新潟県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

新潟県は、移住する保育士をサポートする制度が整っています。新潟県といえば、日本最大の米どころであり、美味しい日本酒が多い土地として有名です。上杉謙信のお膝元として歴史的な背景のある地域であり、人気の高い観光スポットが多数あります。また、県の面積が非常に広く、地域によって様々な特色があります。山や海があり、自然環境豊かなため、移住に適している地域と言えます。今回は、魅力溢れる新潟に移住した際のメリットや注意点、移住時に活用したい制度についてご紹介していきます。

新潟県ってどんなところ?

新潟県の基本データ

新潟県は日本の北陸地方に位置しており、面積は12,584.18平方キロメートルです。実に東京の5倍を超える広さがあり、面積では全国で第5位にランクインしています。人口は2,193,034人で、平成9年以降減少傾向にあります。主要な観光地として、佐渡島や八海山などの大自然、上杉謙信ゆかりの地といった歴史的スポットがあります。県庁所在地である新潟市は、本州の日本海側における最大規模の都市であり、唯一の政令指定都市です。また、幕末の日米修好通商条約開港五港の一つである港を所有し、現在も水陸ともに交通の要として機能しています。

新潟県の気候

新潟県は、県内ほぼ全域において日本海側気候に属しており、豪雪地帯として有名です。特に、津南町や十日町市といった山間部は、世界でも屈指の豪雪地帯となっています。降雪量はありながら、対馬海流の影響を受けて冬の気温が高い傾向にあります。さらに、冬の日照時間が少なく、放射冷却が発生しにくいため、朝晩の冷え込みがないことも特徴です。夏は、フェーン現象の影響を受けやすく、熱帯夜になりやすい地域としても知られています。新潟県の中でも佐渡島は海洋性気候に属しており、冬は比較的温暖で雪よりも雨が多い地域です。

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保育士が新潟県に移住して働くメリット

移住・定住サポートが豊富

新潟県では、U・Iターン者に対するサポートが豊富に設けられています。住居に関することはもちろん、就職や子育てに関する支援もあり、これから移住する人にとって大きな助けとなります。また、新潟県では保育の質を高めるために、東京圏から新潟に移住したのちに保育士として働く人へ向けた移住支援金を用意しています。金銭的な理由で移住を諦めていたという人にとっても、大いに活用できる制度だと言えます。さらに、業種を問わない移住支援金もあり、どんな人でも安心して移住へ踏み出せるメリットがあります。

就職・転職サポートが充実している

新潟県では、県の事業としてU・Iターンコンシェルジュという移住者のための転職エージェントを設けています。求人者と企業とのマッチングはもちろん、U・Iターンにおいて不可欠なサポート情報の提供も行っています。就職における相談会が定期的に開催されているため、慣れない土地での就活において非常に役立つ存在となっています。また、U・Iターンサポーターズクラブがあり、登録すると新潟で暮らす魅力についてのメルマガを受け取ることができます。そのため、移住前から新潟県の情報を得ることができるといったメリットがあります。

交通の便がいい

日本海沿岸地域の中央にある新潟県は、公共交通網が充実しているといったメリットがあります。特に、首都圏や主要都市とアクセスするのに便利な地域と言えます。新潟空港から出ている飛行機は東京だけではなく、大阪、名古屋といった地域への便があり、国際線も充実しています。また、県内の都市間は高速道路で繋がっており、自家用車があれば移動に困ることはありません。さらに、高速バスが行き来しているため、通勤や通学においても活用することができます。離島である佐渡島には船で快適に移動できます。

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保育士が新潟県に移住するデメリット

雪が多すぎる

日本でも有数の豪雪地帯である新潟県は、県内のほとんどの地域が豪雪地帯となっています。また、山間部においては、世界各国の中でも稀に見るほど多く雪が積もります。そのため、冬の暮らしは非常に困難を極め、一筋縄では行きません。日々の暮らしを営んでいく上で、雪対策は必須条件となってきます。また、車の運転に関しても、雪道に慣れていない人にとってはとても難しいといったデメリットがあります。初めて雪国に暮らす人は、ある程度雪に対する覚悟が必要と言えるでしょう。

給料が安い

2020年の全国最低賃金における新潟県のランキングは、47都道府県中25位となっており、政令指定都市がある県としては非常に低いランクにあります。東京や大阪といった都市部から移住する人の場合は、手取りがかなり減る可能性も大いにあり得ます。物価も安い傾向にあるため、しっかりと計画性も持って暮らせば問題はありません。しかし、そもそも賃金が低いということを念頭に置いていなければ、生活が立ち行かなくなることも考えられます。特に、都市部から移住する人にとってはデメリットと言える点でしょう。

