富山県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

富山県富山市は、住み続けたい街ランキングで第1位であることをご存知ですか。富山県は、魅力がある県であると同時に、保育士として働く際の貸付制度が充実しています。また、地震が多い日本の中で、地震の回数が少なく、安心して暮らすことができる県でもあります。海と山のどちらも近い富山県では、美しい自然でリフレッシュをしたり、新鮮で美味しい海鮮を楽しんだりすることもできます。今回は、富山県へ移住した時の、メリットやデメリットを紹介します。また、富山県で保育士として働く際に利用できる制度についても紹介するので、移住を検討する際には参考にしてください。

富山県ってどんなところ?

富山県の基本データ

富山県は日本の本州にあり、中部地方の北側に位置しています。面積は、4,247.61平方キロメートルで、日本の都道府県では15番目に小さい県です。富山県の人口は、約105万人。10市4町1村からなる15市町村で構成されています。富山県は、美しく豊かな自然環境に恵まれており、自然度比率は本州で1番高いと言われています。そのため、1年を通して、多種多様な動植物を見ることができます。自然豊かな環境が、綺麗で美味しい水を提供してくれることも、富山県の魅力です。富山県では、世界遺産の五箇山で歴史を感じたり、富山湾で漁れた新鮮な魚を楽しんだりすることができます。

富山県の気候

北アルプス立山連峰の山岳地帯に囲まれた富山県の年平均気温は、14.4度。東京の年平均気温が15.4度なので、あまり差がなく過ごしやすいです。7月や8月の暑い季節の平均気温は、24〜26度です。真夏の最高気温は30度ほどなので、暑さが苦手な方でも安心して過ごすことができます。最も冷え込む1〜2月の平均気温は、2.7〜3度ほどで、大きく0度を下回ることはありません。富山県の平均年間降水量は2300ミリで、梅雨がある7月や台風が多い9月、そして、雪が多い12~1月に多くなっています。

富山県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

保育士が富山県に移住して働くメリット

安心して保育士の仕事を探すことができる

移住をして、保育士として働く場合に、求人の数や給料面で心配になることはありませんか。富山県で保育士として働く場合には、求人数や給料面を心配する必要はありません。富山県は待機児童が0で、保育環境が整っている上に、有効求人倍率が2.6倍あります。つまり、仕事を探している人よりも、求人の数の方が多く、就職や転職に便利な環境であるということです。さらに、富山県の保育士の年収は327.9万円で、全国平均の323.3万円とほぼ同水準です。元の給料が高い場合を除き、富山県で保育士として働くことで、給料が著しく低くなる心配はありません。

地震の心配が少ない

移住先を選ぶ際に、災害の多い地域は避けたいのではないでしょうか。特に地震は、地震自体の被害も恐ろしいですが、2次災害として津波や火災、ライフラインの遮断が起こる可能性があります。移住をするなら、地震の心配が少ない地域を選びたいですね。富山県は、過去30年の地震回数が全国最小です。過去30年間で、震度4以上の地震が5回しか起こっていないという記録があります。また、今後30年以内に震度6以上の地震が起きる確率も11.1%と予想されており、東京都の45.8%という数字と比較をしても、低いことがわかります。他の都道府県よりも、地震の心配が減るのは、富山県に移住するメリットの1つです。

新鮮な海鮮を堪能できる

富山県には、天然のいけすと呼ばれる富山湾があります。富山湾は、新鮮な海鮮の宝庫として知られています。富山湾の地形の影響で、四季を通して新鮮で多彩な魚介類が楽しめます。例えば、冬には鮮度抜群のブリを食べることができます。富山湾で漁れるブリは、身がキリッと引き締まっているのに、しっかりと脂がのっているので、とろけるような美味しさです。春にはまるまると肥えたホタルイカ、春から秋にかけては「富山湾の宝石」といわれる甘いシロエビを堪能できます。海鮮好きの方は、想像しただけで富山に移住したくなるのではないでしょうか。

