栃木県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

栃木県に保育士が移住して働くには?【補助金・支援金情報も】

目次

栃木県に移住して保育士として働く際、様々な補助金制度があることをご存知でしょうか。貸付制度では、条件によって返済が免除される場合もあります。栃木県は都心から新幹線で1時間程度で、豊かな自然に出会える場所です。日光や那須塩原といった温泉地が沢山あり、関東の憩いの場と言っていいでしょう。都内で活躍したシェフが、引退して住む場所に選ぶことも多く、隠れたグルメが見つかる場所でもあります。何より、都内から近いのに、自然に育まれ、のんびりとした住宅環境が整っています。今回は、保育士の求人が多い栃木県に移住した時に助かる制度や生活する上でのメリットについて紹介します。

栃木県ってどんなところ?

栃木県の基本データ

栃木県は北関東に位置し、隣県の福島県からは南東北になる場所です。県庁所在地は宇都宮市。面積は6408,28平方キロメートルで、関東では一番の面積を誇る、海が隣接していない内陸県です。栃木県は14市5郡11町が、県北と県央、県南に分かれています。そして、栃木県の人口は1942,313人(令和元年10月1日現在)で、全国18位の多さ。日光、那須塩原といった観光地は、温泉や紅葉で有名です。那須高原には小さな美術館や博物館があり、若い方も楽しめます。足利学校や乃木希典邸といった史跡も点在しています。

栃木県の気候

栃木県の平均気温は12度から14度。北部山地になると、7度から9度とかなり寒くなります。冬は放射冷却により、朝と昼の温度差があり、最高気温と最低気温の差が10度から14度と大きいです。男体おろし、那須おろしと呼ばれる北西からの強い季節風が吹き、平地では乾燥した冬晴れの日が多いです。夏は梅雨明け後、30度を超す真夏日が続きます。降水量は北部山地で多くなり、梅雨時より、台風や雷雨の影響をうける8月から9月の方が多いです。とはいえ、避暑地なので、都心よりは快適に過ごせるでしょう。夏は雷都と言われるくらいなので、雷雨がよく降り、局地的に大雨や雹害をもたらします。

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保育士が栃木県に移住して働くメリット

都心から近いリゾート地なので休日の楽しみが多い

栃木県は都心まで新幹線で1時間という近さで、豊かな自然を実感できる身近なリゾート地。栃木県民は週末に気楽に都心に行き、東京を楽しんでいます。自然豊かな県内と、最新の情報が楽しめる都内という違った環境で、リフレッシュが気軽にできます。休日の気分転換が大いにできそうですね。今週は都内で観劇やショッピング、有名店での食事を楽しんだから、来週は県内の温泉や高原の美術館でまったりと、という生活スタイルが可能です。上手にストレス解消できて、保育士の仕事にも活力が湧いてくるのではないでしょうか。

保育士の求人が多く、年収が高い

栃木県の待機児童は34人と少ないです(令和2年4月現在)。けれども、保育士の有効求人倍率は約2倍と高く推移。人口のわりに保育士が少ないので需要が高まっていて、就職しやすい環境といえるでしょう。栃木県の保育士の月給は平均15,7万円と、全国平均21,6万円を下回っています。しかし、年収は平均330万円と、全国平均310万円を上回っています。手当がしっかりしていることと、他県より賞与が高いためといえます。保育士が就職しやすく、年収が高い栃木県で仕事を探してみてはどうでしょうか。

家賃が安い

東京から新幹線で1時間の環境ですが、関東圏内では栃木県の平均家賃は安いです。ワンルームの家賃が、全国平均50,607円のところ、栃木県は41,734円となっています(全国賃貸管理ビジネス協会調べ・令和2年12月時点)。県庁所在地である宇都宮市のワンルームの家賃は5万円代ですが、他の地域ではだいたい4万円代くらいが相場。大抵の賃貸住宅には駐車場がついていて、家賃に組み込まれた値段です。栃木県はバスや電車といった交通機関の本数が少ないので、自動車があった方が便利です。自動車社会の環境で、駐車場の心配をしなくて良いのは助かります。都心に気軽に行ける距離で、安い家賃は嬉しいですね。

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保育士が栃木県に移住するデメリット

夏は雷雨が多い

栃木県は、日本有数の雷が多い県です。身近な現象なので雷は「らいさま」と言われ、栃木県には「雷都」という愛称もあるくらいです。雷の発生原因は地形にあります。県の北部が2,000メートル級の山岳部で、南東方向に山の斜面が開いているのに加え、夏の南寄りの風で上昇気流が起きるためです。宇都宮市の年間雷日数は24.8日で関東地方で一番多く、夏季に限ってみると全国で最も多くなります。雷雨にともなって大粒の雹がふることも。雷が鳴りだしたら、近くの建物に隠れましょう。雷鳴が完全に聞こえなくなるまで身を護るのが大切です。

