保育士の言動が園児に直結?!子どもの「自己肯定感」とは?【高めるコツ・特徴・おすすめの本】

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日本の子どもは「自己肯定感」が低いって本当?

最近Twitterでもトレンド入りした「自己肯定感」
実は、大人だけではなく子どもの成長にも大きく関係するんです。
「自己肯定感」を高める事は、交友関係学力にも良い影響を及ぼし、自信を持って行動ができる子になります!

しかし、残念ながら日本の子どもは「自己肯定感」が低いという結果が内閣府から発表されています。そしてそれは、大人になってからも引きずってしまう場合も…
日本人の自己肯定感が低くなる原因の一つに、幼少期の家庭環境や教育が挙げられています。

では「自己肯定感」を高めてより良い成長を遂げるにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは、子どもの「自己肯定感」について保育士さんが知っておきたいポイントをご紹介します!
保育士さんだけでなく、ご家庭でも活用することができますよ!
子どもの「自己肯定感」を上げるように接する事で園児たちのトラブルが減り、普段の保育活動もスムーズに行うことができますよ!
この機会に自分の言動をしっかり改めましょう!

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トレンドにも上がった!「自己肯定感」とは?

まず、「自己肯定感」とは?どのようなものなのでしょう。

自己肯定感
「ありのままの自分を素直に受け入れられることができる。
自分の価値観や存在を肯定できる感覚」の事。


「自己肯定感」が高い事で他人の評価を気にせず、自分に自信を持って活動することができるようになります。
では、この「自己肯定感」を高めるのに保育士さんはどう子どもに接してあげたら良いのでしょうか?
次の章で「自己肯定感」を高める方法を詳しく説明していますのでご覧ください!

保育士さんができる!子どもの「自己肯定感」の高める方法

子どもが「自己肯定感」を高めるために保育士さんたちができる事をご紹介します!
保育士さんだけでなく、保護者の方もお子さんの「自己肯定感」をこのポイントを抑えるだけで高めることができますよ

子供たちが自分らしく生きるようになるには、5つのポイントがあります。

  1. 褒めてあげる
  2. 否定しない
  3. 他人と比較しない
  4. 感情的にならない
  5. 達成感を味わせる


では、この5つのポイントを詳しく解説します🍀

・褒めてあげよう!

まずは「褒めてあげる事!」
特に大人に褒められると子どもは、安心感を得ます。
褒めるときは具体的に褒めてあげる事を意識しましょう。
子どもの行動で褒められそうなポイントを見つけてあげて、補足説明をするように褒めると良いですね◎
挑戦して失敗したことに対しても褒めてあげるようにしてあげてください。
褒めるときは、結果だけでなく過程にも目を向けて褒める事が大事です!
そうやって褒める事で子ども達は自分のやった事をちゃんと認めてもらえた!と思い、存在意義が芽生えます。

・子どもに対して否定しないで認めてあげる

園児たちに対して普段マイナスな言葉を使っていませんか?
否定的な言葉を使わず、どんな事でも決めつけをしないで園児が言ってる事を一度受け入れてあげましょう。
押し付けをして無理強いをすると、大人の言う事が正しいと思い込み自分で考える事をしなくなり意見を言わない子に育ってしまいます。
ネガティブワードはもうやめましょう!子どもが伸び伸びと育つには認めてあげることが重要です。
認めてあげると、子ども達は自分から物事を考え挑戦することができるようになります。

・他の子と比較しない

「自己肯定感」にとってなぜ他人との比較をしてはいけないのか?
それは、他人の評価を気にして常に他人の顔色を伺うようになり他人に依存して生きるようになってしまうからです。
ついつい「◯◯ちゃんができたから〜」と言いがちかもしれませんが、比べる対象を過去の子ども自身に変更してマイペースに頑張る子を見守ってあげましょう。
「他人と比較しない事」は幼児教育で大事なことの一つでもあります。他の子と競争させる教育はNGです。
他の子との比較をしない方が、他人を卑下せずに尊重できて良好な人間関係が築ける子どもに育つのです。
コミュニケーション能力の向上にも繋がります。

・感情的に怒るのをやめる

つい、感情的に怒っていませんか?
感情的になるのではなく、一回冷静になってみましょう。
感情的に怒られた経験から、将来その子が大人になった時に子育てをする際、同様に叱るようになってしまうかも…
感情のコントロールが難しい子に育ってしまい、何事にもモチベーションが下がってしまい、言った事が治らない…といった負のスパイラルに陥ってしまいます。
親御さんや保育士さんの叱り方も子どもの感情をコントロールができるようになるのにとても重要になってきます。
無理に子どもを正すのではなく、子どもが自分で自立できるようにサポートしたいですね。

・できた!という達成感を味わせよう

小さい事でもいいです。
どんな事でも達成感を味わせるのは子どものやる気の向上に繋がります。
自分でやった!できた!という達成感を積み重ねて褒めてあげましょう。
自己肯定感の低い人は、幼少期から成功体験が少ないといった事も原因の一つとして挙げられます。
小さい頃から怒られる事が多く、褒められる事が少ないと自分に自信がなくなり蔑むようになり、自尊心が育ちません。
今から、成功体験をどんどん経験していく事で自信に満ち溢れより良い人生を送る事ができるでしょう。

「自己肯定感」が高い子どもの特徴をチェック!

