目標達成に一歩近づく!自己効力感を高める4つの方法

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自己効力感を高めて目標を達成しよう!

保育士の皆さんは「自己効力感」がどんなものだか知っていますか?

園児達の中には自信がなかったり、チャレンジを自分からしようとしなかったりする園児もいると思います。

そんな子供でも「自己効力感」を高めることで自信を持てるようになり、自分から目標を立てて何かにチャレンジするようになるかもしれません。

「自己効力感」が高い子と低い子には、それぞれ共通した特徴が見られます。

今回は、自己効力感を高めるメリットや自己効力感を高めるためのポイント、自己肯定感の違いなど徹底解説します!
当記事を見れば、「自己効力感」の事がわかりますよ!ぜひ最後までご覧下さい♪

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自己効力感とは?

自己効力感またはセルフ・エフィカシーとは、自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。
カナダ人心理学者アルバート・バンデューラが提唱した。自己効力や自己可能感などと訳されることもある。

Wikipedia – 自己効力感

簡潔にいうと、自己効力感は「自信を持ち自分の目的を叶えられるように行動に移せる力」の事。
自己効力感は、優越感や劣等感と大きく関係します。

自己効力感が高まると 「自分は目標を達成する事ができる!」と優越感が得られ自分に対して励ますことができます。

反対に自己効力感が低いと劣等感を強く持ち何に対しても消極的になります。

将来的に自己効力感が低いと、うつ病などの精神疾患の原因にもなるので子供のうちにしっかり自己効力感を育てていきたいです。

自己効力感が高い子供と低い子供の違い

自己効力感が高い子供と低い子供にはどんな違いがあるのでしょうか?

自己効力感が高い子供には

  • 常にポジティブで元気いっぱい!
  • どんなことにも積極的に取り組める
  • 厳しい状況に追い込まれても努力することができる
  • 他の子のせいにしない
  • 友達を作ることが上手
  • どんな環境でもストレスが溜まりにくい
  • 新しい事でも躊躇せずに取り組むことができる

などという特徴が挙げられ
反対に自己効力感が低い子供

  • 被害妄想が多い
  • うつ病などの精神疾患になりやすい
  • 失敗を恐れて自分から行動することができない
  • 失敗を引きずりがち
  • 落ち込みやすい
  • 途中で諦めてしまう
  • 嫉妬心が強い
  • 発する言葉がネガティヴ

という特徴が挙げられます。

子供達の中には、「え!どこからそんな言葉覚えてきたの?」というネガティヴな言葉を発する子もいるでしょう。
コロナ禍で社会が塞ぎ込んでる現代はテレビやネットの影響で、発想がネガティヴになる子供も少なくありません。

すぐにポジティブな思考へ向けるのは難しいと思いますが、ゆっくりでいいので元気に活動ができるようにケアしてあげましょうね。

自己効力感を高める4つの方法

小さいことでも成功体験を沢山経験する(成功経験)

自己効力感を最も高めるために必要な事は小さなことでもいいので成功体験を沢山経験することです。

その成功体験は子供にとって身代わりになってくれるでしょう。
成功体験の経験が多い子ほど、自己効力感が高まります。

身近な人の成功を見たり聞いたりする(代理経験)

自分以外の成功体験を見たり聞いたりする事で、「わたしも頑張ろう!」とやる気が出てきます。
身近なところだと家族や友達が成功しているところを見てやる気に火を起こせるといいでしょう。
世界の偉人や著名人の成功より、身近の知ってる人たちの成功を間近で見る方が、自己効力感は高まりやすいです。
保育士さんでもそれは可能です。
保育士さんが見本を見せて成功し、代理経験を体験してその後自分が達成する事で達成経験につながります。
代理経験は、「成功体験」の入口なのです。

「◯◯ちゃんならできるよ!」と声を掛ける

ネガティヴで自信がない子に対して、「◯◯ちゃんならできるよ!」や「これが出来たらすごいよ!」など応援したり励ましたりしてあげてください。
その際に頑張って!という言葉を使うのはあまりオススメしません。
使い道を間違えるとその言葉がかえって子供達のプレッシャーになってしまうことがあります。

おすすめの声かけとしては「頑張ってるね」と声をかけてあげましょう。
同じ「頑張る」でも少しニュアンスを変えるだけで捉え方が違います。
「頑張ってるね」と言われた子供たちは、「自分の頑張ってる姿を褒めてくれてるんだ!」と承認欲求が満たされます。
そして、更に褒められるように頑張ってくれることでしょう。

心身ともに健康を保つ

自信を持って何事も積極的にチャレンジするには心身ともに健康である事 は特に重要です。

夜更かしをしたりするのはもちろん厳禁です。
健康を保つために、食育も園でしっかり行い好き嫌いを子供のうちになくせるようにしたいですね。

自己肯定感との違いは?

自己効力感と自己肯定感。名前が似てるので混合されやすいのが、実は性質が違います。

自己肯定感とは、「ありのままの自分を素直に受け入れられることができて自分の価値や存在を認め尊重できる感覚」のことです。

「自己肯定感」が高い事で他人の評価を気にせず、自分に自信を持って活動することができるようになります。

自己肯定感は、上手くいかなくてもありのままの自分を素直に受け入れられることができるのが特徴的ですが、自己効力感は自信を持ち自分の目的を叶えられるように行動に移せる力なので似ているようで異なります。

自己肯定感についてもっと詳しく知りたい方はこちらからチェック!⏬

まとめ

今回は、自己効力感についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?

おさらいすると、自己効力感を高めるのに大事にしたいことは以下の4点です。

  1. 小さな事でも子供の成功体験を増やすこと
  2. 子供が身近な人の成功を見たり聞いたりする(代理経験)
  3. 「◯◯くん」なら大丈夫だよ!と自信が付くような声かけをする
  4. 心身ともに健康でいる事

ネガティヴにならないように「自分には目標が叶えられる!」に自信を持ってもらえる保育を心がけたいですね。

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