岡山県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

岡山県へ移住して保育士として働く際には、移住支援金や面接の為の交通費を援助してくれる制度があります。岡山県では、待機児童が多いことが問題視されていて、保育士の需要が高まっていることで、保育士への支援制度も手厚くなっています。岡山県は、国宝・重要文化財の建造物が多く、歴史を感じることができる観光地がある県です。また、災害が少なく過ごしやすい気候なのも特徴です。今回は、保育士として岡山へ移住して働く際のメリットとデメリット、移住の際に利用できる制度について紹介していきます。岡山への移住を考えている保育士さんは、是非参考にしてみてくださいね。

岡山県ってどんなところ?

岡山県の基本データ

岡山県は、中国地方の南側に位置していて、総面積は7,114.33平方キロメートルです。岡山県の市町村の数は、2004年に合併が行われ、現在では15市10郡10町2村になりました。人口は、1,889,586人(令和元年10月1日現在)で、人口の約63%は岡山市と倉敷市に集中しています。県庁所在地である岡山市は、2009年に全国で18番目に政令都市化しました。観光地としては、日本三大名園の1つである後楽園や、古い街並みを楽しむことができる倉敷美観地区などが有名です。

岡山県の気候

「晴れの国おかやま」と岡山のキャッチフレーズでも表現されているように、県庁所在地である岡山市では、日照時間が年間約2,000時間と長いのが特徴です。岡山県は大きく瀬戸内側、内陸部、中国山地の3つに分けられます。3つの地域では、それぞれの地形や地理により気候が大きく異なるのが特徴です。瀬戸内側は、比較的温暖であり、降水量が年間を通して少ないのが特徴です。内陸部は瀬戸内側よりはやや気温が低く、中国山地は、気温がかなり低いという特徴があります。奈義町や勝央町がある勝英地方には、広戸風という特殊な局地風が吹くことがあります。また、中国山地と四国山地があることで、台風や雨風は弱められることが多く、災害が少ないという特徴もあります。

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保育士が岡山県に移住して働くメリット

保育士年収が高く、求人も多い

岡山県に移住する大きなメリットの1つは、保育士の年収が高いことです。岡山県の保育士年収の平均は、363.7万円と高い傾向にあります。全国の保育士年収の平均が323.3万円なので、平均と比べて40万円ほど高いことが分かります。岡山県の保育士の年収は、全国でも4位という高さになります。正社員になるとボーナスが上乗せされるので、より高い収入を得ることが可能です。また、岡山県は待機児童が698人と多いことが問題になっています。待機児童の受け入れ数を増やす為に、認定保育園の整備を行っている現状となっています。受け入れ体制を整えていく為に、より多くの保育士が必要となるので、岡山県での保育士の求人は多いです。

フルーツや海産物が楽しめる

岡山県に移住すると、美味しい特産物を多く楽しむことができるというメリットがあります。岡山県は、フルーツの特産品が多く、「くだもの王国」と呼ばれています。清水白桃やマスカット、ピオーネは栽培面積で全国一を誇っているほどです。品質が高く、岡山ブランドとして外国からも人気があります。そして、瀬戸内海に隣接しているので、漁業も盛んです。日生の牡蠣や下津井の蛸など、美味しい海産物を食べることができます。鰆やママカリなどの美味しい魚もあります。漁港に行けば、新鮮な海産物をお得に購入することができ、瀬戸内海を眺めてリフレッシュすることもできるでしょう。

気候が温暖で住みやすい

岡山県の気候は穏やかで、住みやすいというところが岡山県に移住するメリットとして考えられます。岡山県は、1年の平均気温が16.2 度と温暖であり、極寒でも猛暑でもなく過ごしやすい気候が特徴です。岡山県の気候は「瀬戸内海式気候」と呼ばれ、中国地方と四国地方に見られる独特な気候となっています。そして、1981年から2010年の降水量の平均は、0.3mと1mを下回っていて雨が少ないのも岡山県の特徴の1つです。四国山地がある為、冬は季節風の影響を受けにくく、冬でも寒すぎることもなく、年中過ごしやすい県と言えます。

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保育士が岡山県に移住するデメリット

運転マナーが悪い

岡山県に移住する際のデメリットとして、運転マナーが悪い人が多いことが挙げられます。よく耳にするのは「ウインカーを出さない」というものです。JAFが行ったアンケート調査で、「ウインカーを出さない車が多い」という設問に岡山県在住970人中約9割が「とても思う」または「やや思う」という回答をしています。JAFのアンケートの「ウインカーを出さない」という回答は、全国平均を大きく超え、全国1位という結果になりました。さらに、交通事故件数は全国7位と高い結果になっており、「岡山では50分に1回は交通事故が起こっている」とも言われています。そのため、岡山県で運転する場合は、十分に気を付けましょう。

