山形県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

山形県へ移住して保育士として働く場合、無利子でお金を借りることができる貸付制度が利用できますよ。山形県は、温泉や歴史的な建造物が多い、自然に恵まれた魅力のある県です。山形県の主な産業は、農業や畜産です。近年は、バイオ関連の電子部品を出荷する工場もあります。しかし、人口減少や過疎化の為、働き手が減っています。保育士の数も不足しているので、求人は多数あります。今回は、山形県の魅力と、保育士として移住した場合、活用できる制度についてお知らせします。

山形県ってどんなところ?

山形県の基本データ

山形県の人口は、令和2年2月現在で、1,073,458人です。面積は、9,323平方キロメートルです。山形県全土の7割近くが、豊かな森林です。山岳部は、日本有数の豪雪地帯で、冬にはスキーやスノーボードが楽しめます。東京都から山形県までの移動時間は、飛行機で約1時間、新幹線なら約2時間30分程です。山形県は、米沢牛やサクランボに代表される、美味しい食べ物の宝庫として知られています。観光の見所も多く、クラゲの展示で世界的に有名な賀茂水族館や、松尾芭蕉も訪れた宝珠山立石寺がおすすめのスポットです。

山形県の気候

山形県の年間平均気温は11.7度です。夏は過ごしやすいですが、冬はマイナス6度まで気温が下がることもあり、とても厳しい気候と言えます。県の中央にある奥羽山脈より日本海側の庄内平野は、湿度が高く雨の多い地域で、冬には季節風が吹きます。奥羽山脈より内陸側にある最上地方は、夏には雨、冬には雪がよく降ります。山形市がある村上平野は、温暖で雪も雨も少ない気候です。しかし、山沿いは豪雪地帯です。米沢市を中心とする置賜地方は、穏やかな気候ですが、山沿いは雪が多く降ります。山形県で美味しい果物や米が栽培できるのは、厳しい気候条件のおかげと言えます。

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保育士が山形県に移住して働くメリット

保育士の求人が多数ある

山形県では、人口減少の為、年々児童数が減っています。しかし、子育てしながら仕事への復帰を希望する人は増えています。したがって、保育所に入所を希望する家庭の子供は増えています。令和2年7月時点で、山形県における保育士の有効求人倍率は2.04倍です。保育士の数が不足しているのは明らかです。求人が多く、就職しやすい環境と言えます。また、山形県は、保育士の免許を持っているけれど、今は働いていない人の職場復帰を支援しています。山形県では、就職にかかる費用の負担を軽くする為、お金を貸し付ける制度があります。さらに、研修をしたり、悩みの相談を受け付けたりして、保育士をサポートしています。

山形県は家賃が安い

山形県の地価は全国で4番目の安さです。ワンルームマンションなら、家賃5万円以下で借りることができますよ。さらに、山形県に移住した人の場合、月に最大1万円の家賃補助が、2年間に渡って貰える制度があります。また、市町村が運営する「空き家バンク」を利用すれば、空き家になった一戸建て住宅を格安で借りる事も可能です。さらに、一戸建て住宅を購入する場合、リフォームした耐震性のある中古の家や、山形県の木材を使用した新築の家には、補助金が出る制度があります。山形県では、移住者のライフスタイルに合わせた住居選びができる、様々な制度が整っています。

山形県は観光スポットが豊富にある

山形県の観光地でおすすめの場所は、姫の湯とよばれる美白効果抜群の蔵王温泉です。冬季はスキーも楽しめますよ。また、開運のご利益がある上杉神社は、戦国の乱世に活躍した上杉謙信を祀る由緒ある神社です。日本酒好きなら東光の酒蔵、酒造資料館をおすすめします。普段あまり市場に出回らない高級酒を格安で試飲することができます。山形県は、ラーメン消費量が日本一です。観光スポットに立ち寄った際には、山形ラーメンの食べ歩きも楽しいですよ。山形県には、観光地や食べ歩きのスポットが沢山あるので、休日に楽しむことができますね。

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保育士が山形県に移住するデメリット

山形県は、冬の積雪に注意が必要

山形県は、全国でも指折りのたくさん雪が降る地域です。雪のある生活は、慣れていない人にとっては、苦労が多くデメリットと言えます。冬は、山形県が発信している雪の情報を常にチェックしましょう。道路のライブ映像を見て、積雪に備えることも大事です。雪が積もった朝は、いつもより1時間早く起きましょう。スコップやスノーラッセルを使って、家のまわりに積もった雪を取り除くことが必要です。雪の日は道路が渋滞するので、早めに自宅を出発してください。雪道で自動車の運転をする場合は、急ブレーキを控えて、車間距離を十分あけてください。焦らず余裕を持って行動することが大切です。

