石川県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

石川県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

北陸最大の都市と呼ばれる石川県は、現地の人が住みやすいのはもちろん、移住希望者に対しての支援が充実していることをご存知ですか?新たに石川県へ移住し、保育士として働きたい人向けの専用サポートも充実しています。首都圏からのアクセスがよく、日本の古き良き風情と現代的な雰囲気を併せ持つ石川県は、近年注目を集めています。今回は、そんな石川県へ移住するメリットやデメリットを含め、保育士の移住に優しい各種支援についてご紹介します。

石川県ってどんなところ?

石川県の基本データ

石川県は北陸地方の中部に位置し、4,185,05平方メートルの面積を誇る県です。有名な金沢市を含め計19市町からなり、人口は約1140.000人。盛んな農業は約半数を米農家が占めており、「コシヒカリ」や「ゆめみつぼ」が有名です。日本海側に広がる長い海岸線を持ち、対馬海流の恵みを受けた漁場では、主にスルメイカやブリ、冬に大人気のズワイガニを捕ることが出来ます。更に、輪島塗や加賀友禅を含む36品目もの伝統的工芸品が存在し、今も歴史的な雰囲気に触れることができる県です。

石川県の気候

石川県の平均気温は15度前後であり、東京の平均気温16.5度と比較すると少し涼しい気候になります。ただし、例年11月中旬〜12月頃には初雪が報告され、積雪が観測される地域がほとんどです。年間降水量が全国4位と多く、全国の降水量平均約1,757mmと比べると、約2,600mmと雨の多さが伺えます。そんな石川県では「弁当を忘れても傘忘れるな」という言葉があるくらいで、県民も雨が多い天候を受け入れ生活しています。しかし、初夏は年間の中でも雨が少なく、過ごしやすい季節になるでしょう。

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保育士が石川県に移住して働くメリット

都心と比べ家賃が安い

希望先への移住を叶えても、暮らしていく為の固定費が高いと生活していけるか不安になりますよね。毎月生活費の多くを占めるのは家賃になりますが、石川県は安くて素敵な物件に住める点がメリットです。東京23区で賃貸物件を探すと、ワンルームや1Kの間取りでも10万円前後するのに比べ、石川県では都市部である金沢市でもワンルーム平均が約6万円です。1Kでは4万円でも十分な物件が見つかり、月々の支出を抑えることが出来ます。もちろん、バストイレ別の物件が多く、女性には嬉しいポイントでしょう。

求人が豊富で就職に困らない

石川県は平成27年に北陸新幹線が開通し、各地とのアクセスが飛躍的に良くなりました。その結果、人の出入りが活発になり、求人数が豊富になっています。2020年度の統計で、石川県の有効求人倍率は1.70倍と全国7位であり、転職市場の好調さがわかります。加えて、石川県は保育所の普及率が高いため、保育士の求人も豊富になっています。石川県が主導となって保育士の就職支援を行っているのも特徴的です。保育求人ガイドでも多くの求人を掲載しており、自分に合った職場を比較検討することができます。移住先で仕事が見つからないという不安がないと、家族での移住も安心ですね。

待機児童0で子育てがしやすい

将来移住先での結婚や出産、さらにはその後の職場復帰を考えることがあるかと思います。そんな時、保育所に子供を預けることができるのかが重要になりますよね。石川県では保育所普及率が全国7位と上位を誇り、待機児童はなんと0。保育の質が高水準との定評もあり、安心して仕事と子育てを両立できる環境が整っています。また、「学都石川」を掲げているだけあって、教育レベルが高いことも魅力の一つです。県内の大学数は14件あり、人口10万人あたりで換算するとランキングは全国2位。公立高校でも専門科目を設置しており、将来の教育に対しての不安が解消されます。

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保育士が石川県に移住するデメリット

雨に加え雷が多い

石川県のデメリットの1つには、悪天候の日が多いことが挙げられます。年間降水量が多いのに加え、雷の発生確率も高いことで有名です。原因は、対馬暖流と季節風の影響によるもので、12月と1月に最も雷が多くなります。石川県での年間雷発生日数は42.4日に上り、全国1位となっています。天候にはあまりこだわらないという人には問題ありませんが、雷が怖いという人には辛いでしょう。また、あられが降ることもあり、石川県へ移住して初めてあられに遭遇し、驚いた人もいる程です。

