鹿児島県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

鹿児島県には、移住に関するサポートがたくさんあります。東京には、かごしま「よかとこ」暮らし支援センターを設置しており、移住に関する相談を受け付けています。更に、移住の体験施設を用意している市町村もあり、前もって鹿児島県がどのような土地なのか体験することもできます。鹿児島県には、県のシンボルと言っても過言ではない桜島があります。桜島の景観と、歴史の知識を深めることができるスポットの多さで、観光地としての人気が高くなっています。今回の記事では、保育士として鹿児島県に移住した際に使える移住制度を中心に説明していきます。移住のメリットや、実際に移住する際に気を付けるべきことについても紹介しますので、是非読んでみてくださいね。

鹿児島県ってどんなところ?

鹿児島県の基本データ

鹿児島県は、九州地方の最南端に位置する県です。面積は、9,187.06平方キロメートルで、日本で10番目の広さを誇ります。県内には19市20町4村の計43の市町村が存在します。また、鹿児島県は県庁所在地の鹿児島市を含む「本土」と、種子島をはじめとした約26島の離島を含む「薩南諸島」からなります。薩南諸島には、種子島と屋久島を含む大隅諸島や奄美群島が含まれます。屋久島の縄文杉や東洋のガラパゴスとも呼ばれる奄美大島のように、観光地として人気が高い離島が数多く存在します。

鹿児島県の気候

鹿児島県の全体の長さは約600キロです。最北部と最南部の距離が離れている為、北部と南部の気候が全く違うという特徴があります。県の北に位置する伊佐市の冬は非常に寒くなり、最低気温はマイナス1.2度と冷え込みます。対して、県の南にある指宿市では、12月の平均温度も10度前後と決して低くありません。鹿児島県全体の気候は、温帯と亜熱帯と言えますが、屋久島は冷温帯の気候も含みます。また、鹿児島県は降水量が多い地域で、2000ミリを超える年間降水量を誇ります。特に、屋久島の年間降水量は高く、4477ミリと日本で1番雨量が多い地域です。

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保育士が鹿児島県に移住して働くメリット

美味しい食べ物が多い

鹿児島の美味しい食べ物と言えば、何を想像しますか。多くの人は、さつまあげや黒豚を思い浮かべるでしょう。鹿児島県には、他にも美味しい食べ物がたくさんあります。県内では暖かい気候を生かし、農業が盛んに行われています。さつまいもや大根をはじめとした野菜が多く作られており、加えてみかんやマンゴーのような果物も作られています。鳥刺しや豚骨を使った料理など、郷土料理は美味しいものばかりなので、おすすめです。そして、県内には、郷土料理や特産物を使った料理を提供する居酒屋がたくさんあります。鹿児島県に移住すると、手軽に鹿児島県の郷土料理や特産物が楽しめますよ。

歴史を学べるスポットが多い

鹿児島県の西郷隆盛の像は、全国的にも有名なスポットでしょう。西郷隆盛や大久保利通のように、明治維新で活躍した偉人は、歴史の教科書で目にした人も多いはずです。また、大河ドラマで取り上げられたことにより、篤姫を知っている人も多くいるでしょう。県内には、明治維新で活躍した偉人の歴史を学べる「維新ふるさと館」や偉人のゆかりの地が多くあります。明治維新をはじめとした日本の歴史を学べるスポットがあり、歴史が好きな人もこれから学びたい人も楽しむことができます。移住先の鹿児島県で歴史と触れ合うという楽しみ方もおすすめですよ。

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中心部は交通の便が良い

鹿児島県の中心部には、JR九州バス、南国交通、そして鹿児島県市交通局の3社によるバスが通っています。更に、バスに加え、市電も走っています。中心部の公共交通機関は非常に充実しており、鹿児島市内の移動においては苦労することはないでしょう。また、九州新幹線が全線開通したことで、鹿児島県から福岡県への移動は、約1時間半程度になりました。以前は、福岡県までは早くても2時間以上かかっていましたが、非常に短縮されました。鹿児島県に移住する場合は、中心部に近いほど移動が楽に行えますよ。

保育士が鹿児島県に移住するデメリット

火山灰の影響を受けやすい

鹿児島県には、県のシンボルとも言える「桜島」があります。桜島は活火山があるということでも全国的に有名です。桜島は年間1000回ほど噴火することもあります。鹿児島県に住んでいる人にとって、桜島の噴火は日常茶飯事な出来事です。しかし、噴火に伴い火山灰の影響を受けることが少なくはありません。車には火山灰が積もってしまう為、積もった灰を掃除する必要があります。また、洗濯物を外に干すと火山灰で汚れてしまうことがあります。健康被害についても問題視されており、マスクをつける必要があります。移住する際は、住みたい地域に火山灰の影響がどれ程あるのか、併せてリサーチしておきましょう。

