保育士さん必見!~コロナだけじゃない冬の感染症対策について~

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はじめに

感染症が蔓延しやすい冬

冬真っ只中ですが皆さんどのようにお過ごしでしょうか?例年、冬は特に感染症の感染リスクが挙がるため、保育園も気を付けなければならない時期です。しかし去年から今年にかけて続くコロナウイルスの蔓延から、より一層危機感が増していますよね。

2021年を迎え、今年は寒波もひどくただでさえ体調を崩しやすい冬、緊急事態宣言も再発令されました。今年はコロナウイルスも気を付けなければなりませんが、例年保育園では様々な感染症が流行します。

今回は今最も保育園で注意すべき、コロナだけじゃない「冬の感染症」についてまとめたいと思います。

新型コロナと他の感染症

先ほども示しましたが、ここから先はコロナ以外の例年流行する感染症について紹介していきたいと思います。

今年はコロナに捉われてしまいがちですが、冬に蔓延する他の感染症の感染リスクもあるということを自覚しましょう。

保育園で冬に流行りやすい感染症は?

主にコロナウイルス以外の3つの感染症について紹介します。

インフルエンザ

一つ目は誰もが知っているインフルエンザです。毎年冬に大流行するイメージの強いインフルエンザですが、1月~3月ごろにピークを迎えるため春先まで注意が必要です。

感染経路は飛沫感染から接触感染まであらゆる経路があります。症状としては寒気や高熱、頭痛、咳、など多岐にわたりますが、大きな特徴は関節痛です。また特に子供に多く、注意が必要な症状が幻覚を伴う異常行動です。最悪の場合には脳症を起こし死に至る危険性もあります。毎年「流行する」というイメージがありますが、罹ったら取り返しのつかない要素もあり、特に小さい子供は十分な注意が必要です。また感染すると一定期間の出席停止となります。

一番の予防法は流行りだす前に接種するインフルエンザワクチンと言えます。また、マスクの着用や手洗いうがいといった基本的な予防法でも十分防ぐことが出来ます。

ノロウイルス・ロタウイルス

二つ目はノロウイルス・ロタウイルスです。「ノロは知ってるけどロタって何?」と思う方も少なくないのではないでしょうか。

実は双方ともに嘔吐と下痢が主な症状です。加えてロタウイルスは乳幼児が感染する病気とされており、下痢便が白くなることもあるそうです。反対にノロウイルスは大人も関係なく感染するため園児から保育士への感染も十分にあり得る病気です。両病気とも下痢や嘔吐を含むために、脱水症状を引き起こしやすいことも特徴と言えます。

感染経路は飛沫・接触・経口といったあらゆる経路で感染します。感染力が非常に強いことから飲食物やトイレ、吐物からの空気感染も多く見られます。

予防法としては基本的な風邪予防に加え、全員で使用したものはこまめに消毒する必要や、吐物の処理を通常以上に徹底する必要があります。また、トイレの便器のふたをしめてから流すよう促すことも重要です。

溶連菌感染症

発熱や咽頭通、扁桃炎、下にぶつぶつが出来るなど人によりあらゆる症状が出ることが特徴です。感染経路は、飛沫や接触感染が主で、幼児に感染しやすい病気です。しかし大人も例外ではありません。また症状の重軽度も人により様々です。

流行時期は冬から初夏にかけてです。しかし抗菌薬をきちんと投与すれば24時間以内には感染力が失せるということです。

こちらも予防法としては、基本的な風邪の予防法を徹底する必要があります。

実践!園でできる感染症対策

ここからは園でも簡単にできる感染症対策について紹介していきます。今最も恐ろしいコロナウイルスも兼ねてあらゆる感染症対策に活用できるため参考にしてみてください。

下記の青枠に記載されているものは、厚生労働省が2018年に改定した『保育所における感染症対策ガイドライン』の「(2)保育所における感染症対策」を抜粋したものです。

○ 乳幼児が長時間にわたり集団で生活する保育所では、一人一人の子どもと集団全 体の両方について、健康と安全を確保する必要がある。
○ 保育所では、乳幼児の生活や行動の特徴、生理的特性を踏まえ、感染症に対する 正しい知識や情報に基づいた感染症対策を行うことが重要である。

