさを共有できるでしょう

年齢の低い子どもやまだジェスチャーをすることに慣れていない子どもの場合は、「楽しいとき」「怒っているとき」など子どもたちがイメージしやすい感情を用いて、身振り手振りの表現に親しんでもらうのもよいかもしれません。

子どもたちが思い思いの表現をする楽しさを理解することができたら、ジェスチャーゲームへスムーズに移行することができますよ。

ジェスチャーゲームの遊び方

導入が終わりいよいよゲームに入っていきます。ここで遊び方を確認しておきましょう。


1.保育士さんはスケッチブックなどにお題を書いておきます。

2.子どもたちを回答する側とジェスチャーする側に分けます。

3.保育士さんはを回答する側の子どもたちから見えない位置に立って、ジェスチャーする子どもにお題を見せます。

4.ジェスチャーする子どもはお題を見て、声は出さずに体の動きだけで表現します。

5.回答する側の子どもは何を表現しているのかを答えます。
(正解するまで何回答えてもOK!手を挙げてから発表すると回答が聞き取りやすくなるかもしれません。)

6.正解したら、次のお題をジェスチャーで表現します。

7.制限時間内に最も正解数が多かったチームが勝ちです。

 

・注意点

ジェスチャーをして伝えるには制限時間があること、また基本的には声を出さずに動きだけで伝えること、順番にジェスチャーを行なうことを子どもにしっかりと理解させる必要があります。

最初は保育士がジェスチャーし、見ている子ども全員が当てるクイズ形式から行ない、慣れてきたら5人1組くらいのチーム制で行なうと達成感や友だちと協力する楽しさを味わうことができるでしょう。

また、子どもがジェスチャーすることを恥ずかしがってしまいジェスチャーができない場合は、保育士が手助けをしたり、友だちと一緒にジェスチャーをしたりする等、無理強いすることなく遊べるようにしましょう。

・円滑に進めるワンアイディア

上記で紹介した遊び方以外にも、出題者を1問ずつ交代し、残りの子どもたちで回答していくというルールにすることも可能です。

その場合、みんなが平等にジェスチャーできるので、飽きずに楽しむことができるでしょう。

また、出題者と回答者が1人ずつ交代していくリレー形式の遊び方もできます。

リレー形式にすると回答者が一人になるので、お題が難しいとなかなかクリアできないかもしれません。

その場合は、ルールにあわせてお題の難易度を変えてみてもよいですね。

【年齢別】ジェスチャーゲーム盛り上がるお題

最後に、保育園でジェスチャーゲームをする際に活用できるお題の例を年齢ごとにまとめました。

参考にしてみてください!

・3歳児にオススメのお題

3歳児は基本的な生活習慣が自立しつつあり、話し言葉の基礎もできつつある頃です。

しかし、まだ子どもだけではうまく遊べないことが多いのも特徴として挙げられます。

そんな3歳児がジェスチャーゲームを行う場合、お題は簡単でクラス全員が理解できるものにしたほうが良いでしょう。

お題例

・イヌ
・ネコ
・うさぎ
・ぞう
・サル
・ゴリラ
・ちょうちょ
・カタツムリ
・カエル
・ミッキー
・アンパンマン

 

3歳児の場合は、動物の真似をしながら動物の鳴き声を発してしまうことがよくあります。

そんな場合は、「お題を言わなければ声を出してもOK」というルールにすることも方法の1つです。

慣れてきたらルールを戻していけば良いでしょう。

・4歳児のオススメのお題

4歳児はうまく体を使うことができるようになったり、想像する力もついてくる頃です。

しかし、子どもたちだけで遊ぶようになり、仲間意識を強く持つ中でトラブルが生まれやすい時期でもあります。

うまく保育士さんが関わり、決まりの大切さやみんなと遊ぶ楽しさを共有できるといいですね。

4歳児は、物事への理解が深まるため、3歳児よりは幅広いお題を選ぶことができます。

お題例

・野球
・サッカー
・水泳
・お昼寝
・食事
・はさみ
・テレビ
・車
・料理
・ピアノ

 

・5歳児にオススメのお題

5歳児は社会的な事柄にも関心を持ち、知識量が一気に増えます。

そんな5歳児には少し難しいお題を出して、挑戦して楽しむことがおすすめです。

ただし、難しすぎるとお題を理解できない子どもが出てきてしまうことがあります。

そのため、保育士はクラス全体の興味や理解度をよく考えた上で、お題を選ぶことが必要です。

お題例1

・歌手<
・芸人
・電車の運転士さん
・お医者さん
・美容師さん
・ケーキ屋さん
・お寿司屋さん
・バイオリン
・ラッパ
・太鼓

 

また、5歳児は「誰が」×「何をしているところか」という形での出題も理解できる場合があります。

その場合、実際によく目にする光景のお題も楽しいですが、実際には起こり得ないようなお題を出すとゲームがさらに盛り上がること間違いなしです!

お題例2

・イヌがお昼寝しているところ
・ネコががダンスを踊っているところ
・ゴリラがハサミを使っているところ
・ウサギが車の運転をしているところ

 

まとめ

ジェスチャーゲームは、お題やルールの伝え方のポイントを押さえれば、とても盛り上がり楽しめるゲームです。

子どもたちに人気なことや流行、発達の様子を確認し日ごろからお題をたくさん用意しておけば子供たちがより楽しめるかもしれません。

子どもたち同士のコミュニケーション能力や表現力など能力も高められる魅力満載なジェスチャーゲーム。

ぜひ保育活動に取り入れてみてください!

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