保育士に戻ろう!保育士復職のススメ

保育士・幼稚園教諭として日々お仕事を頑張っていらっしゃる皆様、こんにちは!

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近年の保育士事情

今、世間を賑わせている待機児童問題。保育園に入園できない児童が多くいる一番の問題点は、実は保育士が圧倒的に足りていないのが理由の一つです。

どんなに多くの保育施設を作っても、児童を見る保育士がいなければ受け入れることができません。入所できなかった多くの保護者さんは、こんなにもたくさんの保育園があり、定員オーバーというわけでもないのに、入所させることができない現実に憤りを隠せない方も多くいます。

それは単純に保育士を増やせば、解決できるところも少なくないのです。

今回はそんな社会情勢だからこそ保育士さんの復帰のきっかけになるような情報をまとめてみました。

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需要増!保育士への復帰考えてみませんか?

保育園は今、待機児童問題などの社会情勢も相まって、求人に物凄く力を入れています。保育士の為の転職サイトが多く見受けられるのもそのせいです。

保育士という資格を持っているだけで今や引く手あまた。何せ保育士1人入れるだけで、待機児童を一人でも多く入園させることができるわけですから。

内閣府は、総合的かつ長期的な少子化に対処するための指針として「少子化社会対策大綱」を策定しました。(平成27年3月20日閣議決定)

その中で、重点課題として、「待機児童解消加速化プラン」の推進、および「保育士確保プラン」の推進を掲げています。

  • 「待機児童解消加速化プラン」の推進

・就労希望者の潜在的な保育ニーズに対応し、就労しながら子育てしたい家庭を 支えるため、保育所等の整備を始めとして、小規模保育、家庭的保育、事業所 内保育等の地域型保育事業の活用を含め、平成 27 年度から平成 29 年度までの 3年間で約 20 万人分(児童人口の減少等による定員減少を加味すれば約 21 万 人分)の保育の受け皿を確保し、待機児童の解消をめざす。

  • 「保育士確保プラン」の推進

・「待機児童解消加速化プラン」による約 40 万人の保育の受け皿の拡充に伴い、 必要となる保育士の確保を図るため、処遇改善や人材育成を含めた保育士確保 プランを推進する。

出典:内閣府 少子化社会対策大綱(平成27年3月20日閣議決定)

こういった現状を考えれば、これから復帰を考えている保育士にとってはまさにチャンスです。以前とは違い、待遇がかなり違っているのを肌で感じる保育士の方も多くいらっしゃると思います。

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・給料額は以前より改善されている?

しかし、そうは言っても闇雲に保育園を探すべきではありません。何故なら保育園によっては待遇面でかなりの格差が生まれているからです。保育園の給料も園によってかなりの開きがあり、様々な手当てを付けたり支給額を増やす園も多く見受けられるようになってきました。

内閣府による、保育所・幼稚園・認定こども園等に係る実態調査等の中間集計の状況では、以下のような結果になっています。

出典:内閣府 子ども・子育て会議(第29回)、子ども・子育て会議基準検討部会(第32回)合同会議

(平成28年12月5日(月)9:30~12:00 中央合同庁舎第4号館 共用1208特別会議室)

例えば、常勤の保育士さんでは公立で286,911円、私立で263,513円となり23,398円の差があります。

・ママさん保育士への理解

そして、何よりお子さんを持つママさん保育士に理解を示す保育園が少しずつ増えてきています。残業をなくす、持ち帰りの仕事を少なくし、保育士への負担を減らしているというアピールを率先して行う保育園が増えたことで、今、復職しようとしようと思っている方はとても応募しやすい環境になったとも言えます。

以前は考えられなかったことが保育業界で起きているのです。

経験のある保育士さんの復職のメリット

経験がある保育士さんというのは、保育園側からすれば、喉から手が出るほど欲しい人材と言えます。確かに地元に根付いた保育園運営をしていくためには、地元の新卒を雇用していくことも重要です。

しかし、新卒の保育士さんは現場に入ることができても、独自の保育園のルール、清掃や物の置き場所など覚えることが山積みで、そのために誰かが教育係として保育士が一人付かなければいけません(絶対ではありませんが)そして、何よりも保護者との信頼関係を得るためには数か月は要します。

