【年齢別】幼児の理想的な睡眠時間とは?〜睡眠不足によるデメリットや解消法も!〜

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睡眠は脳の発達につながります!

子供の睡眠時間は実は、生活環境の変化で夜型に変わっています。
これは、親御さんが仕事に帰ってくるのが夜遅かったり、子供にスマホを与える事でブルーライトで目が覚めてしまったり…と子供が夜リラックスできる環境ができてない事で引き起こされてしまいます。

睡眠は子供の脳の発達にとても大事。
睡眠によって成長ホルモンや、記憶力や集中力の向上、リラックス効果のあるメラトニンが分泌にもつながります。

保育園のお昼寝「午睡」の時間も大切にしたいところ。
0歳から6歳まで様々な年齢の子供達をみる保育園は、子供の年齢や発達状況に合わせ、午睡の時間がどのくらい必要かを把握しておかなければいけません。

皆さんは、子供(園児)がどのくらい睡眠時間を取れているか、また睡眠不足でないか把握できてますか?

今回は、年齢別の理想的な睡眠時間や睡眠不足によるデメリットや睡眠不足の解消法など子供の睡眠時間について詳しくご紹介します!
保育士さんも保護者の方も是非最後までチェックして活用していただけると嬉しいです!

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【年齢別】理想的な睡眠時間と午睡の時間

子供の理想的な睡眠時間は年齢で変わってきます。
ここでは、どのくらい家庭で睡眠時間を取るべきか?園でどのくらい午睡の時間を取るべきか?について解説します!

0歳児

0歳児の理想的な睡眠時間は1日12時間~16時間です。
0歳児は、午睡の時間を設けるというより、1日の大半の時間眠っているのが基本的です。
3〜4ヶ月を過ぎると、少し睡眠時間が減ります。
昼間の活動が活発になるにつれて、午前のお昼寝はなくし、午後のみにするようにしましょう。

1歳から2歳

1歳から2歳の子の理想的な睡眠時間は1日11時間~14時間です。
まだまだある程度長めな午睡の時間が必要な時期です。
1歳から2歳の子どもは日々成長していて、成長状況に違いが現れてくる頃で午睡の時間に個人差が出てきます。
基本的に1時間から2時間程度ですが、それぞれの子供に合わせた午睡の時間を設けたいですね。

3歳から5歳

3歳から5歳の子の理想的な睡眠時間は1日10時間~13時間です。
この頃の子供は、午睡の時間が必要としない子も増えてきます。
4歳〜5歳になってくると午睡を行わない園も増えてるそうです。
中には、午睡の時間が必要な子供もいますのでそれぞれの子供に合わせて対応が必要です。

睡眠不足で子供に起こるデメリット

もし、子供が睡眠不足だとどんな影響があるのでしょうか…?
睡眠不足で子供に及ぼす影響についてみていきましょう。

記憶力と集中力の低下

睡眠不足になると記憶力と集中力が低下し、成長に悪影響を及ぼします。
保育園や幼稚園で絵を描いたり学習するのもやる気がなくなってしまいます。
自分の力をうまく発揮することができなくなってしまうのです。

不機嫌になる

睡眠不足によってイライラし、怒りっぽく物に当たってしまったり、
文科省の調査でも、睡眠不足の子供はイライラしやすく不機嫌になる子が多いと結果が出ています。
子供の機嫌に振り回されるのも辛いと思いますので、睡眠不足を解消したいですね。

睡眠障害

睡眠に関連した多種多様な病気の総称。
大きく分類すると、不眠症・過眠症・睡眠時随伴症がある。
睡眠に関連した多様な病気を、まとめて睡眠障害と呼びます。
睡眠障害のなかで最も多いのが、不眠症です。

e-ヘルスネット > 健康用語辞典 > 休養・こころの健康 > 睡眠障害 – 厚生労働省

寝不足の子供は寝るべき時間に寝れずに昼間や夕方に寝てしまう事で、自律神経が乱れ肝心な夜に寝ることができず睡眠サイクルが乱れてしまうことも。
睡眠サイクルが乱れる事で睡眠障害が起きることがあります。
睡眠障害は、子供のうちに治さないと大人になってからも悪影響を及ぼすことも…😱

子供が寝るようになるには?

