山梨県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

山梨県には、保育士だけではなく、山梨県に移住する人を対象にした支援制度があるのをご存知ですか?山梨県は、富士山や八ヶ岳連邦などの豊かな自然が溢れている一方で、東京都の中心部に電車を使うと1時間半でいける利便性も兼ね備えた県です。今回は、保育士として山梨県に移住するメリットやデメリット、さらには山梨県に移住する人を対象にした支援制度について、詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

山梨県ってどんなところ?

山梨県の基本データ

山梨県は、日本列島の中心部に近い位置にあり、首都である東京都の隣に位置しています。面積は4465.27平方キロメートルで、県土の78%を森林が占めています。人口は、およそ80万人前後で推移しています。また、静岡県との県境には富士山がそびえており、東京都内からも特急電車で直接行くことができるため、多くの外国人観光客が訪れています。さらに、峡東と呼ばれる地域ではぶどうの生産が盛んであり、日本のワイン発祥の地としても知られています。現在でも、県内には約80ものワイナリーがあり、日本国内の約2割の生産を山梨県で行っています。

山梨県の気候

山梨県は、盆地・山地など様々な地形があり、各地で気候が大きく異なるのが特徴です。山梨県の中でも、多くの人口が密集している盆地では、年平均気温は全国平均と同程度ですが、標高の高い地域では冬に雪が降ります。また、降水量に関しても地域差があります。盆地はその特性から、降水量が少ない傾向にあり、日照時間は全国トップを誇っています。ただ、富士五湖地域や富士川流域などの地域では、降水量が多く、盆地と比べて2倍以上に達することもあります。さらに、山沿いの地域では、冬に大雪が降ることがあります。

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保育士が山梨県に移住して働くメリット

自然豊かな場所で生活できる

山梨県は、日本最高峰の富士山を始め、西側には南アルプス、北側には八ヶ岳連峰などの日本を代表する山々に囲まれています。街中にも至る所に自然があるので、日常生活においても、四季の移り変わりを存分に堪能することができます。また、県庁所在地の甲府市から車でおよそ20分の距離にある石和温泉は、全盛期には熱海に次ぐ日本2位の宿泊施設を誇ったこともある名湯です。さらに、甲府市には昇仙峡と呼ばれる渓谷があり、渓谷百選の一位にも選出されるほどの名勝で、多くの観光客が訪れています。

東京都に近い

山梨県は東京都と隣接しており、県庁所在地の甲府駅から、東京の西の玄関口である八王子駅までは、特急電車に乗ればおよそ1時間で行くことができます。また、中心部である新宿駅までも1時間半程度で行くことができ、利便性はかなり高い場所です。普段は、自然を身近に感じながら生活をする一方で、週末は都内で思いっきり遊ぶこともできます。甲府行きの特急には、新宿駅を夜の11時に出発する便があるので、少し遅くなっても安心して帰宅することができます。自然と都会をうまく組み合わせながら生活できるのが、他の県にはない利点と言えます。

家賃がかからない

山梨県は家賃が安く、中心部の甲府市でも、ワンルームであれば4万円弱で住むことができます。また、3LDKの広い部屋でも、10万円ほどで住むことが可能です。1人暮らしであっても、家族で移住するのであっても、東京に比べて家賃を抑えることができるので、貯蓄に回すことができるようになります。また、貯蓄をするだけでなく、家賃の節約により浮いたお金で、少し贅沢をすることも可能です。外食や旅行にも行くことができます。家賃の高い都会では、味わえないメリットと言えるでしょう。

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保育士が山梨県に移住するデメリット

交通が不便である

甲府市の中心部以外は、都会に比べると圧倒的に交通が不便です。主要駅には、数多くの特急電車が来ますが、地域輸送に特化した普通電車やバスなどは、かなり本数が少ない傾向にあります。1時間に1本程度の運行本数であることが多く、場合によってはもっと少ないところもあります。また、終電や終バスの時刻が、都会に比べてかなり早い場合が多い点にも注意が必要です。さらに、近くにスーパーがない場合もあるので、山梨県に移住する際、甲府市の中心部以外を選ぶのであれば、マイカーは必須の交通手段となります。都会暮らしでマイカーに慣れていない場合は、注意が必要です。

医療機関が不足している

甲府市のような栄えている地域であれば、医療機関の数は多く、夜中の緊急事態に対応している医療機関もあります。ただ、田舎の地域に行けば行くほど人口が減るので、当然医療機関の数も少なくなってしまいます。地域によっては、夜中に起こる緊急事態に、迅速に対応してくれる病院がないこともあります。普段はそこまで気に留めないと思いますが、いざ緊急事態が起きた場合に、対応してくれる病院を探すことが難しい場合もあるので、事前に調べておくことをおすすめします。

山梨県への移住がおすすめな理由

健康を維持しやすい

山梨県は自然が豊かなところなので、健康を維持しやすい環境です。空気がおいしく、新鮮な野菜や果物をいつでも食べることができるので、都会よりも健康に良い環境で暮らすことができます。自然に触れる時間が長ければ、心が穏やかになりやすくなります。また、新鮮な食べ物を食べることができれば、体調が良くなることは容易に想像することができます。また、日照時間が長いため、ビタミンDを摂取することが容易になり、風をひいたり鬱になったりする可能性が下がります。