現地の方言が難しい

鹿児島県では、薩隅方言と呼ばれる鹿児島弁と薩摩弁を含めた方言が使われています。鹿児島弁は、「字幕がないと何と言っているか理解できない」と言われる程、県民以外には聞き取りが難しい方言です。方言や訛りの強さを活かし、戦時中には日本軍の通話に使われていました。戦時中の逸話から、いかに鹿児島弁が慣れていないと聞き取れないか計り知ることができますね。語尾やイントネーションが独特なこともあり、慣れるまでは方言が聞き取れなくて苦労することが予想されます。

鹿児島県への移住がおすすめな理由

暖かい日が多い

鹿児島県の平均気温は18.6度と高く、沖縄に続いて全国2位の暖かさです。1年を通して暖かく、南国と言っても良いでしょう。特に、全国的にも寒さが厳しくなる1月から2月の鹿児島市の気温は、東京の平均よりも3度以上高くなっています。1年の内、雪が降る日はほとんどなく、冬でも過ごしやすい地域と言えます。対して夏は、最高気温が37.4度と一見高く見えますが、全国から見ると40番目の気温になっています。全国平均値が38.6度なので、特に暑すぎるという訳でもありません。鹿児島県では、比較的過ごしやすい気温の中で生活することができるでしょう。

温泉を楽しめる

九州地方には、別府温泉、湯布院そして黒川温泉と、多くの有名な温泉があります。有名な温泉地に埋もれがちで、あまり知られていないかもしれませんが、鹿児島県には温泉が多く存在しています。県内には、温泉源泉数が約2700ヶ所以上あり、大分県に次いで2番目の多さです。鹿児島県で有名な温泉地は、指宿と霧島です。また、街中には、日帰りで入れる天然温泉も多く、気軽に立ち寄ることができます。鹿児島在住の人の中には、いつでも温泉に入れるようにお風呂のセットを車に積んでいる人も多いようです。

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鹿児島県へ移住して働く注意点

生活にはマイカーと免許が必須

鹿児島県の中心部は、交通の便が良いです。バスや市電は、近い距離の移動には便利です。しかし、ある程度距離がある移動には、車移動をおすすめします。県自体の面積が大きいため、公共交通機関が整っていない地域もあるのが現状です。自然が多い地域に行く場合は、やはり車での移動が求められます。タクシーで移動することもできますが、毎回となると出費が気になりますよね。必要に応じていつでも車で移動できるように、鹿児島県への移住の際には、マイカーと免許を用意しておくと間違いないでしょう。

生活コストが高くなる可能性がある

鹿児島県での生活では、車で移動する機会が増える為、マイカーを所持しておくことが望ましいです。しかし、鹿児島県はガソリンが全国的に見ても高い傾向にあります。また、家賃に関しても、思っていたより高く感じるという移住者の声が多くあります。1LDKの部屋の平均は5万円~6万円程度と、都市部から外れている割には割高なことが分かります。鹿児島市の中心部から大きく外れた地域であれば、安い家賃の家もあるでしょう。鹿児島県に移住する際は、家賃の高さを考慮して住む場所を選んでみてください。

注目の鹿児島県の移住支援情報

移住支援金制度

東京圏23区から鹿児島県に移住すると、支援金を受け取ることができます。移住して暮らしたい市町村が、支援の対象になっている場合には利用するとお得なのでおすすめです。「かごJob」に掲載されている求人に就職することが条件の1つになっているので、1度目を通してみてくださいね。

対象者

【移住元に関する主な要件】
次の全てに該当する方が対象となります。
・住民票を移す直前の10年間のうち,通算5年以上,東京23区内に在住していた方又は東京圏(東京都,埼玉県,千葉県,神奈川県)のうちの条件不利地域以外の地域に在住し,東京23区内に通勤していた方(ただし,東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住しつつ,東京23区内の大学等へ通学し,東京23区内の企業等へ就職した方については,通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができます。)
・住民票を移す直前に連続して1年以上,東京23区内に在住又は東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し,東京23区内への通勤をしていたこと。
・対象の市町村に移住した方で,5年以上継続して居住する意思のある方

【移住先に関する主な要件】
次のすべてに該当すること。
・県内移住支援対象市町村に転入したこと。
・移住支援金の申請時において,転入後3か月以上1年以内であること。
・転入先の市町村に,移住支援金の申請日から5年以上,継続して居住する意思を有していること。

