長崎県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

長崎県は、鎖国時代に唯一海外と繋がっていた歴史を持つことから、日本でありながら、異国情緒あふれる独特の文化を持つ場所です。長崎県では今、子育て世帯を中心とした移住・定住促進に力を入れていることをご存知でしょうか?移住を体験でき、相談に乗ってもらえるだけではなく、移住者に対して、一定の条件の下に補助金を出す制度もあります。地域で子どもを育てるという視点のある長崎県では、保育の充実にも取り組んでいます。今回は、保育士の資格を活かして地方で働きたいと考えている方に、長崎で働くメリット・デメリット、移住支援の制度についてご紹介します。

長崎県ってどんなところ?

長崎県の基本データ

長崎県の人口は1,309,816人(2020年11月1日時点)、面積は4,131平方キロメートルです。島の数は日本一で、五島列島、壱岐・対馬など594の島があります。有人島の数は日本最多の51で、県人口の1割が暮らしています。リアス式海岸が特徴的なことと、3方を海で囲まれているため、海岸線の長さは北海道についで2番目です。日本の西の端に位置しますが、東京から飛行機で2時間というアクセスの良さは魅力です。海の幸、山の幸に恵まれ、水揚げされる魚の種類は日本一で、新鮮な魚や和牛が食べられます。また、世界3大夜景の一つに数えられる長崎の夜景、数々の島や半島から成る風光明媚な景色など、観光名所も豊富です。

長崎県の気候

長崎県は九州の北西端にあり、暖かい対馬海流が流れる影響から、全体としては温暖で寒暖差の小さい気候となります。海に囲まれた細長い地形であり、3つの気候に分かれています。北部は、冬期には季節風が強く、日本海型気候に近くなります。有明海沿岸、内陸部は、昼夜の気温差が大きく、夏は暑く冬の冷え込みは厳しくなります。対馬および壱岐は、季節風の影響で冬期には低温になり、北西部と南東部とでは気温の差が激しくなります。長崎市の気温は、夏は30度を上回りますが、35度以上の猛暑日はほとんどありません。冬の気温は平均4度前後で、雪が降ることはめったにありませんが、東シナ海からの季節風によっては、年に数回大雪が降ることもあります。

長崎県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

保育士が長崎県に移住して働くメリット

美味しい食べ物と沢山のイベントで充実した毎日が送れる

長崎県は、漁獲量日本2位、水揚げされる魚種日本1位と言われ、美味しい魚が食べられるのが魅力です。県内どこからでも海が近いので、釣りを趣味として、自分で釣った魚を食べれば、食費が節約できますね。牛肉も美味しいことを知っていますか。長崎ちゃんぽん、長崎カステラなど、長崎には美味しい食べ物が揃っています。食べることが大好きな人には、天国ですね。また、「長崎くんち」、「長崎ランタンフェスティバル」など、沢山の祭りやイベントがあります。保育士として働きながら、ワクワクした生活を送れることでしょう。

異国情緒あふれる町並みや風光明媚な景色が楽しめる

長崎県は坂が多く、移動には不便を感じるかも知れません。しかし、坂の多さが、世界3大夜景の一つと言われる、長崎の見事な夜景を作り出しています。稲佐山公園、オランダ坂など、異国情緒たっぷりの町並みや風光明媚な見どころがたくさんあります。長崎県は島の多さでも有名です。きれいな空気とゆったりとした時間の流れの中で、アウトドア体験や遺跡巡りなどの神秘的な体験もおすすめです。島で見る夕日は、息をのむほどの美しさです。保育士として働きながら、休日には観光スポットまで足を伸ばしたり、坂の多い市街地の散策をしたり、自分なりのライフスタイルを楽しむことが出来るでしょう。

自分にあったライフスタイルの選択が出来る

長崎県に移住するのであれば、どこの地域に移住するかによって、生活スタイルは全く変わります。長崎市内に住むことも選択肢の一つですが、市街地から遠く離れた場所に住むことも選択できます。郊外では、魚釣りや家庭菜園を楽しみ、新鮮な食材を味わいながら、生活コストを抑えて生活することができるでしょう。また、都会では手に入らなかった、一戸建ての家を手に入れることも夢ではありません。移住をきっかけにして、自分なりの新しいライフスタイルを見つけられるのも、長崎県で保育士として働くメリットです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: nagasaki.jpg
長崎県の保育士移住コーディネーターに相談してみる