コストがかからない

東京のような都会で暮らす場合、どうしても物価が高騰しがちです。ただ、山梨県では、産地直送の野菜や果物を買うことができるので、安い値段で食料を手に入れることができます。また、ブランド物のような高級品を売っているお店があまりなく、日常的に浪費をすることが少なくなるので、必然的に生活費を安く抑えることができます。移動にはマイカーを使うことがほとんどなので、電車代やバス代、タクシー代などの交通費がかからないことも生活費を安く抑えられる理由の一つです。

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山梨県へ移住して働く注意点

飲食店が少ない

田舎の地域になればなるほど、都会に比べて飲食店の数が少なくなります。都会では、フラッと立ち寄ることのできる飲食店がたくさん並んでいますが、田舎には飲食店があまりありません。飲食店が少ないと、外食をする機会が減るので、食事は自炊が基本になります。都会の生活に慣れていて、自炊をあまりしてこなかった人には少し負担になる可能性もあります。ただ、美味しい野菜や果物を使って料理をすることができるので、健康面に配慮しつつ、美味しい料理を食べることができます。

人との関わり方が都会とは違う

田舎で暮らす場合、都会とは異なった人付き合いが必要になる場合が多いです。都会では、地域住民と交流するということはほとんどありませんが、田舎では地域住民同士の距離感が近く、町内会で交流をすることが多いです。都会から移住して来ることをよく思わない人も中にはいる可能性がありますし、近所の方と関係が上手くいかないこともあります。関係が上手くいかなくなり、暮らしにくくなることのないように、田舎の地域に適した人付き合いの仕方を習得しておくことをおすすめします。

注目の山梨県の移住支援情報

移住支援金制度

東京23区に在住していた、または23区内に出勤していた方を対象として、最大100万円を支援するという制度です。都心で働くことに疲れた方が、転職先として山梨県を選ぶ際におすすめの制度です。一定の条件がありますが、受け取ることができると、かなりゆとりを持って生活することができるようになります。

対象者

「移住する直前の10年間のうち5年以上、東京23区内に住んでいた」又は「東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(それぞれの都県の条件不利地域を除く)に住んでいて、5年以上23区に通勤していた」人が、令和元年4月1日以降に本県に移住し、県が新たに構築する就職マッチングサイトに掲載した中小企業の求人に応募し、就職した場合。
移住支援金を受領した後も、5年以上の定住、1年以上の就業の要件があります。

補助金額

世帯の場合100万円、単身の場合60万円

必要書類

移住先の市町村が定める実施要領等に基づき、必要な書類を移住先の市町村に提出。

保育士就職準備金貸付事業

保育士の資格を持っていて、現在は保育士として働いていない人が、山梨県の保育所等で働く場合に、準備金として最大20万円を借りられる制度です。保育士としてもう一度働き始める際に、準備金として、まとまったお金を用意することが難しい人には、ぜひ活用してほしい制度です。

対象者

(1)次の施設又は事業を離職した者又は当該施設又は事業に勤務(従事)経験のない者 
①保育所、幼保連携型認定こども園 
②家庭的保育事業 
③小規模保育事業 
④事業所内保育事業 
⑤幼稚園
(2)県内の保育所等に新たに勤務する者
(3)保育士として週20時間以上の勤務を要すること
※ただし、新卒で就職する場合は除く。

補助金額

20万円以内(1人当たり1回限り)

必要書類

就職準備金貸付申請書
身上書
連帯保証人に関する調書
実務経験証明書
就職(内定・決定)証明書
就職準備金貸付契約書
誓約書指定業務従事証明書
就職準備金振込口座届

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山梨県に移住して保育士として働くということ

山梨県への移住は様々な苦労もあります

山梨県に移住することで、今までの都会的な暮らしとは対照的な田舎の生活をすることになり、移動の不便さや飲食店の少なさなどで戸惑うこともあるかもしれません。ただ、マイカーをきちんと使いこなすことができ、ちょっとした自炊ができるようになれば、全く問題なく生活することができます。マイカーや自炊に慣れるのも時間の問題なので、早いうちからマイカーを使って移動したり、自炊をしたりすることに慣れておくと良いでしょう。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

山梨県に移住すれば、自然と触れ合いながら生活することができ、ちょっと都会の雰囲気を味わいたければ、車や電車を使って東京に気軽に出ることができます。また、山梨県に移住して生活している方が多数おり、一部には自分のブログで実体験を紹介してくれている人もいます。山梨県での生活が不安ということであれば、経験者の方の体験を知ることで、失敗せずに安心して生活を進められる可能性が高まるので、活用してみるのもおすすめです。人気の移住先である山梨県で、保育士として働いてみてはいかがでしょうか。

山梨県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

山梨県に移住した保育士さんのために「山梨県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

山梨県は家賃が安く、中心部の甲府市でも、ワンルームであれば4万円弱で住むことができます。また、3LDKの広い部屋でも、10万円ほどで住むことが可能です。1人暮らしであっても、家族で移住するのであっても、東京に比べて家賃を抑えることができるので、貯蓄に回すことができるようになります。また、貯蓄をするだけでなく、家賃の節約により浮いたお金で、少し贅沢をすることも可能です。外食や旅行にも行くことができます。家賃の高い都会では、味わえないメリットと言えるでしょう。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/