大阪府に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

大阪府への移住を検討した際、お金の心配に加えて、どのような支援があるのか気になりますよね。大阪府は他府県から移住した保育士に対しての、住宅支援や条件をクリアした場合に返済不要となる貸付制度が充実しています。市町村ごとでも保育士への就業支援を行っており、安心して就職活動に挑むことが出来ます。他府県へのアクセスがよく、USJをはじめとする観光名所がたくさんあり、人情味溢れる大阪府への移住についてご紹介します。

大阪府ってどんなところ?

大阪府の基本データ

大阪府は日本列島のほぼ中心に位置し、43市町村からなる関西有数の都市です。面積は約1905平方kmで全国中2番目に小さく、国土全体の0.5%程しかありません。しかし、人口は約882万人と多く、東京都や神奈川県に次いで、多くの人が集まる活気溢れる街です。都市部に有名な観光地が多いことから、都会のイメージが強い大阪府ですが、西側の大阪湾を除く他3方向は山に囲まれ、都会と田舎の両方を楽しむことが出来る地域です。近年は、外国人を見かけることが多く、グローバルな雰囲気も味わうことができるでしょう。

大阪府の気候

大阪府の気候は、瀬戸内海気候に分類され、年間を通して安定した天気なのが特徴です。平均気温は17.4度で、夏は40度近くまで気温が上がりますが、冬にはマイナス7度程度まで下がります。四季がはっきりと分かれており、季節を感じやすいという魅力があります。また、年間降水量は1651.5mmで、梅雨時期と台風が多くなる9月頃を除いて、比較的雨が少ない地域です。冬の積雪もあまりなく、山沿いの一部地域のみに少量発生します。大きな災害が少なく、安心して生活することが出来ます。

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保育士が大阪府に移住して働くメリット

交通アクセスが良い

大阪府は車がなくても、十分に生活ができる程交通のアクセスが良いです。地下鉄やJRをはじめ、京都まで続く阪急電車や、なんばから関西空港までを直通で繋ぐ南海電鉄などがあります。更には、近隣の奈良県や名古屋まで行くことができる近鉄電車もあり、その他にもローカル線が幾つも存在します。府内のほとんどの市町村で電車の運行が充実しています。住宅から最寄りの駅までの距離が地方と比べると近く、遠くても自転車を利用すれば、多くが15分以内で行くことが出来ます。生活する上で不便さを感じることが少ないでしょう。

保育士の求人が豊富にある

大阪府には、2,600箇所以上の保育施設が存在していますが、都市部では待機児童が600人以上と多いです。保育の充実を図る為に、保育士人材の需要は年々高まっており、求人数は増え続けています。有効求人倍率は全国の上位2位、3.66倍と高い状況なので、就職がしやすいと言えます。また、保育士の全国の平均年収が約326万円なのに比べ、大阪府の平均年収は355万円と高水準な点も魅力です。保育求人ガイドには、500件以上の優良求人が掲載されているので、是非チェックしてみてくださいね。

都心なのに家賃が安い

大阪府への移住を考えた際、「家賃が高いのでは」と不安に感じることはないでしょうか。東京都新宿区は代表的な都会ですが、家賃相場はワンルームの間取りで7.5万円です。しかし、大阪府中心部である北区のワンルームの家賃相場は5.6万円で、東京都と比べると意外に安値です。更に、大阪市外へ出れば、4万円代でも十分条件の良い住宅に住むことが出来ますし、多くが電車の乗り継ぎ無しで梅田やなんばへ行くことも可能です。家賃相場が若干高くなる傾向がある地下鉄御堂筋線の駅近辺を除けば、たとえ家族で住むとしても、住宅費を比較的安価に抑えることが出来るでしょう。