・即戦力として活躍できる

そういった事を考えると経験がある保育士さんはすぐに即戦力と成り得るため、保育園側としては、新卒も中途も複数人募集しているところがほとんどです。児童をすぐに見れる保育士が一人増えるということは保育園側からすればメリットが大きいのです。

今、施設のキャパシティには何ら問題が無いにも関わらず、保育士が不足しているが為に児童を受け入れられない保育園が急増しています。経験がある保育士が復職するということは、即、待機児童問題を解消できる為の社会貢献に繋がっているとも言えると思います。

病気・うつ病などからの復帰でも大丈夫

保育士のお仕事は、体力と職場や保護者など人間関係と密接に関わっています。病気やうつ病になってしまい保育士をあきらめてしまった人もいるでしょう。

以前であれば、病気やうつ病で保育園を辞めてしまった保育士が復帰するのは、中々難しかったとも言えます。面接で正直に話してしまえば、「またうつ病が再発してしまうのではないか?」と、敬遠されてもおかしくありません。

しかし、ここ最近になってそういった傾向も薄らいできました。圧倒的に保育士が足りない現状では、そんなことを言ってられないという理由が一つ。

・変化しつつある保育士業界への認識

そして、何よりも保育園業界が保育士一人にかかる膨大な負担に理解を示すようになり、そういった精神的な病気も、むしろ保育業界側に原因があるという認識に変わりつつあるからです。

今のこの現状なら面接時にはそういった病気のことは素直に伝えるべきだと私は思います。フルタイムで働くことがキツいなら、パートでも可能かは聞いてみるべきだし、労働時間について質問することは何ら問題ありません

面接の段階で理解を示せない保育園は、現場に行けば更なる負担増になることは間違いありません。これだけの求人がある現状で、何も一つの保育園にこだわる必要はないのです。

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・復帰しやすくなっている?

保育士一人にかかる負担は未だに大きいと言えますが、その負担を工夫してどんどん減らす保育園が増えてきています。例えば、保育が終わってからやっていた会議を、先生達でシフトを組み、昼に会議をやったり、事務作業をローテーション制にするなど、以前とは違い保育園の労働環境が著しく改善されています。

まだまだとも言えますが、以前に比べれば保育園側が保育士に対しての負担に理解を示すようになったことは、とても復帰しやすくなったとも言えるのではないでしょうか。

保育の経験者であることを最大限アピールしよう

これは、保育士に限ったことではなく、どんな職種であっても復帰する時というのは、もう一度この仕事をやりたいんだ!という強いやる気を見せなければいけないのは当然です。

そして、保育士が復職する場合の一番大切なポイントは「保育に対しての思い」をいかに強くアピールできるかが重要です。これはすでに保育の現場を経験しているあなただからこそ言えるアピールポイントです。

雇用する側は現場から長く離れ、またハードな保育の仕事に戻れるか?を、判断材料として見ています。しかし、実際にそれは働いてみなければ分からないのです。だからこそ、保育に対しての強い思いがあるかどうかを雇用する側は見ています

もちろん保育に対しての思いだけでは駄目です。あなた自身が復職するに当たり給与面、労働時間等も面接時に言わなければいけないことは多々あると思います。

今は保育業界は売り手市場です。多少の事は大目に見ても、あなたのアピール次第で、保育園側が条件を歩み寄ってくることも多々あります。それだけ、今は保育士は貴重な存在なのです。

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復職の決意、無駄にしないために

・最適な職場探しのコツ

復職しよう、もしあなたが決意をされたのであれば、次は自分の求める条件に沿った保育園を探さなければなりませんね。

一体どうやって職場探しをするべきなのだろう?…そんな時には、近年急速にサービスが広がっている「保育士専門」転職・求人サイトを活用することをお勧めします。

求人を条件を絞って検索できますし、保育士専門であれば専門のアドバイザーが親身に職場探しの相談に乗ってくれます。完全無料なのもうれしいところですね。職場探しはプロに任せてしまったほうが効率的かもしれません。

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