富山県の保育士移住コーディネーターに相談してみる

保育士が富山県に移住するデメリット

快晴の日が少ない

富山県に移住をすると、曇りの日が多いことに驚くかもしれません。富山県は、日本の都道府県の年間快晴日数ランキングで39位にランクインし、年間の快晴日数は16日ほどしかありません。特に冬は曇りの日が多く、雨や雪が降るので、気分がどんよりしてしまうことも。また、冬は乾燥するイメージですが、雨が降る富山県は、湿気があるため洗濯物を干しても乾きにくいのが現状です。カラっとした快晴が好きな方は、富山県の快晴の少なさをデメリットに感じてしまう可能性があります。

お店や娯楽施設が少ない

富山県は、他の都道府県と比較をすると、買い物のためのお店や遊ぶための施設が多くありません。そのため、買い物や娯楽施設の利用をすることが好きな方は、少し寂しく感じてしまいます。富山県内には水族館や動物園、遊園地もありますが、子ども向けの施設が多く、ディズニーランドやUSJのような大規模な娯楽施設はありません。お洒落なアパレルショップも多くなく、買い物に物足りなさを感じることもあるでしょう。お店や娯楽施設の選択肢の少なさが、富山県へ移住するデメリットの1つです。

富山県への移住がおすすめな理由

子育て支援が充実している

移住先で、子育てのサポートを受けることができたら心強いのではないでしょうか。富山県では、子育て支援が充実しているので、子どもと一緒に移住をする際は支援の情報をしっかり確認するのがおすすめです。子育て支援の1つとして、保育サービスが利用できる「とやまっ子・子育て応援券」の配布があります。応援券を使うことで、子どもの一時預かりや病児・病後児保育、母乳相談のサービスを受けることができます。応援券の他にも、子育て支援の協賛店の割引や特典を受けられるサービスもあり、地域で子どもを育てる環境が整っています。

自然の力でリフレッシュできる

富山県の魅力の1つが、自然が豊かなところです。富山県は、北アルプスの山々に囲まれている上、海が近く、自然に囲まれた県です。美しい自然からは、美味しい水が作られ、富山県内だけで名水スポットが8つもあります。さらに、豊かな自然環境は、アウトドアにぴったりです。海も山も近い富山県なら、山登りやキャンプ、釣りの全てを楽しむことができます。冬にはスキーやスノーボードもできるので、アウトドアを思う存分満喫できますね。アウトドアに参加しなくても、綺麗な自然を目で楽しんだり、美味しい水を飲んでリフレッシュしたりするのも、富山県の自然を楽しむ方法です。

富山県で保育士をはじめたい方大募集!富山県の移住情報、保育士求人情報はこちらからご相談ください!

富山県へ移住して働く注意点

雪が多い

富山県に移住をして、雪の多さに驚く方もいます。富山県は、冬に雪がたくさん降ります。都道府県の中でも年間降雪量は4位で、青森県、北海道、山形県の次に降雪量が多い県となっています。富山県の年間降雪量は、383センチメートルを記録しています。雪が降らない地域から移住をすると、雪の多さに驚いてしまうかもしれません。雪が降るため、雪かきの必要があったり、出勤の時に雪の心配をする必要があったりします。富山県に移住をする際は、雪が多いことをあらかじめ把握しておくことが大切です。

車移動が基本になる

富山県に移住をして、保育士として働く際には、車と運転免許を準備しておく必要があります。バスや電車はありますが、本数が多くなく、不便を感じることがあるので、生活に車を欠かすことはできません。また、冬は雪が多い中、運転をする必要があるので、車の運転に慣れておくと安心です。冬道の運転が不安な場合は、職場の近くに住んだり、駅から近い職場を選んだりと、事前に対策をしておきましょう。冬の不安定な雪道での運転を極力避けることができますよ。富山県に移住する際、免許を持っていない方、車の運転に慣れていない方は注意が必要です。