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保育士が大阪府に移住するデメリット

人が多く混雑している

有名なお出かけスポットや観光地がたくさんある大阪府ですが、出かける際には混雑している場所が多いことがデメリットになります。人気の観光地であるUSJをはじめ、大阪駅付近や駅直結の商業施設、市外の複合施設であっても地方都市と比べると、高い確率で混雑しています。近年では外国人観光客も増加しており、平日でもある程度の人がいます。あまり人混みを気にしない人は問題ありませんが、人の多いところが苦手、または混雑しているところが嫌いな人には辛いでしょう。

道路が渋滞する

交通のアクセスが良く、車がなくても生活できる大阪府ですが、逆に車をよく利用する人にはデメリットがあります。大阪府の特に市街地付近では、車通りが多く渋滞が起こりやすいのです。車線がたくさんあることから、割り込みや車線変更が目立ち、運転に慣れていない人は戸惑うことが多いでしょう。時間にゆとりがある時は良いですが、通勤で車を使う際には、なかなか進まない車にイライラしてしまうことがあります。渋滞を予測して、ゆとりを持って自宅を出ると良いですね。

大阪府への移住がおすすめな理由

食事に飽きが来ない

観光地のイメージが強い大阪府には、かつて「天下の台所」と呼ばれていただけあって、美味しい食事がたくさんあります。たこ焼きやお好み焼きなどの「粉もん」を含め、新世界の串カツや、堺市「大吉」の天ぷらは有名。更に、梅田やなんばの都心部には、流行りのお店が並んでいます。南部では、大阪湾で揚がるあなごを使った料理も有名です。食に関して飽きが来ないという点が、大阪府への移住をおすすめする理由の一つです。夏にはかすうどんでさっぱり、冬にはてっちりで温まり、食事を通して季節を楽しむことが出来ます。

人懐っこい人が多い

大阪府の県民性は、明るく陽気です。気軽に話しかけてきたり、困っていることがあれば、親身に相談に乗ってくれたりする人が多いです。大阪府出身の芸人さんが多いことで知られ、皆明るく活き活きとしています。人情味溢れる街を希望する人にはぴったりな土地でしょう。人懐っこい性格の人が多いことで、お店に入れば、店主やお客同士でも打ち解けられるという楽しみがあります。ただし、大阪府民は「中途半端な関西弁」を好みません。仲良くなりたい際には、無理に関西弁を使わないようにしましょう。

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大阪府へ移住して働く注意点

地域によっては治安が良くない

移住先が治安の良いところであれば安心できますよね。しかし、残念ながら大阪府にも地域によっては、あまり治安が良いとされない場所があります。大阪市の中央区や北区は、なんばや梅田などの繁華街がある地域で、全体的に見ると治安が悪いと言われることがあります。逆に、此花区や西淀川区は犯罪件数が少なく、暮らすのに安心の地域と言えるでしょう。ただし、移住者によって治安の善し悪しの判断には差が出ますので、あくまで住居探しの一つの参考として考えてみてください。

人付き合いが難しい

人懐っこい県民性が魅力の大阪府ですが、逆に言えば距離が近いということを予め理解しておきましょう。人付き合いが苦手、あまり相手からぐいぐい来られると困るという人には辛いでしょう。また、大阪府の方言には、時に怖い印象を受けることがあります。方言は府内でも地域によって違いがあり、南部に行くほど特徴が濃くなります。思ったことを口に出してしまうこともありますが、悪気はないので、「私のこと嫌いなのかな」と落ち込む必要はありません。是非輪の中に飛び込んでみてください。

注目の大阪府の移住支援情報

保育士就職準備金貸付

保育士就職準備金貸付は、保育士資格を保有していて、現在保育士として勤務していない人を対象にしています。大阪市と堺市を除く府内の保育所で就職を希望する人に対して、就職の際や生活の安定の為に必要な資金を貸付する制度です。一般的な貸付と違い、該当する市町村での保育業務を継続して2年間就業すれば、返済は免除されるという嬉しいポイントがあります。