山形県は、冬の暖房代が高くなる

山形県の冬はとても寒いので、暖房をつける時間が長くなります。暖房代が予想以上に高くて驚くかもしれません。少しの工夫で、暖房代がお得になることもあります。エアコンの温度を1度下げるだけで、暖房代が節約できます。また、窓に断熱材を貼ると、室内を暖かく保つことができます。しかし、寒いお風呂場で体調を崩す人もいるので、必要なところはしっかり暖房をつけましょう。天気予報をよく見て、寒波の前は暖房器具の点検が必要です。他にも、水道管の凍結を防ぐ為、水道管の水抜きも大切です。

山形県への移住がおすすめな理由

山形県は、移住者受け入れの制度が整っている

山形県は、移住の前に「お試し体験住宅」や「移住体験ツアー」を行っています。移住に不安がある人には、前もって移住を体験できるおすすめの制度です。移住を決心した人は、「ふるさと山形移住定住推進センター」に相談しましょう。仕事を探す時や、住むところを選ぶ時に相談に乗ってくれる、とても頼りになる機関です。困った時にサポートしてくれる機関は、早く山形県の生活に慣れる為に心強い存在ですね。山形県は、これまで沢山の移住者を受け入れてきた実績があります。移住者を支援する制度が整っているので、移住しやすい県と言えますよ。

山形県は、歴史的建造物が豊富

山形県には、古くて由緒のある歴史的な建物が多く残っています。文翔館は、大正時代に山形県庁舎と、県会議事堂として建てられました。映画のロケにも使われた、レトロな洋風の建物です。文翔館の敷地には、美しい日本庭園と噴水が造られています。また、ミシュラングリーンガイドジャポンで三つ星に選ばれた「出羽三山」は、国宝の「五重塔」が建つパワースポットです。山形県に移住すれば、歴史に特別興味がなくても、悠久の過去にタイムスリップした気分を味わえるスポットに気軽に行くことができますよ。

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山形県へ移住して働く注意点

山形県では自動車が必要

山形県は、高速道路や県道の整備は進んでいますが、バスや電車の路線があまり発達していません。そのため、仕事やレジャーには自動車が欠かせません。自動車の無い人やお年寄りの中には、食糧や日用品の買い物にさえ困っている人もいます。また、自動車があっても、積雪のある冬の運転は十分な注意が必要です。雪が積もった道路は、雪が踏み固められて滑りやすく、大変危険な状況になります。自動車には、スタッドレスタイヤを必ず装着する必要があります。これから自動車を購入する人は、雪道に強い、四輪駆動の車をおすすめします。

山形県は、買い物が不便

山形県は、人口が減少していて過疎化が進んでいます。地元にある小売店の働き手がいなくなり、廃業するお店が沢山あります。その為、ほとんどの人が自動車に乗って、広い駐車場を備えた大型ショッピングセンターで買い物をします。バスや電車の本数が少ない山形県で買い物をする為には、自動車と免許が不可欠です。自動車の無い人は、住まいを選ぶ時に近くに買い物ができる場所があることが大切なポイントとなります。例えば、お店がたくさんある山形市は、自動車がなくても生活しやすい町といえます。

注目の山形県の移住支援情報

JOBやまがた移住支援金

東京都から山形県に移住して働きたい人が、最大100万円の移住支援金を貰えるお得な制度です。保育士以外の人も利用できます。山形県に移住したいけれど、引越し代や生活費が無い人には是非利用していただきたい制度です。山形県が指定する会社に就職して週に20時間以上働くといった、一定の条件を満たせば利用できます。詳しいことは「ふるさと山形移住定住推進センター」にご相談ください。