注目の富山県の移住支援情報

潜在保育士就職準備金貸与

富山県には、保育士免許を保有しながら、保育士として働いていない潜在保育士に対して、準備金の貸付制度があります。富山県内に住民票があり、保育士登録後1年以上経過している潜在保育士が対象です。県内の保育所や幼稚園に、週に20時間以上勤務する必要がありますが、条件が合えば20万円以内の貸付を受けることができます。富山県で保育士として就職をする際は、確認しておきましょう。

対象者

・富山県内に住民登録があり、保育士登録後1年以上経過し、1年以上保育士として勤務していない又は保育士として勤務した経験がなく、県内の保育所等に新たに週20時間以上勤務する方

補助金額

20万円以内、1回限り

必要書類

①就職準備金借用申請書
②誓約書
③就職準備金利用計画書
④職務経歴書
⑤就職(内定・決定)証明書

未就学児の保育料一部貸与

未就学児を持つ保育士が、富山県の保育所で新たに勤務する場合に、保育料の半額を借りることができる制度があります。上限は1年間で、2万7千円以内で保育料の半額を借りることができます。富山県に移住をして、新たに生活をスタートする際にはお金がかかるので、保育料を借りられるのは心強いですね。

対象者

富山県内に住民登録があり、未就学児をもつ保育士であって、県内の保育所等に新たに週20時間以上勤務する方

補助金額

保育料の半額(月額2万7千円以内)、上限1年間

必要書類

①保育料借用申請書
②誓約書
③就職(内定・決定)証明書

富山県へ移住して保育園での勤務をお考えの方はこちらから保育士移住コーディネーターにご相談ください

富山県への移住保育士向けのおすすめ求人

【富山県高岡市】社会福祉法人 若葉福祉会 若葉保育園の求人

【富山県富山市】社会福祉法人 東山福祉会 東山保育園の求人

【富山県富山市】社会福祉法人 常盤台保育園 子育て支援センター「ぶーふーうー」の求人

富山県の保育士情報は「富山県保育士・保育所支援センター」で!

富山県で保育士として働くなら、「富山県保育士・保育所支援センター」を確認しておくのがおすすめです。保育士の悩み相談を受けてくれたり、就職の斡旋をしてくれたりと、保育士に向けた手厚いサポートが提供されています。保育職場説明会では、富山県内の求人情報や保育園での業務内容を知ることができます。また、「復帰したいけれどブランクがあって不安」「資格は持っているが、実務経験がない」という方に向けて、再就職支援研修会も実施しています。富山県で保育士として働く場合は、ホームページをチェックしてみてくださいね。

富山県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

富山県に移住して保育士として働くということ

富山県への移住は様々な苦労もあります

他の都道府県から、富山県に移住をする際は、環境の違いで苦労することもあります。特に、富山県で過ごす初めての冬は、雪の多さや、車の運転に悩むこともあるかもしれません。富山県に移住する際に、不安なことがある場合は「くらしたい国、富山」という移住者向けのウェブサイトで情報収集ができますよ。「くらしたい国、富山」の中には、移住者の体験談や、受け入れる側の住民の声がまとめられています。また、富山で働く場合や、移住の際に確認しておきたい支援制度も紹介されています。移住の際は参考にしてみるのもおすすめです。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

富山県は、地震の回数が少ない上に、犯罪や交通事故の回数も少ないので、安心して生活することができます。移住者が多く、「全国住み続けたいランキング」で1位に輝く富山市もあり、魅力的な移住先です。富山県には、美しい自然と、新鮮で美味しい海鮮があります。仕事で疲れた時は、少し車を走らせるだけで、美しい自然がリフレッシュさせてくれます。新鮮な魚介類で栄養をつけるのも良いですね。また、富山県は保育士への貸付制度や子育て支援が充実しているので、保育士の移住先として良い条件が整っています。保育士の求人が多く、住む環境としても魅力的な富山県で保育士として働いてみてはいかがでしょうか。

富山県に移住して働きたい保育士さんのご相談に乗ります(無料)

富山県に移住した保育士さんのために「富山県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

富山県に移住をお考えの保育士さんのための富山県保育士移住相談窓口はこちら

よくある質問

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/