娯楽が少ない

娯楽が少ないのは、岡山県に移住する上でのデメリットと言えます。岡山駅や倉敷駅の周辺には、飲食店や商業施設が多いですが、それ以外はお店が集まっているところは少ないです。また、車社会ということもあり、気軽にお酒を飲みにくいという声も多く耳にします。都道府県別の統計によると、岡山県の飲食店の総数は7,468店舗となっています。カラオケ店舗数は110店舗、映画館件数7軒と、娯楽施設が軒並み少なくなっています。岡山県内では遊ぶところが少ない為、遊ぶ際には県外に行く機会も増えるでしょう。

岡山県への移住がおすすめな理由

生活のコストが安い

岡山県は、家賃が安いところが多いので、移住にはおすすめです。岡山市内であっても、4万円台からワンルームや1K、1DKを借りることができます。2LDK、3K、3DKなどのファミリー向けの住宅も6万円から8万円の相場で借りることができます。探せば穴場も多く、駅の周辺であっても4万円台で借りることもできるので、探す価値は十分にありますよ。また、県で地産地消を推進しているので、スーパーでも手軽に新鮮な食料を安く手に入れることができます。地産地消に関しては、テーマ曲まで作られていて、力を入れていることが感じられます。

医療が充実している

岡山県のおすすめポイントは、医療が充実しているということです。県内には、岡山大学病院や川崎医科大学附属病院などの大きく有名な病院が存在しています。総医師数においても、6,088人と全国6位という高さを誇っています。岡山県の医療水準は高く、「医療先進県」とも呼ばれています。専門性の高い治療を行える医師が多い為、全国から治療に訪れる人も多いです。一般病床数や診療所の数も多く、全国の平均を上回っています。医療面が充実していると、安心して暮らすことができますよ。

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岡山県へ移住して働く注意点

車での移動が必須

岡山県へ移住して働く際の1番の注意点は、交通の便が悪いということです。岡山県は電車が、1時間に1本や2本ということも多く、本数が少なくなっています。市内には路面電車も通っていますが、本数が少ないです。また、お店とお店の距離が遠く、移動には車や自転車を使わないと不便です。自動車検査登録情報協会の統計によると、岡山県の世帯普及台数は、1.3台と高い数字が伺えます。東京が0.4台、大阪が0.6台なので、比べてもいかに岡山県での生活には車が必須なのかが分かりますね。

渋滞する

岡山県へ移住して、出勤するときには注意が必要です。通勤手段として、64.57%の人が車を使っています。岡山市や倉敷市では、特に交通量が多く、渋滞や混雑がよく起こります。特に、国道2号線は交通量が中国地方でもトップクラスを誇っており、朝の出勤時や夕方の帰宅時には最大12km混むこともあります。交通実態調査では、岡山から倉敷間を移動する車の約6割は国道2号線を使っているという結果も出ました。その他にも、県内には交通量に対して車線数が少ないところが多く、車通勤をする場合には、遅刻しないように気を付けましょう。

注目の岡山県の移住支援情報

岡山市移住支援金(岡山市)

主に東京圏から岡山市へ移住した人に向けた支援金制度になります。岡山市に移住し、岡山県が経営するマッチングサイトにて、掲載されている移住支援金給付の対象となる求人に就業した人に支援金が給付されます。2人以上で移住した場合には、100万円を受け取ることができるお得な制度になっています。もちろん単身でも60万円は受け取ることができるので、東京圏からの移住を考えている人に向いているといえます。

対象者

次の全ての要件を満たすこと。
(1)令和元年7月16日以降に岡山市に転入したこと。(起業支援金交付決定を受けた者は令和元年6月5日以降に岡山市に転入したこと。)
(2)移住支援金の申請時において、岡山市に転入後3か月以上1年以内であること。
(3)移住支援金の申請日から5年以上、継続して岡山市に居住する意思を有していること。
(4)世帯員のいずれも暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係を有する者でないこと。
(5)日本人である、または外国人であって、永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者若しくは特別永住者のいずれかの在留資格を有すること。
(6)市税の滞納がないこと。
(7)岡山県知事又は岡山市長が移住支援金の対象として不適当と認めたものでないこと。