子供の寝かしつけって難しいですよね。
保育のプロの保育士さんでもなかなか寝ない子供の寝かしつけには苦労するものです。

では、子供が早く寝るようになるにはどうしたらいいのでしょうか?
子供が早く寝るコツをまとめましたので是非家庭で実践してみましょう!
保育士さんは、午睡の時間に寝れない子がいたら以下の解決法を親御さんに指導しましょう!

日の光を浴びる

朝起きてまず最初にカーテンを開けて子供に日の光を浴びさせましょう。
太陽光を浴びる事で、セロトニンというホルモンが分泌されて子供の寝付きが良くなります。
理想は太陽と共に起きることです。

平日も休日も同じ生活リズムで

平日も休日も同じ生活リズムで過ごし、早寝早起きを心がけましょう。
休日に寝溜めをしてしまうと、平日に戻る時にうまく寝れなくなってしまい、園での生活に響きます。
休日も朝型生活を心がけ、生活リズムをなるべく一定に過ごすようにしましょう。

入浴は寝る1時間〜2時間前に入ると良い🛀

入浴は時間は寝る1時間〜2時間前に設けましょう🛁
子供によっては入浴が苦手な子もいると思いますが、水に浮かぶおもちゃなどを用意して早めに入らせるようにしましょう。

お湯の温度は、子供に合わせて熱すぎないように。
子供が少しぬるめに感じるくらいに設定し、ゆっくり浸かりましょう。

人は、体内深部の温度が下がると眠気が起こりやすくなるので入浴は1時間〜2時間前がベストなのです。

寝る前にゲームやスマホなどを与えない

ゲームやスマホなどを与えすぎてませんか?
確かに、ゲームやスマホを与えてると大人しくしててくれて、家事などがやりやすいというのはとても分かります。
しかし、あまり与えすぎても子供に悪影響なのでほどほどにするようにしましょう。
寝る前のゲームやスマホはブルーライトで視神経を刺激してしまい興奮状態になってしまって寝れなくなってしまいます。
更に、暗いところでゲームやスマホをいじることは視力低下にも繋がるので気をつけましょう。

昼間にたくさん体を動かそう!

昼間の時間にたくさん体を動かすことは快眠に繋がります。
平日に園で遊んでいる時は、体を動かす機会が多いですが休日に家にいる時は保護者の協力が必要です。
最近では、フィットネスゲームや動画を使ってコロナ禍の今や雨の日でも子供と楽しく運動できるものもあります。
しかし、寝る前に激しい運動するのは体温や心拍数を上げてしまいかえって興奮状態になってしまうので運動する時間は適切なタイミングで行いましょうね。

子供の睡眠障害を予防しよう!

今回は子供の睡眠時間についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?

子供の睡眠時間は年齢や発育状況によって異なり、きちんとした睡眠を取らないと脳の発達に悪影響ということがわかりましたね。
睡眠不足で起こるデメリットは、大人と同じです。
大人も寝不足だと、イライラしたり、集中できないことありますよね。

親御さんは、夜遅くまでゲームやスマホを触らせるのをやめましょう。
ブルーライトの明かりで目が覚めてしまい寝れなくなってしまいますし、ゲームやスマホのやりすぎは視力の低下にも繋がります。
ゲームやスマホは最低でも寝る1時間前までにしましょう。
そして今回記載した睡眠不足の解消法を是非試してみてください。

保育士さんは園児がきちんと寝れているか、親御さんとやり取りしたいですね。
なかなか寝れてない児童がいたら、きちんと睡眠指導しましょう。 

特に深夜の0時前後は子供の成長に欠かせないゴールデンタイム。
子供が適切な睡眠サイクルを身につけ、睡眠障害を予防して元気に保育園・幼稚園に通えるようにしましょうね!


参考文献

保育士くらぶ

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