保育士が長崎県に移住するデメリット

長崎市は坂が多い

長崎市は、3方を山に囲まれたすり鉢状の地形です。オランダ坂や地獄坂など、坂が多いことで有名な観光地です。急な坂道や入り組んだ道が多く、路面電車が走っているため、車や自転車での移動は不便でしょう。長崎市内に住む場合には、市街地での移動はバスや路面電車を利用することが多くなると考えられます。平坦な場所は少ないため、坂の少ない場所に引っ越そうとした場合、家賃が高くなる傾向にあります。長崎市に移住するなら、日常的に坂道の多い場所で生活するという覚悟が必要でしょう。

給料が安い

長崎県の平均年収は約400万円です。年収の中央値は350万円です。1人当たりの県民所得は2,419,000円で、都道府県別ランキングでは43位です。1世帯あたりの世帯収入平均は434,454円で、東京都の世帯収入平均の531,150円と比べれば、長崎県の世帯収入が高くないことが伺えます。ですから、長崎県への移住を考える際に、高い給料を期待しているのであればおすすめではありません。しかし、長崎県では生活コストが安いというデータがあります。給料が安い分、生活コストが抑えられのであれば、生活の質は変わらないでしょう。

長崎県への移住がおすすめな理由

移住を支援する制度が充実している市町村が多数ある

長崎市では、中学生以下の子どもを育てる世帯が長崎市へ移住した場合に、補助金が支給される制度があります。また、レンタカーで移住先探しができるサービスや、移住を考えている方が割引を受けられるサービスなど、移住者を支援する制度が整っています。長崎移住サポートセンターのように、長崎県の市町村への移住に関する情報が調べられるサイトもあります。お試しで移住体験ができる制度もあり、一般よりも安い価格で宿泊できるので、自分の希望に合った移住先を探すために、ぜひ利用してみてください。

医療が充実している

長崎県では、人口10万人比の病院数は全国8位、診療所数は全国3位となっています(厚生労働省「R1医療施設調査」)。地方への移住を検討する際に、ネックになることが多いのが医療の問題です。永住を考えるなら、将来年老いた時の生活設計も視野に入れなくてはなりません。しかし、地方では医師不足が深刻化し、高齢になってから住み続けることが困難な地域も出てきています。ですから、長崎県の医療が充実しているということは、移住について考える際に、大変大きなメリットと言えるでしょう。

長崎県で保育士をはじめたい方大募集!長崎県の移住情報、保育士求人情報はこちらからご相談ください!

長崎県へ移住して働く注意点

人間関係の濃さに慣れる必要がある

長崎県では人と人との距離が近く、都会に比べると人間関係が濃密な傾向があります。困っている人を見ると放っておけないという人情の厚さは、都会から移住して来た人にとっては、ともするとお節介に映る可能性があります。都会を離れ地方への移住を考えるのは、豊かな自然環境だけではなく、人との交流を求めてのことも多いことでしょう。それでも最初は、地方特有の風習や価値観に戸惑うことは多いのではないでしょうか。自分にとって無理のない範囲で、地元の方との距離のとり方を工夫しながら、地域に馴染むことをおすすめします。

市街地以外で働くなら、車が必要

長崎市の市街地にはバスや路面電車が走り、急な坂が多いため、車を運転するには快適な環境とは言えません。駐車スペースが限られていて、駐車料金が高いので、長崎市の市街地に住むなら、車は必要ではないかも知れません。しかし、市街地以外に住むのであれば、車は必要不可欠となります。地方はバスや電車の本数が限られていますし、駅やバス停から遠く、公共の交通機関の利用が不便な場所が多くあるからです。車があれば、買い物に便利なだけでなく、気分転換にドライブに行くこともでき、快適な移住生活を送れるでしょう。