自己肯定感が高い子どもはどんな姿なのでしょうか。特徴をチェックしてみましょう!

・ポジティブで前向き

自己肯定感が高い子は常に前向きで、そのポジティブさは周りの人も元気にしてくれるパワーがあります!辛い事があっても、くよくよせずにすぐに立ち直る事ができます。

・チャレンジ精神旺盛

失敗を恐れず、何事にも自分から挑戦できます。
大人達が指示をしなくても自ら色々やってくれるので、とても助かります。
時に失敗をしても自己肯定感が高い子は過去を悔やむ事をしないので引きずる事が少ないのが特徴的です。
きちんと反省をし、次に活かしてまた頑張る事ができます。

・自分の事も相手の事も尊重できる

自分のことを大切にし、周りから大事にされていると感じてるためお互いを尊重する事ができます。
お互いを尊重する事で良好な人間関係を築く事ができます。
良好な人間関係を築ける事は、お友達とのトラブルが少なく誰とでも隔てなく話す事ができるのでコミュニケーション能力が高いのも特徴的です。
子ども達が将来を生きていく上で、コミュニケーション能力の高さはとても重要になってきます。

・自分と他の子との優劣をつけない

自己肯定感が高い子は、「人は人。自分は自分。」と言う考えを持っています。
他の子の欠点を見つけて悪口を言ったり、いたずらをしたりする事をしません。
自分に自信があり、劣等感を感じる事がなく、ありのままの自分を愛する事ができます。

子どもの「自己肯定感」についてのおすすめの本

ここでは、子どもの自己肯定感についてもっと詳しく学べるおすすめの本をまとめました。
保育士さんだけでなく、親御さんにもおすすめですよ!
数ある「自己肯定感」の本から厳選して3冊をご紹介します!

1.子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ


Amazonの児童心理部門で第一位のベストセラー本。
ついつい子どもに対してこんな言葉を使っていませんか?
何気なく使っている言葉が、子どもだけでなく大人の自己肯定感も下げているかもしれません…
こちらの本では、自分が普段子どもに対して使っている言葉が「悪魔の口ぐせ」ではないかを確かめられる本です!
普段子どもに対して口にしがちな「悪魔の口ぐせ」実際の事例を元にご紹介しています。
その「悪魔の口ぐせ」を訂正する事ができる「天使の口ぐせ」もご紹介!
無意識に発してる「悪魔の口ぐせ」「天使の口ぐせ」に直すだけで自己肯定感が高まります!
この本を読んで「天使の口ぐせ」を身につけましょう!

2.子どもの自己肯定感を高める10の魔法ことば


全国のママさん達の熱い指示を受け、今1番売れてる育児本です!
4コマ漫画イラストでわかりやすく、すぐに実践できる「自己肯定感」の高め方が載っているのでとても読みやすい本になってます。
この本を読んで実践して「1週間で子どもが変わった!」との声もよせられています!
10の魔法のことば!ぜひ、使ってみませんか。

3.何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書


SNSで話題沸騰のベストセラー!
「自己肯定感が高まれば、人生は思いのまま」といったキャッチコピーを元にどうしたら自己肯定感が身につくのか?を徹底解説した教科書です。
子どもはもちろん!大人の方も読んで自己肯定感が高められる内容になっています。
聞いているだけで自己肯定感が高められる音声QRコードや自己肯定感チェックができるシートも付いてきます!
この本で、子どもの自己肯定感だけでなく自分の自己肯定感も高めてみませんか?

まとめ

現代はSNSの普及で他者の生活を見たり、他者に見られる事が多くなりました。
子どもが他人の評価を気にせず、自分のやりたいことに挑戦出来るようになるためにも「自己肯定感」は幼少期の頃から築き上げていくべきものです。
まずは、身近な大人達が「自己肯定感」を高められる環境を作ってあげましょう。
子ども達が大人になるにつれて、責任が大きくなり、周囲や社会的の目を気にするようになり、生きていて上手くいかない事もあるでしょう。
そんな時に役立つのが、幼い時に培った「自己肯定感」です。
短所があっても、それも含めて自分であるという事。
自分のダメな部分もきちんと受け入れて、他人の事も許容できる大人になってほしいですね。

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