新潟県への移住がおすすめな理由

お米が美味しい

新潟県といえばコシヒカリの産地でもあり、米どころとして誰もが知る有名な地域です。新潟県の中には、米の産地が4箇所あります。中でも、魚沼産の米はダントツの人気を誇っています。全国有数の豪雪地帯で育つ米は、豊富なミネラルを含んだ良質な水によって支えられています。また、土壌も稲作に非常に適しており、新潟県魚沼市は米作りにおいて恵まれた地域と言えるのです。魚沼をはじめとする米どころが豊富な新潟県では、いつでも高品質で美味しいブランド米を食べられるといったメリットがあります。

温泉が豊富

新潟県は温泉地の数が多い県でもあります。実に県内30の市町村から温泉が湧いており、その数は全国17位です。また、宿泊施設を構えている温泉地の数は、全国でも3位を誇っています。暮らしの中に温泉や銭湯があるため、温泉文化は日常に根付いています。中でも、長岡市や南魚沼市は温泉が多く、近年では掘削技術が上がり、平野部でも温泉が湧き出るようになっています。新潟県民において欠かせない温泉ですが、もちろん観光といった側面でも非常に重宝されています。温泉好きな人が移住するのなら、新潟県はとてもおすすめの県だと言えます。

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新潟県へ移住して働く注意点

暮らしには自家用車が必須

新潟県は新潟市の都市部を除けば、車社会となっています。新潟県では学生時代のうちに自動車運転免許を取得する人がほとんどです。実際のところ、自家用車を持っていない生活は不便だと言えます。通勤だけではなく、プライベートにおいても車が必要となるシーンが多々あります。例えば、大型ショッピングセンターは郊外にあることが多いため車で行く方が便利です。自宅からバス停や駅が近いといった場合は車がなくても移動ができますが、バスや電車の本数が都会ほど多くはないため、結果的に自家用車は必須といっても過言ではありません。自動車運転免許を持っていない人が移住する場合は、免許を取得する必要があるでしょう。

洗濯物が乾きにくい

新潟県は日本海側気候により、湿度が高い傾向にあります。そのため、カラッと晴れる日が少なく、ほとんどは雨か曇りとなってしまいます。特に、秋と冬は快晴の日が少ないため、洗濯物が乾きづらいといったデメリットがあります。外で干すよりも室内干しになることが多くなるため、除湿機は必須アイテムとなります。また、日本海側気候の性質として天候が変わりやすいといった傾向もあり、晴れているからといって外に干して出かけたら、いきなり雨が降り出したということも少なくはありません。

注目の新潟県の移住支援情報

新潟県保育人材確保支援事業移住支援金

東京圏から新潟県内に移住する人で、新潟県内で保育士として働く場合、移住支援金を活用することができます。最大で50万円もの支援を受けることができるため、移住における負担が非常に軽くなります。金銭的負担を少なくして移住をしたい人にとっての大きなサポートとなるでしょう。

対象者

以下の全ての条件に当てはまること
(1) 移住等に関する要件
ア 移住元に関する要件  
新潟県内に移住する直前に東京都、埼玉県、千葉県及び神奈川県(以下「東京圏」という。)に在住していた又は東京圏に在住していること。
イ 移住先に関する要件
(ア)令和2年6月19日から令和3年4月1日までの期間に新潟県内に移住した又は移住する見込みであること。
(イ) 新潟県内に移住した日から1年以上継続して新潟県内に居住する意思を有していること。
ウ その他の要件
(ア)新潟県移住・就業等支援事業に基づく移住支援金の支給を受けたことがなく、かつ受ける予定がないこと。
(イ)暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係を有する者でないこと。
(ウ)日本人である、又は外国人であって、永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、特別永住者のいずれかの在留資格を有すること。
(エ)その他知事が移住支援金の対象として不適当と認めた者でないこと。
(2)就業に関する要件
ア 保育士の資格を有し登録を受けている又は令和3年3月31日までに資格を取得し登録を受ける見込みであること。
イ 令和2年6月19日から令和3年3月15日までの期間に雇用された者又は同期間中に内定を承諾した者であって令和3年4月1日までに雇用される見込みの者(以下「内定者」という。)であること。
ウ 保育士として保育所等へ就業している(就業する予定である)こと。
エ 勤務地(内定者にあっては勤務予定地)が新潟県内に所在すること。
オ 保育所等の設置者等との直接雇用契約に基づく就業(内定者にあっては就業予定)で、1週間の所定労働時間が20時間以上であること。
カ オの直接雇用契約に期間の定めがある場合は、当該期間が更新予定を含め1年未満で終了するものではないこと。
キ 転勤、出向、出張、研修等による勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること。
(3)世帯に関する要件
ア 申請者を含む2人以上の世帯員が移住元において、同一世帯に属していたこと。
イ 申請者を含む2人以上の世帯員が申請時において、同一世帯に属していること。
ウ 申請者を含む2人以上の世帯員がいずれも、令和2年6月19日から令和3年4月1日までの期間に移住した又は移住する見込みであること。
エ 申請者を含む2人以上の世帯員がいずれも、暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係を有する者でないこと。