虫や動物に注意が必要

日光・那須の山間部は害虫、動物の出現が特に多いので、苦手な方は注意がいります。なかでも、ブユに刺されることがあるので気を付けましょう。蚊よりも毒性が強いのでやっかいです。水辺の草地に入るときは素足は避けましょう。刺された場合は、激しいかゆみや腫れをひきおこし、時間がたてばたつほど症状が重篤になります。ブユに刺されたと思ったら、専用の市販薬を使うか、病院で医師の診察を受けましょう。また、自動車で走っていると狸や猿といった動物と遭遇します。特に、春先の冬眠から目覚めたばかりの動物は、動きが散漫なので、自動車事故に気を付けましょう。

栃木県への移住がおすすめな理由

グルメが気軽に楽しめる

栃木県はミルクや牛肉、野菜の産地でもあります。食材豊富な栃木県では、都内の有名店で活躍したシェフが、引退後にこぢんまりと仕事をしていることが多いです。隠れた名店を探すのも楽しいですね。栃木県は、餃子と苺が有名ですが、焼き肉やステーキも美味。牧場があるので、乳製品を使うスィーツやパンも美味しく楽しめます。それぞれのオーナーの個性豊かな店の作りも興味深いです。道の駅や農家の直売所で野菜が安く手に入るのもメリット。黒磯には素敵なカフェが沢山あります。ちょっと出かけると、観光客がお土産を買いに来るお店に行くことができてお得です。

観光地、観光施設が多い

栃木県の観光地には、東照宮で有名な日光や那須塩原といった温泉があります。全国的に知られている場所以外にも、地元で愛される観光施設も沢山。足利フラワーパークでは、漫画で有名になった樹齢130年の藤を見にで来る観光客が増えています。淡水魚の水族館、なかがわ水遊園は、親子連れで賑わう広い公園も併設。大谷石を切り出してできた地下迷路のような大谷石資料館は、映画のロケで有名です。国際レーシングコースを持つ、ツィンリンク茂木でモータースポーツを楽しむのも良いですね。さらに、県内には佐野市と那須塩原市に2つのアウトレットモールがあり、食事やショッピングを満喫できます。栃木県は温泉施設が点在しているので、週末に様々な泉質の温泉でリラックスするのも良いのではないでしょうか。

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栃木県へ移住して働く注意点

あなどれない冬の寒さ

隣県が南東北になる栃木県は関東とはいえ、冬は寒い土地柄。朝夕と昼の寒暖差にも注意をしないと体調を崩してしまいます。特に日光、那須の県北になると、雪の心配もでてきます。冬場には水道管の破裂があるので、外気の侵入を防ぐため、メーターボックス内に保温材を入れましょう。吸湿性が強く、断熱性のある物が良いです。発砲スチロールをちぎって、ビニール袋に入れて詰めると良いでしょう。また、入浴中にお湯が冷たくなってくるので、追い炊き機能のついたバスルームがある部屋を借りることをおすすめします。

朝夕の交通渋滞

栃木県は自動車社会なので、車がないと不便なのがデメリットです。自動車の普及率は全国7位になります(平成26年時点)。自動車通勤通学率は全国10位です(平成22年時点)。朝や夕方の時間帯は道路が混雑するので、余裕をもっての行動が必須でしょう。しかし、自動車が普及しているので、ショッピングセンターや観光施設の駐車場は十分な広さがあり、駐車によるストレスはほとんどないのがメリットです。朝夕の通勤時間さえ気を付ければ、ショッピングセンターや郊外に気軽に出かけられる環境です。

注目の栃木県の移住支援情報

就職準備金貸付

保育の現場を離れた保育士の方が就職、復帰する際の支援制度になります。新たに勤務を開始する方及び、産休・育休から復帰する方を対象にした補助金です。保育士として週20時間以上の勤務に就く方が対象です。さらに、県内の保育所で2年間保育事業に従事した場合、返還が免除されます。

対象者

保育士として週20時間以上の勤務に就く方で、(1)~(2)の全ての条件に該当する方。ただし、保育士修学資金貸付における就職準備金の加算を受けた方を除きます。

以下に掲げる施設又は事業を離職した又は当該施設又は事業に勤務経験のない方
① 保育所(保育所型認定こども園を含みます)
② 幼保連携型認定こども園
③ 家庭的保育事業
④ 小規模保育事業
⑤ 事業所内保育事業
⑥ 幼稚園
2020年4月1日以降に栃木県内の保育所等(別表のとおり)に新たに勤務する方
ただし、新規卒業者にあっては、就職すため他県から本県に転入した方。
なお、すでに当貸付を受けたことのある方については再度の貸付はできません。
※国庫補助による貸付制度等(生活福祉資金(福祉費))を利用している方は、貸付対象となりません。

補助金額

40万円以内(1人1回限り)

必要書類

利用計画書及び職歴報告書
届出書兼求職登録票
貸付申請書
業務従事証明書
保育士サポートシステム登録票
生計別申立書
返還猶予申請書
返還免除(一部免除)申請書
変更届(氏名・住所・電話番号・従事先・保証人)

小山市保育士等就業奨励金交付制度(小山市)

小山市では、保育士や幼稚園教諭の養成施設に在学している方が卒業後、小山市内の保育所に勤務する場合に就業奨励金を支給しています。在学中、奨励金を交付し、修学を容易にするとともに、保育士の資質向上を図る制度です。保育士養成施設在学中の方で、小山市の保育園に就職希望の方は検討してみると良いでしょう。

