東京都に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

東京都は、保育士として働く際に魅力的な場所だということをご存知ですか。東京都では、保育士への支援制度があると同時に、保育士年収が全国平均を大きく上回っています。東京都は、日本で観光客が最も多く訪れる場所で、人口密度が高く、多くの人が移住先に選ぶほどの魅力がある場所です。今回は、東京都への移住のメリットや注意点を紹介します。保育士として働く場合に、利用できる貸付制度についても紹介するので、移住を検討する際の参考にしてくださいね。

東京都ってどんなところ?

東京都の基本データ

東京都は日本の首都で、関東地方に位置しています。面積は2193平方キロメートル。人口は、日本で最も多く13,754,043人であり、人口密度ランキングでも1位にランクインしています。平成30年3月1日の時点で、東京都は、23区26市5町8村で構成されています。東京都は、海外からたくさんの観光客が訪れる場所であり、日本の中でも1番多い観光客数を抱えています。歴史的な建物から近代的な施設、数多くの個性豊かなお店が揃う東京都には、伝統的なものと現代的なものが混在しています。そのため、東京都民にとっても観光客にとっても魅力があり、刺激的な都市となっています。

東京都の気候

東京都の年平均気温は15.4度。日本全国の平均気温が15.3度なので、東京都は全国平均と同じくらいの暖かさです。夏の平均気温は7月、8月が25度〜26度で、最高気温が30.8度です。最も寒い1月の平均気温が5.2度で、最低気温は0.9度を記録しています。夏も冬も、全国的にみると過ごしやすい気温になっています。東京都の年間降水量は、1528.8ミリで、梅雨がある6月と、台風の影響を受けやすい9月や10月に多いです。雪は少ないですが、低気圧や雲の影響で降ることもあります。2021年の1月には、大粒の雪が降ったことが記録されています。

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保育士が 東京都に移住して働くメリット

保育士の年収が高い

東京都は、保育士が慢性的に不足しており、保育士不足解消のための対策を実施しています。保育士を増やすための処遇改善策が実施された結果、東京都の保育士の給与額が改善されました。東京都で働く保育士の平均年収は、394.3万円です。日本全国の保育士の平均年収が323.3万円なので、平均よりもかなり高い水準になっています。東京は、住む場所によっては、物価や家賃が高かったりするので、給料水準が高いことは大切な条件ではないでしょうか。保育士の年収が高いことが、東京で保育士として働くメリットの1つです。

車を持つ必要がない

田舎で暮らすために必須の自動車も、東京で暮らす場合は必要ありません。車を持つことで、車自体を購入するお金はもちろん、ガソリン代や税金を含む多くの費用が必要になります。さらに、住む場所によっては駐車場代も払わなければならない場合があり、車を持つことによって出費がかさんでいきます。車を持つデメリットとして、自動車事故の可能性も考えられます。東京は、公共交通機関が発達しているので、車を持つ必要がありません。そのため、車にかかる費用を払う必要もなく、自動車事故の心配もなくなります。

おしゃれなお店や娯楽施設が多い

東京は、観光客数が多いことからも分かる通り、魅力的なお店や娯楽施設が豊富です。浅草に行けば、東京都内最古の寺である浅草寺や、有名な雷門を見ることができます。東京の景色やショピングを楽しみたいなら、東京スカイツリーを訪れるのもおすすめです。東京スカイツリーには、ショッピングセンターやプラネタリウム、水族館があり、1日中楽しむことが可能です。買い物を楽しみたいなら、大人の町歩きスポットとして知られる銀座でショッピングをするのも楽しいですね。東京での暮らしは、おしゃれなお店や、大人も楽しめる娯楽施設があるので、飽きることがありません。

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保育士が 東京都に移住するデメリット

家賃が高い

東京都に移住をするための物件を探すと、家賃の高さに驚くことがあります。東京都の家賃の高さは、日本の都道府県の家賃相場ランキングで、1位にランクインするほどです。東京都の家賃の相場は、ワンルームで5万円〜8万円ほどで、地域によって差がありますが、全体的に高額です。田舎の家賃と比較をすると、驚く方もいるのではないでしょうか。広めの1LDKや2DKの部屋だと、7万円〜16万円になります。東京23区以外の地域だと、日本の平均的な家賃相場で住めることが多いので、移住地選びはかなり重要になりますね。

混んでいる場所が多い

東京に移住をすると、人混みの多さをデメリットに感じてしまう可能性があります。東京は、人口密度ランキングで世界4位にランクインするほど、人口が多いです。ランキングの1位は中国の上海、2位は北京です。世界で1番人口が多い中国に続いてランクインしていることから、東京の人口の多さをイメージすることができるのではないでしょうか。例えば、主要な電車の中や駅、観光スポットは常に人が多く、人混みが苦手な方は気が滅入ってしまうこともあるでしょう。人混みが苦手ではなくても、慣れるまでは東京の人の多さに疲れてしまうことも。東京に移住をして、主要な場所に出かける際は、人混みを覚悟しておきましょう。

東京都への移住がおすすめな理由

プライベートの時間を充実させることができる

東京都には、テーマパークやショッピングセンターはもちろん、芸術や歴史に触れることができる施設があります。例えば、歌舞伎座や国技館は、他の都道府県にはない施設です。日本の伝統的な文化に触れることで、今までにはない発見ができるかもしれません。また、東京には国立美術館や博物館もあります。芸術に触れることで、芸術センスがさらに磨かれるでしょう。休日は自分の趣味に合った過ごし方を選んだり、今まで体験したことのないことをしたりと、選択肢が多い東京暮らしは魅力的です。プライベートの時間が、今よりも充実しそうですね。