都市部以外の交通に不便を感じる

石川県に旅行へ行く際には、電車やバスなどを利用すれば観光に困ることはありません。しかし、観光と実際に住むのは別の話になり、普段生活していく便利さを考えれば、車が必要になるでしょう。なぜなら、石川県の電車やバスは首都圏ほど発達しておらず、1日の運行数が少なく、頻繁に利用できる環境ではないからです。結果、近所にスーパーや日用品店があり、駅やバス停がすぐ近くという場合を除いて、交通の不便さを感じることになります。都市部を離れると、公共交通機関はバスがメインになります。北陸鉄道バスで利用できるICカード「ICA」は、特定のバスでしか使えないのもデメリットの1つと言えます。

石川県への移住がおすすめな理由

主要都市へのアクセスが抜群

石川県は、日本のあらゆる都市へのアクセスが良いです。東京は北陸新幹線で約2時間、名古屋は鉄道の陸路で2時間半、大阪へは約2時間半で行くことができます。また、石川県には「小松空港」という国際線もある空港があります。羽田をはじめ、陸路ではなかなか行けない札幌や那覇、福岡へも行くことができます。さらに、国際線を利用すれば、韓国のソウルや中国の上海、最近人気の台北にも直通で行くことが可能です。帰省の際のアクセスはもちろん、各地の旅行へも出掛けやすく便利です。

温泉で心身ともにリラックスできる

北陸3県は、「日本幸福度ランキング」で常に上位をキープしている魅力ある地域です。石川県には、有名な「兼六園」や小京都と呼ばれる「ひがし茶屋街」を含め、観光地がたくさんあり、温泉も多く存在します。中でも、古い歴史を持つ加賀温泉に、七尾湾の壮大な景色を楽しめる和倉温泉が有名。それぞれに土地独自の魅力があります。普段は仕事に打ち込み、休日は自分へのご褒美として気軽に温泉をプレゼントすることも出来ます。また、温泉宿では美味しい海の幸を堪能でき、仕事への活力も湧いてくるでしょう。

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石川県へ移住して働く注意点

車がないと通勤しにくい

石川県内は電車やバスがあまり普及しておらず、通勤には車が必要になる場合が多いです。実際に求人を見ても、多くに「車通勤可能」や「無料駐車完備」という項目が記載されているほどです。保育所は住宅地へ近い場所にあることが多い為、必然的に駅から離れてしまいます。2017年度の調査では、石川県の人口100人あたりの自動車保有率は62台で全国12位となっており、生活する上での車の必要性が理解できます。休日に出かける際にも、車がないと不便に感じる可能性があります。

雪対策が必要

初夏には過ごしやすい気候が続く石川県ですが、冬になると積雪があり、雪対策は必須になります。例年11月〜12月には初雪が観測され、地域によっては60cm以上も積もることがあります。その為、雪対策グッズの用意をしておかなければなりません。代表的なものは、スコップとスノーラッセルになりますが、大雪が降るとホームセンターでも品切れになってしまうことがあります。故に、早めの準備が必要になります。実際の雪かきは大変なので、デメリットの1つと言えるでしょう。

注目の石川県の移住支援情報

移住定住促進補助金(七尾市)

七尾市とは、石川県北部に位置し、人口約55,000人の自然豊かな街です。都市も田舎も混在し、「若者世代が住みたい田舎ランキング」第3位に輝いています。人気の高い七尾市が、移住希望者を支援するべく用意した移住定住促進補助金は、石川県外からの移住者を対象に、賃貸住宅費用の一部を支給しています。田舎を満喫しながら、買い物の苦労は回避したいという人におすすめの地域です。

対象者

下記すべてを満たす人
①転勤や就学などの一時的な居住ではなく、七尾市に定住する意思があること(転勤の可能性がある職場に勤めている人は対象外)
②転入前10年以上継続して石川県内に住んでいないこと
③本人が契約者となり、経費を負担していること(無職又は扶養に入っている場合は対象外)
④市税などを滞納していないこと
⑤生活保護を受けていないこと
⑥国家公務員法第2条または地方公務員法第3条に規定する職の身分でないこと(世帯員含む)