【就業に関する主な要件】又は【起業に関する主な要件】のいずれかを満たす方

補助金額

2人以上の家族・世帯の場合:100万円
単身者の場合:60万円
※移住支援金は所得税法(昭和40年法律第33号)の第34条に規定される一時所得に該当します。

必要書類

1 全員が提出必須の書類  
□ 写真付き身分証明書(提示により本人確認できる書類)  
□ 申請書(転入先での継続した居住・勤務意思等を確認できる書類)  
□ 移住元の住民票の除票の写し (移住元での在住地,在住期間を確認できる書類)  
□ 移住支援金の振込先の預金通帳又はキャッシュカードの写し(確実に振込可能となる情報(金融機関名・支店名・口座種類・口座番号・店番号・名義人名)が確認できるものに限る。)
2 東京23区以外の東京圏から東京23区への通勤者のみ提出が必要な書類  
□ 東京23区で勤務していた企業等の就業証明書等 (移住元での在勤地,在勤期間,及び雇用保険の被保険者であったことを確認できる書類)
3 東京23区以外の東京圏から東京23区に通勤していた法人経営者又は個人事業主のみ提出が必要な書類  
□ 開業届出済証明書等(移住元での在勤地を確認できる書類)  
□ 個人事業等の納税証明書(移住元での在勤期間を確認できる書類)
4 世帯向けの金額を申請する場合に必要な書類  
□ 移住元の住民票の除票の写し   (申請者を含む2人以上の世帯員の移住元での在住地を確認できる書類)
5 移住支援金(就業の場合)申請者のみ提出が必要な書類  
□ 就業先企業等の就業証明書(雇用形態,応募日等を確認できる書類)
6 移住支援金(起業の場合)申請者のみ提出が必要な書類  
□ 起業支援金の交付決定通知書の写し

鹿児島市移住奨励金交付制度(鹿児島市)

県外に住んでいて、鹿児島市に移住を検討している人が登録して利用できる「かごしま市IJU倶楽部」というサービスがあります。移住の相談を経て、交付された会員証があれば、移住にかかる費用に対する奨励金を受け取ることができます。引っ越し費用に加え、移動でかかった交通費の費用も奨励金の対象となっています。経費の約2分の1が給付される為、移住でかかってしまう費用を抑えたい人におすすめの制度です。

対象者

奨励金の交付対象者は、次の要件を満たす方とします。
①本市が発行する「かごしま市IJU倶楽部」会員証を有すること。
②本市に住民票を移す直前に、連続して1年以上鹿児島県外に在住していること。
③町内会活動や地域コミュニティ活動に参加する意思を有すること。
④本市が実施する移住に関するアンケート調査等に協力する意思を有すること。
⑤本市に在住したことがある方については、納期の到来している本市の市税を完納していること。
⑥暴力団等の反社会的勢力に属していないこと又は暴力団等の反社会的勢力と関係を有しないこと。
⑦生活保護法による保護を受けていないこと(保護を停止されている場合を含む。)。
⑧鹿児島市クリエイティブ人材誘致事業補助金を受けたことがない又は受ける予定でないこと。
※上記の規定にかかわらず、移住の主たる理由が次のいずれかに該当する方は交付対象となりません。
①転勤、出向、出張、研修等での勤務地の変更による転入であること。
②学校等(高等学校、高等専門学校、専修学校、大学等)卒業直後の就職による転入であること。
③学校等への編入学による転入であること。

補助金額

奨励金の交付対象経費は、本市への移住に要した次の経費となります。
①家財道具等の運搬に要した経費
②交付対象者の交通費のうち、鉄道賃、船賃、航空賃及び車賃
※領収書の写し等、交付対象経費の支出を証明する書類が必要となります。
※旅費の計算は鹿児島市職員に関する規定を準用します。

交付率:対象経費の2分の1
1世帯当たりの交付限度額:最大20万円

必要書類

奨励金の交付の申請をしようとする方は、転入後3か月以内に次に掲げる書類をご提出ください。
①鹿児島市移住奨励金交付申請書
②領収書の写し等、交付対象経費の支出を証する書類
③「かごしま市IJU倶楽部」会員証
④個人情報の取扱いに関する同意書
⑤暴力団排除に関する誓約・同意書
⑥移住元の住民票の除票の写し ※奨励金の交付申請は、同一世帯において1回限りとなります。

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鹿児島県に移住して保育士として働くということ

鹿児島県への移住は様々な苦労もあります

鹿児島県での生活は、都市部での生活では経験していなかった苦労が多く、慣れるまでは大変だと思います。火山灰の掃除や聞きなれない方言に最初は戸惑うことの方が多いでしょう。しかし、鹿児島県には優しく暖かい人が多いので、人間関係はきっと上手くいきます。仕事での疲れは、県内に豊富にある天然温泉で癒せますよ。休日には、美味しいものを食べたり、歴史的なスポットを巡ったりするのもおすすめの過ごし方です。リフレッシュすることで、平日にはまた仕事に打ち込むことができるでしょう。移住する際には、住む場所の近くにどんなスポットがあるか確認してみてくださいね。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

鹿児島県では、暖かい期間が長く、過ごしやすい気候の中で穏やかに生活ができるでしょう。歴史を感じることができるスポットが多く、桜島の景観は鹿児島県に住んでいるからこそ味わえる特別なものです。そして、鹿児島市をはじめ、県内では2019年から幼児教育、保育の無償化が始まっています。共働きの家庭が増えており、保育園及び保育士の需要が高まっているのが現状です。多くの人が、保育士を必要としています。求められる環境下で働くのは、働き甲斐がありますよ。是非、移住をする際は鹿児島県を選んでみてください。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/