注目の長崎県の移住支援情報

長崎市移住支援補助金(長崎市)

東京圏から長崎市への移住・定住を促進するための制度です。長崎市以外の市町村でも行っていますので、移住を考えている市町村があれば、問い合わせてみて下さい。移住するとなれば、住居を整えるための費用や引っ越し費用など、生活を始めるまでには資金が必要になります。そんな時、1世帯当たり100万円の支援が受けられることは心強いですね。自然豊かな長崎で暮らしてみたい人は、利用してみてはいかがでしょうか。

対象者

東京23区に在住又は通勤していた方のうち、長崎市に移住し、就業又は創業を行った方

補助金額

二人以上の世帯は100万円、単身世帯は60万円。

必要書類

移住元の住民票の除票、長崎市の住民票謄本、長崎市の市税を滞納していないことの証明書等

長崎市子育て世帯ウェルカム補助金(長崎市)

子育てしながら働く世帯の方の、長崎市への移住・定住をサポートする制度です。長崎県外から長崎市内へ移住して仕事を始めた方を対象として、長崎県が補助金35万円を支給してくれます。長崎市移住支援補助金もあわせて申請する場合には、補助金は10万円となります。移住を考えている子育て世帯の方には、耳寄りな情報ですね。

対象者

長崎県外から長崎市への子育て世帯(※)の移住者で、仕事をはじめた方

補助金額

35万円(長崎市移住支補助金も申請する方は10万円)。

必要書類

詳しくは移住相談専用ダイヤルまでお願いします。

長崎県へ移住して保育園での勤務をお考えの方はこちらから保育士移住コーディネーターにご相談ください

長崎県への移住保育士向けのおすすめ求人

【長崎県大村市】社会福祉法人 昊天宮保育園 幼保連携型認定こども園 昊天宮保育園の求人

【長崎県佐世保市】学校法人 谷川学園 大野幼稚園の求人

【長崎県雲仙市】社会福祉法人 小浜会 認定こども園小浜こども園の求人

長崎県の保育士情報は通称「保いっぷ」で!

長崎県では、保育所等への就職を希望する方の支援のために、保育士・保育所支援センターを設置しています。「保いっぷ」というホームページがあり、様々な求人が掲載されています。また、「ながさき移住ナビ」は、長崎県へ移住・定住を検討している方向けに、様々な情報が掲載されているサイトです。住まい、子育てなど、移住するために知りたい情報が調べられます。実際に、長崎に移住した方々の生の声も聞けるので、とても参考になりますね。移住お役立ち情報では、各市町の移住支援の現状が詳しく調べられます。イベントの情報も載っていますし、長崎県の魅力についてたくさん発信しているので、一度のぞいてみることをおすすめします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: nagasaki.jpg
長崎県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

長崎県に移住して保育士として働くということ

長崎県への移住は様々な苦労もあります

坂の多さや人間関係の濃さなど、長崎県への移住には様々な苦労もあります。都会で働いていた時と比べて、給料が安くなることも不安でしょう。けれど、今長崎県では、未来を担う子供の育成にとても力を入れています。海と山に囲まれた空気の美味しい長崎県で、子供たちの健やかな成長を見守るお手伝いをするために、保育士として働いてみませんか。お金では買えない充実した時間が、保育士としての自信とやりがいをもたらしてくれるはずです。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

保育士としての仕事は責任が重く、時には自信を失いそうになることもあるでしょう。しかし、長崎県では移住後も、移住者に対するサポートが充実していますし、移住者同士の交流もあります。時には温泉で疲れを癒やし、美しい夜景と美味しい料理で、自分を労ってあげましょう。長崎県の人は、開放的でおおらかな人が多いです。時間に追われる都会の生活から離れて、のびのびと働くことで、保育士としてのキャリアアップも図れます。長崎県に移住することで、かけがえのない体験ができるでしょう。

長崎県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

長崎県に移住した保育士さんのために「長崎県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: nagasaki.jpg
長崎県に移住をお考えの保育士さんのための長崎県保育士移住相談窓口はこちら

よくある質問

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/