対象者

保育士・幼稚園教諭養成施設に在学していること。さらに、卒業後保育士等として、奨励金の交付期間に相当する期間以上に市内の保育所・幼稚園・認定こども園に就業するのが確実で、学校等から推薦をいただける方。

補助金額

自宅通学者
月額3万円

自宅外通学者
月額5万円

必要書類

申請書に添付書類を添えて、市に直接提出してください。
申請書(様式第1号)※

添付書類
入学証明書または在学証明書
世帯全員の住民票の写し ※自宅外通学者は本人及び自宅の世帯全員の住民票の写し
在学2年目以降の方は前学年度末の学業成績証明書
誓約書(様式第2号)※
保育士等養成施設の推薦書※
交付申請理由書※

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栃木県への移住保育士向けのおすすめ求人

【栃木県宇都宮市】学校法人 報徳会 ほうとく認定こども園の求人

【栃木県足利市】社会福祉法人 とみた会 ポッポ保育園の求人

【栃木県那須塩原市】学校法人 磯島学園 黒磯いずみ幼稚園 認定こども園の求人

栃木県の保育士情報は通称「とちぎ保育士・保育所支援センター」で!

栃木県で保育士になりたいので情報がほしい、相談にのってもらいたいという方は「とちぎ保育士・保育支援センター」に登録しましょう。保育の仕事に興味がある方や、もう一度保育士の仕事をしたい方をサポートしている機関です。登録すると、県内の就職相談会開催情報や職場復帰セミナーの案内、再就職に向けての各種制度への案内が随時メール配信されます。まずは、「とちぎ保育士・保育支援センター」のホームページで情報収集すると良いでしょう。

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栃木県に移住して保育士として働くということ

栃木県への移住は様々な苦労もあります

他県から栃木県に移住すると、文化や気候の違いで戸惑うこともあるでしょう。関東だからと油断していると意外に寒く、体が慣れるまで体調管理が必要になります。自動車社会なので、車の運転に慣れていないとストレスを感じることも多いでしょう。車に関しては、慣れると栃木県という自動車社会の環境は駐車場が多く、活動しやすいです。気軽に観光やショッピングができるようになることを楽しみに、車の運転に慣れていくと良いのではないでしょうか。

移住することでかけがえのない体験も出来ます

栃木県に移住して来たら、町と田舎の両方を楽しめます。週末には様々な泉質の温泉を満喫して、ついでにアウトレットモールに立ち寄り、ブランドショップを見てリフレッシュ。新幹線で1時間の都心まで足を延ばしてみるのも良いですね。週の始まりは、住宅街でも気持ちの良い朝の空気で目覚めることができます。道の駅で手に入れた新鮮野菜をふんだんに入れたサラダや近くで採れた卵、美味しいパンの朝食を食べて出勤。清々しい1日の始まりで、仕事に意欲が湧いてくるのではないでしょうか。

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栃木県に移住した保育士さんのために「栃木県移住保育士相談窓口」を開設しています。住居のこと、職場のこと、保育内容についてなど保育士移住コーディネーターが無料でご相談に応じます。いきなり移住して働くハードルは高いものです。一度、職場見学してみませんか?オンラインでの面接も可能ですよ。

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よくある質問

移住して保育士として働いている人は多いですか?

はい。多くの方が移住して保育士として働いています。約100名程度の方が2020年の1年間でアスカを通して移住して保育士として働いています。アスカを通じて移住した保育士さんのインタビューはこちらからご覧ください。保育士のお仕事は全国共通なので、移住しても働きやすいでしょう。

他の都道府県の保育士移住情報も知りたいのですが?

ご覧いただいてる都道府県以外の移住の情報はこちらのページからご覧いただけます。離島にスポットをあてた記事や移住した保育士さんのインタビュー記事もございます。合わせてご覧になってください。

具体的にいつ移住するか決めていないのですが相談に乗ってくれますか?

はい。もちろん、具体的に移住できる時期が決まっていなくてもご相談に乗ります。こちらの相談窓口よりお申し込みください。移住に最適な時期や移住までにかかる時間もアドバイスいたします!

保育士くらぶ

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保育士くらぶは保育士の転職キャリアサポートを行うアスカが運営しています。保育士くらぶ編集部のメンバーは元保育士や幼稚園教諭出身のメンバーを中心に「保育業界をもっと良くしたい!」という思いがあるメンバーが在籍し、日々執筆しています。保育士くらぶでは現役保育士さんが職場で活かすことが出来る、保育のノウハウやネタ、保育学生にとって必要な知識などを発信しています。 アスカは保育士の就職支援を行う会社です。1994年創業。全国で約10万名の保育士、幼稚園教諭の皆さまが登録しています。年間約1万名がアスカを通じて保育園や幼稚園、学童などの施設への就職を決めています。 保育士の求人情報は 【保育求人ガイド】 https://hoikukyuujin.com/ プロフィール入力で園からスカウトを受ける 【保育士スカウト】 https://www.hoikushiscout.com/