対象者

保育士資格をお持ちで、現在、保育士または保育教諭として勤務していない方が、府内の保育所(大阪市・堺市を除く)などで新たに保育士として週20時間以上の勤務で就職する場合

補助金額

400,000円以内(1人1回限り)

必要書類

・大阪府保育士就職準備金貸付申請書(様式第1号)
・ 申請者の住民票(申請日より3カ月以内に発行されたもので、マイナンバーの記載がないもの)
・ 保育士証(写)(※保育士登録を申請中の場合等は、合格通知の写し等有資格者であることや養成施設を 修了したことが分かるものでも可)
・ 採用(予定)証明書(様式第2号)
・ 連帯保証人の収入を証明するもの(直近の府・市町村民税課税証明書又は源泉徴収票(写)など)

保育士宿舎借り上げ支援事業(堺市)

保育士宿舎借り上げ支援事業とは、大阪市より南部に位置する堺市が、保育人材の確保と育成を目標として提供している制度です。保育施設を運営する事業者が、借り上げた宿舎に保育士を入居させる際、宿舎の借り上げにかかる費用を、堺市が一部負担しています。堺市は南海電車やJR阪和線を利用すれば、なんばや天王寺などの都心部へのアクセスが抜群の土地です。ただし、制度を利用したい場合は、事業を実施している対象施設を事前に確認しておくことが必要になります。

対象者

次の(1)・(2)を共に満たす者。
(1)平成27年度以降に常勤の保育士・保育教諭として新規採用され、かつ採用後5年以内の者。
(2)次のアまたはイに該当する者。
ア 本来居住地(実家等)の所在地が堺市外である者。
イ 実家等の本来居住地から保育所等の勤務地(以下「勤務地」という。)までの間を徒歩により通勤する場合の通勤距離(以下「通勤距離」という。)が片道2キロメートル以上であること。ただし、宿舎から勤務地までの間の通勤距離は、実家等の本来居住地から勤務地までの間の通勤距離より短いこと。

補助金額

1人当たり月額上限61,500円 (補助基本額82,000円の3/4)

必要書類

詳しくは、堺市子供青少年局子育て支援部幼保推進課へお問い合わせください。

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大阪府の保育士情報は「保育士・保育園支援センター」で!

大阪府保育士・保育所センターでは、社会福祉法人大阪府社会福祉協議会・大阪福祉人材支援センターが、大阪府からの委託を受けて、事業の運営を行っています。大阪府にある保育施設の人材不足を解消する為に、保育士人材の確保を目的としています。求人情報の発信はもちろん、相談や就職に関する紹介に加え、事前の保育士体験や施設体験も実施しています。求職登録はweb上で行うことができますので、是非チェックしてみましょう。

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大阪府に移住して保育士として働くということ

大阪府への移住は様々な苦労もあります

大阪府で暮らすことによって、多くの人がはじめにぶつかる壁が笑いです。大阪府では、なんばグランド花月での「よしもと新喜劇」の公演をはじめ、テレビ番組で「お笑い」関連の番組が多く放送されています。「笑い」を大切にしている人が多いので、普段の会話の中にも「オチ」を求めます。はじめのうちは「おもろない」と言われてしまい、周りからの「笑い」へのプレッシャーに苦労するでしょう。しかし、周囲との会話で「笑い」に慣れてしまえば、徐々に会話が盛り上がりますので、是非「笑い」に挑戦してみてください。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

大阪府は都会という印象が強いですが、田舎も多く存在します。面積が広くない分、車や電車でどこへでも行けるので、都会と田舎の両方を楽しむことが出来ます。府内の交通アクセスが良いので、都会から電車一本で田舎まで遊びに行ける点は魅力です。山側からの夜景は綺麗です。普段は喧騒の中で働き、週末は買い物や観光をして、のんびりしたい時には田舎の雰囲気を楽しむことが出来ます。娯楽と自然に加え、人情味溢れる大阪府への移住をおすすめします。

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大阪府に移住した保育士さんのために「大阪府移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/