補助金額

月額家賃の50%(単身者5.000円、夫婦10.000円が上限)
【加算】転入した年度の4月2日時点で15歳未満の子どもを養育する世帯(1人につき、月額5.000円)
上記を転入より3年間

必要書類

1,七尾市移住定住促進補助金事前申込書
2,住民票謄本(世帯全員のもので続柄の記載があるもの)
3,七尾市への転入前過去10年間の住所の異動がわかる書類(例:戸籍の附票など)

いしかわ移住支援事業

県内の人手不足解消を目的とした移住支援制度です。東京23区で5年以上在住していたか通勤していた人、石川県内への移住と対象法人への就職を満たした人を対象に、60〜100万円の支援金が支給されます。石川県に住んでみたいけど、引越し費用が苦しいという人におすすめの制度です。

対象者

移住に関する要件【全てに該当する人】
①住民票を移す直前の 10 年間のうち、通算 5 年以上、東京 23 区内 に在住又は通勤されていた方
②住民票を移す直前に連続して 1 年以上、東京 23 区内に在住又は 通勤されていた方

就業に関する要件【全てに該当する人】
①対象法人に就業する前に、いしかわ就職・定住総合サポート センター(ILAC)による就業相談や移住相談などのマッチング 支援を受けた方
② 石川県(ILAC)のマッチングサイト「イシカワノオト」 [https://ishikawa-note.jp/]に、移住支援金の対象として 掲載している求人に新規就業した方

補助金額

単身の場合、600.000円
世帯の場合、1.000.000円

必要書類

必要書類に関しては、石川県商工労働部労働企画課 社会人UIターン促進グループ(076−225−1532)までお問い合わせください

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石川県への移住保育士向けのおすすめ求人

【石川県金沢市】社会福祉法人 西念保育園 さいねんこども園の求人

【石川県加賀市】社会福祉法人 清心福祉会 清心こども園の求人

【石川県小松市】株式会社 ニチイ学館 イオンゆめみらい保育園新小松の求人

【石川県小松市】学校法人 石川カトリック学園 聖テレジア幼稚園の求人

石川県の保育士情報は「石川県福祉の仕事マッチングサポートセンター(通称福サポ)」で!

「石川県福祉の仕事マッチングサポートセンター」(通称福サポ)は、県内での保育士人材の確保を目的とした、石川県の公的な機関になります。石川県HPでも「保育士として働きませんか」と呼びかけ、就職に関する様々な支援を行っています。就職支援だけではなく、資格取得の相談や情報発信もしており、全てのサービスを無料で受けられるところがポイントです。登録は直接窓口でも出来ますが、移住前の場合は電話と郵送手続きも可能です。求人に関する質問や悩みがあれば、専門のスタッフが常駐しているので、安心して利用することが出来ます。

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石川県に移住して保育士として働くということ

石川県への移住は様々な苦労もあります

魅力がたくさんある石川県ですが、移住すると人によっては苦労することもあります。苦労することの代表的なものは、交通の便の悪さと冬の雪対策の大変さです。車社会で生まれ育った人であればあまり感じることはありませんが、電車を主な交通集手段として育った人には苦労に感じることがあるでしょう。また、冬の積雪時の雪対策も想像より大変ですし、車を保有するのであれば雪の季節はスタットレスタイヤが必須になります。移住の際には生活に慣れるまでの苦労があることも理解しておきましょう。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

石川県に移住することで、他の地域では味わうことの出来ない、かけがえのない体験をすることができます。他の地域ではできない体験として、都会や観光地の賑やかな一面と、のどかな田舎の一面を一つの土地で味わえることが挙げられます。石川県では、金沢市のような都会だけでなく、能登半島や七尾湾近郊などの豊かな自然も感じることができます。新鮮で美味しい食事や歴史ある伝統的工芸品に触れながら、豊かな生活を送ることができるでしょう。歴史や文化に触れることで、自身の関心や視野が広がり、自己の成長も感じることが出来ますよ。そんな魅力溢れる石川県へ移住して、保育士として活躍してみてはいかがでしょうか。

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石川県に移住した保育士さんのために「石川県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/