補助金額

単身で移住した世帯:60万円 2人以上で移住した世帯:100万円

必要書類

(1)岡山市移住支援金交付申請書(様式第1号)
(2)写真付きの身分証明書
(3)転入前の住民票の除票の写し(世帯全員のもの)(前述の「1、移住元に関する要件」を満たす書類)
(4)転入後の住民票の写し(世帯全員のもの)(外国人の場合は在留情報が記載されたもの)
(5)移住後の就業証明書(様式第2号)又は起業支援金の交付決定通知書の写し
(6)岡山市移住支援金交付請求書(様式第5号)
(7)振込先の口座情報を確認できる書類(預金通帳又はキャッシュカードの写し)
(8)退職した企業等の就業証明書等(在勤地、在勤期間及び雇用保険の被保険者であったことを確認できる書類)ただし、東京23区に雇用者として通勤していた場合のみ必要。
(9)開業届出済証明書、個人事業等の納税証明書等(在勤地及び在勤期間を確認できる書類) ただし、東京23区に法人経営者または個人事業主として通勤していた場合のみ必要。

移住のための就職・転職活動交通費助成(岡山市)

岡山市へのUIJターン希望者向けに、岡山市内で企業面接を受ける為の交通費を補助するという制度になっています。対象となる交通機関は、鉄道と飛行機及び高速バスの往復料金の半額が援助されます。県外からの交通費を考えると安く済むとは思えません。高い交通費を援助してもらえるのは嬉しいですよね。岡山市内で転職をする予定の人におすすめの支援制度と言えます。

対象者

岡山市へのUIJターンを希望している方。 岡山県外在住の方。(令和3年1月4日以前は東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の方のみ。)
就職または転職活動の一環として、岡山市内にある企業の面接を受ける方。
鉄道、飛行機及び高速乗合バスを往復利用する方。(令和3年1月4日以前は新幹線または飛行機を往復利用する方。)
岡山市税を滞納していない方。
暴力団構成員ではない方。
面接終了後、アンケートにご協力いただける方。

補助金額

岡山市内の企業面接を受ける際に利用した鉄道、飛行機及び高速乗合バスの往復料金の半額を補助します(上限16,000円、下限2,000円、千円未満切捨)。

必要書類

面接前
1.申請書
2.補助対象経費(交通費)内訳表
3.同意書
4.誓約書
5.住民票などの現居住地が確認できる書類
6.面接の日および面接会場が分かるもの(面接通知書、面接日を知らせるメール等)
※1.2.3.4.はお問い合わせ後、送付いたします。
面接後
1.実績報告書(面接を受けた会社より証明印をもらっていただきます)
2.請求書
3.アンケート
4.振込先口座情報を確認できる書類(預金通帳又はキャッシュカードの写し)
5.切符の領収書
※1.2.3.はお問い合わせ後、送付いたします。

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岡山県の保育士情報は「岡山県保育士・保育所支援センター」で!

岡山県保育士・保育所支援センターは、保育士の確保を図ることを目的に、平成29年5月に設立された施設です。保育士・保育所支援センターでは、保育所で働きたい人の就職支援を行っていて、働きたい保健所とのマッチングを行ってくれます。更に、現在保育士として働いている人の業務についての相談に乗ってくれるのも嬉しいですね。保育士としてブランクがあって不安を抱える人に対しては、研修やアドバイスなどの支援も行っています。

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岡山県に移住して保育士として働くということ

岡山県への移住は様々な苦労もあります

岡山県での生活は、車生活が中心になることもあり、運転に不慣れな人は慣れるまでは苦労するかもしれません。しかし、苦労があったとしても、保育士として働くのに岡山県は適した環境だと言えます。その証拠に、岡山県では多く抱えている待機児童の問題解消の為に、保育園の整備に力を入れています。この先、岡山県での保育士の需要は高まっていくことでしょう。保育士を必要としている環境での仕事は、きっと働き甲斐があること間違いなしです。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

岡山県へ移住して働くことで、温暖で過ごしやすい気候と災害の少ない地域で安心して過ごすことができますよ。香川や広島へのアクセスも比較的簡単で、大阪へも新幹線で50分程度で行くこともできるという立地なので、休みの日はちょっと遠出してリフレッシュすることも可能です。フルーツや海産物など美味しいものも多くあるので、食も楽しむことができます。穏やかな気候の中、美味しいものを楽しみつつ、のびのびと保育士として働いてみませんか。

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岡山県に移住した保育士さんのために「岡山県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/