移動しやすい

田舎での暮らしでは、新幹線が通っていなかったり、行きたい場所に飛行機が飛んでいなかったりして、不便を感じたことはありませんか。東京は、夜行バスや新幹線、飛行機といった公共交通機関が発達しています。そのため、東京からは日本各地や、海外への移動がとても便利です。好きな時間帯に、好きな場所に移動できる環境はかなり快適です。羽田空港までは、電車で簡単にアクセスすることができます。帰省する方や、旅行好きの方にとって、東京の移動のしやすさは、移住する際の大きなメリットになるのではないでしょうか。

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東京都へ移住して働く注意点

誘惑が多い

東京で働く際に気をつけたいのが、東京は魅力的な街である分、誘惑も多いというところです。欲しいものがすぐに買えるお店が近くにあり、おしゃれで美味しいカフェが多い東京では、気づかない間に出費がかさんでしまうことが予想されます。田舎暮らしと比較をすると、家から出るとすぐにコンビニやお店があることも、お金を使ってしまう理由の1つです。高級ブランドの実店舗が多いので、魅力的な商品を購入してしまうという可能性も。実際に、東京の誘惑に負けて貯金が減ったというケースもあるので、誘惑に負けないように注意したいですね。

大都市ならではの暑さと寒さがある

東京都の年平均気温は、日本の平均気温に近く、過ごしやすいイメージですが、大都市ならではの暑さと寒さがある点には注意が必要です。東京には、自然が少なく、舗装されたコンクリートやビルに囲まれている場所が多いです。そのため、夏はビルからの照り返しや、コンクリートから上がってくる熱気に、気温以上の暑さを感じてしまうこともあります。冬はビルの風の影響で、実際の気温より体感温度は低いです。実際に、冬に北海道から東京に出掛けた人が、「東京の方が寒い」と感じるほど。大都市ならではの暑さと寒さがあるので、対策をして乗り切る必要があります。

注目の 東京都の移住支援情報

未就学児をもつ潜在保育士への支援事業

未就学児をもつ潜在保育士が、東京都の保育所で働く場合は、保育料の一部を借りることができます。未就学児がいる場合も、安心して仕事ができますね。保育料の一部貸付金は、条件を満たすことで、返還が免除されます。東京都で保育士として働く際は、確認しておくのがおすすめです。

対象者

東京都内の保育所等に勤務を開始した方または産育休から復帰した方で、週20時間以上保育士として勤務している方

補助金額

保育料の半額(月額27,000円以内)

必要書類

①復帰支援資金貸付申込書
②申込者の住民票(世帯全員の記載があるもの)
③勤務開始届
④入所決定通知又は入所不承諾通知の写し
⑤保育料決定通知書の写し又は(直接契約の)保育料がわかる書類の写し
⑥連帯保証人の住民票
⑦連帯保証人の課税証明書

潜在保育士の再就職支援事業

潜在保育士が、東京都で保育士として勤務することが決定した場合に、準備金の貸付を受けることができます。東京へ移住する際は、引越し費用がかかるので、準備金の貸付を受けられると助かりますね。貸付の上限額は40万円で、1回のみ利用することができます。準備金は、東京都の返還免除規定を満たすことで、返還が免除になります。東京都移住の際には、利用したい制度の1つですね。

対象者

① 保育士養成施設の卒業もしくは保育士試験の合格から再就職日までに1 年以上経過している
② 対象施設等を離職した又は勤務経験がないいずれかの方が、新たに東京都内の保育所等において保育士として週20 時間以上の勤務を開始している

補助金額

40万円以内

必要書類

①再就職支援資金貸付申込書
②勤務開始届
③保育士証の写し
④保育士養成施設卒業証書の写しまたは保育士試験合格通知書の写し
⑤申込者の住民票
⑥連帯保証人の住民票 ⑦連帯保証人の課税証明書

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東京都の保育士情報は「保育人材・保育所支援センター」で!

東京都に移住をして、保育士として働くための情報が知りたいなら、「東京都保育人材・保育所支援センター」のHPを確認するのがおすすめです。「保育に関する仕事の悩みを相談したい」という時や、「再就職の前に研修に参加したい」という場合に、保育人材コーディネーターが相談にのってくれます。また、東京の保育士の求人を探すためのサポートをしてもらうこともできます。東京都保育人材・保育所支援センターのHPでは、相談の流れや研修会、就職支援の情報が掲載されています。東京都の保育士情報が必要な際は、確認してみてくださいね。

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東京都に移住して保育士として働くということ

東京都への移住は様々な苦労もあります

東京都での生活は都会で過ごせるという魅力がある反面、家賃が高かったり、人混みが多かったりと、今までの生活と異なることが多いです。新しい生活に慣れるまでは、人混みや都会の雰囲気に疲れてしまうことも予想されます。家賃が高いので、住む場所をしっかり検討して、家計管理をする必要がありますね。東京には、移住している人が多いので、東京での生活情報をブログで発信している方もいます。不安がある場合は、事前に東京について下調べをしておくのがおすすめです。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

東京都は、日本の首都であり、多くの人々が集まる場所でもあります。東京に住むということは、日本の中心に住むということなので、他の移住先では経験できない新しい体験をすることができます。例えば、新しい人との出会い、文化や芸術との出会い。今まで食べたことのない料理に感動することもあるでしょう。東京での移住生活は刺激が多く、移住先として魅力的です。保育士の年収が高い東京都で、保育士として働いてみてはいかがでしょうか。

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東京都に移住した保育士さんのために「 東京都移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/