対象者

①住民表を移す直前の10年間のうち、通算5年以上東京23区内に住んでいるか東京圏(条件不利地域を除く)に住んでいて東京23区内に通勤していた人(ただし雇用者として東京23区内に通勤している人の場合は雇用保険の被保険者として東京23区内に通勤している人に限ります)
②住民票を移す直前に連続して1年以上東京23区に住んでいたか東京圏(条件不利地域を除く)に住んでいて東京23区内に通勤していた人(通勤している期間は住民票を移す3か月前までを当該1年の始めの日とする事ができます)
①と②のうちいずれかの条件を満たす人で、平成4年以後に転入して支援金の申請が転入後3か月以上1年以内のうちに行われ、尚且つ申請後5年以上継続して移住した市町村に住む意志がある人に移住支援金は支給されます。

補助金額

世帯移住の場合は100万円。単身移住の場合は60万円。

必要書類

①申請した人の顔写真が付いた身分証明書
②住民票謄本の写し
③東京圏から、東京23区に通勤していた法人経営者または個人事業主が提出する書類は「開業届済み証明書等個人事業等の納税証明書」。移住支援金の対象となる求人に就職した人だけが提出する書類は「申請者の就業証明書」。山形県が実施している起業支援金の交付決定を受けた人が提出する書類は「起業支援金の交付決定通知書の写し」。

潜在保育士就職準備金貸付

山形県に移住して保育士として働きたい人におすすめしたい制度が、潜在保育士就職準備金貸付制度です。保育士免許を持っていて、現在保育所で働いていない人が就職する為に、必要なお金を貸し付けてくれる制度です。移住をして保育士として働きたいけれど、金銭的な不安があって踏み切れない人には心強い制度ですね。保育士として決められた条件で働き続けると、借りたお金の返還が免除されます。

対象者

①保育士免許を持っている人で、これまで保育所の勤務をした事がない人か、または以下の保育所を退職した人。保育所または幼保連携型認定こども園、または幼稚園か家庭的保育所 。
②令和2年4月以降に、山形県内の保育所に新たに勤務する人(保育士として週20時間以上) 。
①②の条件を満たす人に、給付の資格があります。

補助金額

4万円(ただし一人あたり1回限り)。 無利子です。

必要書類

就職後3か月以内に次の書類を提出してください。
①潜在保育士就職準備金借入申請書
②保育士証の写し
③雇用(内定)に関する証明書
④借入金の用途が確認できる書類(見積書または領収書)
⑤住民票謄本(発行後3か月以内、記載事項省略なし、個人番号不要)
⑥連帯保証人の収入を証明する書類(所得証明書等)
⑦貸付金振込先口座の通帳の写し

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山形県への移住保育士向けのおすすめ求人

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山形県の保育士情報は通称「山形県福祉人材センター」で

山形県で、保育士の仕事に関して困った事がある時は「山形県福祉人材センター」に相談してみましょう。保育のイベントや研修のほか、就職の情報を発信している施設です。保育士を辞めてからブランクがあり再就職に不安のある人や、保育士の就職先を探している人には心強い施設です。保育士として働き始めてから、例えば「人間関係が上手くいかない」、「同僚には打ち明けられない仕事上のトラブルがある」といった悩みの相談も受け付けています。必要ならば専門家の紹介も行います。

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山形県に移住して保育士として働くということ

山形県への移住は様々な苦労もあります

山形県は冬の寒さがたいへん厳しく、かなりの積雪があります。また、耳慣れないアクセントの方言に慣れるまで、少し時間がかかります。しかし、山形県の自然や人と触れ合うことで、心の癒しを得られる筈です。山形県は人口減少と過疎化いう問題があり、毎年約1万人の人口が減っています。山形県は魅力ある町づくりのために、移住した保育士の力を必要としています。山形県で働いている地元の保育士にとっても、移住した保育士と働く事は良い刺激になります。山形県に移住して、保育士として働くことは、人口を増やし、地域を活性化させる事につながります。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

山形県へ移住して、保育士として働く事は大きなチャレンジです。しかし、自然に恵まれた歴史ある山形県で、保育士として仕事をすることで、都会では味わえない貴重な体験ができます。一年を通じて食べ物は美味しいです。魅力的な温泉や、歴史的建造物がたくさんあります。冬はスキーやスノーボードといった、雪国でしか体験できないアクティビティーを楽しむことができます。山形県では、保育士の仕事をしながら、プライベートと仕事を両立して、新鮮な気持ちで充実した移住生活を送る事が可能です。

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山形県に移住した保育士さんのために「山形県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

山形県に移住をお考えの保育士さんのための山形県保育士移住相談窓口はこちら

よくある質問

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

保育士くらぶ

ABOUTこの記事をかいた人

保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/