補助金額

・2人以上の世帯の場合、50万円/世帯 ・単身世帯の場合、30万円/人

必要書類

詳しくは、県のホームページをご確認ください。

新潟市移住支援金交付事業(新潟市)

東京23区を含む東京圏から新潟市に移住する人が利用できる支援金です。新潟市が、移住・定住促進と中小企業の人手不足解消を目的として設置した制度です。職種を問わず活用することができます。2人以上の世帯の場合、100万円のサポートが得られるため移住費用が大きく軽減されます。

対象者

(1)移住元に関する要件 【令和2年2月6日以降に転入した方】
以下の全てに該当すること。
・住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京23区内に在住又は東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内へ通勤していたこと
・住民票を移す直前に、連続して1年以上、東京23区内に在住又は通勤していたこと
※ただし、東京23区内への通勤の期間については、住民票を移す3か月前までを当該1年の起算点とすることができる
(2)移住先に関する要件
以下の全てに該当すること。
・平成31年4月1日以降に、新潟市に住民票を移して転入したこと
・移住支援金の申請時に、転入後3か月以上1年以内であること
・移住支援金の申請日から5年以上、新潟市に継続して居住する意思があること
※申請日から3年未満で新潟市から転出した場合、移住支援金の全額返還が求められます。
※申請日から3年以上5年以内で新潟市から転出した場合、移住支援金の半額返還が求められます。
(3)その他の要件
以下の全てに該当すること 。
・暴力団員等の反社会的勢力または反社会的勢力と関係を有する者でないこと
・日本人であるか、または外国人であっても永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、特別永住者のいずれかの在留資格を有すること
・その他新潟市及び新潟県が移住支援金の対象として不適当と認めた者でないこと
(4)仕事に関する要件
【就業の場合】 以下の全てに該当すること。
就業先が、新潟県の移住支援金の対象として、マッチングサイト「新潟企業情報ナビ」に掲載されている求人で新規雇用であること
就業者にとって3親等以内の親族が代表者、取締役などの経営を担う法人でないこと
週20時間以上の無期雇用契約に基づいて移住支援金の対象法人に就業し、申請時において連続3か月以上在職していること
求人への応募日が、マッチングサイトに対象求人が移住支援金の対象として掲載された日以降であること
当該法人に、移住支援金の申請日から5年以上、継続して勤務する意思があること
※申請日から1年以内に支援金対象の職を辞した場合、移住支援金の全額返還が求められます。
【起業する場合】 新潟県が実施する起業支援事業に係る起業支援金の交付決定を受けて1年以内であること 詳しくはこちらをご覧ください。

補助金額

・単身の場合:60万円
・2人以上の世帯の場合:100万円

必要書類

移住支援金交付申請書兼実績報告書
就業証明書
写真付き身分証明書の写し
移住元の住民票除票の写し
(2人以上の世帯の場合の移住支援金を申請する場合は世 帯員分を含む)
振込先が確認できる預金通帳の写し

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新潟県に移住して保育士として働くということ

新潟県への移住は様々な苦労もあります

新潟県は、県庁所在地である新潟市の都市部を除いた地域がいわゆる「田舎」と呼ばれるエリアです。そのため、都会よりも近所づきあいが密である場合が多く見られます。自治会や消防団といった地域のコミュニティ活動に強制参加させられるということも少なくはありません。ご近所の関係が近いことは、防犯や災害時においてはメリットとなりますが、プライベート重視の生活をしたい人にとってはストレスに感じてしまう可能性も含んでいます。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

佐渡島や信濃川、八海山といった豊富な自然を有する新潟県は、土壌や水に恵まれ美味しい食べ物が豊富です。日本人の主食として欠かすことのできないお米はもちろん、野菜や魚介類の宝庫でもあります。また、酒蔵の数も豊富で、日本酒消費量は日本一。三大杜氏の一つである越後杜氏の郷としても有名です。上質な米と綺麗な水があるからこその地酒王国なのです。新潟に移住することで、日本人ならではの食の喜びを存分に堪能できると言えます。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/