出典:保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)厚生労働省

マスクの義務付け

これは現在いつもに増して徹底している予防法ですよね。ただ保育園では一見しているようで、ずれて鼻マスクになっていたり完全に外れている園児もいるかもしれません。周囲の大人が呼びかけることや見本を見せるなど注意を徹底する必要があります。

手洗いうがいの徹底

こちらも今当然ながら徹底していることと思います。

具体的な方法としては、洗い方のマニュアルを貼ったり配布する、歌やリズムで覚えてもらう、呼びかけを徹底する、洗う時間を設けるなどがあります。

下記は、厚生労働省が示す正しい手洗いのマニュアルです。参考にしてみてください。

<正しい手洗いの方法>
以下の手順で、30 秒以上、石けんを用いて流水で行いましょう。
① 液体石けんを泡立て、手のひらをよくこすります。
② 手の甲を伸ばすようにこすります。
③ 指先とつめの間を念入りにこすります。
④ 両指を組み、指の間を洗います。
⑤ 親指を反対の手でにぎり、ねじり洗いをします。
⑥ 手首を洗い、よくすすぎ、その後よく乾燥させます。
* 年齢の低い子どもには手洗いが難しいので、保護者や保育士、年上の子どもが一緒 に洗う、手本を示すなどして、少しずつ手洗いを覚えさせていきましょう。

出典:保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)厚生労働省

出典:高齢者介護施設における感染対策マニュアル

手洗い後のアルコール消毒

今や園内にも多くのアルコール消毒が設置されているのではないでしょうか。

手洗いだけで終わらず、その後にアルコール消毒を徹底することで防げる確率が上がります。その際、手のひらだけでなく指先まで徹底してアルコール消毒することを意識しましょう。

使用する部屋のアルコール消毒の徹底

各部屋にアルコール消毒を設置することを徹底しましょう。特に園児が立ち入る部屋であればなおさらです。トイレはもちろんのこと机やドアノブ、おもちゃなど園児が接触するものしたものをこまめに消毒することが重要です。

部屋やバスの喚気を徹底する

寒い冬ではありますが例年よりも感染症に敏感な今年の冬は園内のどんな部屋でも徹底した喚気をする必要があります。一定時間窓を開けたりなど空調を入れ替えることを頻繁にしましょう。

また、空気清浄機や扇風機を活用するのもいいかもしれません。

咳やくしゃみのある園児への対応

特に今の時期、咳やくしゃみなどの症状がある園児に対し、園によっては登園に制限を設けているところもあるのではないでしょうか。

咳やくしゃみなど飛沫の恐れがある園児に対しては体調の管理の経過や保護者との相談で登園に気を使う必要があります。また、登園している園児たちに対しては出来るだけ一人一人の体調の変化に敏感になるようにしましょう。

加湿器を置く

乾燥しやすい冬、園内でも加湿器を置くことをお勧めします。乾燥が防げることでコロナだけでなく他の予防にもなります。また設置する際は、清潔に保つため頻繁に掃除することも必要です。

保育だよりなど保護者へのこまめな連絡

冬の感染症が蔓延する時期において何より大切なことは自宅との連携です。自宅での体調次第で園での体調の変化観察や流行防止につながります。保育士さんは、園での園児の様子や気になることを連絡帳に示し、保護者への連絡を徹底しましょう。また、保護者側にも園児の自宅での体調や様子を観察・報告してもらうよう連結を強化することが大切です。

各時間に行う検温の記録も重要です。

コロナだけにとらわれないようにしよう

蔓延する新型コロナにより、「コロナ」への恐怖心が注目されているかと思います。しかし忘れてはいけないのがコロナ以外にも多くの感染症が存在するということです。季節ごとに流行する感染症の症状の特徴を把握し、すべての病気を予防しましょう。


まとめ

ただでさえ感染症が流行る冬の保育園。今年は一層危機感が募り保育園も大変ですよね。大切なことは保育士さんだけが徹底するのではなく、園児とその保護者達とも協力をしていく事です。予防対策を教えると共に命の尊さも教えられるといいかもしれません。

コロナ対策もしながら他の感染症にも十分気を付け、子どもたちの健康を守っていきましょう。

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